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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は6月21日水曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は、
モッカ展開中のケルフ声の祭典第5弾となります。 ケルフメンバーが中心となって入れ替わり立ち替わり、毎日現れてですね、対談をしています。
今回はタギ語スプリングの語源と意味の発達 with 青木くん&寺沢さんということで、すでにおなじみの2人、ケルフ会長青木くんと、 そして一昨日も出演していただきましたケルフメンバーの寺沢さんです。
749回B同士の話を聞いていただけましたでしょうかね。 これも非常に面白い回だったと思うんですけれども、この2人と私とで3人で対談形式で、今日はタギ語であるスプリング、
スプリングといえば春を意味する単語ということなんですが、他にもたくさんありますよね。 この意味の発達について話しています。
実はこのスプリングの話題については、すでにヘログでも話しています。 ただですね、だいぶ違った観点から話していますので、そちらも併せて聞いていただければと思います。
それはですね、532回です。 ジーニアス英和辞典第6版の出版記念に英語史Q&Aコラムよりスプリングの話をしますと題して話しているんですね。
そこでは形態的な話、語源の話に重きを置いたんですけれども、今回は意味の展開、意味の発展ですね。
これを3人で対談しています。
なぜこの話題を選んだかというのはですね、ちゃんと理由があるんです。
1年半ほど前になりますかね、2021年の11月秋にですね、ケルフとしてあるイベントを開いているんです。
ケルフメンバーの学生が主体となって、語の意味変化プロジェクトと銘打った講義を作ったんです。
かなり本格的に作り込んだ講義ですべて学生主体でやっているんですけれども、その際に使ったスライドが残っています。
ケルフホームページ上にですね、これは公開されているんですけれども、その時はコロナ禍の真っ最中だったんで、オンラインでのレクチャーということになったんですね。
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それもですね、ちゃんと残ってるんですけれども、ビデオもですね、ここで公開するわけにはいかないんですけれども、その際に作った講義スライド、これがしっかり残っています。
そしてオープン、皆さんが見られるようにしてあります。その講義スライドへのリンクを次のチャプターのリンクとして貼り付けておきますので、ちょっと重いことは重いんですけれども、ぜひ閲覧あるいはダウンロードしていただいて、その実は一環としてですね、スプリングの意味変化というのを扱ってるんです。
スライド自体は非常に広く、そしてコンパクトに語の意味変化を解説するという内容になっていて、今ですね、1年半ぶりに見てですね、青木君とこれはレベルが高いというふうに確認し合ったので、ぜひですね、皆さんもそのスライドで意味変化について勉強していただければと思います。
これをですね、たまたまある意味収録時にですね、見つけたんですよ。過去こんなことやったねみたいな話をしていて、であればここから何か一つ話題を引き抜いて、ヘルディを収録しようと、そんな背景でですね、今回の話題が決まったということなんですけれども。
まずはですね、この対談聞いてください。その上でスライドの方にアクセスしていただいて、じっくりと勉強復習としていただければと思います。
ケルフはこういう形ですでにですね、いろいろと実績があります。コンテンツ等も蓄積していますので、それを改めて掘り起こしてですね、こうやって対談の形で喋っていくのもなかなかいいなというふうに思った次第です。
ということで今日はそんな回となります。
本題に入る前にプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語しのはヘルはのお知らせです。
毎週火曜日と金曜日の午後6時、夕方6時に配信している限定放送です。
こちら月額800円ということになっており有料なんですけれども、この新チャンネル今月の2日にですね始めたんです。なので最初の月なんですけれども、今までにですね26名が参加しています。
昨日火曜日でしたので、夜に配信したものが第6回となっていまして、その第6回の話題はですね、6月中旬のヘル活報告ということで、通常放送では話さないような内容ですね。
私個人的なこともありますし、特に昨日の回ではですね、もっか配信中のそして今日もその一環なんですけれども、ケルフ声の祭典2023年6月バージョンというこの企画ですね。
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先週金曜日の6月16日に第収録会と称して、ケルフメンバーと一緒に、今日お聞きの放送も含めてですね収録したんです。対談収録という形ですね。そのあたりの裏の様子ですね。
収録の実際であるとか、その準備のような舞台裏について話しています。
プレミアム限定放送の趣旨としては、こちらのチャプターに詳しく解説しています記事へリンクを貼っておきますけれども、基本的にはですね、このヘルディをはじめとする英語字活動、ヘル活を円滑に回していくための資金確保という趣旨で設立したチャンネルなんですね。
ヘル活の原始を集めたいという趣旨です。ですのでヘル活を応援したい。英語字をお茶の間にというふうにこのヘルディをでも掲げていますけれども、モットーとして掲げていますが、これをお手伝いしたい。
リンク先の記事でですね、この辺りの趣旨は詳しく説明していますので、そちらぜひお読みいただき、賛同できるということであれば、ぜひですね、参加していただければと思います。
参加の方法、決済の方法としましては、Voicyアプリ経由とそれからWebブラウザ経由の2種類があるんですが、Voicyアプリ経由は手数料が非常に高いのでお勧めしません。
Webブラウザ経由で決済するということを参加される方はですね、お勧めしますので、ぜひご検討いただければと思います。
通常配信、レギュラー配信の毎朝のものですね、これを円滑に回すための資金ということでプレミアムリスナー限定配信チャンネルを設立しております。
ぜひよろしくお願いいたします。
おはようございます。
おはようございます。
はい、本日は寺沢さん、そして青木くんケルフ会長のお二人にお越しいただきました。
話題はスプリングの語源ということで、スプリングという単語はタギ語ですよね。
これをひも解いていきたいと今日は思うんですけれども、まずまあ大雑把に、細かい意味はいろいろあると思うんですけれども、
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6つぐらいざっと考えてみたいと思っているのがありまして、
じゃあこちらリストが今手元にあるんですが、寺沢さんに読み上げていただきましょうかね。
1つ目がバネの意味です。
スプリングのね、バネ、はい。
2つ目が泉のスプリング。
温泉とかホットスプリングとかのあれですよね。
3番目が期限のスプリング。
これありましたか、期限っていうのは、例えば。
例えばThe Spring of Western Civilizationで西洋文明の期限という使い方があります。
ソウルスとかオリジンとかに近い意味ですかね。
はい、それから。
4つ目が蝶薬のスプリング。
蝶薬。
なんかバネと関係しそうなスプリングしますけど。
そこはそうですね、ありますね。
そして。
5番目が弾力のスプリング。
こんな意味あるんですね。
あるんですね。
ここもね、なんか関連しそうだなっていう雰囲気はありありですが。
6つ目が皆さんご存知の春、季節の春のスプリング。
はい。
普通これを一番最初に覚えますかね。
これですかね。
スプリング、バネっていうのが日本語にもなっているので、この辺りですが。
こう考えてみると確かにタギ語ですね、思いっきりね。
で、これは一つの単語なんですよね。
違う単語、スプリング1、スプリング2とか辞書ではなくて、
基本は一つの見出しのもとにいろんな意味があるんですよっていう風に捉えられてると思うので。
そうするとそれぞれの意味の間に関係がある。
そういうことになりますよね。
なりますよね。
それを追っていきたいと思うんですが。
まず、OEDであるとか語源辞典をベースに調べた結果を今日はお話しするということなんですが。
大元は何なんですかね。
大元を見ていくと湧き出る水とか水が湧いてくる場所っていう意味が大元にはあったようですね。
いわゆる自然現象というか、現象としての湧き水っていうか、この辺りが基本になっているだろうと。
それは自然ですかね、自然現象がスタートで。
そこから複雑な展開を示すと思うんですが、一つ一つ見ていきましょうか。
まず一つ目の先ほどの例で挙げた湧き出る水で、そこから湧き出る水は冷たい泉もあれば温かい水もあるということで、
特殊化という意味変化を減るとホットスプリングの温泉という意味が出てきますね。
これは近いですか、湧き出る水からの距離は近くて、それは自然ですよね。
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分かりやすいですね。
もう今や世界で通じるホットスプリング、温泉ということになっていますけれども、そこから来ていると。
ここはいけるかなというところですね。
さあ次。
これ繋がりを見ていくのがどんどん難しくなってくると思うんですけど、
例えばこれ、期限という意味ですよね。これとの繋がりとか考えてみると、これ難しいと思うんですけど。
川の源流というか泉が湧いて、そこから川が始まってという比喩、自然の現象を見てみると、
全ての始まりとかソースということですよね。
なるほど。
そうすると始まりが出て、期限ということになりますよね。
これは本当にメタファー、比喩的な派生ですよね。
そうですね。
他にどういう広がりがありますかね。
最初の湧き出る水ということは、湧き出ているということは地面から地上へと水が上がっていくということなので、
下から上へ上がっていくという意味合いがまずイメージとしてあります。
そこからどうなるかというと、下から上にびょーんと上がるので、先ほどリストにあった蝶躍という意味が落ちて、
蝶躍するということはバネのスプリングの意味にも派生していくことになるみたいです。
なるほど。蝶躍とバネはわかるという感じですか。
蝶躍というのが、下から上への動き。ここで意味の共通点というか、あるんですかね。
見えてきますよね。
湧き出るとか、下から上への動きね。
なるほどね。
勢いとか生じるって感じですよね。
なるほど。その後どういう展開を示しますかね。
生じてくるということなので、出現するとか蝶行という意味もあるのと、
あとこれは面白いのが下から上へ浮くということで、草花の芽生えみたいな感じで、
これはもう決まり文句みたいな感じで昔言われてたっぽいんですけど、
The spring of the leafというフレーズですよね。
葉っぱが生じるというか、下から上にというか、生じるということですかね。
なるほど。
この時期がいつかという話になると、春。
一年の中の。
草花の芽生えということで、その時期はいつかといえば春。
なるほど。そういうことですか。
Spring of the leaf自体がもうすでに春のメタファーになってますよね。
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そこから統合的省略という言い方をするんですけども、
of the leafのところが切られるので、それで省略されてもスプリングだけで春という意味になっていくということですよね。
結構遠いって言えば遠いですね。たどり着くまでに。
最初の湧き出る水というところから見ると、下から上へのメタファーが物事が生じる。
植物の例えれば、草とか芽が生じる服という感じで、
The spring of the leafと言っていたのが、この時期はいつかというと当然春になって、省略も起こり、ただスプリングだけで。
The spring of the leafが本当なんだけど、省略されてスプリングイコール春。
英語学習者だと春の意味でスプリングを覚えるのがおそらく最初の出会いかと思うんですけども、
逆か。一番最後ですね、今のね。
こういうふうに考えると、一番大元の意味から複雑でも繋がっているということがわかれば、この多機性というの、スプリングの本質みたいなことはわかりますよね。
これもちろん意味変化なので、英語史的にも非常に面白い話題であるとともに、
英語学習にもコアの意味というのかな、大元の意味からの派生みたいな考え方をすることで理解しやすくなるし、
ただ覚えることの利便性というだけではなくて、やっぱり春のイメージがわかりますよね。
やっぱり語源って、一般には語源意識して母語話者って喋ってるわけじゃないんだけど、その後に乗り移っているというか、蓄積されている文化的歴史的なものってあったりして、文学ではそういうものが蓄積されたものが現代にも思い出したかのように表出してくるとかあったりするので、
語源の理解ってやっぱり広く文化理解、歴史理解に広がるだろうなと。単なる英語学習の便だけでなく、その意味では。だから春の見方変わると思うんですよ、皆さん。
これちなみに今話してて、日本語の春も春があるっていう。やっぱり植物が芽吹く季節っていうのは、人生で言えば若い時ですよね。張ってるわけですよ。
確かそういう語源だったと思うんですよね。ひっぱるの春ですけど。そういう意味で言うと、メタバが似てるところもありますよね。
思いのほか素敵な時期だったんですね、春は。
人生の春っていう言い方も日本語でもするし、一方でもちろん大極があって、フォール・オブ・ザ・リーフという悲しい季節があり、これが秋ということになっているわけですよね。
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これ非常に勉強になりますね。大本が湧き出る水、泉のイメージですね。泉から走ってるんだということかと思います。
今日はお二人、スプリングの解説ありがとうございました。
ありがとうございました。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
お二人には今残っていただいてるんですが、今日の話、実は新作ではないんですよね、我々にとって。
そうなんですね。これ昔、ケルフが組織としてやった語の意味変化プロジェクトという、簡単に言ってしまえば、学部生と院生と合同でみんなで意味変化を勉強しようっていう、その一連の講義で出てきたものに基づいてやってるんですけれども、これをやったのが、
2019?
21年の11月2日になってますね。
相当前ですね。
2年前で、この頃まだ学部生だった。
4年生ですよ。
まさか2年後にケルフ会長に上りつぶると。
出世したもんですね。
この時の資料が残っていて、An Introduction to the Study ofMeaning Changeということで、久しぶりに私も開いてみたんですよね。
73ページのスライド、大作ですよね。
こちら、ケルフのホームページから飛べるというか、リンクを貼ってあるので、こちら貼っておきますので、ぜひ見ていただきたいと思います。
かなりの力作ですよね。
力作なので重たくなってます。
めちゃくちゃ重たい。40何メガバイトということで、スライドなんですけどね。写真とかを使いすぎみたいな。
ただ、今見返したらすごいね。
デッキはかなり意味変化に関心がある人は参考になると思います。
まとめ方もね、ほんと気合い入ってる。
これを開いて全部紹介しようと思ったんですが、とても無理ということで、この中のほんと一握りの面白そうなところでスプリングを選んだというのが今日の種明かしなんですけども。
本当にいろいろ詰まってますよね。要因もそうだし、類型もそうだし、そこに留まらずに次元語学語用論と。
かなり新しいアプローチも含めて、網羅的に解説して、これ整えたら本の一章というか、少なくともそれ以上になるかなと。
無構成としてもね、ケーススタディも4つあるんで。
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この時は寺沢さんはこれ加わっていなかったんですか?
私はもう卒業して働いています。
先生はやっていたというところですね。改めてこちら、しっかり勉強していただければと思います。
そんな感じで撮った回でした。今日はお二人ご参加ありがとうございました。
ありがとうございました。