【再】#677. 英語史の時代区分を語る --- 和田先生との対談
2026-05-28 13:23

【再】#677. 英語史の時代区分を語る --- 和田先生との対談

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英語の語源が身につくラジオheldio。 英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は4月8日土曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
今日は久しぶりに駿河大大学の和田忍先生との対談となります。
タイトルは、英語史の時代区分を語る和田先生との対談、です。
和田先生とはいろいろな形で仕事をご一緒していまして、その仕事の打ち合わせと称して、一緒に今回もですね、飲んでいる、飲み始めているんですけれども、
年度の初め、それぞれですね、英語史、外説のような授業を持っていますので、それについて話そうということで、
であれば、まずは英語史の基本の基本、時代区分についてだろうということでですね、この話題になりました。
英語史の時代区分については、実はこのボイシーヘルディオでもですね、そんなに古くはないですが、618回に英語史の時代区分と題してですね、
私が一人で喋っているんですけれども、それと合わせてお聞きになると、今日は面白いのではないかと思います。
ではお聞きください。
乾杯!
はい、乾杯ということでビーブ始まっちゃいましたけど、まあ飲みましょうか。
いいですね、だいぶ暖かくっていうかね、暑いぐらいにですね、日はね、なってきましたけれども、今日は和田先生の対談会ということで、
お久しぶりです。
はい、本当お久しぶりというか、調べたら年末、年末でしたね。
576回と577回で、壮大な話をしたんですよ。英語史とヨーロッパとかなんか、
本の紹介みたいなことになったんですけど、
それ以来3ヶ月ぶりくらいということで、すっかり冬を越えて春になりましてね、
われわれ大学教員なんですけど、4月新年度、新学期を迎えまして、
駿河大学の先生ですね、英語史とか西洋中世の研究をされている和田先生に、
今日はお越しいただいています。よろしくお願いします。
今まで、先ほどの2回も含めて、たぶん5回ぐらい出ていただいているので、
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もう母意思の常連ということで、いつもお話しさせていただいているんですけれども、
ちょうど新年度、4月ということで、和田先生もいくつかの大学で、
これまでも英語史の授業を持っていて、今年は駿河大学で、外国語学部で、
これからご担当ということなんですけど、このあたり4月ということで、
どういう英語史の描き方、これから授業、講義等を行っていく際に、
これもいつも年度始めて、私も考えちゃうんですよ。
やっぱり、マイナーチェンジみたいなのをしよう、マイナーチェンジはするんですけど、
メジャーチェンジってなかなかできないので、スタイルができちゃうと、挑戦みたいなのをしないんですけど、
どんな感じでやっていますか、和田先生は。
私はまず、英語史の全体的な流れを考える上で、時代区分というものが重要だと思っています。
なので、どこでどういった形のまとまりがあるのかというところを、
まず最初に提示することから始めたいと思います。
具体的に言えば、英語史でしたら、後英語の時代、それから中英語の時代、
近代英語の時代という、そういった言葉がありますけれども、
その時代区分が、例えば何年にあるのか、何年ごろにあるのかということを、
まず提示することで、全体像が見えやすいということを、頭に入れて授業をしています。
本で言えば、目次というか、英語史の本でも、大体そこからですよね。
何々史ってそうですかね。いきなり物語を始めるというよりは、
まず、例えば英語史であれば1600年ぐらいの歴史の中で、
どういう時代区分があるんですよ、みたいな大きいところを示しておくというところですかね。
そうですね。
私もそうですかね。セオリー通りという形なんですけど、
私はこの数年は、初回にそれは出さないんですよね。
2回ぐらい引っ張るんですよ。英語史って何?みたいなところをやって、
時代区分にも入らない、みたいなやり方をして、
素朴な疑問とか、現代英語の謎から入って、英語史の知識を使うと、
こういうふうに分かってくるんですよ、みたいなことで掴んで、1回、2回。
その後で目次ですよね。時代区分というのをやっていくことが多いんですけど、
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この時代区分というのも英語史で、これ実は一番揉めるポイントなんですよね。
そうですね。
本によってというか、研究者によってと言っていいんですかね。
もちろん大きくは変わらないんですけど、結構こだわるじゃないですか、研究者。
この辺、何年なんだとか。言葉の歴史の場合、急に別に変わらないので、
ある意味、何年が象徴的な区切りか、みたいなことになるので、
そこっていわば歴史観というか、出ますよね。
和田先生、どこに起きます?
いわゆる一般的に言うと、英語史の始まりは、
これから行きましょうか。
これはだいたい、
450年頃という。
言ってます?
はい。
ここは逆に譲れなくて、449であるとかね。
なんでですか。
これはですね、これ自体がある種の伝説かもしれないという考え方もあるんですけれども、
いわゆる大陸から、アングル人、サクソン人とか、
ジュート人とか、いわゆる英語話者の、方言話者の連中ですよね。
仲間たちがブリテン島に侵入、侵略を始めたという都市として、
半ば伝説的、半ば歴史的に言い継がれているということで、
あくまで時代区分、象徴だと思ってるんで、
449というのは中途半端だけれども、
450年頃と丸めないようにしているんですけれども、
なるほど。
尾瀬先生はどうして丸めるんですか。
そうですね。
やはり言葉というのは、その年に変わったというわけではなく、
徐々にというところもありますし、
もしかしたら449年以前にも、
ゲルマン人たちがブリテン島にやってきたのかもしれないので、
そういった意味で少し溶かした形にはなっています。
449だって分かんないぞとかいうことも含め、
455朗みたいな形で含みを残していると。
そうですね。
逆に言うと、性格差を帰すっていうことになりますよね。
5朗っていうのは、アバウトでありながら、
研究者的ですよね。
そうですね。
なるほど。そこはそこですね。
もう一つは700年くらいという考え方とか、
つまり文献が出ているのが700年くらいなので、
これも本当に暗いですけど、
文献が出てから始めて、本当の意味で歴史。
歴史って資料の意味ですからね。
そうですね。
という立場もありますよね。
ここはいろいろあると。
次の区切りなんですけど、
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小英語から中英語になるその境ですね。
これについてどう考えますかね。
私は1100年5朗というふうにしています。
一貫してますね、その5朗で。
そうですね。
私もここは、これまで書いた本では1100年とか言ってますね。
5朗はつけてないかもしれない。
ここは急にアバウトになって、
気持ちとしては1066年の例のノルマン征服なんですけど、
確かになんでここは1066って僕言ってないんだろうみたいに今考えましたからね。
ここは丸めて、
一貫してないということはわかったと思うんですけども、
1100年で、私も言ってますね。
戸田先生はじゃあ1100年5朗。
5朗ね。
これはやっぱりさっきと同じ発想ですか。
そうですね。
1066という象徴的な年もあるけれども、
緩く言っておこうと。
そうですね。
一貫されてますね。
そして次が中英語から近代語に変わる境目ということなんですけど、
これはどの辺にわたし先生は置いてます?
1500年ぐらいですね。
1500年5朗です。
これも一貫させてね。
これは1500年と言っちゃってますね。
1570年代にまで続いたバラ戦争、
中世最後の内乱ですよね、イギリス時代でいうと。
これが終わって近代になったという、
言語史、英語史というよりはそっちの社会史に引っ掛けた形で、
その辺かなということで丸めて1500っていう。
この辺りは大体同じですかね。
1500年ということで。
そして最後が近代英語から現代英語。
現代英語というのは我々が今読しているものなので、
つまりこれがいつから始まったか問題なんですけど、
これどうお考えですか?
1900年頃ですかね。
私は1900年ズバリというふうに言ってですね。
景気としては細かく言うと、
例えば第一次大戦からのということですが、
ざっと言って今2023年なので100年とか100年プラスということで、
1900年からということでこの辺は一緒ですかね。
そうですね。
じゃあ大きく違わないですね。
違っても困るんですけどね。
エンディングです。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
和田先生今日はありがとうございました。
2人の英語史の時代区分、ピリオダイゼーションという問題で、
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実は10人問いを、研究者10人いたら10人違うんだよと言って始めた終わりには、
まあまあ我々オーソドックスというか教科書に洗脳されているとも言える。
そうですね。
微妙に違かったのは、もう1回それぞれまとめてみましょうか。
和田先生どんな感じでしたっけ。
小英語記が450年頃から1100年頃、
続いて中英語記が1100年頃から1500年頃、
続いて近代英語記が1500年頃から1900年頃、
その後1900年頃以降が現代英語という形です。
じゃあほぼ一緒ですね。
違う点を指摘した方がいいのかな。私はスタートが449年ズバッと。
全部ズバッとなんですよ。象徴なんで、語呂あえて言わない。
そして小英語から中英語の境目が1100年、
中英語から近代語が1500年、
近代語から現代語への境目が1900年ということで、ほとんど違わないですねこれね。
もっと違う点を期待して始めたんですけど、ちょっと予想がずれたということで、
気が合うということで、乾杯!
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