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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのかが発売されました。
発売前増殺がかかりまして、今、全国つつ裏裏にて第2釣りが書棚に並んでおります。大変ご好評いただいております。
ありがとうございます。
英語の語源が、ミニツクラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年8月17日月曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。お盆休み明け、今日から仕事再開という方も多いんでしょうかね。
日本はまだまだ猛暑、残暑が続いていることと思います。
私が今おりますダブリンの方は日にもよるんですけれども、全体的には涼しくなってきまして、おそらく8月下旬、9月に向けてはもう少しぐっと涼しくなってくるのではないかなと思いますね。
とりわけ朝晩は涼しくなってきておりまして、最近はですね、早朝に起き抜けにジョギングに来ています。
リフィ川の川沿いをですね、往復するような形で今もですね、ジョギングを終えたところで撮っています。
さあ今日の話題なんですから、昨日の話題からの続きということになりますね。
昨日はですね、グレトナ・グリーンというスコットランド国境の街ですね。
スコットランドとイングランド国境で、スコットランド側の街、村ということになりますが、ここで見かけたトイレの表示。
ブライド、グルーム、ブライドが女子トイレで、グルームが男子トイレというようなお話をしたんですけれども、そこでですね、城前、南京城の話をしたんですね。
イギリスでも、そして日本でもですね、愛の象徴として南京城というのがよくですね、愛の名所、観光名所などにはですね、現れて、これをカップルがくくりつけていくわけですよね。
この観光というのは、いつから、そしてどこから始まったのかというのは、ちゃんと調べていないんですけれどもね。
どちらかがどちらかの文化を輸入したということかもしれませんし、ありそうですね。
あるいは独立かもしれないんですけれども、何で城前なのか、南京城、ロックなのかということをですね、ふと考えたんですね。
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いろいろと連想は働くと思うんですけれども、今日はこの問題について考えたいと思います。
その一つの要因として、関連する話題としてですね、wedlock、結婚を意味する単語なんですけれども、あるいは婚姻状態を意味する単語なんですが、
これが関わっているかもしれないなとふと思ったので、ご紹介したいと思います。
その語源とともに、ご紹介しますね。
wedlock、結婚のロックは城前か、という話題です。どうぞよろしくお願いいたします。
英語には結婚、婚姻を表す単語というのがいくつかあるんですね。
marriageというのもそうですね。それからweddingです。
これはwedという、結婚する、させるという動詞が元になって、その同名詞形ということですね。
このwedのもう一つの名詞形というんですかね、weddingは本当に同名詞のingがついた形ということでわかりやすいと思うんですが、
wedlockという単語があるんですね。
wedとプラスロックです。城前のL-O-C-Kと同じ綴りなわけなんですが、古風な表現であまり使われないですかね。
聖書関係であるとか、本当に結婚の正式な儀式の時に現れたりはしますかね。
holy wedlockというふうに使われることも多いですね。
なので、宗教的に認められた婚姻関係を指すことが多いですね。
これですね、このlockというのは何なのかというところが今日の話題なんですけれども、
これ明らかに見栄えは、南京城のロックですよね、と同じですし、
さらにですね、だいたい新老新婦が死ぬまでお互い添い遂げますという意味で、
till death us do partみたいな言い方をすることが多いんですね。
古い言い方なんですが、死が私たちを分かつまでということです。
till death us do partということですね。
これぐらいですね、夫婦の愛が浄米のようにね、固く結びつけられるという含意であればロマンチック。
まさにグレトナグリーンでカップルが浄米を結ぶようにですね。
これ一回はめたら、閉めたら、もう鍵がない限り絶対開かないわけですよ。
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なので鍛冶屋さん、鍛冶屋さんが作る浄米とは確かに相性がいいんですよね、結婚というのは。
このロマンチックな側面は良いとしてですね、一方で寄婚者の多くが、
もしかしたらそれより先に想像するかもしれないのは、結婚は浄米である。
つまりですね、日常生活のあれやこれやに制限がかかる。
がんじがらめんされてしまうという、この連想をお持ちの結婚者の方いらっしゃるかもしれません。
実際ですね、ユーモアを込めたですね、禁言としてwedlock is a padlockという言い方があるんですね。
まさにこれ、結婚はpadlockっていうのが、南京錠みたいなことですよね。
であるという、つまりこっちの連想でロック、浄米がですね、出てくる。
これはあるかもしれませんね。
逆にですね、中世の時ですね、人々の記録によると、
独身者のことはですね、ラテン語でソルトゥス、ソルトゥス。
これ放たれたとかつながれていないっていう、表記されたんですよ。
これなどを見るとですね、独身者は解放されているけれども、
結婚者は浄米で縛られているみたいな連想っていうのはですね、
中世の頃からあったようだということなんですね。
皆さんはロマンチックなロックの方か、あるいはですね、
全くロマンチックでない方のロック、どちらの連想が働いたでしょうか。
さあ、このwedlockというのをですね、ロマンチックであれ、あるいは非ロマンチックであれですね、
何らかの連想が働いているということで納得される方もいらっしゃるのではないかというと、
これはですね、ある意味でよくできた解釈語源、あるいは民間語源というべきもので、
実際にはですね、語源学の正しい教えに従うとですね、
このロックは浄米のロックではないんです。
同音同綴り異義語ということで、全く異なる別のですね、いわば設備字なんですよ。
一つの単語ですらなく設備字なんですね。
このwedlockという単語は、実は古英語から使われていた本来語で相当に古いです。
古英語ではwedlarkという形でした。
このlarkというのは動作名詞を作る設備字なんですね。
wedというのが結婚の誓い、これ自体でそういう意味があるわけなんですが、
その誓いの行為、制約ほどを意味した単語だったんですね。
そこからとりわけ結婚の制約ということになり、最終的には結婚している状態、婚姻状態を表すようになったということなんですね。
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このlarkが単母音化して、そして母音も少し変わってですね、lockとなって、
この発音であれば綴り字はlockだろうという後付けの綴り字ですね。
それが先ほどのロマンチックあるいは非ロマンチックな連想によって、
まさに情媒そのものと結びつけられるようになったという経緯がありまして、
語源学的にはですね、このlockはlarkという動作名詞を作る設備字に遡るということなんです。
これはですね、おそらく現代英語で残っているのは、この設備字を持っている単語ですね。
いまだに保持している単語としては、このwedlockしかないのではないかと。
なので余計にですね、このlockってなんだ、これ情媒に違いないという発想になるわけなんですが、
小英語ではもっと普通の設備字だったということで、例はですね、いくつか挙がるんですよ。
すごく多いわけではないんですけれども、例えばですね、fairhotという単語があります。
これファイトに相当する戦いっていうことですよね。
これにlarkをつけて、戦い自体も名詞なんですが、それにlarkをつけて戦っている状態、戦闘状態を表す、
fairhotlarkという単語がありました。
あとはですね、rareflarkなんていう単語もありましたね。
このrarefというのは奪い取るぐらいの意味で、これを動作動詞化してですね、奪い取ることということで、
あと結婚関連ではbrewedlarkというのもありましたね。
まさにこれあのbrideにlarkというのをつけたもので、これもですね、婚約、結婚に相当するような意味だったということで、
いくつかあったんですね。
法律用語っぽい匂いはしますけれども、このような語源的背景があるとはいえ、
今ではですね、先に述べた連想の方が上回って、もうすっかり皆さんですね、wedlarkのlarkといえば、
ロマンチックであれ、非ロマンチックであれ、情媒、南京錠と結びつけられるということになっていると思うんですよね。
それと南京錠を結ぶグレトナグリーンや日本の愛の聖地でのあの行い、あれにですね、情媒を使うということは、
やっぱりですね、どこかでつながっているんではないかなというふうに考えていますが、いかがでしょうか。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
wedlarkのlarkから話を広げていきましたが、このような解釈語源ですね、本来の語源学的な語源とはですね、
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違ったふうに解釈されて、それが一般に行き渡るというのは非常に多くあるんですね。
これを言語学の本ではですね、民間語源というふうに、フォークエティモロジーというふうに言うんですが、
私、かつてのですね、このヘルディオの過去回でもお話したことがありますが、民間語源という言い方がですね、
あまりふさわしいとは思っておりませんで、自分で考え出した解釈語源、こういうふうに解釈して、後付け解釈して語源を理解するというような意味合いで、
解釈語源というふうに呼んでいます。
それに対して語源学的に正しい語源ですね、本来の実際上の語源というものは、学者語源などと呼ばれることはあるんですが、
これも私はですね、ネーミングとしてどうかなということで、ここには探求語源と名付けております。
これも仮の名称なんですけれどもね、解釈語源と探求語源、これ広めていきたい用語だなと思っておりますので、最後に触れておきました。
さあ、絶賛発売中の新刊書なぜ三単元の企画についてお知らせです。
なぜ三単元目撃マップ、ほぼほぼ日本全国に地図上にですね、ピンが立っております。
全国のリアル書店で皆さんが本書を見つけましたら、なぜ三単元が置いてありましたというふうにお知らせください。
町と書店の名前を添えていただきますと、Googleマップ上にピンを立てていきます。
日本地図をなぜ三単元で埋め尽くす、さらに密度濃くですね、埋めていきたいと思いますので、ぜひですね、よろしくお願いいたします。
毎日のこのお聞きのボイシーヘルディをコメント欄よりご報告いただければ幸いです。
またですね、独領された方、Amazonレビューなど各種のプラットフォームで本書のご感想などお寄せいただけますと幸いです。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語史研究者のホッタリウイチがお届けしました。また明日。