2026-03-19 14:09

【再】#607. 1年間の「英語史」の講義を終えて

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/650f4aef0bc9d6e1d67d6767

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:01
本日は1月28日土曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、【1年間の英語史の講義を終えて】です。どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、新著のお知らせです。
現実お知らせしておりますけれども、1月12日に新著が出ました。京都大学の家入陽子先生と私、堀田隆一、2人の共著となっています。
【文献学と英語史研究】という題の本です。開拓者より出版されています。
英語史研究のガイドブックという位置づけの本です。英語史を研究する方、研究をこれから志すという方に向けて、
過去40年ほどの英語史研究の動向、そして今後の展望を整理して示すという趣旨の本となっております。
英語史そのものの入門書ではなくて、英語史研究の入門ガイドブックということですので、
その点ですね、性能性が高い書籍ではありますが、この分野の研究に関心がある方は、ぜひ手に取っていただければと思います。
英語版で264ページ、税込3960円ということになっております。
文献学と英語史研究、ぜひよろしくお願いいたします。
ということで、新著のお知らせでした。
今日の本題ですけれども、1年間の英語史の講義を終えてというタイトルです。
慶応義塾大学の文学部、英米文学専攻で必修科目となっているんですけれども、英語史という授業があります。
英語史の通しですね、概述的に春学期と秋学期に全体を合わせてですね、古英語あるいはそれ以前から、そして現代英語まで持っていくというような通しの講義ですね。
それが先日最終回を迎えまして、今年度の英語史の授業が全体として終了したということですね。
毎年のことではあるんですけれども、1年かけて英語の歴史のドラマをですね、最初から最後まで描ききるというのは、なかなかマラソンみたいな感じでですね、終わるとホッとするというところがあります。
最終回の授業では、大体ですね、いつもこれも例年なんですけれども、受講している学生にですね、1年どうでしたか、英語史の講義を通じて何を学びましたか、何が最も価値のある学びでしたかというようなアンケートを取ることにしてるんですね。
03:08
そちらへ回答が寄せられまして、全体、履修者としては100人はいかないぐらいですかね、数十名、7、80名ということが毎年多いんですけれども、それぐらいの履修者の学生からですね、回答をもらいました。
数日前のヘログ、私のブログの方でもいくつかですね、回答をピックアップして点採したんですけれども、そちら、このチャプターにですね、リンクを貼り付けておきますので、そちらも改めて見ていただければと思うんですが、今日はですね、さらに追加していくつか寄せられた回答を部分的ではありますが、読み上げていきたいと思います。
そしてもう一つ前提としてなんですけれども、4月の最初の回ですね、英語詞の講義の4月の最初の回で、私は4つの点をですね、意識して英語詞の講義、これから1年やっていきますので、この点注意ですということで、4点を明言しています。
これが前提となっていますので、ここでも紹介しておきたいと思うんですが、1点目、英語の見方が180度変わりますということを断言しています。
2点目、英語と歴史、社会科がミックスした不思議な感覚の科目ですということを言っています。
3点目、素朴な疑問こそが面白い。
4点目、現代英語に戻ってくる英語詞だということですね。
この4点を明示した上で1年スタートをして、そして最終回に至って、学生からの感想のコメントということですね。
ではまず1つ目、回答ですね。
1年間英語詞を学んでみて感じたこと、また自分にとって価値があると感じたことは、英語に限らず言語とは歴史を通じて常に変化していくものであり、それを理解したことで言語を学ぶ姿勢が変化したことです。
また、授業や課題の中で英語に関する素朴な疑問に取り組んでいったことで、現代英語の学習がより面白くなったし学びやすくなったことも実感しています。
異なる言語の現象同士につながりが見えてきたり、ある現象の根拠も歴史も学ぶことができましたということですね。
次に行きます。
英語詞を学び始めた当初は正直歴史について学ぶ必要はないと考えていました。
しかし我々日本人が義務教育で日本の歴史を学ぶように英米文学専攻として英語を扱っていくならば、間違いなく英語詞を学ぶ必要があると考えるようになりました。
06:03
我々が暗記させられた英語の文法にはそれぞれ歴史があることを知りました。
それは話の種としてももちろん面白いですし、過程を知ることで現代英語への理解が深まりました。
講義そのものが面白かったのはもちろん、これから学んでいくことの基礎・前提としての英語詞を学ぶことができました。
次です。
英語は確かに今でこそ派遣言語としての地位にあり、英語が喋れることそれ自体がステータスになるほどの言語になっていますが、
そんな英語も元は全くの田舎言語であり、英語自体が優れているのではないということを学びました。
また、長く続いた英語の歴史性を根拠に英語の格式の高さを主張するのも、英語のあまりにも多くの変化の歴史を見ていけば、それが誤ったものであるとも言えると知りました。
次。
私が英語史の授業を通して学んだ事柄の中で最も価値のあったことは、その研究の仕方にある。
英語に関する素朴な疑問から個別にその謎を紐解いていくというアプローチはとても堅実的で実践的だと思う。
その個々の問いの答えの集合から見えてくる全体像があったし、反対方向に応用することもできるというのが面白かった。
特に英語という言語において、中学生の英語学習を始めた頃から疑問は多くあったが、無視してとにかく暗記してきたという面が大きい。
しかし、中学1年生の頃に抱いていた疑問や抵抗を流さずに受け止めて解決してくれたのが英語史であったと思うということです。
次に行きます。
今年度を通じて英語史を学んだ結果、英語は様々な言語の影響を受けて完成したものであると分かった。
英語は世界言語であり圧倒的な力を持つものであるという認識しかなかったが、英語史を学んでいくと他の言語がなければ存在しえなかった言語であることに気づき、
意外と圧倒的王者というよりは他の助けがないと生き延びられなかった言語であると思った。
次。
今年度を通じて英語史を学んできたが、私にとっては全てが価値のあるものだった。
ホッタ先生がこの授業の一番最初の講義で、英語の見方が180度変わるとおっしゃっており、
私はその日の第1回の講義で、もうすでに英語への見方が180度変化したと記載し、リアクションペーパーを提出した記憶があるが、
私の英語への見方は単元が変わるたびに変化があったように思う。
次。
疑問に対してワクワクするという感覚が生まれたということが、英語史を学んできた上で私にとって最も価値のあるものであったのではないかと考えている。
09:04
中略。
このような感覚を植え付けてくれた英語史の講義は非常に価値のあるものになり、今後もクリティカル・スティンキングを用いて様々な疑問や事象に回答できるように、英語史の学習を続けていきたいと考えている。
次。
なぜそうなったのか、このことから何が言えるのかというように、そのプロセスや理由などを突き詰める英語史の授業では、単なる理解を超えて物事に触れることの面白さを教えていただきましたし、いかに私が近視眼的に物事を捉えていたのかということを思い知らされました。
このことから、学習時だけでなく日常においても応用できると思う気づきでした。
中略。
物事を追求してみることの面白さというものを感じることができた1年間でした。
次。
今年度英語史の授業を受講して学んできた中で、私が最も価値あると思ったのは、英語という言語の見方が変わったことである。
中学校で英語を習い始めてから大学受験まで、英語の問題には必ず一つの正解があると信じて疑わずに生きてきたが、この講義を通じて言語とは本来通じてに変化し続けるもので、また教授的にも変異しているということを学んだ。
実際に、古英語・中英語において正しいとされていた綴り字や文法は現代では使われなくなっているものも多く、それは現在進行形で起こっているということを実感でき、英語史の学習を通して英語に限らず言語に対する幅広い視野が少しでも養われたように感じられる。
次。
何事にも絶対なことはなく、その裏には何らかの理由があると強く感じさせただけでなく、必ずしもその因果は必然的でなく、偶然的な可能性もあると深く考えた。
1年間、英語の壮大な歴史を学んで、とても興味深いと感じた。
とうとうですね。
たくさんの回答を寄せてもらいました。
このチャプターにリンクを貼りましたブログ記事の方でも回答をピックアップしていますので、そちらも併せてご覧になっていただければと思います。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
毎年のようにですね、このように1年の英語史の講義が終わると、アンケートという形で感想を寄せてもらっているんですけれども、毎年私自身も読むのが楽しみでですね、
12:07
今回はその一部をこのヘルディオでも共有させていただきました。
全体として多かったのはですね、英語を相対化してみることができたという趣旨のコメントですね。
これが多かったと思うんですけれども、これはもちろんですね、私自身が英語史の講義を行う際に、とても意識している点で強調することも多かったということはあるかと思うんですけれどもね。
英語を絶対しせずに相対化してみるという、そういう目線が培われたという趣旨のコメントは、毎年のように非常に多く寄せられてきます。
これこそが私もですね、英語史の講義を通じて示したいことの一つですね、大きな一つだという、そういうつもりで講義をしています。
2ヶ月ほどの休業期間を経てですね、また来年度4月から新たに一から英語史の記述を始める、講義を始めるということになりますが、準備して臨みたいと思っています。
今日の放送を聞いてですね、リスナーの皆さんにも、英語史本格的に勉強してみたいなであるとか、さらに勉強してみたいなというふうに、そんな感想を持っていただければ幸いです。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています。
Voicyのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。
コメントで参加したほうがですね、ただ聞いているよりも絶対楽しいと思いますので、最新の放送会についても、それから過去の放送会につきましても、ぜひですね、コメントのほどよろしくお願いいたします。
初コメントも大歓迎です。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりうちがお届けしました。また明日。
14:09

コメント

スクロール