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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜ?に答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜ?の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間に、おもとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年4月20日月曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私、スコットランドはアバディーンに滞在しております。本日の話題はそのアバディーンからのローカルネタですね。
ブリッジとブリッグ。D側にかかるブリッグDよりと題して、実際にこのD側にかかる端の付近からお届けしています。ライブ感があると思います。
取り置きということで数日前のものになるんですけれども、比較的暖かい日で晴れてもいましたので、川に散歩に出かけたという次第なんですね。そんなシチュエーションで収録しております。ぜひお聞きいただければどうぞよろしくお願いいたします。
今日はとても気持ち良い天気なので久しぶりに外で収録しております。 今私イギリスはスコットランドのアバディーンという街に滞在しております。
なかなかこの時期4月なんですけれどもまだ寒い日が多くてですね。 上がっても10度11度くらいの日が多い中で、
今日はですね天気も良くそして日中15度くらいまで上がりましたかね。 ここまで上がりますと
日々もっと寒いのでやはり相対的に暖かく感じるんですよね。 今もですね日向で
いつもより1枚2枚脱いだ状態で
過ごせるくらいなので非常に快適ですね。 風は少し冷たくなってきました。今夕方の5時過ぎなんですけれども日が長いのでまだまだ
日中という感じがしますね。 今環境音も入れながら撮っているんですけれども風も少しあるので風の音それからですね
川が流れている音もしかしたら聞こえるかもしれません聞こえないかもしれませんが 今アバディーンの
街の南側を流れ北海に注ぐ D 川に来ています。
河原が芝生になっていて遊歩道でベンチもあったりするんですね。 そのベンチに腰掛けながら川の流れをゆっくりと眺めながら
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過ごしている午後、夕方というところなんですけれども このアバディーンの街はですね2つの川が流れて北海に注いでいます。
今目の前にしているのが D 川という南側を流れる川ですね。 そして北側に流れているのが今度はドン川
両方とも東の北海に注いでいるこの2つの川に挟まれてと言いますか その外側も含めてなんですが街全体となっています。
今いるこちらの南側の川ですね こちら D 川のあるサイドは町の商業漁業の地域で港に直結しているということなんですね
そして北側が旧市街と言いますか古い方でドン川の周りに栄えた市街 こちらはアバディーン大学であるとか教会
学問と教会の街ということで いずれも歴史は非常に古いんですよね
港自体もですね 1136年ですかね
先日アバディーンのマリタインミュージアム 海洋博物館に出かけてきたというお話をしましたけれども
その展示によりますと1136年に王から 自治権を与えられて自治都市になったんですね
これをバラというふうに言いますエディンバラのバラですね あるいはなんとかバーグっていう時のバーグと語源が同じなんですけれども
スコットランドではこの歴史的な自治都市のことをバラ B-O-U-R-G-H ですか
あるいは逸辞としてB-U-R-G-H むしろこちらの方が単独で使う場合は多いんですかね
それからB-O-R-O-U-G-H この辺りの逸辞もあったりしますね
ちょうど私がこのヘルディオでも何度も取り上げている あの516通りのスルー
あの単語と非常に似ていてスルーだったり 古くは語尾のシーンが発音されたりですねスルーフのように
あるいは日本説化してサラーとかサロウとなったりという あれが同じあのバラの単語にも当てはまるんですけれどもね
この自治都市バラができたのが1136年 もちろんその前から町としての
経済は整っていたんですが 自治権が与えられたということですね
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これで商業的に大変潤って 発展してきたというそういう街なんですよね
アバディーンというこの街の名前はアバーというのがピクト語なんですかね
ピクト語を喋っていた人々ピクト人が何者かというのはいろいろ議論を呼んでいる ところなんですが部分的にはケルト化したような状態でですね
後にケルト系のスコット人によって同化吸収されていったということではあるんですが
このアーバーというのが過去の意味なんですね
そしてディーンの部分はドン川の方なんですね
母音が異なっていますがドン川の方なんです
アバディーンというのはこちらが旧市街オールドアバディーンと呼ばれているところからですね
こちらの北側の方を流れるドン川に由来するということなんですね
母音がアバディーンとなっていますが
アバディーンのとかアバディーン市民という形容詞系あるいは市民の意味を表す名詞はですね
アバドーニアンというふうにドの音が出ますね
アバディーンに対してアバドーニアンという形容詞です
古い川そして古い街ですのでそこには橋が架かっているんですね
何本ももちろん架かっているわけなんですけれども
その中でもですね
とりわけ古いものがあります
北のドン川に架かるブリッジオブドンですね
これブリッジオブドンということなんですが
このブリッジという標準英語でブリッジの地の音を持っているところが
スコットランドでは口語でグの音になってブリッグとなりますね
なのでブリッグオブドンこのブの部分が省略されて
オウアポストロフィーで書かれることが多いんですが
ブリッグオドンとなるわけですね
そして今目の前にしているのが南側のD川なんですが
D川の橋これ最も古い部類に入るんだと思うんですが
こちらを今眺めながらお話ししてるんですね
こちらは予想通りブリッグオDということです
国道などでの正式な名称
標識にはブリッジオブDというふうに書かれていますが
橋のたもとにはですねブリッグオDというパブがありました
北の方のドン川のほとりブリッグオドンのほとりにも
やはりブリッグオドンとなるパブがありました
今目にしているブリッグオDの北側の方ですが
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夕方で結構交通量が多いんです
ただ今少し離れてその橋の様子を眺めているんですが
非常に古い造りだということがわかりますね
実際には16世紀前半に作られたということで
北のドン川に架かる橋にはもっと古いもの
14世紀くらいからのものもあったりするんですけどもね
いずれにせよ古い
このブリッグというスコットランド方言の単語といって
いいと思うんですけどもね
実はスコットランドのみならず
イングランドの北部も含めて
ブリテン島の北側でではブリッジではなく
ブリッグというシーンが響くというのが非常に特徴的なんですね
ある意味南と北を分ける方言線というのが
はっきり出ているのがこの橋を意味する単語なんですね
南ではブリッジ
そして北ではブリッグということになっているんですが
これはなぜこの違いがあるか
これはブリテン島北部
北イングランドであるとかスコットランドは
8世紀半ばから11世紀にかけての時代に
バイキングに襲われた地域なんですね
バイキングたちが喋っていた言語
彼らの母語はコーノルド語
Old Norseと言われていまして
スコットランドの英語にも非常に大きな影響を与えたんですね
語彙 発音 そして部分的には文法などにも
大きな影響を与えたということなんですけれども
そのうちの代表的な単語の一つが
この橋を意味するブリッグなんですよね
南の方ではブリッジというふうに
これ柔らかい音と言うんですけれども
柔らかい音になったのに対して
北では北欧語の対応する単語の発音の影響により
ブリッグというグの固い音がしっかりと残っている
ということでバイキングの影響によって
このグの音が未だに交互では使われているということなんですね
他に同じような例としてですね
代表的に挙げられるのは
教会を意味する単語です
標準英語 南の英語ではチェルチとなります
チュの音が後頭と後末にそれぞれ出る
2回出るわけなんですが
これがいずれも固い音
つまりクの音になっているのが北側なんですね
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北イングランド スコットランドでは
KIRK K-I-R-Kと綴ってKIRK
これが日常的にも使われているんですね
実際アバディーンの町の教会も
KIRK OF HONIARARAというものが多いですね
正式名称としてやはりチェルチという
標準英語の形が使われているものも多いんですが
KIRKもよく見られます
BRIG AND KIRK
これがある意味スコットランドを代表する
象徴する2つの英単語だと言っても
過言ではありませんね
厳密に言いますと
北イングランドも含めてということなんですけれども
このようにアバディーンの町に
今滞在しておりまして
町の中ではKIRK
それから川に行きますとBRIG
これに囲まれて生活しているということになります
ぜひこの2つの単語を覚えておいていただければと思います
本当に河口も河口で港までですね
今からこの川下って
町にまで戻ろうと思うんですけれども
多分2キロほどなんですよね
本当に河口なんですけれども
意外とですね流れが早いんですよ
この流れに沿ってこの散策路
町まで帰りたいと思います
エンディングです
今日も最後まで放送を聞いていただきまして
ありがとうございました
いかがでしたでしょうか
久しぶりに外で撮って
大変気持ちよく収録することができました
いかんせんですね
天気が良くない日がスコットランド多くてですね
芝生で気持ちよく収録みたいなことが
これまでのニュージーランドやオーストラリアほどですね
今のところできていないわけなんですが
機会をとらえて
またこのような現地からのレポート的な回ですね
収録はしていきたいと思っております
今回はうまく橋のたもとから
ブリッジブリックの話題をお届けすることができまして
私自身も満足でございます
このチャンネル
英語の語源が身につくラジオヘルディオでは
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良い1日になりますように
英語誌研究者のホッタリウイチがお届けしました
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