【再】#652. メールの返信や引用でよくみる記号 > って何ですか?
2026-05-03 17:01

【再】#652. メールの返信や引用でよくみる記号 > って何ですか?

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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4日火曜日です。いかがお過ごしでしょうか? 本日お届けする話題は、【メールの返信や引用でよくみる記号】
【第なり】って何ですか?です。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、今日はですね、ある英語史に関する講座のお知らせです。 私自身の講座ではありませんで、
日頃私もお世話になっております寺沢淳先生。 東京大学名誉教授で青山学院大学教授の寺沢淳先生の
講座が今週末ですね、3月18日に予定されています。 英語史と関連する講座のお知らせということでご案内差し上げます。
NHKカルチャー青山教室にてオンラインによるシリーズ講座、 聖書で読み解く英語の歴史物語という講座、シリーズ講座が
寺沢先生によって開講されています。 全3回のシリーズで、今度3月18日土曜日の午後3時半から5時半なんですけれども、
第3回、最後ですね、最終回として、異なる時期に翻訳された主の祈りを読むと題する講座が開かれる予定です。
おそらくですね、講義のベースとなっているのは、 寺沢先生ご自身が2013年に出版されました大習慣書店より出版されています。
聖書でたどる英語の歴史、こちらがですね、 ベースのテキストとなりつつお話しくださることになるのかというふうに思います。
この聖書でたどる英語の歴史という本、これ教科書ですけれども、 今年度ですね、私の慶応義塾大学の学部の授業でも1年間使ったということもありますし、
寺沢先生ご自身にも、実はですね、このヘルディオに出演していただいています。
423回、寺沢淳先生との対談、英語の標準化の歴史と未来を考えるということで、じっくりと20世紀、21世紀の英語について対談しております。
こちらの対談は聖書そのものとは直接関係がないんですけれども、
このヘルディオにもご出演くださいまして、皆さんにもリスナーの皆さんにも既にご存知の先生ということで、
03:07
今回のNHKカルチャー青山教室での講座についてお知らせ差し上げました。
このチャプターに関連するURL貼っておきますので、そちらから詳細をご確認いただければと思います。
ということで、英語史関連の寺沢淳先生による講座のご案内でした。
今日の本題なんですけれども、メールの返信や引用でよく見る記号、代なりって何ですか?ということです。
これは表記を見ていただければわかるんですけれども、記号、口で説明するのは難しいので、
不等号の数学の不等式の不等号ですね。代なり、つまりA代なりB、逆はA小なりBっていうあの代なりの方ですね。
別の言い方では山括弧のとじのあの記号という言い方もできますし、
ひらがなの句を左右反転させたあの記号、あの形と言えばですね、皆さんもお分かりになると思うんですけれども、これですね、正式な名称なんて言うんですかね。
英語ではgreater thanと言ったり、要するに代なりってことですよね。
左向きに開いたあの記号のことなんですけれども、今日はこれを代なり記号というふうに統一して呼ばせていただきたいと思いますね。
これはですね、コンピューター時代になって非常によく見るようになりましたね。
メールの返信や引用で相手の言葉を引用する場合に、各行の頭にこの代なり記号がつくわけですね。
代なり記号とあとスペースが一つぐらいだいたいあると思うんですね。
それが各行を繰り返されて、全体としてここまでが引用だよっていうことがわかるようになってるっていうことですね。
引用の示し方っていろいろな苦闘法、パンクチュエーションの使い方がありまして、
皆さんが英語を読むときにですね、よく遭遇する、慣れているのはダブルクオーテーションであるとか、シングルクオーテーションということです。
これを引用の前後の最初と最後に付け加えるわけですね。
これ向きが逆なんですけれども、そしてダブルとシングルの違いは典型的にはダブルクオーテーションがアメリカ英語の苦闘法の使い方です。
そしてシングルクオーテーションがイギリス英語の苦闘法の使い方っていうことなんですけれども、
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いずれにせよですね、開きと閉じの括弧に相当するようなもので、開きクオーテーションと閉じクオーテーションがある。
日本語でも鍵括弧ですね、開きと閉じがあるので、全くそれと対応してるっていうことでよくわかると思うんですね。
一方ですね、コンピューターの時代になって、特にメール文化とか、あるいはメールの後継であるチャットとか、さまざまなコミュニケーションメディアがありますけれども、
そこで慣例として定着した感があるのが、今回扱う代なり記号ですね。代なりプラススペース1個というのが典型かと思いますが、
これはですね、前後をあるもので囲む、ダブルクオーテーションとか鍵括弧で囲むというのとは別に、
各行の頭にこれを付すことによって、ここの部分は引用ですよっていうことを示すという意味で、
例えばインデントなんかにも近いですかね。インデントっていうのも各行の頭から、例えば3文字とか5文字とか8文字とか、
ずらすことによって、右にずらすことによって、この部分が浮き立つということで、このインデントされている各行、続いている各行は引用なんだよっていうことを、
ビジュアルに非常に分かりやすく表現するっていうことですよね。そのある意味、一種だと思うんですけれども、
この代なりスペースというものが、かなりですね、典型的なものとして、慣習化してきた感がありますね。
さらにメールでは、返信の返信の場合には、この代なりがダブってくるわけですよ。返信の返信だったら2つになるし、さらに返信だったら3つになるし、
みたいな形で、このやり取りの経緯というのが、そこで判断できるようになってきている。いかにもコンピューター時代らしいですね、非常に理屈の通った
苦闘法ということで確立してきていると思うんですね。現在のメーラーではですね、もう返信するときには自動的にこの記号が付いているので、
自分で打ち込むという必要もないくらいですね、一般化してきていると思うんですけれども、この代なりスペースという返信の記号ですね、あるいは引用の記号ですが、
どこに起源があると思いますか?これほとんど知られていないんですが、中世なんですよ。中世の英語ではディポと呼ばれる記号で、今の完全なあの形ですね、代なりの形に完全に一致するわけではないんですが、
それに近い形状ですの文字と言いますか記号ですね。これを付すことによって、これから引用しますよという合図になっていたんです。実はですね、これが変形したのが現代の西洋におけるクオーテーションマーク、ピョンピョンというあれになっていくということなんです。
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リプルそのものは廃用となりまして、忘れられたということなんですけれども、ある意味ではそれによく似た形の今の代なりですね。これが現代のネット時代に新たな生命を吹き込まれたというような、そういう経緯なんです。
つまり、あの代なり記号と我々が普段、例えば本を読んでですね、英語の本、読んで見慣れているクオーテーションマークの開きの部分ですけれどもね、あれとは間接的な関係にあったということなんです。
これ自体なかなか驚きの話かと思うんですけれども、面白いのはですね、クオーテーションマークは先にお話ししたように開きと閉じがあります。ちょうどカッコと同じですね。開きがあったらカッコがないと気持ち悪いわけですよ。現代人にとって。
例えばコンピューターのプログラムだったら、これカッコの閉じ開きですが、これがですね、いろんなペア入れ子になっているわけですが、これがですね、一つでもうまく対応しなかったら簡単にエラーになってしまうっていうぐらいで、現代人はこの開きと閉じのカッコの対というのに非常に神経質なんですね。
ところが、このダイナリの記号ですよね。このディプルに由来するダイナリはですね、閉じっていうのが別にないわけですよ。各行の頭にこれをつけるという決まりで、だから引用がですね、複数行にまたがる場合には各行の頭にこれをつけるということです。
ちょうどインデントで考えるとわかるんですけれども、各行でその同じ作業を行うということで閉じるというような明示的な記号があるわけではない。ただ、視覚的にですね、どこまでが引用かっていうことはどっちしろわかるので、この2つの苦闘法の使い方って特にすごく意識してないと思うんですよ。
つまり2つっていうのは1つ目は開きと閉じがあるっていうカッコ系のやつです。
もう1つは今回のダイナリ記号のような各行の頭にあるので、これがなくなった時はもう引用が終わりなんだよっていうことで終わりがわかる仕組みになっている。
どっちにしろ始めと終わりがしっかりわかるようになっているので、どっちでもいいでしょっていうような我々発想だと思うんですが、中世は実は違くてですね、閉じないカッコみたいなものがあったんですね。
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いや、現代でも実はあるんですけれども、何かと言いますと、ディプルなりクオーテーションマークなり、まずここから引用ですよみたいのが始まる合図がありますよね。
で、そこから引用の文句が始まるんですが、終わりがどこまで行ってもですね、閉じがないっていうことが中世ではよくあるんですね。
そして現代でもそうで、例えば複数段落にわたる長い引用があったとします。例えばセリフですよね。その場合開きのカッコがありますね。最初にカッコです。
そして段落があって次の段落に至るっていう時に、その前の段落の終わりに閉じのカッコとか閉じのクオーテーションマークって普通つけないんですよ。今でもそうなんですけど。
で、次の段落の最初に再び開きのカッコなりクオーテーションマークをつけるんですね。これによって続いてるよってことを示す。
そして何段落もそれが続いて本当の最後の最後っていう時に、その最後の段落の最後にピョンピョンと打ってダブルクオーテーション閉じっていうことになるんです。
話は少々三逸しましたが、今回扱った代なりも開きのみですよね。閉じ記号がないって意味で、由緒正しいパンクチュエーションなんです。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
書き言葉っていうのは往々にして非常に保守的です。
苦闘法も含めて今回もですね、この苦闘法パンクチュエーションというのを話題にしたわけなんですけれども、極めて現代的なこのメール文化のような中で使われるあの引用とか返信記号である代なりもですね、これは西洋の中世の書き方、苦闘法に起源を持つというところが面白いですね。
実際コンピュータ文化自体が形成され、そして発展したのはアメリカにおいてです。アメリカでコンピュータ技術というものが発展し、そしてこのメールであるとかウェブであるとかネット文化というものの基礎が築かれたのもアメリカっていうことですよね。
その流れを組んでいわば監修が受け継がれているっていうことなんですね。これぐらいどんなに技術が新しくなっても前の時代からの流れっていうのをかなり多く引き継ぐというのがこれが文化なんだと思うんですね。
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我々現代生活ですっかり見慣れているあのメールなどでの返信記号、代なり記号ですけれども、これはですね、現代の日本とは大局にあるかつての西洋で始まった苦闘典に由来するんです。
こういうことを知るとですね、西洋中世っていうのがおとぎ話ではないっていうことがよくわかると思うんです。確かに空間も時間も相当我々から離れています。だからといって本当に無関係かというとそんなことは全くないという一つの今回は例になるのではないかと思います。
西洋と東洋は遠いですが地理的につながっています。そして現代と近代を挟んで中世も遠いですが時間的に連続してつながっています。つまり現代の日本と世界史これはつながっているんですね。
遠い場所の遠い昔の話が現代の我々自身につながっているっていう感覚はこれからますます必要になってくる感覚だろうと思います。ということで今日は皆さん改めてメールの返信や引用のあの代なり記号まじまじと見つめて1日を過ごしていただければと思います。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。ほったりういちがお届けしました。また明日。
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