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おはようございます。英語の歴史の研究者、英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間に、おもとに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は7月21日金曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は、和田忍先生との対談。
小英語随一の3文作家、アルフレイチです。 この人誰?と思われるかもしれませんが、ご専門の和田忍先生にご解説いただきます。
と言ってもですね、いつものように飲みながらということなので、 肩の凝らない解説となっているかと思います。
和田先生は駿河大学に所属されていますが、これまでもですね、 6回ほど対談会ということで、このvoicyheldioに出ていただいています。
概要欄にそのリンクも貼っておきますので、 ぜひですね、聞いていただければと思います。
今日お話しする小英語、後期の時代、 そして今回取り上げるアルフレイチという作家の研究をされています。
ぜひ今回の対談をお聞きください。 本題に入る前に2つほどお知らせをさせてください。
まずはですね、今日金曜日ということですので、 金曜日の夕方6時からはですね、
プレミアムリスナー限定配信、 英語詞の話を予定通りお届けする予定です。
話題としてはですね、最近関心を寄せています、 名前について取り上げたいと思います。
わけあって名前にですね、注目することになっているんですけれども、 このレギュラー会も含めまして、
プレミアム限定配信でも名前の話多くなってくると思います。 ぜひですね、全体的にこの話付き合っていきたいという方はですね、
月額800円ということになっておりますが、 プレミアムリスナーになっていただければと思います。
少しずつですけれども、コミュニティが広がってきておりまして、 近々にプレミアムリスナーの皆さんとですね、
オフ会、初めてのオフ会を開きたいなぁ、 などということも考えています。
ご関心のある方は、このチャプターにプレミアムリスナー限定配信チャンネルへのですね、
リンクを貼っておきますので、そちらから趣旨等を 確認していただければと思います。
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そして2点目なんですけれども、こちらも有料放送のお知らせということなんですが、 先日、月曜日でしたかね、7月17日月曜日に
半ば思いつき、そして半ば前々から計画していたということもあるんですが、 スタートしたのはちょっとした思いつきなんですね。
初回となる新たな有料シリーズを始めています。
ボー&ケイボーの英語誌の名著、古典的名著があるんですね。 こちらの本をですね、
ワンセクション、ワンセクションとゆっくりとなんですが、毎回読み進めていき、 そのセクションについて私がいろいろとコメントするというようなシリーズですね。
英文なんですけれども、英文をじっくり読むというよりは、 リスナーの皆さんも読んだということを前提にして、そのセクションに書かれている内容について、
理解の足しになるようにですね、いろいろ重を無尽にコメントを加えていこうということです。 これを機にですね、英語誌の勉強をもう少し本格的にやってみようかなと思う方に向けてですね、配信しています。
ファーストチャプターは視聴できます。試し聞きできる形になっておりますので、 どんな雰囲気か覗いて見ていただければと思います。
ということで、お知らせ2点でした。
いい音ですねー。
はい、カンパーイ!
熱い日が続きますが、本日は久しぶりに和田忍先生にお越しいただきました。 和田先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
飲みながらのカジュアルな対談でいきたいと思うんですけれども、
話題はですね、真面目なというかシリアスな感じで、シリアスって言うんですかね。
和田先生のご専門に近いところというか、まさに今日紹介するですね、作家の言葉というものを読み解いているということなんですが、
これは何者なんですか?今日ご紹介いただけるの。
今日はアルフリッジを紹介したいと思います。
アルフリッジ、これはそもそもどの時代の人なんでしょうか?
だいたい950年くらいから1010年くらいまで生きた人というふうに言われております。
ざっくり1000年ちょっと前という感じですかね。
そうですね。
この時代っていうのは、イギリスってことでいいんですよね。
イギリスでは何が起こっていたのかということに関しましては、実はだいぶ前にはなりますけれども、
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和田先生とはこれまでですね、私の数え方が正しければ6回ほどこのボイシー・ヘルディオでも対談させていただいているんですが、
その初期の1回、2回が和田志信先生との対談、バイキングの活動と英語文献作成の関係。
これが179回、2021年の11月26日ってなってますね。
翌日も180回、対談2回目でバイキングと英語史ということで、
要するにバイキング時代、その後半と言いますか、そのあたりにあたるのがちょうど10世紀後半、
そして11世紀の初めっていうこのエルフィリッチという方が生きた時代っていうことなんですが、
そもそも全体のバイキング時代の後半にあたるっていうことなんですが、
この時代ざっくりとどんな社会の雰囲気だったか、特にキリスト教周りっていうことなんですが、教えていただけますでしょうか。
バイキングの勢いがまた盛り上がってきて、
その中でキリスト教の信仰を深めようとして活躍したのがこのエルフィリッチ、アルフィリッチになります。
これはエルフィリッチ、アルフィリッチ、どっちかという。
あるいは人によってはエルフィリックと言ったりするんですよね。
この辺ちょっとまず決着、今日はどっちを使うのかみたいなところなんですが。
私はアルフィリッチを推したいなというふうに思っています。
文字でこのチャプターにも書きますけれども、
小英語の特有の文字、あっというね、アッシュの文字で、発音記号で皆さん知っていると思うんですが、
AとEを合わせたAppleのAですよね。
なので、あっとも音訳できるし、えっともできるっていうまず問題があるのと、
あとは最後のシーンのCで書くんですけど、
これがチュなのか、CHみたいな音なのか、
あっともKの音なのかっていうことで、
これ研究者によっても呼び方っていうか、こだわりみたいなのがあるっていうことですかね。
そうですね。
小英語の発音様式だと、おそらくアルフリッチということなんですが、
ラテン名っていうのがこういう偉い人ってついているので、
後世ではですね、アルフリックスみたいな言い方のラテン名があって、
クと呼んだりする人もいると。
今日はじゃあ、和田先生の推しの読み方でこうしたいと思いますけれども、
この方はそもそも何者、職業と言いますか、どういう方なんですか?
このアルフリッチはですね、生殖者でありまして、
もともとドーセットの近くのサーバスというところの修道院におりました。
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その後?
その後、エインシャムというところの修道院に移って、
その修道院長となった人です。
エインシャムっていうのはオクスフォード社でしたかね。
そうですね。
そこに移って、要するに修道院に関係が深い方で、
修道院長にもなったという、そういう人なんですね。
普段の仕事って修道院長っていうのは修道院を運営しながら、
そして、説教したりするんですかね。
説教師でもあるっていうことで、
書いた著作なんかともつながるんですが、
そもそも割と有名な作家なんですか?この時代の。
本当に最大の作家と言っていいと思います。
3文作家と言うべきですかね。
詩というよりは3文で、説教ってね、
3文ということが多いと思うんですけれども、
それをたくさん書いたと。
両室のものも書いたということですかね。
その意味では、後英語後期の、あるいは、
後英語全体のと言ってもいいんでしょうかね。
最大の3文作家みたいな言われ方が、
文学史上は定着していると思うんですが、
具体的に何を書いたんですかね。
まず最初に、アルフリッジは最初に書いたと言われるものが、
カトリック説教集、カトリックホミリーズというものを
2巻本ですけれども、作成したと言われています。
じゃあ、これ2巻って結構な分厚さなんでしょうかね。
そうですね。
説教集ということで、説教としての作家としては、
こういうのを書くのかなという感じがしますね、確かに。
他には?
その後、文法、グラマーですね。
これは何語の文法ということでしょうか。
これは後英語でラテン語のことを解説するというような。
ラテン語の文法を後英語で解説した本、
後英語和歌に向けてということですよね。
文法も書いているということですね。
それから一部、聖書の翻訳などもしているところがあります。
はい、なるほど。
さらに、もう一つ大きな著作として、
聖者伝と言われる、ライブズオブセインズと言われるものがあります。
これは、いわゆるキリスト教の聖者たちのバイオグラフィというような形ですかね。
そうですね。
それがかなり大きな作品にはなりますかね。
先ほどのキャトリックホミリーズとライブズオブセインズというもの。
これが二大著作を挙げるのであればということですかね。
そうですね。
あと、ちょこちょことというか、いろいろ書いてはいるんですか。
そうですね。
その他に対話集などがあります。
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対話集というものですね。
これらを書いた、なかなかの書き手というか量を書いた方だと思うんですけれども、
なんでアルフリッジはこんなにいろいろと説教集みたいなものを書いたというか、モチベーションみたいなのは何だったんでしょうかね。
そうですね。
この時代にまた体育からの影響であったベネリクト改革というものがありまして、
そういった改革に乗っかってキリスト教をさらに普及させようとする流れの中で、
こういった多くの著作を書いたというふうに考えられています。
あと、10世紀のベネリクト修道会の改革ですね。
ちょっと落ちぶれてきたんで、ちゃんと規律しっかりしようよみたいな運動ですよね。
その中にうまくタイミングがあって生まれてきて、有能な作家だったみたいなことかと思いますけれどもね。
この方は古英語で書いたということなんですが、その古英語というのは文体と言いますかね、どんな特徴があったんでしょうか。
そうですね、このアルフリッジの説教3文の特徴として、リズミカルな3文というものが挙げられます。
リズミカルって普通ね、韻文、詩だともちろんリズムなんですが、3文で書いたのになかなかリズミカルであるということなんですね。
そうですね。
和田先生、このアルフリッジ読まれていて、どんな印象ですか、その文体から受ける印象と言いますか。
そうですね、他の古英語3文に比べると、リズミカルということは同じような言葉が続くということで、分かりやすい内容に。
私も実は読んでいて、結構好きな文体と言いますかね、現代的な3文ではないわけなんですけれども、小気味良いと言いますかね、あれは肌に合う合わないっていうところかと思うんですけれどもね。
古英語3文といえばウルフスタンも挙げられますが、アルフリッジとウルフスタン合わせて古英語3文の大半が占められているとも言われています。
そうすると古英語の2大作家と言ってしまっていいぐらいな感じですかね、3文的にはね。
ウルフスタンといえばもちろん、リスナーの皆さんもご存知ですよね、ここで接点があったから。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
アフタートーク的に和田先生にまだ一緒にいていただいているんですけれども、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
最後にね、まさかのウルフスタンみたいなね、これはリスナーの皆さん知ってるはずなんですよ。
今日は新しいキャラとしてアルフリッジというのが出てきて、なんだこの2人近いのかみたいな、近いっていうかだいたい同時代ですよね。
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そうですね。
どっちが年上というかどっちが先輩になるんですかね。
アルフリッジが少し。
少し早いんですかね、生まれもね。
なるほど。
だいたい同時代を生きて、同じような時代の雰囲気を感じて、書かなきゃなというふうに思いに駆られた2人ですかね。
そうですね。
だいぶタイプは違うのかなと思ったりするんですけどもね、これどうですかね、タイプ。
そうですね、やはりウルフスタンは表に出ているタイプと言えるかもしれません。
公的な人物かなりね、政治の表舞台に立っている役職もついてるし。
アルフリッジはどちらかというと裏手というかですね、裏に回ってキリスト教の復興活動をしているというふうに言っていいかなと思います。
小英語研究とか小英語文学研究的には二大巨頭みたいな話になったと思うんですが、どっちが人気あるとか、現代の研究者にとか、どっちが層が厚いとかあるんですか。
それはやはりアルフリッジですかね。
これは和田先生だからではなく、まあ客観的に見てそうですかね、やっぱりそうですね。
それなのでウルフスタンといえば小川俊さんということなんですけれども、この二人が対談したらかなり面白いことになるんではないかなみたいに思いますよね。
どっちが好きか。研究者もやっぱり好きな作家を普通選ぶじゃないですか。
より好きなね。その意味ではある意味対立すると言いますか、ライバル関係であるような二人のね。
なぜあなたはこっちを選んだんですか問題みたいなのも白熱しそうで、大変面白そうでね。
私は黙って議論聞いてようかなって気になってるんですけど。
今日は新しいキャラとしてですね、アルフリッジという作家が出ました。
これで前からですね、このチャンネルを聞いていただいている方は保英語、アングロサクソの時代の人物として知っている名前といえばね、まずアルフレッド大王と。
その次にウルフスタンというのが小川俊さんが導入していただきましたので、今回ですねアルフリッジというキャラで3人目ですね。
ベオルフは別として、3人このアングロサクソの名前を皆さんもうすでに知っているということでですね、このアルフリッジについてもまたですね、話を今後深めていければなと思いますので、また和田先生お話聞かせていただければと思います。
本日は和田先生にお越しいただきました。ありがとうございました。
ありがとうございました。