00:01
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年4月22日水曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて私はイギリス、スコットランドに今来ております。 こちらに来てから2週間余が経つんですけれどもね。
なかなか温まらずに寒い日が続いているんですけれども、それでもですね、やはり一度留学時代に数年住んだことがあるということで懐かしさ、そして居心地の良さ感じはするんですよね。寒いんですけれども。
そんなことでですね、今後スコットランド関係のお話増えていくと思うんですけれども、今日もですね、関連の話題です。
皆さんスコットランドの形容詞あるいは民族名って言うんですかね。 形容詞なんですけれどもこれ
いろいろあるんですよ。
これいずれもスコットランドのという意味があるんですね。あるいは今日話題になっていくことになるんですが、スコットランドの言葉という意味にもなるんですよね。
こちらいずれももちろんスコットという民族名がベースになっているんですけれども、35なんですね。
35スコッティッシュ、スコッチ、スコッツとスコットランドの言葉と題してちょっとこみ入った、しかしスコットランドあるいはイギリスを理解する上で非常に重要なお話をいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
ブリテン島北部の3分の1を占めるのがスコットランドという土地ですね。
もともとはスコットランド王国として南の3分の2イングランド王国とは異なる国でした。
それがご存知の通り1603年に2つの国の王冠が統一という言い方しますね。
1人の王が2つの国を治めることになった。
それでつながったということなんですね。
03:01
そして100年後に1707年、アクト・オブ・ユニオンということで法的にこの2つの国が組み合わさってGreat Britain、今のイギリスという国になった。
それまではいわば権縁の中と言いますかね、民族も異なります、言語も異なります、文化も異なりますという異なる国がひょんなことで連合を組むことになり、
そして今は連合王国となっているので本当に歴史はわからないなというところなんですよね。
この北部のスコットランドという地域、今私がいるところなんですけれども、このスコットランドの形容詞がですね、一般的には最もよく使われるのはスコッティッシュだと思うんですね。
スコットという民族名にイッシュ、この形容詞語尾を加えることにより形容詞形を作る。
そして形容詞形というのはそのまま品詞転換して名詞となりまして、その国の人、人々を表したり、その国の言語を表したりします。
ちょうどJapanの形容詞がJapaneseなんですが、この形容詞形Japaneseがそのまま日本人の意味にもなりますし、日本語にもなるのと同じ原理です。
英語ではこのように形容詞形を作ると連動してですね、そのままそれが名詞になって民族名であるとか言語名になるというのが一つの典型なんですよね。
スコットランドの場合、まずよく使われる形容詞がスコッティッシュということになるんですね。
これが最もよく使われるんですが、一方でですね、他の形容詞もありまして、皆さんがご存知だろうと思われるのがスコッチという形ですね。
これはもちろんスコッチウィスキーこのあたりでよく知られているわけなんですけども、ウィスキーとくっつく場合にはやっぱりスコッティッシュではなくスコッチウィスキーというコロケーションがはまるわけなんですよね。
このスコッチというのはスコッティッシュのイッシュの部分が包まって、最終的に今ボインが消えてですね、死因同士が重なり合ってスコッチとスペリング上はSCOTCHとなるわけなんですけども、このスコッチという形にも使われてますね。
もう一つはですね、スコッティッシュのまさにスコットランドナマリの形でですね、特殊な発達を遂げてどんどん語尾のイッシュの部分が短くなったのがスコッティッシュ、そしてさらに短くなってスコッツとボインが消えてスコッツとなったものがあるんですね。
06:08
SCOTSというふうにあたかもスコットに複数形のSがついたような形なんですが、このSは複数形のSではなく、いわばイッシュが包まったもの。
一つの包まり方はチュっていうことで先ほどのスコッチなんですけれども、もう一つの包まり方、特にスコットランドナマリにおける包まり方がこのスコッツということなんですよ。
なので、スコットランドの形容詞としては今挙げたように3つあることになります。
スコッティッシュ、スコッツ、スコットということになります。
今挙げた順番で実は古い順番なんですね。
スコッティッシュというのが今最も一般的ですが、これ自体が最も古いんですね。
1200年ぐらいに英語では使われるようになっています。
そして次に現れるのがスコッツの方ですね。
S-C-O-T-S、あたかも複数形のSがついたようなスコッツです。
スコッティッシュが短くなったものなんですが、これが2番目で14世紀前半ですね。
1330年代ぐらいというイメージです。
そして最後になってスコッチ、ウィフキーのスコットが出てきます。
これが1590年代ですから近代になってから出たものなんですね。
この3つが今並び立っているということなんです。
基本的にはスコッティッシュが最も一般的です。
そしてスコッチというのはコロケーションを選びます。
先ほど述べたようにスコッチ、ウィスキーというのが典型で、
これをスコッティッシュの一般的な意味で使うとですね、
ちょっとけなしている感じがするということで、
我々としてはあまり使わない方が良いだろうと、安全だろうというような響きを持っているんです。
スコッチ、ウィスキーはコロケーションなので、これで固まっていますので大丈夫です。
安全といいますか、これで固まっているわけなんですが。
そしてもう一つがスコッツ。
これはスコットランド内でも非常によく使われる一般的な形容詞になっていますね。
それでもですね、コロケーションは定まっているといえば定まっている感じがしますかね。
他にスコットランド人のことはスコッツマンなんて言いますけれども、
ここでもスコッツが表れているということですね。
なのでこの3つの単語はですね、
全て一種がそのまま残っているか、異なる形でですね、縮まったかという違いだけで、
スコッテシュ、スコッチ、スコッツ、これはもう完全に35と言っていいんですよね。
09:01
スコットランドの形容詞、あるいはそれに対応する民族名とか言語名ということで使われているということなんですけれども、
この言語名という観点からですね、この3つの単語、
特にスコッテシュとそれからスコッツというこの2つの単語に関係することなんですけどね。
後半はこのお話をしていきたいと思うんですが、
まずですね、先日スコットランドにおける英語の歴史ということでですね、
このヘルディオでもお話しした通りで、なかなかスコットランドにおける言語の歴史というのはですね、複雑なんですね。
この複雑さを紐解いて理解していく上で非常に重要なのが、
この一点なんです。まずスコットランドの元になっているスコット人、このスコットという人々であるとか民族名なんですけれども、
これはですね、本来的にはアイルランド系なんです。
アイルランドにいた一派、ケルト系の一派がスコット人なんですね。
このアイルランド人が後に海を渡ってブリテン島の北部に渡ったんですよ。
もともとブリテン島北部には別の民族がいたわけなんですが、
そこに入っていったのがアイルランド由来のスコット人だったんですよ。
なので基本的にはスコット人というのはルーツはアイルランド系であると、
いまだにアイルランドとコネクションが強いです。文化的、そして言語的にもということなんですが、
それぐらいですので、スコットランドを歴史的に考える場合、
この人たちはアイルランドからやってきた人なんだという観点が必要です。
現代ではもちろんですね、イギリス、特にブリテン島の一角、北部の一角を示すスコットランドという、
非常にですね、存在感のある国、民族としてですね、
スコットランドといえばブリテン島の北部というイメージが定着しているかもしれませんが、
歴史的に考える場合、そして言語の問題とか英語史においてですね、
スコットランドを考える場合にはぜひですね、この大元はアイルランド系の人々なんだということをですね、
念頭においていただきたいと思うんですね。なので文化的にも言語的にもケルトです。
ケルトの中でもブリテン島系とアイルランド系があるんですけれども、
スコットランドで未だに西部の島で話されているゲール系、ケルト系の言語というのは、
12:02
アイルランド系の派閥に属するんですね。土地としては今ブリテン島にあるんですけれども、
あくまでルーツとして、そして系統としてはアイルランド系なんだと、この辺りをしつこいようですが、
意識しておく方は非常に重要です。なのでルーツとしては今回扱っているこの形容詞スコッテッシュ、
スコッテッシュという形容詞も実はアイルランドのぐらいの意味を持つといっても過言ではないんです。
言語に即して言えば、アイルランド系の言語の、アイルランド系ケルト系言語のぐらいの意味を持っているということが、
これはですね、知らないとですね、ちょっと驚くことかもしれないんですが、スコッテッシュというのはそういう響きを本来は持っているということなんです。
今はちょっと変わりました。このなぜ変わったか、変わった経緯とこれからお話ししていくわけなんですけどね。
まずはルーツとしてはアイルランド系のというのがむしろスコッテッシュ、スコットランドの形容詞の意味なんだというふうに捉えていただければと思うんですね。
さあこのように古来認識されてきたスコッテッシュであったりスコット人たちですね。
紀元前後にアイルランドにいたスコット人たちが、今のスコットランドと呼ばれる地域、つまりブリテン島の北部に入り込んできました。
こうしてブリテン島北部とのコネクションができたわけなんですけれども、もともとはアイルランドルーツということなんですね。
さあここで南の方で、ブリテン島の南の方で英語を話していたアングロサクソン人、5世紀くらいに入ってくるわけなんですが、
このアングロサクソン人から見ると、北の今でいうスコットランドに居住している人々、スコット人なるものが話していた言語というのは、アイルランド系のケルト語でスコッテッシュと呼ばれている言語だったんですね。
つまりケルト系の言語でスコット人が話していたから、これをスコッテッシュと呼んでいたの。これ非常に自然ですよね。
南のゲルマン系の英語を話す者からして、全く異質のケルト系の言語を話す北の人々のこと、スコット人が話しているスコットランド語、いわゆるスコットランドのケルト語というぐらいの意味でスコッテッシュと呼んでいたわけですよ。
15:01
あくまでスコッテッシュであるとかスコットランド語という言い方をしていたのは、英語話者にとって全く沈粉寒粉のケルト系の言語のことをそのように呼称していたというのが古代なんですね。
ところが先日の配信会、スコットランドの歴史を語った回でもお話ししたように、段々とこのブリテン東北部のスコットランドと呼ばれている地域がですね、ケルト系の言語、文化だったわけなんですが、
南のイングランドが北に影響力を及ぼすにつれて、段々と英語化と言いますか、アングロサクソン化していくということが起こるんですね。今回言語の話なので、言語に即して言いますと、10世紀、11世紀くらいから徐々に南からですね、スコットランドの北部にまではいかなかったんですが南部ですよね。
イングランドと接する地域では、どんどんと英語の影響力の方が強くなって、英語が南から北にどんどんプレッシャーをかけるような、そんな構図になってくるんです。
そしてスコットランドの南部、つまりイングランドと国境を接するような定地地帯ですね。定地地帯は11世紀くらいまでにですね、かなりの程度英語化が進んでいたということなんです。
本来のケルト系言語である、つまり当時スコットランドの言葉といったらこれを指すというような、アイルランド由来のスコットランドに定着したケルト系の言語、これがですね、どんどんコーナーに追いやられていくというような構図が既に10世紀、11世紀くらいから始まっていたということなんです。
これがその後もですね、傾向としては続きまして、14世紀、15世紀くらいまでには、少なくともスコットランドの南部に相当する定地ではですね、英語がむしろ一般的になっていたんですね。
ただこの英語というのは、いわゆるイングランドの英語、つまりブリテン島南部の英語とはやはりですね、ちょっと異なった鉛があるんですね。
これはもともとケルト系の言語を話していた人々が英語をピックアップしたということもありますし、そもそもそこに影響力を与えた英語というのはイングランドでも北部の方の、北部なまりの英語だったこともあって、やはり例えばロンドンの南部の英語と比べるとだいぶ異なる方言の英語になっていたんですね。
スコットランド南部で話されていた英語は南の英語とはちょっと異なる英語だったということで、この異なり具合を表すのに別の言葉を与えたくなりますよね。
18:11
南の英語は純粋にイングリッシュと呼んでいたのに対して、ではスコットランド南部の英語ですね、南のものとはちょっと違うものに、じゃあ何という名前を与えるかというときにですね、これにスコットランドで話されている英語というぐらいの意味で、スコッティスという名前を与えたんですよ。
ただ待ってください、考えてください。これまでスコッティスとかスコッティッシュとかこのようにスコットを形容詞化して与えた出来上がった言葉、単語ですね、これが何を表していたかというと、あくまでケルト系の言語であるアイルランドから渡ってきたスコット人によって話されるあのケルト語というぐらいの意味で、
スコッティッシュ、スコットランド語というふうに言っていたんですよね、それまでは。ところがスコットランド南部ではもう英語化してきたということになって、英語の世界に取り込まれた、その英語の世界に取り込まれたことを前提として南のイングリッシュイングリッシュとは違いますよという意味で、新たにスコッティッシュイングリッシュぐらいの意味でスコッティッシュ、スコッティスを使い始めたんですよ。
そうすると意味のバッティングが起こりますね。これまではスコッティッシュというとスコット語というケルト語を指していた。ところが新たな時代になって15世紀以降からはですね、スコットランドで話される英語というぐらいの意味でスコッティッシュというのを使うようになった。
つまり全く同じ、同一の単語、形容詞に由来する言語名を表す名詞と言っていいと思うんですがスコッティッシュですね。これが突然ですね、今までケルト語の一派を指していたのにこれからはですね、英語の一派を指すようになってしまったんです。
全く通じない言語のことを同じ単語で指し示すという状況になったんです。
突如変わったと言いましたが、それはちょっと本当は言い過ぎでですね、15世紀にスコットランド並みの英語のことを指す言葉として確かにスコッティッシュというようになったんですが、これも突然変わったというよりはですね、しばらくの間その後もですね、従来のケルト系の言語である、つまりスコットランド地域で話されているケルト語のことを指す用法というのはその後もですね、しばらく続いたんです。
これ、作家によっても使い手によってもスコッティッシュといった場合にどっちを指すかというのが微妙な状況が続いたんですね。これは本当に面白いことだと思います。なぜかというと、つまり全くお互い通じない言語なんですよ。
21:06
一つはケルト語、一つはゲルマン語ですから。一言も通じないんだけれども、同じ言語名ですよね。名前で呼ぶという一時期があった。ただこれもですね、旧式のケルト系の言語を指す用法からだんだんとゲルマン系の言語、つまりスコットランド並みの英語ぐらいの言い方でスコッティッシュが使われるようになってきたという経緯があるわけですよね。
現代、その形容詞の一つの異なる形であるスコッツ、スコッツですね。こう言うと基本的にはスコットランド英語のことを指します。スコットランド地域で話されている英語、そしてその伝統を指してスコッツというふうに言って決してケルト系のかつての言語のことを呼ぶわけではありません。
ただですね、このケルト系の言語もウェスタンアイランスとかハイランスと呼ばれる北西部では未だに数パーセントですが母語話者がいるんですね。つまり1000年前500年前と同じようにケルト系の言語を話しているスコットランド人、つまり伝統を守っているスコットランド人がいるわけです。
では彼らの言葉のことを何というかこれをスコッツとかスコッティッシュというと非常にややこしいですね。なぜならばすでにもうスコッティッシュとかスコッツというのはスコットナマリの英語を表す用法としてもう定着してさすがに久しいからなんです。
現代においてはそれが標準になっています。なのであのケルト系の言語を指して何というかっていうのは悩ましい問題なんですがこれは2語使ってスコッティッシュゲイリックという習わしなんですよ。ゲイリックっていうのはアイルランド系のという意味です。つまりアイルランド語とも言ってしまっていいですね。
スコッティッシュゲイリックっていうのはスコットランドナマリのアイルランド語というぐらいの意味でこの2語を使ってわざわざ言わなければいけなくなったということなんです。ルーツとしてはスコッティッシュとかスコッツっていうのはまさにケルト系の言語のことを指していたのにこのスコッティッシュとかスコッツが英語の一方言のことを指す用法が近代以降に確立してしまったがためにもともとのスコッティッシュスコッティッシュ。
で表されていたケルト系の言語はですね逃げなければいけなかったんですね。そして名称を避けるかのように2語でですねスコッティッシュゲイリックと呼ぶように逃げていったと。つまり逃げさせられたあの方つまり弱い立場の方だからこそ今では2語かけて表現しなければいけなくなったということなんですよ。
24:03
これはなかなか複雑ですけれども面白い状況です。というのは名称は変わっていないんです。スコッティッシュとかスコッティスとかスコッツ微妙に語尾は変わってますけれども基本的に同じ語源の同じ単語なんですよね。
これが1500年以前まではケルト系の言語アイルランドからやってきたケルト系の言語を指すのに使われていたのに1500年くらいからむしろ英語を指すようになった。英語の一派であるスコットランド地域で話されている英語というふうに一言も通じない全く別の言語のことを指すように変わってしまった。
名称だけに注目するのであればこんなおかしなことはありません。名称は同一なのに指す対象が変わってしまったということなんですね。これは民族の歴史とか複雑な歴史事情を抱えている国民族にはあり得ることなんですね。
だからことを注意しなければいけないことなんですよ。名称は変わっていない。なのでずっと同一かなと思いきや指すものはそっくり入れ替わってしまっているということが言語の世界にはあります。これは要注意なんですよね。
例えばですね一つ歴史的な例を挙げますとマセドニアンマケドニアです。マケドニア語と呼んでいるんですけれどもエインシェントマセドニアン古代マケドニア語というのはこれはギリシア語の一派ギリシア語の方言と考えていいんですね。
アレクサンドロス代表のマケドニア王国ですね。ギリシアの北部にあってギリシア語のいわゆる方言というふうに考えて良いと思うんですがエインシェントマセドニアンはその通りなんですね。
ですが今のマセドニアンマケドニア語というのはこれはスラブ系の言語でギリシア語とは縁もゆかりもない言語なんです。ただそれが昔はエインシェントという形容詞がついてますがエインシェントマセドニアンと現代のマセドニアンこの名称は変わっていないのにマセドニアンマケドニア語は変わっていないのに指している実態は
かつての古代はギリシア語の一方言を指していました。ですが今はスラブ語の南スラブ系の一言語を喋っている。これはですね全く2つの言語通じないくらいに異なる派閥、陰陽語族の中でも派閥に属しているわけなんですが同じ名称が与えられているんです。
名称というのは民族であるとかあるいは土地ですね。土地という動かぬ物理的存在と結びつけられてしまうとそこにどんな民族どんな言語話者が入ってきたかという後の歴史のどたばたによって結局そのマセドニアンという形容詞で指す言語の対象ですね。
27:23
これが全く異なるということはやっぱり起こり得るんですよね。それと同じことがスコットランドでも起こったのでスコッティッシュであるとかスコッツというのはですね。
指す対象が歴史の中で変わってきたということなんです。これが一つスコットランドの言語事情をややこしくさせているというかとっつきにくくさせている一つの理由なんですね。
さあいろいろと複雑な話をしてきましたが、現時点で現代の使い方を最後にまとめておきます。
スコットランドで話されている英語ですね。これは伝統的な意味を込めてスコッツと言われます。あるいは基本的に英語なんだけどもスコットランドなまりで話しているよねぐらいの言い方で言う場合にはスコッティッシュイングリッシュと言います。
このスコッツというのとスコッティッシュイングリッシュこれは完全にイコールなのかどうかというのはですねかなり微妙なこれまたお話ししていく必要があると思うんですけれども基本的にスコットランドで話されている英語と理解しておいて間違いはありません。
ただスコッツとスコッティッシュイングリッシュというのは違う実態なんだという捉えるのも一つ英語史の伝統的な見解としてありますのでこれはまた回を改めてお話したいと思います。いずれにせよ英語のことスコットランドで話される英語のことを言及するときにはスコッツあるいはスコッティッシュイングリッシュという言い方をします。
一方今でも非常に偏向でそして本当にマージナルに残っているに過ぎないわけなんですけれどもそれでもちゃんと母語話者がいますという古来のスコットランドで話されているケルト系の言語これアイルランドからスコットランドに持ち越された言語ですね。
これは千数百年前に持ち越された言語なんですがこれはケルト系の言語ということでこれを指す場合には2語使ってスコッティッシュゲイリックという言い方をするんですということですね。
いやーこの前提をお話しするのにだいぶですね時間を使ってしまいましたが非常に大事なことということでですねお話しいたしました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
30:01
本日は35スコッティッシュスコッチスコッツとスコットランドの言葉ということでなかなか込み入ったお話をいたしました。
今後スコットランド関連の言語事情についてお話しする機会特にスコットランドの英語についてお話しする機会増えていくかと思いますのでここでですねイントロ的に先日のスコットランドにおける英語の歴史これも合わせてですね聞いていただきたいと思うんですね。
ある意味あの回の続編として今日の回聞いていただくのが良いのかなと思っておりますが今後も引き続きですねこの少し厄介なややこしいスコットランドの言語事情特に英語事情について少しずつ皆さんに理解していっていただければなというふうに思っておりますが
今日はその中でも基本の基本となるいくつかの用語ですねの説明をいたしました。このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
ボイシーのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。
昨年10月18日にオープンしたホッタリウイチの英語史ポータルサイトヘルハブも概要欄のリンク先より定期的に訪れていただければと思います。数時間おきに英語史コンテンツの情報が更新されるヘルかつ最先端の場所となっております。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように英語史研究者のホッタリウイチがお届けしました。また明日。