00:00
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもとに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は6月14日水曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は、
幽霊語、Daring Doです。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に一つお知らせです。 明後日、6月16日金曜日から始めてですね、
ケルフ声の祭典というフェスティバルを勝手に開くことになりました。
ケルフ声の祭典、2023年6月ということでですね、
今さっきこのネーミングもつけてですね、これで良かったのかわからないんですが言ってしまいましたので、これでいきたいと思います。
ケルフ声の祭典、何かと言いますと、
まあですね、あさって6月16日にですね、1日かけて私の研究室その他でですね、いろんな人をとにかく呼んで対談したり、
ガヤガヤやったりして、ボイシーヘルディオの収録をたくさんするという会ですね、そういう日になっているんです。
そしていろいろな人を招いているということになっているんですね。
そこで収録した様子は、向こう1、2週間かわかりませんが、どんどん流していくと。レギュラー会で配信していくということになると思うんですね。
主にケルフメンバーが集まるということと、ケルフ協賛という企画でもありますので、ケルフを関して声の祭典と、そんな風に名付けてみた次第です。
そしてその第1弾は、まさにあさってですね、その収録会を開くので、その中でですね、生放送を一つお届けしたいと思っています。
時間的にはですね、いろいろと都合がありまして、夕方の6時にしようかなというふうに今考えています。
6月16日の金曜日ですね、の午後6時です。
そしてちょうどですね、プレミアムリスナー限定配信放送を始めているんですけれども、英語詞のは、ヘルワですね。
これが本来的には金曜日の、あと火曜日もそうなんですが、午後6時ということで配信になっているんですね。
そこでちょっとですね、時間的に重なるということもありまして、プレミアム放送の方は少しずらす形で、もしかしたら1日2日ずらす形で行うかもしれません。
03:12
これから少し時間を調整するなどしたいと思うわけなんですけれども、
とにかくですね、今のところ、あさって金曜日の午後6時からレギュラー配信の中で生放送というのを行おうと思っています。
対談相手は多分複数になるんですが、そのうちの一人として、これまでヘルディオにも何度も出ていただいています。
メジロ大学のゴショマミさんですね。商標言語学を提唱されている方なんですが、ゴショさんは入ると思います。
プラス、このヘルディオでもおなじみの方がいたり、そうでない初めての方がいたりというような、そんな回になりそうで、細かいこと詰めてないという状態なんですね。
ですが、ぜひですね、ご関心のある方はあさって金曜日の午後6時ぐらいからという言い方をしておきたいと思いますが、生放送で対談等を行いたいというふうに思っています。
そしてその日の生放送を皮切りに、無効数日間以上かなという感じがしますが、いろいろとですね、声の採点、ケルフによる声の採点の回をお届けしていこうと、そんな段取りでおります。
まだ詰めてないところはいろいろありますけれども、ぜひお楽しみに期待してお待ちくださればと思います。
ということで、ケルフ声の採点2023年6月のお知らせでした。
今日の本題ですけれども、幽霊語、Daring Doという話題なんですね。
まず幽霊語って何と思われると思うんですね。
これ英語ではそのままGhost Wordと言います。
これを日本語で幽霊語というふうに訳しているわけですね。
あるいはGhost Form、幽霊形というふうに形に注目して呼ぶ場合もあります。
いずれにせよですね、Ghost Word、幽霊語、幽霊ってついてますんで、何のことかと言いますと、英語学用語辞典の定義を読み上げたいと思います。
簡単にして明快です。
誤記や誤解がもとで生じた本来あるべからざる語ということで幽霊語ですね、まさに。
間違って書き写してしまったとか誤解がもとで、本来そんな単語がないのに存在してしまった、生まれてしまった、間違えて生まれてしまったという単語ですね。
06:07
普通ですね、こういう単語は間違いですから、勘違いなどが原因で生じたということなので、その限りで一回間違えて終わり。
もう一切使われなくなるというか、誰にも目に止まらず耳にも止まらずに消えていくというのが一般なんですが、どういうわけかですね。
いわば嘘から出た誠みたいな感じで一般化してしまうと。
本当のもともとあった単語なんだっていうに、勘違いが連鎖してと言いますか、一般に広まってしまうケースっていうのがあるんですね。
これで定着してしまったもの、これが幽霊語なんですね。
結構いろいろ調べると英語の中でもあります。
日本語でもあるんではないかと思うんですが、ここではその代表例としてよく知られている一例あげてみたいと思うんですね。
これが表題で読み上げたDaring Doという単語なんですね。
Daringっていうのは、d-e-r-r-i-n-g-d-oということです。
ジェストを引くと、これ出てると思うんですね。
勇敢な行為とか万有、大胆不敵な行動ということで、例えばですね。
Tales of Daring Do。
勇敢な行動の物語。
Deeds of Daring Doというと、まさに勇敢な行為ということになりますね。
こんな使い方があって、古めかしい単語ではありますけれども、使われたりします。
Daring Do、ぜひ辞書を引いていただければと思うんですけれども、
これがですね、本来あるはずのない単語なんです。
それが勘違い、誤解が元で生まれてしまって定着し、今では普通に辞書に載っているという本当になっちゃった。
嘘が本当になってしまったというタイプの語ですね。
これを幽霊語、ghost wordというふうに言います。
では、どういう経緯でこのDaring Doという単語が生まれたのかということなんですけれどもね。
500年以上遡ります。
ジェフリーチョーサー、英詩の父、英語の詩ですね、ポエム。
英詩の父と呼ばれているカンタベリ物語等を書きましたジェフリーチョーサーという作家がいます。
この作家がTroilus and Crusaderという作品の中で次のように書いてるんですね。
一部伐採でわかりにくいと思うんですが後に解説しますので
09:02
そのまま現代英語を風に言うと
騎士としてふさわしいことをあえてする勇敢にもする時にぐらいの意味合いなんですけれども
もう一度中英語の原文で読み上げますね
in during dawn that longest o'erknight
in during dawnという部分がポイントです
in daring to do that longest o'erknight
というのがwhat belongs to a knightというのが文字通りいいですね
騎士にふさわしいことをあえてする勇敢にも行うことにおいて行うときにぐらいの意味ですね
このduring dawnという部分がthereという動詞ですね
あえて何々する
そして今ではthere to doという風にto不定詞を伴うんですが
当時は単にですね原形を置くことができたんで
during dawnというのはdaring doに相当します
ちょうどこのdaring doの部分は
明らかに何々することをあえてする勇敢にもするという動詞の動名詞ですね
動名詞形が使われているっていうことなんですけれども
これがですね後のエドマンドスペンサーという詩人です
16世紀後半に活躍したチョーサーの時代から見ますと200年ほど後です
The Fairy Queen 妖精女王という有名な作品
詩ですけれどもねこちらもを書いたイギリスの詩人です
エドマンドスペンサーが誤解してしまったんですね
このチョーサーの文をin daring to doのように解釈すべき
原文in during dawnのこのduring dawnの部分を
これが一つで名詞なんだと勇敢な行為という
こう解釈してしまったんですねつまり勘違いが入っているっていうことなんです
スペンサーほどの詩人がそう解釈したわけですよ
これはですね影響力はありますね
改めて元の原文チョーサーの原文はin during dawn that longeth to aknight
だったわけなんですがこのduring dawnっていうのが一つの複合名詞なんだろう
万勇とか勇敢な行為ぐらいねでそれに名詞なのでその後に
thatがきて関係代名詞ですよそしてbelongs to a knightぐらい
ないと騎士に属するつまり騎士にとって
12:02
ふさわしい万勇勇敢な行為においてみたいに取っちゃったわけですね
本来はdaring to doという動詞句のこれを同名詞化した部分なんですが
during dawnという一つの名詞なんだっていう風に勘違いしたわけです
そしてさらにそれをですねもっと後の18世紀後半のサーウォルタースコット
というアイヴァン法を書いたこれまた有名な作家ですけれどもやっぱり200年後ぐらいですねスペンサーの
このスペンサーの読みを採用してしまったっていうことなんです
またこれ有名な作家によって採用されたということで
たまたまの連鎖なんですけれども定着してしまったっていうことなんですね
このdaring to doっていうのが勘違いですよ統合分析といいますか
切り方を間違えて本当は動詞句をベースとしたその同名詞形に過ぎないのに
一つの歴とした名詞なんだっていう風になかった名詞がですね
急に誤解によってポンと現れてしまった調査が聞いたらびっくりでしょうね
スペンサーの解釈し間違いですそしてそれをさらにですねスコット
サウルタースコットが採用してしまったその間違えた読みを採用したことによって結局
辞書に掲載されるぐらいまでに著名になってしまったっていうことなんですね
著名な作家詩人たちが酔ってたかって作り上げた幽霊語ということで
これはこれでとても有名な幽霊語なんですね
他にもたくさんこの手の幽霊語というのがあって勘違いからポンと生まれてしまったという
語形性の方法としては非常に妙なあまりないタイプのものなんですが
あまりないっていうのは他の語形性に比べてということで調べるとですね
このような勘違いに基づく幽霊語っていうのはまあ出てくるんですね
ちなみにこのゴーストワードとても良い用語ですよね
これを初めて使ったのは1886年にスキートという有名な文献学者
英語史研究者といってもいいですねがですね
言語学協会の起用において用いたのが初めというふうに言われてます
オックスフォードイングリッシュディクショナリーによりますとそうありますね
定義はいたって簡単
本当は存在していない語
面白い単語があるもんです
エンディングです
15:00
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました
いかがでしたでしょうか幽霊語
これどの言語にもある程度あるんじゃないかなというふうに想像されますよね
皆さんもいろいろ探してみると面白いと思います
このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオでは
あなたからのご質問ご意見ご感想をお待ちしています
Voicyのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです
TwitterとSNSでのシェアもよろしくお願いいたします
チャンネルフォローしていただきますと更新通知が届くようになります
ぜひフォローをお願いします
また面白かったためになったなどと感じましたら
どの回でも結構です
最近の回でも昔の回でも結構です
いいねやコメントいただけますと幸いです
私の方に必ず通知が入ってきます
なるべく反応したいと思っていますのでたくさんご覧ください
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように
ほったりうちがお届けしました
また明日