#1892. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第31弾
2026-08-04 21:48

#1892. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第31弾

【今日のひとこと】

8月3日の配信回で予告したとおり,今回から川上さんの「やってます通信」が一人語りバージョンへ移行します! この斬新な「英語教育×英語史」実践の試みへの応援をよろしくお願いします✨

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #川上さん #やってます通信 #中高生のための英語史 #英語に関する素朴な疑問 #英語のなぜ

【参照URL】

https://drive.google.com/file/d/1ObjW7cy4ENurFISg4PNUa9fbddAZi0eW/view?usp=sharing


▼パーソナリティ、堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ。

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

▼2026年6月10日に本が出ました。発売前増刷決定。Amazon 新着ランキング「語学・辞事典・年鑑」「英語」「新書」3部門で第1位を獲得しています。

📕堀田 隆一 『英語史で解く 英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2026年。

関連情報はワンストップで著者公式特設HPからどうぞ👇

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/nazesantangen/index.html

▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第20号が公開されています

- 第20号(2026年5月28日):https://note.com/helwa/n/nbcb5d662f7c3

▼2026年2月25日に、一押しの伝説的な教科書が新装復刊されます

📕市河 三喜、松浪 有 『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』 研究社、2026年。

- 本書の公式HPよりどうぞ:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10155519.html

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3. 「#729. なぜ英語を学ばなければならないの? --- 中学生のための英語史」 https://voicy.jp/channel/1950/hzowkzzoaq
4. 「#1. なぜ A pen なのに AN apple なの?」 https://voicy.jp/channel/1950/eg1ffa2pn2
5. 「#705. ゆる言語学ラジオにお招きいただき初めて出演することに!」 https://voicy.jp/channel/1950/fmstk5sb6g
6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl
7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3
8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq
9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03
10. 「#406. 常識は非常識、非常識は常識 --- 私の海外体験の最大の成果」 https://voicy.jp/channel/1950/8q0i86tmgp

▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています

- https://voicy.jp/channel/1950/premium

▼hel活のハブ The HEL Hub のホームページが2025年10月18日よりオープンしています

- https://user.keio.ac.jp/~rhotta/helhub/
- heldio, helwa はもちろん hellog や YouTube 「いのほた言語学チャンネル」などの様々な媒体での英語史コンテンツの新着が日々集まってくるページです。毎日複数回更新されています。
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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法の謎、なぜ3単元のSをつけるのかが発売されました。
発売前増殺がかかりまして、全国つつ裏裏にて好評いただいております。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年8月4日火曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さあ本日は、昨日予告しました通り、ヘルディオヘルはコアリスナーで、現役高校英語教師川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信、一人語りバージョンが始まります。通算で第31弾となります。
これまでのやってます通信第30弾までは川上さんから記事資料を受け取った私がそちらを読み上げるという形で間接的に川上さんの教室での試み、英語教育かける英語史、中高生のための英語史という試みをヘルディオお聞きの皆さんにご紹介してきた経緯があります。
このシリーズ回も進みましてね30まで来ているということでこのあたりでぜひ川上さんご自身にご紹介していただくと直接性が何よりもありますね。川上さんの肉性でご紹介いただくのが良いのではないかということで川上さんの一人語りシリーズこちらが本日から始まることになります。
昨日の回はその予告回と言いますか序文に相当するところでやはり川上さんがお一人でお話しされているんですけれどもどのようなお考えで二巡目と言いますかねそして一人語りシリーズ始められるかという思いをですねお話ししていただいたのが昨日の回だったんですね。
こちらあのぜひですね先に昨日の回をお聞きいただくとですね味わいがまた変わってくるのではないかと思います。
今日の第31弾川上さんより私が受け取りました資料はURLこちらから遊んでいただきますとpdfの形で手に入れることができます。
画像にはその1ページ目のみですね画像化してこちらに貼り付けておりますがぜひpdf版も眺めながらですね川上さん直々のお話を聞きいただければと思います。
03:16
今回は3つの生徒からの質問を取り上げております。
川上さんがどのように答えられるかそして生徒がどのように反応したかこのあたりを含めてですね楽しんでお聞きいただければと思います。
それでは行ってみましょう。川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信第31弾です。
どうぞお聞きください。
こんにちは。現役高校教師の川上です。
英語のなぜ5分版と題して授業中に生徒の素朴な疑問に答えています。
今回は英語のなぜ5分版やってます通信の第31号とそこで扱った3つの疑問を紹介します。
それでは今年度の第6問目です。
なぜディナーのnを2回綴るのですか?
この問題は文字iの原則的な発音が2つあるというところから理解する必要があると思います。
短いiという発音と長いiという発音です。
そしてこの音の違いは綴り字の中で文字iそのものではなくiの後ろの綴り字に反映されています。
例として食事dinnerと食事をする動詞dineを比べてみましょう。
文字iをiと短く発音するdinnerの場合は後ろの子音字nを2つ重ねるいわゆる重子音字が綴られています。
一方文字iをiと長く発音するdineの場合は子音字の後ろに読まない目字のeがあります。
重子音字も目字のeもいずれもかつては実際の発音を表す文字でした。
それが発音変化を経て文字自体は発音を表さなくなったのですが、
変わって自分自身ではなく先にある母音の長短を区別する発音指示記号を持つようになったと考えられています。
06:04
それではこれに対する生徒の感想です。
子音字を重ねる単語全てに共通していると考えてよいですか?
これに対する私のコメントです。
生徒のこの感想は私の説明を完全に理解している。
そういうことがわかりますが、
ただし全てに共通しているか否かという点については言葉の常で例外は必ずあります。
また、重子音字で綴られていても、その理由が発音指示機能に当てはまらなそうな語もあります。
そこで全てに共通ということはありません。
それに当てはまる単語が多いということです。
と返しました。
これは生徒に限らず私たちもそうだと思うんですが、
一を持って他に当てはめたがる。
そんな一般化の語尾には陥りやすいのではないでしょうか。
それでは次の今年度の第7問目です。
なぜstudyの過去形はstudiedと綴るのですか?
子音字プラスyはyをiに変えてedという綴り字のルールです。
発音iあるいはiを表す文字はiだけではなくyもあります。
iとyこの2文字の使い分けは単語内の位置によって決まっていると考えられます。
概ね単語の末尾はy、それ以外つまり語頭や語中はiというわけです。
単語の末尾にyが用いられるstudyの原型がそうですけれども、
このような例はそのyの長い字形が単語の区切りの印になるという
四角効果を持たせた綴り字の慣習とされています。
ではなぜ単語の区切りを明示する必要があったのでしょうか。
今とは違い、以前は紙、主に用紙紙でしたが、は効果でした。
しかも活版印刷機のない手書きの時代は文字は詰めて書かれ、
単語間の余白は十分に確保されませんでした。
そのため単語の区切り終わりを示す工夫が必要だったのです。
09:02
私としてはstudyの語末がyであること、これにしばし立ち止まって鑑賞したくなります。
生徒の感想です。
1、中学校などの英語の授業で、そういうルールなのだと思って暗記していました。
人々の知恵で単語を詰めて書いても読めるようにした歴史があることを知りました。
英語の歴史を知って少し好きになれました。
これからはルールだと思い込まず疑問に思うようにしたいです。
2、紙が硬化ではない手に入りやすいものだったらstudy-deではなく、全然違う形だったかもしれないと考えるとすごく面白い。
3、時代背景を知ると楽しくなりました。
4、綴り字を決めるのはどんな人なのですか?
相当権力がないとできないような気がします。
これに対する私のコメントです。
別にもらっていた質問に、なぜ文章の最初は大文字にするのですか?というものがありました。
文字の視覚効果という点では、studyの誤末のYと関連すると思い、合わせて紹介しました。
文章の最初を大文字にする習慣は、そこが文章の始まりである、そういう区切りを目立たせるためというふうに考えられます。
二巡目ということもあり、一つの疑問に対して関連する別の疑問も引き合いに出しながら、そうやって返答する機会が増えています。
それでは今年度の8問目です。
アとザの違いは何ですか?
聞き手にとって、新情報の名詞につけるのがアン、旧情報の名詞につけるのがザです。
これはちょうど日本語の格助詞、ガとワの使い分けに相当します。
そこで桃太郎の冒頭を示して説明しました。
英語史の観点からは語順が関係する話題です。しかし語順には踏み込みませんでした。
前提として、英語の語順が固定化した経緯を説明する必要があるだろうと考えたからです。
これについてはいつか機会を見て取り上げたいと考えています。
12:05
今回は歴史的な視点ということで、不定関詞のア・アンは数詞のワンと関連する語であること、
そして定関詞のザはザットと関連する語であることを紹介しました。
それでは生徒の感想です。
1.これまで違いが明確にわからず、なんとなく使っていた。これから新情報か旧情報かを区別していきたい。
同様の感想多数。
2.教科書パート2の英文にも実際に使われていて、ためになりました。
3.日本語についても詳しく知れました。
確かに桃太郎の出だしでガとワを入れ替えると違和感がある。
これに対する私のコメントです。
おそらくアとザの対比は不特定と特定という用語で学習することが多いのではないでしょうか。
名称も不定関詞と定関詞となっています。
旧情報と新情報という説明は語順を関わらせなければ、本質的には不特定と特定と同じことを述べていると思うのですが、
桃太郎の冒頭の部分のように、日本語の例を添えることで、生徒は別の視点から新たに理解する、そんな経験をしたように感じられます。
英語学習には時に日本語の例字が非常に有効だと思います。
それでは以上で今回のやってます通信31号を終わりたいと思います。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信、初めての一人語りバージョンということで通算第31弾をお届けいたしました。
2巡目とはいえですね、生徒の質問に真摯に答える川上さんの姿勢、本当によく伝わってきました。
やはり肉性いいですね。文章で読むのとは異なってですね、この授業の風景、クラスでの風景というのも伝わってくるようです。川上さんありがとうございました。
今回もなかなか面白い質問が取り上げられていましてね。
15:03
なぜディナーはnnと2回綴るのですかという問題ですね。
これも英語紙をたどると非常にですね深い問いなんですよね。
母音の長い短いこれを母音を何かいじることで母音字をいじることで表現するっていうのが本来はストレートのはずなんですが。
なんと英語ではですねスペリング上後ろの子音の個数で表すという何とも間接的な方法を使っているんですね。
なんでこんな面倒なやり方になっているのかということですね。
これもですね、なんでそうなのか説明しようとするとこれなかなか大変なんですね。
いろいろなことを準備しておかないといけないんですね。
そもそも母音の長短を表すというのが英語は昔から苦手で関心がなかったと言いますかねあまりなかったんですよ。
もっと言いますとローマ字というのはそもそも母音の長短を表すっていうのが英語に限らずその前のローマ字というぐらいですからラテン語の段階からそうなんです。
どうもこのローマ字のアルファベットはですね母音の長短を表す方法は考えればあるんですけれども
それを積極的に採用してこなかったというまず大元の理由と言いますかね大きな根っこがあると思うんですよね。
そしてもう一つ大きな根っこと言いますか文字というものの性質に関わるんですけれども
文字ってそもそも誰のためにあるかというとですねその言語を母語としている人のためにあるんですね。
外国語学習者のためにあるわけではないんですよ。
少なくともなぜ発達してきたかどのように発達してきたかというのを考えると主役はネイティブなんですよね。母語話者なんですよ。
自分が話していることを文字の形で書き留めたいと思うのはまず最初にネイティブなんですね。
その言語をすでに少なくとも話し言葉上マスターしている母語として通常のように使いこなせる人にとって文字というのはキューがあればいいんですね。
音声に復元できるだけのキューヒントがあればいいんです。
母語話者ですから母語の知識があって感も冴えているのでその一部だけの情報で十分に音に復元できます。
その辺の事情もあってですねすべてを文字で表現する必要がないんですよ。
つまり母音が短いか長いか。
これはですね文字の上に表す必要性ということで言うと母語話者にとってはそんなに強くないっていうそこからスタートしているということが大きな背景としてあるんじゃないかなと思っています。
18:13
なかなか壮大な話になってくるんですね。文字論の話になります。
2問目はなぜstudyの過去形はstudyでとyだったものがiに変えてedと綴るのですかっていうやはりスペリングの問題ですね。
ここでの用筆文化であるとかiとyの文字の使い分けに関する問題ですね。
これは非常に聞くと初めて聞くと驚くのではないかと思いますがそこでの生徒の反応。
そういうルールというだけで飲み込まない疑問に思うようにしたいという反応これ本当に素晴らしいと思いますよね。
まさにそこだというふうに指摘したい生徒からの反応私も大変嬉しくなりました。
そして3つ目これも巨大な問題aとtheの違いは何ですか。
このように複雑な問題を一言で答えるのは不可能だけれども一つの視点を与えるということはこの5分で伝える英語のなぜ5分版ですね。
やってます通信的にはですね旧情報新情報という一つの切り口角度から説明をする。
しかもまあ日本語の類例を使って説明するっていうのは確かに川上さんおっしゃる通り効果的だろうなと思った次第です。
今回私もですねよくよく知っている問題ではあります。
私も何度も答えてきた問題ではありますが新たな角度から考えてみたいなというふうに昨日の川上さん除文を聞きまして。
意識して今回の第31弾聞かせていただきました。
皆さんも新たなインスピレーション得られたのではないでしょうか。
ぜひですね川上さんのこの試み応援する意味でもコメント欄にてですね応援の言葉であるとか今日の会へのご感想やご意見質問も含めましてぜひお寄せいただけますと幸いです。
私もこの川上さんのやってます通信の試み一人語りになった後もですね応援続けていきたいと思います。
末永くですね第31弾今ですけれどもどんどん続いていっていただきたいなと思っております。
また川上さんよろしくお願いいたします。
さあ最後に絶賛発売中新刊書なぜ三短言の目撃マップ企画について改めてご案内いたします。
全国のリアル書店で皆さんが本書を見つけましたらなぜ三短言がドコドコ町のドコドコ書店に置いてありましたというふうに叫んでいただければと思うんですね。
21:08
私がグーグルマップ上にピンを立てていきます。
そして日本地図をなぜ三短言で埋め尽くしたい英語誌をお茶の間に広めていきたいというそういう趣旨の企画です。
毎日毎朝このヘルディオンの配信会のコメント欄にて皆さんからのご報告をお待ちしております。
読み終えられた方はアマゾンレビューなど各種のプラットフォームで本書のレビューやご感想もお寄せいただけますと幸いです。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように英語史研究者のほったり打ちがお届けしました。
また明日。
21:48

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