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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語集ログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。 英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は6月9日金曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、「show」の逸吊り、「show」を知ってますか?です。
綴りの話なので、音だけで聞いているとよくわかりませんね。 見せる、示すという意味のあの「show」という動詞ですが、
普通、「show」ですよね。 しかし逸吊りとして、「shew」というのもあるんですね。これについてです。
どうぞよろしくお願いいたします。 本編に入る前にプレミアムリスナー限定配信チャンネル
英語詞の和、ヘルワのお知らせです。 ちょうど1週間前の金曜日ですね。6月2日に新しくオープンしたプレミアムリスナー限定配信チャンネルです。
毎週火曜日と金曜日の午後6時、夕方6時にお届けする限定放送です。 1週間前の初回ですね、金曜日。そして数日前火曜日に第二回。
そして今日金曜日ということで、夕方6時にですね、第3回を配信することになります。
お聴きの通常放送、レギュラー放送はこれまで通り毎朝6時に更新していくということですが、さらにそれに上乗せする形で火曜日、金曜日にもう一つずつ英語詞に関する放送を聞くことができるということなんですね。
内容としましてはレギュラー放送とですね、全く同じというわけではなくてテイストも異なります。
だいぶインフォーマルな雰囲気も出したりしていますし、応用的な話題になることもありますが、この1週間で多くの方々にそちらにも参加していただいてですね、その内部でもコメントと盛り上がっております。
プレミアム限定放送の趣旨としましては、このチャプターにリンクを貼っておりますので、そちらから詳しい説明を読んでいただければと思うんですけれども、ここでもお伝えしたいと思うんですね。
ぜひとも英語詞の話のプレミアムリスナーになっていただきたい方はですね、こんな方々です。
まず、ヘルかつ英語詞活動を応援していただける方っていうことです。
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このヘルディオを毎日お届けしているのも、英語詞活動、英語詞を広めたいという思いで配信しているんですね。
この英語詞活動そのものを応援してみたいという方、ぜひプレミアムリスナーになっていただきたいと思っています。
それから毎日もっともっと英語詞に触れていたい、レギュラー放送だけでは足りないという方ももちろん歓迎です。
私、ホッタルイチの話をもっと多く聞いてみたい方、やはり歓迎します。
プレミアム限定放送は月額800円ということで有料放送となっています。
決済の方法は2通りありまして、1つはアプリ経由で、そしてもう1つはブラウザ経由、ウェブ経由でということなんですけれども、
1つ目のボイシーアプリ経由ですと、手数料がかかってしまいます。
ですので参加するという場合にはですね、ぜひ2つ目の方法、ウェブ経由、ブラウザ経由で決済するということを強くお勧めします。
そしてこのプレミアム限定放送で得た収益ですね、こちらは減るかつ英語詞活動に投資していきたいと思っています。
毎朝のレギュラー配信をこれからも続けていくための原資ともなりますし、その他のヘルディオ内外での様々な活動、減るかつに当てたいと思っています。
要するに少し形を変えた英語詞活動へのクラウドファンディングみたいなものとして捉えていただいて結構です。
英語詞活動を応援していただける方はですね、ぜひプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語詞の輪に参加していただければと思います。
ということで新チャンネルのお知らせでした。
今日の本題はshowの逸吊りshowを知ってますか?という話題です。
SHOWと読ませる。とてもわかりやすいですよね。
ですがもう一つですね、マイナーではあるんですけれども逸吊りがあります。
SHEWというものがあるんですね。
あまり見かけないかと思います。
今となっては古風で聖書などにはこの形でshowですね。SHEWの形で現れたりするんですけれども、
実はですね歴史的にはこのマイナーと今述べたSHEWの方がむしろメジャーだったんですね。
英語詞の長い間こちらの方がメジャーなデフォルトだったんですよ。
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SHOWっていうのは少なかったんです。
それがある時代に逆転して今ではほとんどSHEWの方はですね見られなくなってSHOWばっかりになってしまったということなんですけれども、
この逆転劇について今日はお話しします。
これはですね実は昨日の放送738回のSHOWとSEWの問題と密接に関わっているんですね。
ですので昨日の放送まだの方はぜひこちらも合わせて聞いていただければと思うんですね。
738回です。
その昨日の放送回の今回関係する部分だけざっとおさらいしますと、
縫う、縫い物をするの方のSHOWですね。
SEWと書きます。
これ普通EWでおうと読みませんよね。
ですので覚えにくい単語の一つだと思うんですよ。
SEWと書いてこれでSHOWと読ませる。
なんでこんな風になったかと言いますと、
1000年ほど前の古英語ではこの縫うを意味する単語ですね。
形がSEWIANという形だったんです。
ポイントはSEWというにEOという二重調母音を持っていたことなんですね。
EOです。
この二重調母音が次の時代中英語の時代になりますと、
もう少し現代的な音に近づきます。
その際に二通りあってですね、EOという音のAの部分ですね。
前半部分の音がメインで取られた場合にはSEWという語形になりました。
一方、古英語のSEWIANというEOのOの部分、後半部分がメインで取られると
SOWとなるんですね。
つまりSEWとSOWという形が共存していたんです。
二つの意形として、ですがNEWというお馴染みですね。
二つの意形が並存していたっていうことなんですね。
そしてSEWの場合にはもちろんSEWと綴られるようになって、
SOWの場合にはSOWと綴られるようになった。
ところが近代英語期になって、いよいよ語形が標準化されるという際になって、
どういうわけか発音の方はSOWの系列が一般化した、標準化したんですが、
綴り字に関して言うとむしろSEWの系統、つまりSEWが取られたっていうことなんですね。
発音と綴り字がチグハグな状態で標準化してしまったというのが、
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現代のこのSEWと書くのにSOWと読むんだというチグハグ感のある現状が生まれてしまったと、
そういうことになるんですね。
これほとんど同じような話がですね、
今日取り上げるSHOW、SHIMESUというまた別の単語にも当てはまります。
まず、古英語から見てみましょう。
このSHOWの単語の起源は古英語のSHARE WE ANという形に遡るんですね。
これが次の中英語期になりますと、
二手に分かれます。
古英語のAIRという二重調母音が中英語に滑らかになっていくんですが、
その際に前半要素の音、つまりAの部分がメインで取られるとSHAREになるわけですね。
一方、後半部分、AIRですからAの部分ですね。
こちらがメインで取られるとSHARE。
そして後にはこの音がSHOWとなっていくんですけれども、
つまりSHARE系列とSHOW系列の二つに分かれたんですね。
分かれながらも並存して両方とも使われていくという時代になっていきます。
SHARE系列はこのまま現代に伝わっていたら、
もう少し音の変化を経て、たぶんSHOEという形、靴のSHOEと同じ発音になっていただろうと予想されます。
SHOWの方はそのまま現代に至ってますね。
SHOWということです。
つまり二手に分かれたんですけれども、近代以降に標準化するにあたってSHOW系列ですね。
発音に関する限りこのSHOW系列のSHOWが一般化、標準化したということを今我々知ってるわけですよ。
結果としてそうなったということは知ってるんですが、
綴り字についてはどうだったかというと、実はSHOW系列、つまり綴り字で言うとSHEWの方がむしろメジャーとしてですね、ずっと英語の歴史を走ってきたんです。
SHOWという綴りの方はむしろマイナーということです。
まとめますと、英語史の長い間、SHOWの発音と綴り字の関係は、
昨日の放送で扱ったNEWのSOWとかなり似たような状況だったんですね。
発音はSOWですけれども、綴り字はまるでSEWと発音するかのようなSEWだったという食い違いがあるっていうことでしたよね。
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同じようにSHOWも発音としてはSHOWと言っていながら、綴り字としてはSHEWで綴る方がずっとメジャーだったんです。
それが割と最近になって、発音がSHOWなんだから綴り字もSHEWなんかではなくて、もっとストレートなSHOWに変えようというような流れができてきて、
今はチグハグ感がない綴りと発音の関係になっていますけれども、英語史の長い間、実はチグハグだったんです。
NEWのSOWと非常によく似た動きをしていたんですね。
ではチグハグが解消されて、メインのスペリングがSHEWからSHOWへとシフトしたのはどれぐらいの、いつぐらいのタイミングなのかということが知りたくなりますよね。
それでいろいろなコーパス、歴史コーパスで調べてみました。
ざっくりと言いますと、1800年ぐらいです。今から200年ほど前まではSHEWの方が圧倒的にメインだったんです。
その影に隠れて非常にマイナーな五次としてSHOWがあったという、それぐらいなんです。
いくつかのコーパスで、少しシフトの年代、メジャーがマイナーに、マイナーがメジャーに変わっていくシフトのタイミングというのはずれていたりするんですね。
つまり何を元に調査するかによって多少のズレはあるんですけれども、目安として言いますと1800年ぐらいがシフトした時期ということですね。
あるいはもう少し早めかもしれません。調査対象となるコーパスに依存するタイミングの違いっていうのはありますけれども、大雑把に言えば1800年ぐらいです。
その後もSHEWの方ですね。こちらもマイナーにはなりつつもですね、やっぱり使われてはいたんです。つまり、並存状態が長かったんです。
実際20世紀前半、今から100年ほど前でもちらほらと見かけることがある。
そして現代でもですね、ちょっと古風な文章を読んだり、聖書などではまだ見かける可能性があるっていうのがこのSHEWです。
古めかしい感じはしますけれども、まだギリギリ現役という言い方もですね、可能かもしれません。完全には死にきっていないという意味でですね。
ちなみに1755年のサミュエル・ジョンソンの英語辞書によりますとSHEWではなくSHOWを採用したいというふうに明示的に述べられています。
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エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
昨日の放送と連動する形で今日はSHEWの発音と綴り字の問題にフォーカスを当てました。
いかがでしたでしょうか。
現代はですね、SHEWに関しては発音と綴り字、チグハグ感特にありませんが、200年ぐらい前まではですね、
NEWのSEWでそうと読ませるんだというのと同じぐらいのチグハグ感が漂っていたということになります。
まさしくevery word has its own history。
すべての単語がそれぞれ独自の歴史を持っている。
そういうことがよくわかるかと思います。
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ということで、今日も皆さんにとって良い1日になりますように。
ホッタリウイチがお届けしました。また明日!