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チカラチャージ💪ラジオ
おはようございます、チカラです。
今日は木曜日ですので、小説【My Cool HEROES】の朗読の回となります。
今日は前回のリアナとアクアの初登場のシーンの続きとなります。
この後、アクアはリアナと一体どんな展開が沸き起こってくるのでしょうか。
またラジオ感覚で聞き流していただけると嬉しいです。
それでは行きます。
小説【My Cool HEROES】アクア
リアナ&アクアの大冒険
それにしても、お姉ちゃん、どうしてこんな森深くの泉に海巻貝がいるんだろう。
この子たちは海にしかいないはずなのに、それはね、アクア。
この泉はきっと、あのセノーテなのよ。
セノーテ?
セノーテは聖なる泉っていう意味でさ。
古くから村に伝わる水中洞窟のことよ。
普通のセノーテは地中の空洞に地下水が溜まってできるらしいけど、
この泉はきっと中でまた海まで繋がっているんだわ。
ってことはもしかして…。
あっ、しょっぱーい!
手元にすくった泉の水を味見してみたアクアは、その塩辛さに瞬間的に顔をしかめる。
アハハハ!
それ、さっき私もちょうど試してみたところ。
リアナはお腹を抱えて笑っている。
えぇ、それならそうと早く言ってくれたらいいのに。
お姉ちゃんの意地悪ぅ。
だってさ、私だけしょっぱい思いをしたなんて、なんだかちょっとしゃくだったんだもん。
まったく、お姉ちゃんたら。
プーッと膨らませたほっぺたに反して、アクアの目はすでにもう、リアナにつられて笑っている。
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もう、そんなことよりお姉ちゃん、ここから先に行くって、一体どこに行くって言うのよ。
それはだからね、もちろんこの中よ。
リアナはゆっくりした口調に合わせて、目の前の泉の中を指さした。
えぇ、この中?
そう、だってこの泉の中はきっとどこかで海までつながっているはずでしょ。
だったらさ、それをこの私たちで見つけられたらさ、それってすごいことだと思わない?
そしてそれがもし、あの幼いリアナ&アクア姉妹が真背の上って発見!
さらに、海までの新たなルートも大開拓!
みたいなことになったらさ、それってもう最高のチャンスでしょ?
リアナは喋りながらシューシ、興奮が止まらない。
きっとさ、次の水のヒーローになるこの私がさ、今からそんな活躍をしていたとしても、全然早くはないって思うんだよね。
ね、アクアもそう思うでしょ?
それはもちろん。だってお姉ちゃんが次の水のヒーローになるのはもう間違いないもんね。
それにお姉ちゃんと一緒に大冒険ができるだけで、私もすごく嬉しいもん。
その時不意に、眼鏡の隙間からひっそり佇む泉の奥底が、アクアの横目に姿を現した。
あ、お姉ちゃん、あそこ、あそこに洞窟の入り口が見えたよ。
え?どこ?
リアナが静寂な水面の向こう側にじっと目を凝らしたその時に、風に揺られたさらなる光が泉の深くをぼんやりと照らし出す。
ん、確かに何かがありそうな気がするね。
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でしょ?
よーし、そうと分かればアクア、これはもういよいよ行くっきゃないよね。
うん、お姉ちゃん。
リアナはアクアを振り返って両手を掴むと、
よーし、それじゃあいよいよ、リアナ&アクアの大冒険、海の背の手編の始まり。
せーの、せーで、えい、えい、おー。
アクアも満面の笑顔でリアナに答えると、
二人は声を合わせて、いつもの元気な掛け声を合わせた。
はい、ということで今日は以上になります。いかがだったでしょうか。
今日のお話の中で、実は普通にはありえないようなことがちょっと記載されているところが実はあります。
まあね、一応フィクションなので、全部がありえないとしたらありえないんだけれども、
ちょっとね、うんっていうところが感じた方もしかしたらいるかもしれませんが、
そのあたりが今後のアクアの能力のちょっとヒントになるような部分だったりもしますので、
何があったかな、どんな違和感があったかな、みたいなことをもし聞いて感じていただけたら嬉しいです。
ちなみにセノーテという言葉が出ましたけど、これはね、実際にメキシコだったかな、
メキシコにある地下洞窟だそうで、本当にね、聖なる泉という意味でセノーテというね、
実在するものがありますので、そこから名前を取らせていただきました。
そう、水中洞窟だそうです。
で、海までつながるセノーテっていうのは実在するのかちょっとわからないんですけど、
そこは僕のフィクションも含めてなんですが、あるらしいですよ。
セノーテってGoogleで検索していただくと、すごい綺麗なね、水中のダイビングしてるような写真とかがたくさん出てきたりします。
あとは全部が水で満たされてない場所もセノーテというらしくて、
光がね、きれいに洞窟の中にファーっと差し込んでて、水が溜まっているようなところがたくさん画像で出てきますので、
ぜひググってみていただくと嬉しいなと思います。
そんなイメージも含めてちょっとこのお話を書かせていただいております。
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ということで今日は以上になります。
この後、実際にこのセノーテに向けて飛び込んでいく2人がどんな冒険につながっていくのか、また来週もお楽しみにお待ちください。
以上です。
今日も聞いていただきありがとうございました。
いきます。
力チャージ!
今日も力あふれる一日を!
