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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
新しい週が始まりました。本日は6月26日、月曜日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は
The title of the book か The book's title か
with 川島さん。ケルフ声の採点第10弾です。 この数日ですね、ケルフ声の採点という
企画でお届けします。もう10弾になりましたね。 この4月から6月にかけて企画として運営してきました。
ケルフKO英語史フォーラムの一つの目玉企画として、 英語史コンテンツ50というのをやってきたんですね。毎日ケルフメンバーが一つずつ英語史ネタを提供していく
ということで、ケルフホームページにそのコンテンツがですね、日々上がっていっていたという、これが50続いたんですね。
これが完走しまして、 これで終わらせるのはもったいないということで、非常にいい話題コンテンツが出ましたので、この
ヘルディオでもそのコンテンツ作成者と対談という形で面白いものは、 ぜひですね、こちらでさらに宣伝していきたいという趣旨で行っている、この
ボイシーヘルディオ企画です。 10回となりましたが、今回はですね、
学部生4年生の川島さんが作ってくれましたコンテンツ、これが本当に面白い。
ケルフ会長の青木くんも交えながら3人でこの話題について語り尽くすということで、今回はお届けしています。
元のコンテンツそのものをまずですね、読んでいただければと思います。 これはですね、川島さんの研究テーマなんで、これからどんどんですね、進化していくと思います。
今年中になので、今回初登場、川島さんなんですけども、これ1回では終わらないと思いますね。
2回目、3回目、ぜひですね、登場していただきたいと思うんですが、まずは何の問題なのか、何が面白いのかということを紹介するような回になると思います。
ぜひお聞きください。
おはようございます。
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今日は英語子コンテンツ50よりということでね、企画もので最近進めているんですけれども、今日の出演者はですね、川島さんです。
よろしくお願いします。
はい、ようこそいらっしゃいましたということで、川島さんは英語子コンテンツ50の中で、どのコンテンツを書いていただいたんでしたっけ?
16番の5月1日に公開された、タイトルオブザブックは長い、ギュッと短くの英語というコンテンツを書きました。
これは面白かったです。
ありがとうございます。
ということで、ここを読んで紹介してもらいたいという趣旨なんですけれども、リンクを貼っていますので、コンテンツ、ぜひリスナーの皆さんに読んでいただければと思うんですが、
この話題ですね、まずそのタイトル自体がタイトルオブザブックということで、本のタイトルっていう何気ない話題ですが、これのどういうところに問題を見出したっていうことでしょうか?
本のタイトルってどうやって書くって聞かれたら、皆さんだいたいタイトルオブザブックって書くと思うんですよね。
英作文ですよね。
タイトルオブザブックでしょうね。
ですよね。皆さんにお聞きしたいんですけど、ザ・ブックスタイトルっていうのを聞いたときに、皆さんどう思われますか?
どうでしょうかね、青木くん同席してるんですよね。
今、忘れちゃったでしょうかね。ケルフ会長の青木くん。
今日もいます。
どうって言われると、あんまり馴染みはないですよね。
もちろんね、言われればわかるんでしょうし、こういうのあるのかなと思うんですけれども、先ほどのように例えば英作文しなさいって言われたら、タイトルオブザブックが出るのかなっていう感じ。
そうですよね。無生物にはだいたいオブを使う。
そう習いますよね。ジョンズ・ドッグとかはあるけれども、逆にザ・ドッグ・オブ・ジョンっていうのは普通言わないし、同じよう、その逆でザ・ブックスタイトルっていうのは言わないのかなみたいな。
そうなんですよ。そんな違和感があるにも関わらず、実はザ・ブックスタイトルのような仕様はありだし、むしろ広がっているって言われてるんですよね。
明治的にダメって言われたかは、どう習ったかはないけれども、感覚もそうですし、無生物にアポストロフィー・エスっていうのは、やっぱり非常に限られた表現とか、これもそうなのかもしれませんが、というよりは広がっているんですか?むしろ。
広がっていると言われてますね。そこが面白いなって。
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すごく面白いですね。
そうなんですよ。皆さんにお伝えしたくて、このコンテンツを書かせていただきました。
いいですね。これは歴史的に調べるというのが、このケルフのゼミの大きなテーマということで、歴史について聞いてみたいんですけれども。
歴史について見るとまたさらに面白くて、今オブの仕様が広がっているよっていう話もあったんですけど、実はもっと遡っていくと、エスのものが一回消えて、そしてオブが拡大して、今の段階でエス賊覚が巻き返しているっていう状況だと言われてるんです。
じゃあ歴史の最も古いところから言うと、例えば小英語とか中英語だと思うんですが、本来はエスの言い方が普通だったと。
本のタイトルに限らず、一般的に所有を表す場合には、エスを使うもの、エス賊覚が普通だったわけですが、
所有覚のこと、賊覚と専門的に古い英語で言うので、賊する方で使っていきますが、エス賊覚が多かったのがある時から、中英語ぐらいですかね、からむしろオブを使うという言い方になって、そちらにグッと振り子が触れたと。
そのまま行くと思いきや、今、現代、エスが戻ってきていると。
復活とも言えなかったです。
何をやっているかという賊覚は、エス賊覚とオブ賊覚と呼んでおくと、その競合関係というか、かなり揺れ動いてきているということなんですね。
この辺、もう少し詳しく見ていければと思うんですけれども。
まず、何でエス賊覚が衰退してオブ賊覚の拡大につながったのかというと、英語というのは元々ゲルマン語派というグループなんですよね。
ゲルマン語派で使われているのがエス賊覚だったんですよ。
ゲルマン語派では基本的にエス賊覚を使うと。スタートはもうそうなんですね。
スタートがもうそこなんです。
なんですけど、ご存知の方もいるかもしれないんですけど、中英語期から近代英語期にかけて、フランス語だったりラテン語などのロマンス語派というのが影響を受けてくるようになってきました。
ゲルマン語とは別の語派というか派閥のフランス語とかラテン語系が英語に影響を与えるの。
そのロマンス語的なものがオブ賊覚なんですよね。
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フランス語、ラテン語ではオブみたいに対応するようなものを使うのがむしろ一般的だった。
ゲルマン語とロマンス語では水と油というかだいぶ違う方向性だったのが、英語はそのロマンス語側の影響を受けてしまった。
それでオブ賊覚が増えてきたと。
その後はどうなるんですか。
その後は、先ほどお話ししたようにじわじわとエス賊覚が巻き返しを図ってきて。
それが19世紀後半から20世紀初めにかけてだと言われています。
割と最近なんですよね。
このように無生物にもエス賊覚が使用されるようになってきたんですよね。
我々受けてきた英語教育、無生物つけちゃダメっていうのは18世紀とか前の時代に習っている。
実際にブックスターと言われればそういうのがあるのかなって気になってきたんですけど、他に例えばどういうのがあるんですかね。
例えばですね、At Day's EndとかAt Water's Edgeとか。
Water's Edgeね。
そうです。
とか、The Article's Main Pointとか。
The Article's Main Point。
分かりやすいって言えば分かりやすいですけど。
そうですよね。
なんですけど、などの例が挙げられる。
これ19世紀後半から20世紀初めに、今から約100年前、ちょっと前ぐらいから流行りだしたっていうことなんですか。
はい、そうなんです。
これ、再び流行りだしたっていうか巻き返しですけど、何か要因っていうかせっかくやっていく何かあるんですか。
その広まってきた理由の一つに、ジャーナリストの間で広まってきたものなんじゃないかって言われてるんですよ。
ジャーナリズム英語っていうことですね。
はい、そうですね。
これは、それ自体は何でなんでしょうかね。
なんでかっていうと、ちょっと音声だとちょっと分かりづらいかもしれないんですけど、
The Title of the BookとThe Book's Titleを書き比べてみてほしいんですよね。
The Title of the Book。
まあ、語数としてもね。
5語か、5 Wordsが、The Book's Titleは3語。
そうなんです。まさにその通りで。
The Book's Titleの方が長さが短いんですよね。
確かにそうなります。
ジャーナリズムって新聞に書くじゃないですか。
紙面っていうのはスペースが限られているので、
ぎゅっと部分を圧縮することで情報の密度を上げるというか、
紙面に少しでも情報を詰め込めるようにということで、
S続格は大変便利だというようになってきました。
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それはだけど思い当たりますね。
Theを省略したりとか、タイトルだと新聞の記事ですよね。
あるし、相当省略傾向はジャーナリズムが強いって言われているので、
これもその一環っていうことですか。
Theの場合省略とか取っちゃうっていうのがあるんですけど、
これは違う構文を使うっていうことで短くするっていうのが面白いところかなと思いますよね。
これ、青服くんどう思いました?
この議論面白いですよね。
そうですよね。
本当に英語史の中でも現代的な変化で、
やっぱりオブが増えるっていうところまではよく英語史でも話すんですけど、
そこからジャーナリズムの発展っていう現代的な問題で変わってきているっていうのはすごく面白いなって思いました。
そうですね。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日は川島さんのコンテンツからだったんですけれども、
青服くんいかがでしたでしょうか。
改めて聞いて本当に面白いなっていうふうに感じましたし、
オブとS続格って二つの話でしたけど、
そこにとどまらずいろんな英語史的な要素が含まれているなっていうのを改めて感じて、
例えばSをつけるかオブをつけるかって、
これ発達した時期は中英語期くらいですけど、
これは英語史の総合的な言語から分析的な言語をやっている。
ダイナミックな話題の一部になってきているっていうことと、
あと私が思ったのは、
古英語から話を始めるわけですよ。
さらにさっき言ったゲルマン語っていうところも出たでしょ。
もっと長い歴史なんだけど、
扱っているのは実は一番最近のところで戻ってきているっていう、
すごく大きな視点とすごく現代的な視点が混ざっていて、
ダイナミックな。
これは本当の英語史の研究だね。
だから面白いと思う。
しかもその要因、なぜ戻ってきたかっていう要因も極めて現代的で、
我々も知っている時代の、生きている時代の時短とかタイパというような
話題ですよね。
これはあるんじゃないかなと思ったりするので、
これからもどうなっていくのか。
あとジャーナリズム限定なのか、もうちょっと流行ってくるのかとか。
そこもすごい今気になっていて、もっと研究していきたいなって。
そのあたりね。
SNSとかも文字数制限とかあるじゃないですか。
だからオブ使いたくないからS使用。
絶対ある。
面白いなって思ったのが、地面の幅で減らしたいっていうのって、
小文字を使うようになった時とか、
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中世の紙を節約するために大文字じゃなくて小文字を使おうみたいな、
そういう流れと似ている部分ってあると思うんですよね。
現代的に見えても、実は中世とかでも似たようなことが起こっていたかもしれないし、
いろんな…
広がってきたよ。
これが面白いね。
ここまでは打ち合わせていませんので、
アフタートークでどんどん広がっていったというところがありますよね。
これは面白い問題になっていくんじゃないでしょうかね。
ぜひ深掘り続けていってもらえればと思います。
ということで、また次回の出演もお待ちしています。
今日は川島さんでした。ありがとうございます。
ありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございます。
今日の放送は、6月16日に実は大収録会と称しまして、
たくさん収録したんです。
そのうちの一つということで、
コンテンツベースで川島さんにお話いただいたんですけれども、
この収録の場には、他のケルフメンバーもいっぱいいたんです。
ある教室で撮ったんですが、みんないたんですね。
この川島さんの会に、青木くんも同席いただきまして、
3人で撮ったんですけど、
はい、テイク終わり。撮りました。撮り終わりました。
よかった、よかったというふうに言った後に、
みんなが川島さん、ラジオ向きすぎ、上手すぎという声が上がりましたね。
今日の、今回の配信のために編集といいますか、
私も改めて聞いていまして、上手いですよね。
非常にハキハキしているし、分かりやすいし、
これ、このまま川島さん眠らせておくわけにはいかないなという話になりまして、
これからヘルディをいろいろ出ていただきたいなということを考えているんですよ。
これはリスナーの皆さんも多分同意していただけると思うんですよ。聞いていただいたら。
一つは、大変聞きやすい。歯切れが良いという発音で、
ラジオ向きなんですよ。
それと、内容とか着眼点という観点から見ても、
1個前のチャプターでも話したように、
これ本当に歴史的なスパン、すごく長い話でありながら、
すごく現代的な話でもあるんですよ。
こういうところに着眼したいなっていうのを研究者は思っているんですけど、
さらっと持っていったなっていうところでね、ずるいなっていう感じですよね。
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問題として、課題として、本当に面白い話題を見つけてくれたというふうに思っています。
この場にはいろんな人が実はいまして、
マサニアもいて、一言も喋っていませんが、
今回、川島さんうますぎというコメントだったんですよね。この後ね。
ですので、これからもまた出ていただいたり、
今日の研究途中の話題なので、これからどんどん研究が進んで、
実態がわかってくるんですよ。
また報告もしていただければというふうに思っています。
皆さんもですね、今日の放送を聞きまして、
感想、コメント、質問等ありましたらガンガン寄せてください。
今ですね、川島さんは卒論執筆中なので、
ガンガン寄せていただいた質問とか、
意見をですね、取り入れて卒論をいいものにするというようなですね、
そこにリスナーの皆さん貢献していただければと思います。
私も本当に面白い問題だと思っていますのでね。
ということで、ケルフ、声の採点盛り上がっています。
これからもぜひ皆さんに応援していただければと思います。
よろしく!