【再】#748. 強調構文の歴史 with 疋田くん  --- 「khelf 声
2026-08-07 12:46

【再】#748. 強調構文の歴史 with 疋田くん --- 「khelf 声

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は6月18日日曜日です。いかがお過ごしでしょうか。本日お届けする話題は、
協調公文の歴史with引田くん ケルフ声の祭典第2弾です。
ケルフ企画としてお届けしている声の祭典なんですけれども、今回は第2弾、ケルフメンバーの引田くんに登場いただきまして、協調公文の歴史という非常に魅力的な統合的な変化の話題ですね。
こちらについて対談形式で解説しております。ベースとしては英語史コンテンツ50の中のコンテンツを参照する形で話しておりますので、ぜひその元のコンテンツそのものも一緒に読んでいただければと思います。
次のチャプターにリンクを貼っておりますので、ぜひそちらご参照ください。
それではどうぞ。
おはようございます。
今日はケルフ声の祭典ということで、2023年6月バージョンでケルフのメンバーに対談に来てもらって話すという会をお届けしているんですけれども、
今日来ていただいたのは、ここにいるのは2人なんですけれども、まず今日の今回の主役で引田くんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そしてケルフの会長も付き添っていただいているということで、青木くんです。
少し声が枯れております。会長の青木です。
よろしくお願いします。
4月、5月とケルフの英語子コンテンツ50というのをやってきまして、そこの一つコンテンツの紹介ということで、引田くんが第35回でしたかね、5月26日にアップしたコンテンツなんですが、
これがですね、いわばバズったっていうんですかね。どれくらいですかね、今。
大体400回を超えて多くの人に読まれている。
400超えるって、この英語子コンテンツ50企画的にはないかな。
相当すごいです。
ほとんどないですよね。
Twitterとでもお知らせしてるんですけれども、そちらでも非常に注目が集まっているということで、今日はその話を聞きたいんですが、そのときのタイトルが協調公文の英語子というコンテンツで、複題がItare John and Anne that are marriedはあり?というタイトルなんですが、引田くん、まずですね、協調公文ということで、
03:22
多くの日本の英語学習者は協調公文っていうのはね、文法で習うの知ってると思うんですが、その辺のおさらいからいきましょうか。協調公文って何でしたっけ。
協調公文というのは、ある文のある要素を対比的に強調したい場合に、その要素をIt is thatで挟むという、そういう公文です。
この複題、先ほど読み上げたもので言いますと、いわゆる本来の文の主語の部分、これを際立たせたいときに、本来はJohn and Anne are marriedというところで、結婚してるのはJohnとAnneなんだというふうに際立たせたいときに、John and Anneというのを前に出して、
通常は、It is 〇〇thatの〇〇部分に協調要素を入れるっていうことですよね。これが協調公文ということでおさらいなんですが、この歴史っていうことなんですよね。これ教えていただけますでしょうか。
協調公文ですね。すごく不思議な点が一つ僕は昔から思ってまして、それが何かというと、協調したい部分ですね。先ほどで言うと、John and Anneの部分、複数になっているんですけども、
2人ですからね。
そうですよね。なぜか、It isであるということがずっと疑問なんですね。
なるほどね。John and Anne are marriedですから、元の文はareというふうに、当然複数受けしてるんだけれども、協調公文になると前に飛び出すと、It isのままであると。
後半のThat are marriedのareは生きてるんで、何にも不思議感じたことは昔からなかったんですけど、ていうか多分発想が、公文枠で覚えなさいっていうことで、It is○○、That○○ってもう枠なんで、疑わなかったんですね。
そう教わってきましたね。It is○○これ協調公文見抜けてますみたいな、そういう聞かれ方する部分が多かったので。
だから、It isのところが、なんでJohn and Anneが二人なのに、areにならないんだろうみたいな発想はなかったんで、すごい着眼点ですね、それ。ニッチなっていうか。これは歴史的にはどうなんですかね。
そうですね。実はこの協調公文っていうのはですね、今からだいたい1000年からそれ以上前の古英語の時代からあった。
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古くからあるんですね。
そうですね。で、その古英語の時代から中英語の時代、だいたい中英語というのは1500年ぐらいまでというふうに言われてますけども、この時代までは、It areになっていたということなんですよ。
え、じゃああった?It areが。その引田君流の発想が生きてた。なるほどね。It are Johnand Anne that are marriedみたいな、例えば、そういうふうに言ってたんですか。
いや、それはそれで変だよね。It areって繋がりが馴染みないじゃないですか、我々。
ちょっと気持ち悪いですよね。
ただ理屈上は、John and Anneがやっぱり複数だからという理由なんですかね。
そうですね。それからもう一つ面白いポイントがあって、このIt are John and Annethat are marriedのItの意味もすごく重要で、当時はですね、これ今で言うTheyに当たったというふうに考えられてるんですね。
それなら何かわかるんですけど、ItでThey、そもそもこのItに意味があるとか考えたことないですよね。
さっきの枠で構造で考えてるんで、Itが何を指すかみたいな発想なかったわけですが、意味とか何を指すみたいに考えると、これは事実上Theyのことなんだということですか、歴史的には。
そうすると、They areみたいな捉え方でいいということですかね。
ItでTheyを事実上表すっていうのは例があったってことですか、他にも例えば。
そうですね。例えば1430年ぐらいです。先ほど申し上げた中英語期の時代なんですが、例えばItwere gentle menみたいな文があったと言われています。
It wereですかね。
They were gentle menみたいに、現代だったらそう言うべきところをItで代用できたみたいな。
そんな感じですか。なるほどね。
そう考えると、They areの代わりとしてIt areみたいなのもあったんだっていうことがある。
とりあえず受け入れると、それはそれでわかったので、なぜそのまま来なかったんですかね。
それがですね、これがすごく面白いところで、15世紀の初めぐらいにですね、このTheyの意味のItが単数無生物のIt、現代英語にあるそれという意味のItと似ている、形が似ていて、
それによってIt areではなくてIt isではなくてはダメだというふうになってしまったんですね。
09:00
なるほど、それが15世紀くらいということですか。
はい。
で、そこから舵を切ったというか、現代風な発想にシフトしてきて、
青木くんとか私が言ったような、もう構造なのだみたいな、何を指すとかいう話ではないんだみたいな、そういう理解になっていったっていうことなんでしょうかね。
なのでもう強調する部分に、単数であろうが複数であろうが、もしくは生きていようが生きていまいが、もうIt isは固定っていうふうになったんです。
そもそもがよく考えたら、強調する部分って、主語だったらだいたい名詞句が来るのでわかるんですけど、副詞句とか来るじゃないですか。
It is yesterdayとか、あれの場合、副詞ですからね、It isもThey areもどっちにしろ変な話ですよね、理屈で考えると。
これ昔からあったんですか、副詞句みたいのが入るっていうのはどうなんですかね。
これは要検討って感じですかね。
今の流れを聞くと副詞みたいなものって、もしかしたら後から発生していくと構造として決まっちゃってからじゃないと入りにくそうな、
先ほどのItが何かを指すんだみたいな話になると、yesterdayとか入りにくそうな感じがするので、そこ面白い次の問題になりそうですよね。
なるほど。
今日のお話、まとめるとどういうことになりますでしょうかね。
強調構文の主語のItは、意味としては公英語記から今まで変化しておらず、単数複数、生きているもの、生きていないものを全部に対応するんですけれども、歴史の途中から単数のItと同じように処理されて、Itisで固まったというふうになります。
なるほど。なかなか複雑な歴史があるということですね。
こちらはじっくりコンテンツの方で皆さんに読んでいただきたいと思いますので、リンクを貼っておきます。
バズったコンテンツということで、今日引田君に直接お話してもらいました。
引田君、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
引田君に残っていただいていますが、今日初登場ということだったんですが、いかがでしたでしょうか。
貴重な経験させていただいて嬉しかったです。
かつ、1個宿題が出てですね、It is 福祉雑誌の場合、これいつから出てきたのかというもの、これはこれから調べようかなと思います。
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あと、コンテンツにもありましたかね、Itすらない、出てこない公文も可能だったりとか、Itの代わりにZだったりとか、
いろんなバリエーション、これがどういう順序で現れてきたのかとか、いろいろ謎をつきないですね。
遠からず、第2弾というか、ぜひやりたいと思います。
多くのこれをお聞きの皆様、強調公文というのはやっぱりみんな知っていると思うので、これが昔からあったわけではない、
あったのか、あったんだけども、今と同じ形であったわけではないというような、この辺なかなか魅力的な問題だと思いますよね。
今日は本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
12:46

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