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本日は1月27日、金曜日です。いかがお過ごしでしょうか? まだまだ寒波が続いて、非常に寒い日々が続いていますが、皆さんお元気でしょうか?
本日お届けする話題は、英語のスペリングは漢字である、です。 これだけ聞くと、わけがわからないかもしれませんが、このように私は考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。 本題に入る前に、新著のお知らせです。 京都大学の家入陽子先生と、私堀田隆一の教著が、1月12日に出ています。開拓者より出版されました、【文献学と英語史研究】という本です。
英語史研究のハンドブック、ガイドブックという趣旨の本で、これから英語史を研究してみたいなという方から、すでに英語史を研究している。テーマ選びに活用できるような本です。あるいはすでにテーマを選んでですね、決めているという方は、それについて過去数十年の間にどのような研究がなされてきていて、そして今後ですね、どのような問題が残されているのか、
そのあたりもですね、ヒントになるようなことであるとか、書士情報ですね、関連する文献のようなものも、豊富にリストアップしておりますので、ぜひ手に取っていただければと思います。【文献学と英語史研究】開拓者より1月12日より発売となっています。
このチャプターに本書を紹介する記事へリンクを貼っておきますので、そちらをご参照ください。以上、新聴のお知らせでした。
今日の本題ですけれども、英語のスペリングは漢字であるというタイトルですね。これ何を言ってるのかと思われるかもしれませんが、割と真面目にですね、私これを考えておりまして、英語の綴り字スペリングの歴史を研究していますけれども、本質的には漢字的なんではないかと、英語のスペリングっていうのはですね、こういうふうに考えているんですね。
しばらく持ち続けているアイディアというか考えですので、もしかしたらですね、ブログ等では書いたこともありますし、このヘルディオでもですね、何らかの形ですでに触れてはいるんじゃないかなとも思うんですけれども、これをタイトルに掲げて本格的に扱ったことはなかったかと思いますので、今日この話題でお届けしたいと思うんですね。
これを今日お話ししようと思ったのはですね、実は昨日なんですけれども、産経新聞のですね、連載企画でテクノロジーと人類というシリーズがあるんですね。
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こちらでですね、文字というのは一つの人類史上大きなテクノロジー発明品ということでですね、私も文字についていろいろ考えてきましたし、発信もしてきたということでですね、その産経新聞の科学部の方にインタビューをですね、依頼されまして取材を受けたということがありました。
しばらく文字に関することをずっとしゃべり続けて、私もしゃべりながらインタビューですね、しゃべりながらいろいろと気づいたことがあったりしてですね、この英語のスペリングは漢字であるみたいなこともちらっとしゃべったんですが、それがメインではなかったので、最終的に連載記事として上がってくるものの中に取り上げられるということはないかと思います。
あっても少しかするくらいかなと思いますので、このボイスでですね、忘れないうちにと思いまして、今までしゃべってもこなかったので、こちらで取り上げたいと思った次第です。
言わんとしていることはですね、そんなに難しいことではないんですね。英語のつづり字と発音の乖離、ギャップという問題は、このヘルディオでもたびたび取り上げてきました。うまく文字と発音が噛み合っていないっていうケースが英語の場合非常に多いわけですね。
一応のところですね、ローマ字を使っていて、このローマ字というのは表音文字を標榜しています。基本的には音を表す文字ですよということを言っているんですね。確かにローマ字そのものは表語文字とか表意文字ではなくて表音文字であるということは受け入れているんですけれども、ことそれが組み合わさったスペリングという単位ですね。
スペリングというのは1文字以上を組み合わせたこの書き言葉の単位、典型的に単語に相当する長さのものというふうにここでは定義しておきたいと思うんですけれども、文字を組み合わせて1文字以上組み合わせて単語のレベルにまで持っていったもの、それが英語のスペリングということなんですが、
1文字はローマ字で、それは表音文字的な性格を持っているわけなんですが、合わさってスペリングになるとですね、1つの単語の綴りになると急にですね、表音的でなくなるというケースがあるということです。すべてなくなるとは言わないんですけれども、
例えばですね、典型的にnight、騎士のほうです。騎士堂の騎士のほうですが、あれはk-n-i-g-h-tという6文字からなります。ですが、もうすでにお分かりのように予想できるかと思いますが、kは読まないわけなんで、表音ではないわけですね。
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kという音に対応していれば、もちろん表音文字的な性格をしっかりと残していると言えるんですけれども、kを読まないという時点で、まずですね、表音的な、少なくともパーフェクトではないわけですね、表音として。さらにgh、2文字使って何かの音に対応するのかなと思いきや無音です。ここでも何も対応するものがないということで、表音していないということですね。
nの部分はnightですから正しいんですが、iの部分もeなのかiなのか、はたまた別の音なのかよくわからないという意味ではですね、何らかの音を表したいという気持ちはわかるんですけれども、どの音なのと突っ込みたくなる程度においては、言うほどパーフェクトな表音的性格を有しているわけではないと言えそうですね。
tはさすがにtoの音なんで、うまく音を表していると。ですので、この単語に限って今考えますけれども、6文字中ですね、3文字ぐらいしかですね、そこそこ表音的な部分はないということなんですね。これで表音文字体系を組み合わせたスペリング化というと、半分ぐらい心もとないんです。
改めて言いますが、1文字1文字は表音文字を標榜するアルファベットローマ字によって書かれているのは確かです。しかし、この6つを組み合わせた全体としての単位であるnightは既に半分ぐらい表音性を失っていると言いますか、表音主義を掲げるんであれば、これは失敗しているとみなさざるを得ないということなんです。
では、この6文字の単位ですね、nightという1単語を表すこの単位を別の言い方で何かできないかというと、この6文字をひっくるめてです。
我々は表音文字のローマ字も既に知ってしまうので、kとかnとか左から順に読みたくなるんですが、初めてローマ字を見た人の気持ちになってください。
そうするとですね、kから始まって、一応ですね、6文字っぽい区切りは認識できるかもしれませんが、この全体が1つの画像、6文字からなる画像ですね、と考えて、これが1つの記事を意味する単語なんだと考えるわけです。
つまり、これはやっていることは漢字なんですね。表語文字っていうことです。この図像全体で記事を意味する単語に相当するんだと。英語では記事を意味する単語っていうのは発音上nightっていうことになってるんで、この図像を持ってnight、記事を意味するnightに対応させるんだということで、中は分解しないわけです。
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こういうふうに考えると、1つの文字であるっていうふうに考えることができるんですね。スペリング、1スペリングは1つの漢字であるってことです。もう1つ、oneを意味するoneを例にとりましょう。これもですね、どう考えてもoneとは普通読めないんですね。
発音と綴りで一致している部分で見ると、文字はnぐらいじゃないですかね。nの文字がちゃんとあって、実際発音にもnが出てくるという点でわかるんですが、他の2文字はですね、きれいに対応していないっていうことになるので、3分の1ぐらいしか表音文字的ではないってことになります。このスペリングは。
なので表音文字的だというよりも、むしろこの3文字合わせたあの図像、我々は見慣れていますけれども、丸があって、nみたいのがあって、ちょっと変なeみたいな文字があってみたいな、この3つですね、この3つ合わせた図像で1を意味するんだという意味では、漢字で関数字1って書く場合と変わらないっていうことです。
あるいはアラビア数字で1と書く場合に1と読んだり、日本語では、英語では1と読んだりするのと全く同じことっていうことですね。
ポイントは、3文字合わせたスペリングという単位、これを文字とみなす1つのキャラクターですね。レターではなくてキャラクター、漢字のこともキャラクターと言いますけれども、キャラクターとみなすことによって、実は英語のスペリングは漢字と同じなんだ。
標語大文字ということですね。そういうふうに考えることができるということです。もちろんですね、やや極端な例を挙げたということは認めます。nightであるとか1ですね。
例えばisであればISですから、そこそこきれいに音と発音対応してるじゃないかということでいえば、そういう単語もたくさんあるのはもちろんわかってるんですね。
その点では、実は標語文字を標榜する漢字もですね、形成文字っていうのがありまして、ちゃんと音を表す、発音を表す部位っていうのがあったりするわけですよ。
その点では折衷的なんですね。標語文字を標榜する漢字ですら音を表すこともある。
英語のスペリングも同じで、全体としては語を表そうとしているけれども、やはりですね、大元の一文字一文字は標音文字から来ているので、さすがにある程度は音を表すわけですよ。
折衷的です。その点でも結局のところ英語のスペリングと漢字というのは似てる点の方が多いということです。形は全然違いますけれどもね。
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ということです。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日の話題は英語のスペリングは漢字であるということでお話したんですが、皆さんはどのようにこの問題をお考えでしょうか。コメント等ありましたらぜひお寄せいただければと思います。
ポイントは文字と文字の比較ではないんですね。ローマ字、一文字一文字、これは標音文字である。漢字は標語文字である。このレベルでは違うんですけれども、今日のポイントは英語でこのローマ字を複数で言いますか、一つ以上ですね。
一つ以上組み合わせて単語の形に持っていったその単位は標語であると。単語のレベルにまで持っていったから標語っていうのはトートロジー的な言い方ではあるんですけれども、この全体が漢字のような標語文字になっていて、中を見ると確かにそれは一つ一つは標音文字かもしれないんだけれども、ということで一つの見方ということですね。
スペリングと漢字一文字というのを比べてみると意外とここには平行性があると言いますか、似たような振る舞いが見られるということの指摘と言いますか、確認ということでお話ししました。ご意見等を寄せていただければと思います。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。ほったりうちがお届けしました。また明日。