【再】#634. "colonial lag" は本当にあるのか?
2026-04-15 26:26

【再】#634. "colonial lag" は本当にあるのか?

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/650f4aef0bc9d6e1d67d6767

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
6時に配信しています。 本日は、2月24日、金曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、【colonial lag】は本当にあるのか、です。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、講座のお知らせです。 来週の土曜日のことなんですけれども、3月4日です。
朝日カルチャーセンター新宿教室にて、 全4回のシリーズ、英語の歴史と世界英語
このシリーズを続けているんですけれども、 その最終回第4回となる講座が開かれる予定です。
3月4日土曜日の午後3時半から6時45分という長めの途中休憩を入れながら、 2コマ連続という、そういう講座になっているんですけれども、
この最終回は、21世紀の英語の行方と題して、 これからの英語を占います。
対面とオンラインを組み合わせた、いわゆるハイブリッドの講座ですので、 直接新宿教室にお越しになるという方も、それからリアルタイムでオンラインで参加したいという方も、もちろん参加いただけますし、
さらに、その日のその時間どうしてもダメという方もですね、 無効1週間参加登録していただければ、オンデマンドという形で同日収録しておいた動画ですね。
講義の動画を見ることができるということですので、いろいろな形で参加いただけます。
4回シリーズの最終回ということなんですけれども、各回独立しています。
したがって、第1回から第3回まで特に参加していないという方も、全く内容的には、内容理解的には問題ありません。
このヘルディオでも、世界英語については、いろいろな形で取り上げてきておりますので、リスナーの皆さんであれば、ある意味ですね、方向性をすでに知っているということで、その前提の上でご参加いただけると、非常に理解が早いのではないかと思います。
また、この3月4日の講座につきましては、つい先日、このヘルディオでも1回かけてですね、関連するお話をしています。
630回です。
世界英語のENL、ESL、EFLモデルはもう古い?
3月4日、浅かる新宿教室で英語の歴史と世界英語のシリーズが完結しますと題してお話ししました。
03:01
こちら630回の放送も併せて聞いていただければと思います。
そして、このチャプターに講座への関連するリンクを貼っておきますので、そちらから詳細をご覧ください。
ご登録もそちらからできます。
ということで、ほぼ1週間後に迫りました3月4日の講座のお知らせでした。
今日の本題なんですけれども、「コロニアラグは本当にあるのか?」という話題です。
そもそもこのコロニアラグですね、植民地の遅れと直訳するとそういうことになるんですけれども、よくですね、クオーテーションマークに囲んだ形で出てきます。
鍵カッコつきでコロニアラグということなんですね。
この放送のタイトルにもですね、ダブルクオーテーションですね、引用符で括っています。
いわゆるぐらいの意味なんですけれども、植民地ではですね、植民地に対する本国ですね、創始国です。
この創始国の文化であるとか言葉遣いも含めてなんですが、それが植民地でこそ古いものが残っていることが多いっていう。
そうした傾向を指してコロニアラグと言っています。
つまり創始国本国の方ではもうですね、その文化とか言葉遣いっていうのがどんどん変化して変わっていくのに、
植民地ではその植民された当時の本国で使われていた慣習、文化的慣習とか言葉遣いみたいなものが当時のまま変わらずに残っている。
つまり今となっては現在となっては本国から見るとその植民地で使われているような表現であるとか文化項目というのがすごく古いものに見える。
世代間ギャップみたいなものが本国と植民地の間に見られるというそういう現象のことを指すんですね。
なぜこの話題を取り上げるかと言いますと、おとといの2月22日水曜日の夕方6時に更新されました同僚の井上一平先生と私ホッタトでやっていますYouTubeこの104回が公開されました。
タイトルはですねちょっと長いんですが釈用語の借りてきた時期のズレが面白さを生むコロニアルラグって何です。
この回はですねいわば飲み会をしながら言語について語るという回なんですが井上一平先生と私ホッタとあと私の大学院のゼミ生ですね英語史を専攻している。
06:01
このボイシーでもおなじみマサニャンとそして青木くんこの4人で語られているとそれをですね収録してYouTubeに上げているというそういう回だったんですけれどもこのマサニャンと青木くんと言えばですね2日前ですこのヘルディオにも出てもらいました。
632回今年度のKELF KO英語史フォーラムの活動報告withマサニャン&青木くんということで皆さんにもお聞きいただいたかもしれませんまだの方はですね2日前の回です632回ぜひ聞いていただければと思うんですけれども実は同じ流れでYouTubeも収録したということだったんですね。
そしてこのYouTubeの放送の最後の方なんですけれどもコロニアルラッグのこの話題が出てきたんです話としてはパラオで日本占領下のパラオにおいて日本語がだいぶ入り込んだとその時に例えばですね当時の日本語ですよチチバンドブラジラのことをチチバンドという言葉で表現していたわけなんですがそれがパラオに入り
パラオで定着したとそして今でもチチバンドとパラオでは呼ばれているとあのものがですねただ一方日本ではですね通常チチバンドと言わないわけですよブラジャーと言ってるわけでこれがいわば言葉におけるコロニアルラッグであるというようなそういう話だったんですね。
他にもまあいろいろあるとパラオにはこれはYouTube見ていただければまさにあんがいろいろこうメモを見ながらですねあの厚く語っていますのでそちら参照いただければと思うんですけれども英語史に関連するところでもこの現象っていうのは非常に多く確かに見られるんですね。
最も典型的だということでこのコロニアルラッグの例として挙げられるのはアメリカ英語です。
もともとイギリスの植民地だったアメリカこのアメリカにイギリス英語が移植されたことになるわけですけれどもいわば植民地の英語ですよね。
英語が新大陸アメリカに持ち込まれたのは17世紀のことです。
17世紀最初ですからシェイクスピアがまだ生きていた時代ですねなので典型的にアメリカにはシェイクスピアの英語エリザベス朝の英語エリザベス一世ですよもちろんエリザベス朝の英語がアメリカにこそ温存されているという言い方が非常にポピュラーな言説として知られているんですね英語の世界ではアメリカにこそ古い英語が残っているということです。
09:00
確かにこれを裏付けるような証拠例っていうのはたくさん上がるんですね。
最もよく知られているのはRの発音です。
イギリス英語では今星のことをスターと言いますねアメリカではスターというふうにあの独特な音色のRがあります。
このような独特な音色のRというのはいかにもアメリカンな発音というふうに我々理解していますがこれは17世紀以前にはイギリスでも当たり前のように発音されていたんですね。
ですからそれがアメリカに移植されたということです。
今の今までアメリカではこのRの発音つまり有所正しい古い発音ですよねこれが残り続けているんだけれどもむしろイギリスの方で近代になってこのRが発音されなくなってきたということなんです。
つまりアメリカ英語のあのRスターカーっていう時のあのRは古いものを残しているんだと。
本国総主国であるイギリスの古い時代の発音をよく残しているんだつまりこれはコロニアラグの典型例であるというふうに言われます。
他に例えばですねアメリカのclassっていう発音に対してイギリスはclassあるいはアメリカのIcan'tっていう発音に対してイギリスのI can'tって言いますね。
これも実はコロニアラグなんですね古い時代のイギリスの英語の発音ですねこれがアメリカにもたらされてアメリカでは保持されている今の今まで続いている。
ところがイギリス側で17世紀以来もう400年ぐらい経ってますんでねイギリス側だっていろいろと発音の変化が起こります。
変化してしまった結果今英米と異なる発音なんだという例です。
文法にもありますし語彙なんか本当にたくさんあります。
文法で言えば一般的には家庭法現在の使用がアメリカ英語のほうが多いというふうに言われているんですけれどもこれも17世紀時点でのイギリス英語でも家庭法現在よく使われていたんでそれがアメリカに持ち越され保持されているんだということになります。
単語で言いますと例えばアメリカ英語でI guessって言いますよねI thinkぐらいの軽い意味です私は思うぐらいのI guessという表現を使いますがイギリスではこれは言い当てるという意味なんですねguessっていうのは軽めのthinkとはちょっと違くてもう少し実質的な重めの意味があるんですねクイズの答えを言い当てるであるとか
アメリカ英語での軽いI thinkぐらいの意味のI guessという言い方はこれは中世に遡りますつまりイギリス英語の中世での英語の表現に遡りそれが早い段階でアメリカに渡り未だに残っている一方イギリスでは意味が変わってですね
12:12
単に思う考えるぐらいのところから言い当てるという少し実質的な意味へと変わったので今ギャップがあるということなんですねこれもcolonial lagの例ということです
イギリスは植民地をですね世界中に広げた国ですそして各地に英語を植え付けていった国です大英帝国です
ですのでアメリカだけでなくオーストラリアニュージーランドインドもそうですし世界各地の英語でこのコロニアラグ現象が見られます
古い時代のつまりイギリスが植民地帝国だった時代の当時のイギリス英語が各地に移植されてそして今まで残っている
ところがイギリス本国ではやはり数世紀ありますのでその間に何か変化が起こってしまったといった場合にコロニアラグっていうのが目立つことになりますね
世界各地でのコロニアラグ的な現象っていうのが目立つことになりますパラオの日本語もそのような傾向を示しました
そしてイギリス英語とアメリカ英語の違いにも同じような傾向が見出されましたチャプターを継ぎます
もう一つ英語史上関連があるのはいわばノルマン征服1066年のノルマン征服によってイギリスイングランドはフランスノルマン人の植民地となったという風に考えることができるわけですよね
ということはここにもコロニアラグが働いている作用しているっていう可能性はあるわけですよね実際にあります
総主国フランスのフランス語ですもうちょっと正確に言いますとノルマンディのノルマン方言フランス語ということになりますけれどもこれが1066年以降に英語に入ってきたわけですよ
イングランドはいわば植民地化された側になります
とすると当時のノルマン方言のフランス語が英語に入った
そしてもう1000年近く経ちますけれどもその当時の例えば単語の意味だったりそういったものがずっと保持されているっていう可能性があるんですね
かたやフランス側ノルマンディ側ではさすがに1000年ぐらい経ってますのでフランス側だっていろいろと言葉の変化が起こったでしょうということで実際変化が起こった
現在から見ると例えば同じ単語があってもフランス語バージョンと英語バージョンとで意味が違う
15:08
この意味が違うという理由はフランス側ではいろいろと1000年の穴に変わってしまったけれども英語側ではコロニアルラグということで保持されているので現在比べると食い違っているというペアがあったりするんですね
例えばですねサーヴァントという英単語がありますこれ飯使いって意味ですよねフランス語から入った単語でサーヴァンという単語なんですけれどもフランス語ではただですねこれ飯使いという意味ではほとんど使わないでですね
神の下辺ということでミサの時の持者付き添いのものですねという宗教的な意味になっているんですもともとはサーヴする人ですからやはりフランス語でも飯使いと言いますか使用人という意味だったわけですがその古い意味がむしろ英語の方でよく残っているということになります
これなどもコロニアルラグの一例ということができそうですさらにつづり字なんかもそうでですね1000年ほど前のフランス語ではchと書いてこれ茶行音だったんですねこれを英語は借りたということでいまだにchと書いて基本的には茶行音で発音するということなんですが
フランス語紙でですねchで表されていた中の音がこれがですね摩擦音化して種の音になったんですよですので今chと綴ってフランス語では基本的にはシュッと読むんですね
つまり現在の英語とフランス語で比べると同じchというつづり字のまとまりをよく使うんですけれども英語ではこれをちゅと読むことになっていてフランス語ではシュッと読むことになっているこのズレはコロニアルラグだということです
さてここまでパラオの日本語であるとかアメリカ英語の話それからフランス語に影響を受けた英語という3つぐらいの異なるパターンしかしすべてコロニアルラグという現象が言語上見られるというパターンをいろいろと挙げてきました
ですがですここでひっくり返したいんですけれども逆のパターンだっていくらでもあるっていうことですつまり本国総主国の言語がその植民地に渡りますよね渡った後でその植民地側でこの例えば単語なり発音なりを変化させてしまったがゆえに今比べるとずれているっていうことです
18:02
つまり本国総主国側では何も変わっていないでずっときているのに植民地に移植された後でその植民地側で変わってしまったという例ですという例ですつまりこれはですねコロニアルラグならぬ何て言うんですかねコロニアルイノベーションというようなことで数えたことはないですがやっぱり同じくらいよくある話なんですよ
とするとどういうことかと言いますと本国側と植民地側でその植民地だった時代ですね今から数世紀遡ることが多いと思うんですけれども最初に移植されたときはその当時はですね当然全く同じ形意味でですね植民地側に移植されるっていうことなんですよつまりこの瞬間に限っていえば何も違いがないってことになりますね
例えば単語だったらその意味も同じ本国側と植民地側ただその後の数世紀かけて歴史がありますのでそれぞれいろんなことが起こります
一つのパターンは本国も植民地も何も変わらず今の今まで同じというパターンですね
もう一つはもう一つ植民地では元の意味が保たれたけれども本国側で変わってしまったっていうパターンこれ第2パターンですけれどもこれをいわゆるコロニアルラグというふうに呼んでいます
今度は逆に3つ目はですね本国側は古いものをちゃんと保持しているんだけれども植民地側でいろいろ変わってしまった結果として今比べるとずれている
これは一応コロニアルイノベーションみたいな名前で仮にね呼んでおきたいと思います
そして4つ目長い時間がありましたので本国側でもあっちの方向に変わっていき植民地側でもこっちの方向に変わっていきというと当然今ずれてるわけですよね
大きく分けて4つの論理的なパターンがあると思うんですけれどもそれぞれそこそこあるわけですよ
この4つのすべてに今名前はつけませんでしたがこの4つの中の第2のものにだけコロニアルラグという名前をあてがってここにフォーカスするというのは本来の4つのパターンある中でなぜここにだけフォーカスするのかというところに実はですねこれは言葉の問題というよりも
イデオロギーの問題が入ってきてるんではないかと第2のものが一番面白いんですよつまりコロニアルラッグに相当する第2のパターンの方が話題としては面白いんですよ
なぜかというと本国は偉くて植民地っていうのは劣っているっていう力関係があって劣っているものっていうのはいろんな点でですねやっぱり遅れてるんだと流行にも乗り遅れるというようなそのような言説とうまくマッチするんですね植民地主義的な支配関係みたいなものとコロニアルラッグってとても相性がいい話題なんで
21:18
この第2のパターンだけがクローズアップされるっていうことなんですよで実際に名前がついているのはこれだけですコロニアルラッグこれをダブルクオーテーションでくくったりですねいわゆる鍵カッコでくくったりするというのはその辺ちょっと課題評価されていますからねこの表現コロニアルラッグあるいは注目されすぎていますので実力以上に注意しましょうねという意味合いを含めての
実は鍵カッコということなのだろうと思いますしたがって言語学者は言語についてこのコロニアルラッグ風なものを語るときには鍵カッコをつけるっていうのがおそらく一般的なんではないかな少なくとも私はそういう使い方をしているっていうことですこの話題面白いんですけれども注意してかかる必要があるというそういう話題でもあるんですねこのヘルディオだけではいろいろと語り尽くせないことはたくさんありますが
関連するヘログ英語子ブログへのリンクを貼っておきますそちらからですねこのコロニアルラッグ批判というものもありますのでそういう考え方もありますのでぜひお読みいただければと思いますエンディングです今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました
今日は2日前に公開されたYouTubeチャンネルでの動画の内容に関係付けた話をしました少し深掘りしてですねこのコロニアルラッグという現象について考えてみましたが皆さんいかがお聞きでしたでしょうかこういう形でYouTubeの内容と絡めたりヘログ英語子ブログの内容と絡めたり
いろいろな形でですね絡めることで理解も深めますしいわゆるマルチメディアっていうんですかクロスプラットフォームのような形で英語子も皆さん関心を寄せていただければと思いますのでYouTubeの方もよろしくお願いしますそしてヘログ英語子ブログの方も毎日更新ですしぜひですねこのヘルディオと並走する形で見ていただければと思います
そしてこのチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご質問ご意見ご感想をいつでもお待ちしていますVoicのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いですTwitter等でのシェアもお願いできればと思います
最後に関連過去回リンク共有プロジェクトのお知らせです数日前からこれ述べているんですけれどもコメントをいただく際にですね気づいたらということで本当に結構なんですけれども例えば今日はですねアメリカ英語とイギリス英語の比較みたいな話も出たんですがこれたくさんですねヘルディオでも過去回でこの話題喋ってます
24:22
ですが私一つ一つチェックしてですねリンクを貼るというわけにもなかなかいかない事情がありますのでリスナーの皆さんの方で過去の放送会で関連する話題を喋っていたなという記憶がある場合はですねそこにたどり着いていただいて再びその番号だけメモっていただいてコメントにこの回実は今日の放送の関連会ですよという風に皆さんにリスナーの方にメモしていただいて
リスナーの皆さんに知らせてあげるというようなことをですねしていただきたいんですひと手間かかりますので本当に覚えている最近たまたま過去回関連するものを聞いて覚えているというときのみで構いませんこれをいただけると皆さんリンクを共有することができて内容的にも有機的に結びつく放送会との連携ネットワークというのができると
とても英語詞の学びに役立つんではないかということからですもちろん私自身も気づき次第ですねチャプタータイトルにその関連会の番号を挙げたりですねあるいは放送の中でこの何回過去会が関連しますのでぜひ聞いてくださいみたいなようなこともアナウンスはするつもりなんですが行き届かないところあると思うんですね
皆さんの複数の多数のリスナーの皆さんの目と耳があればですねこう覚えている思い出していただける可能性も高いと思いますのでこの関連過去会リンク共有プロジェクトと行々しく言っていますが要するに気づいた関連会あったらその番号だけで結構ですコメントに投げてくださいというお願いです
さて長くなりましたがそれでは今日も皆さんにとって良い1日になりますようにほったりうちがお届けしましたまた明日
26:26

コメント

スクロール