【再】#623. Brexit の英語史
2026-04-04 17:43

【再】#623. Brexit の英語史

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/650f4aef0bc9d6e1d67d6767

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は2月13日月曜日です。新しい1週間の始まりです。いかがお過ごしでしょうか?
本日お届けする話題は、【Brexit の英語史】です。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、今日は私が回答者を務めております、mondのお知らせです。
これはですね、いわゆるヤフー知恵袋であるとか、クォーラーのような質問回答サイトというんですか、
一般の方がウェブ上で質問を寄せていただいて、それに対して主に専門家のような人が答えるというような、こういうサービスですね。
いくつかあると思うんですけれども、1年ほど前ですかね、もう少し前ですかね、立ち上がったmondという日本のサイトがあります。
こちらに回答者となりまして、今までですね、この1年ぐらいで30個弱の質問に回答してきました。
それほど、私も頻繁に回答しているわけではないんですけれども、少しずつですね、書き溜めて30個弱ということになりまして、一番最新のものはですね、例えば、
フラマボーとインフラマボーはなぜ同じ意味を持つようになったのでしょうか。また他にもこのような語はありますかという質問をいただきました。
mond自体は本当にジャンルを問わず何でも質問くださいということなんですけれども、英語に関する質問、言語に関する質問については、私いくつか答えていまして、そしてその最新のものがこちらなんですね。
フラマボーとインフラマボーが両方とも可燃性のよく燃えるって意味なんですよ。
インフラマボーというと、インっていうのは大体ですね、否定の説当字としてのインっていうのがよく知られているので、この2つですね、フラマボーとインフラマボーが同じ意味っていうのはちょっと誤解を招きやすいんではないかということで質問をいただいたんですが、それに対して英語詞の観点から答えています。
このヘルディオでも同じように英語に関する素朴な疑問を寄せていただいて答えているっていうことがありまして、英語詞ブログの方でもそのように行っています。
いろいろなメディアでやっていくことが私はヘル活のために重要だということで、このmondの方にもある程度はですね、回答するということなんですけれども、やっぱりメインはですね、ヘログとかヘルディオでmond自体にはまだ30個弱という、
ことなんですけれども、より広くアピールするかもしれないということで答えてきています。
03:08
このヘルディオをお聞きのリスナーの皆さんもですね、何回かの宣伝したことはあるんですけれども、まだ本格的に見られていないという方もいらっしゃるかと思いますので、こちらのチャプターにリンクを貼っておきます。
ぜひこれまでの質問とその回答をですね、まとめて読んでいただければと思います。
正直ですね、mondの方に直接指名いただいて、回答者の指名ということでいただいて、質問をたくさんいただいているんです。
溜まってしまっていてですね、これ簡単には答えられないということがあったりするんですけれども。
あとそもそも難しすぎてですね、問題に答えられないっていうのもあったりして、いろいろmondの方もうまくやっていくには考えないといけないなと工夫が必要だなと思っているところなんですけれども、少なくとも今まで公開して、回答して公開しているものについてはですね、そこそこの集中度で文章を書いて回答していますので楽しんでいただけるかと思います。
とりわけこのヘルディオの向いている方向とだいたい同じ意義ですので、ぜひ読んでいただければと思います。
以上mondのお知らせでした。
今日の本題はブレクシットの英語詞と題しまして、このブレクシットという単語とその周辺についていろいろ語りたいと思っているんですけれども、もう皆さんこの単語はすっかりおなじみかと思います。
ブレクシット、ブリテンとエクシットを合わせた単語ですね。
足して2で割ったって言うんですかね。
完全なる複合語ではなくて、複合語よりもぐっと短くして本当に一語っぽくするということです。
これをですね、専門用語ではblendって言うんですね。
そしてこのような語形性のことをblending、混成と言います。
そしてこの混成の方法で新しい語を作るというやり方は、かのルイーズ・キャロルがですね、得意としたということで、その中でですね、この語形性をportmanteau wordsというふうにカバン語というふうに表現しているので、しばしばカバン語というふうにこのblendのことをよく使っています。
ブレクシットというのはカバン語、混成語の典型的な最新の例ということになります。
発音としてはブレクシットというふうに濁らないバージョンとブレグジットのように濁るバージョンがあります。
06:01
そもそもエクシットという単語がエクシットとエグジットという2つの読み方、発音の仕方があるということで、
ブレクシット、ブレグジットにも同じようにですね、2つの発音があるということなんです。
ちなみにですね、エクシットで見ますとほぼですね、イギリスでもアメリカでも50-50、つまりどっちの発音もある。
エクシット、エグジット、濁らないバージョンも濁るバージョンもあるということなんですが、イギリスだとわずかにエクシットという濁らない方が多くて数パーセントです。
そしてアメリカでは逆に濁る方、エグジットの方が多いということですが、ほぼですね半々ということではあります。
この単語はとにかくインパクトがありました。もちろんそのインパクトというのは主に政治的なインパクトであり経済的なインパクトということで、世界中に波紋を読んだわけですね。
もちろんヨーロッパだけの話ではありません。欧米、そして世界全体に日本にもですね、この政治的経済的なインパクトというのは伝わって、そして今に至るということなんですが、その運命の時っていうのは2016年でした。
2016年の6月の国民投票、これでですね、ブレクシットということが決まった。それ以降、皆さんの知るようにドカドカッとですね、いろいろと激しくイギリスが動き、ヨーロッパが動き、そしてウクライナ危機なんかもあってですね、そのインパクトというのはまさに今も感じられるわけなんですけれども。
この政治的経済的なインパクトというのはとてもよく知られている。我々も感じているんですが、実は言語的インパクトということはですね、あまり話題にされることが少ないんです。ですが、かなり大きな言語的インパクトがこれはあったんですね。
ある意味、根性とかカバン語というのは言葉遊びですよ。2つの単語を足して2で割るということで、ブレクシットということですね。そして、このブレクシットという単語自体は実は2016年に現れたわけではありません。
もうその可能性があるということで、一番早くは実は2012年、4年前ですよ、国民投票の。2012年に早くも現れてるんですね。最初はですね、ブリテンエクシットということなんで、ブリクシット、BRIのバージョンっていうのもあったようなんです。
ところが、後にですね、BREXITという今の言い方ですね、ブレクシットという言い方のみになって、一般的になったんですけれども、そしてこのブレクシットはですね、実はブリテンエクシット、これの足して2で割ったカバン語であることは間違いないんですが、モデルがあったって言うんです。
09:06
同じ、その2012年のもっと早い時期にですね、実はGREXITという、グリースですよ。ギリシャがEUから脱退するという意味の造語としてGREXITっていうのがあったんですね。これをモデルにしたということはおそらく間違いないということなんです。
さて、このように2012年から実は存在していたBREXITという単語なんですけれども、本当にイギリスがEUから抜けるということがそこそこの現実味を帯びてきた2014年と2015年には、オックスフォードオーディションの主催するWord of the Yearにノミネートされているんです。
受賞はしなかったんですけれども、2014年と2015年に既にノミネートされていて、もうすぐ来るぞというような雰囲気になっていたわけですよ。国民投票も近いしということで。で、実際に2016年の6月の国民投票でBREXITしますということになったわけなので、一気にこのBREXITという単語の株が上がったと言いますかね、とにかく使わざるを得なくなったわけです、みんな。
そしてこのBREXITの言語的インパクトという話を先ほどしましたが、何かと言いますと、いわばこれも言葉遊びなんですけれども、関連する造語、遊び心満載の造語っていうのがたくさんできたっていうことなんです。
例えばこの国民投票レファレンダムなんですが、これのことをブレファレンダムっていうにBをつけるわけですね。そしてBREXITが問題となっている国民投票という意味で使われるようになったということもありますし、BREXITEERとかBREXITSPHEREとかREGREXITとかBREXITOLOGYなんという単語がですね、造語されたわけです。
特にREGREXITであるとか、あるいはBREGRETという言い方ですね。これはBREXITしてしまって後悔している、残念に思っているっていう、つまりREGRETとBREXITを引っ掛けたようなですね、REGREXITとかBREGRETとかですね。
こういった造語がジャーナリズムなんかでも非常によく使われるようになったわけですよ。初めて見ても何のことかだいたい想像がつくっていうところが重要ですね。つまりBREXITをすべてもじっているBREXITがスターターだったわけですよ。
そしてBREXIT自体が実はGREXITというGREECE EXITですね。このGREXITをもじったものだということだったんですが、もう止まらないでしょうね。他の国もSPEXIT、これスペインですよ。それからITEXITって言うんですかね。
12:07
イタリアのような単語も生み出されるっていうことは想像に固くないわけですし、さらにですね、想像力をたくましくしてですね、この造語能力を生かしてCALEXITって読むんですかね。これカリフォルニアです。カリフォルニアがアメリカ合衆国から、つまり連邦から脱退するという可能性を謳ったものですね。
それからTEXITっていうのもあります。これテクサスですとかですね。他はSKEXITとかSCOXITって言うんですかね。スコットランドがイギリスから脱退するという、なかなか笑えるに笑えないような造語がどんどん出てくるっていうことになったわけですよ。
これはですね、半ば遊び半分で半ば本気な造語なわけで、政治的なんでね。これOEDもですね、全部載せるに載せられないわけですよ。BREXITは載せたんですけどもね。
OED面白いのは、OEDのワードオブザイヤーにノミネートされたって言った2014年とか2015年ですね。つまり国民投票の前です。まだ決定が下されていないときの定義は、
A term for the potential or hypothetical departureof the United Kingdom from the European Unionということで、ポテンシャルorハイポセリカルになってるわけですよ。当然ね、まだわかんないですから。
これ当然と言いつつもですね、非常に面白いですね。そして今引くとですね、当然だから結果わかっていた段階でOED3というのはウェブ上に乗っかっていて、どんどん更新できるので新しい情報が記載されてるんですよ。
それでBREXITというのを引きますと、定義はThe withdrawal of theUnited Kingdom from the European Union and thepolitical process associated with itということで、もちろんポテンシャルとかハイポセリカルというのは当然ないわけです。辞書の記載も極めて政治的ということになります。
最後に一つ私が笑ったのはですね、SEXITとかSLEXITという表現ですね。これセルビアなんですよ。セルビアがEUから脱退することを意味する造語なんですが、そもそもセルビアEU加盟国じゃないじゃん。エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。今日のBREXITとその周辺の関連語とその歴史という話題だったんですけれども、これはですね、実はある論文をベースにしてお話ししました。
English Todayという学術雑誌なんですけれども、こちらのですね、2018年の34巻2号ですね。こちらの3ページから8ページに掲載されている、ラリック・カーステンとシラシキの論文。
15:29
そしてこの論文自体もですね、私は学生から教えてもらって読んで痛く感動したということで、今日そのエッセンスをお伝えした次第です。その英語の論文ではありますけれども、直接リンクで見られるようになっているかなと思いますので、
このチャプターにリンクを貼り付けておきます。関心がある方はぜひ読んでいただければと思います。
昨日は日曜日ということでコメント返しの回だったんですけれども、そこでも述べたようにですね、皆さん本当にたくさんコメントくださいと述べましたし、
そしてリスナーの皆さんの間でもですね、コメントのやり取りを通じて、この英語字の輪を広げていっていただければということをですね、述べたんですけれども、そして私もですね、そのコメントにテキストで参入するということを昨日あたりしまして、ますます盛り上がってきました。
初コメントも大歓迎ですので、ぜひリスナーの皆さんも聞いているだけではなく、少しだけ勇気を持ってですね、コメントいただければと思います。
今日の問題なんかもなかなか面白い話題だったと思うんですね。ブレキシットって非常にタイムリーで、そして2016年で完了するような単語ではなくてですね、きちっとOEDに掲載されるような、後に残るいわば歴史用語と言いますか、まだ歴史用語になってませんね。
現代にも生きた用語となっているブレキシットを紹介したわけですが、このあたりについてもですね、放送を聞いた後で感想など終わりかと思います。ぜひコメントいただければと思います。
このチャンネル英語の語源がミニッツクラジオヘルディオでは、あなたからのご質問ご意見ご感想をお待ちしています。おいしいのコメント機能を通じてどしどしお寄せいただけますと嬉しいです。
本チャンネルや放送会につきまして、TwitterとSNSでのシェアもお願いできればと思います。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりうちがお届けしました。また明日。
17:43

コメント

スクロール