【再】#746. letter 周りの語源
2026-08-05 14:01

【再】#746. letter 周りの語源

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は6月16日、金曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は、
レター回りの語源です。どうぞよろしくお願いいたします。 本題に入る前に、今晩6時に配信予定の生放送のお知らせです。
今晩ですね、6月16日金曜日の午後6時より、 金曜夜の言葉対談、ケルフ声の祭典第1弾と題しまして、生放送を行います。
対談生放送となるんですけれども、今のところですね、 ごしょまみさん、そして尾崎萌子さんと対談する予定で、
プラスアルファ、他の方も飛び入り的に参加する可能性もあります。 金曜日の夜ということで、皆さんですね、仕事終わりに駆けつけるということでもありますので、
金曜夜のゆるっとトークということでお届けしたいと思います。 1時間ほどのトークになると思いますが、ぜひこの時間、
都合のつく方は生放送でお聞きいただければと思います。 この時間ちょっと無理という方はですね、こちら後日アーカイブで配信いたしますので、心配なさらないでください。
それと関連するんですけれども、本来金曜日の午後6時というと、 プレミアムリスナー限定配信の回なんですね。
火曜日と金曜日の午後6時に配信ということなんですが、 今日生放送があるということでですね、同じ時間に裏でプレミアム限定放送を流すというのも、
あまりですね、リスナーさんも一緒に聞くわけにもいきませんし、 プレミアム配信の方は1日、今回はずらしたいと思います。
明日6月17日土曜日の午後6時ということで、丸1日後ろ倒しということで配信させていただきますので、こちらでご報告いたします。
ということでまずはですね、今晩6時の生放送。 生でお聞きの皆さんもぜひビールなど片手にゆるっと聞いていただければと思います。
ということで生放送のお知らせでした。
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今日の本題なんですけれども、英語で文字を意味するレターですね。 この語源周辺を探ってみたいと思います。
というのはですね、この数回書き言葉とか文字という話が多かったんですね。
例えば火曜日の放送743回、書き言葉よりも話し言葉を優先すべし、現代言語学の大前提ということでですね、書き言葉の言語学における位置づけというのをですね、ご紹介しました。
そしてその日の夜のプレミアム配信の方では続編だったんですけれども、英語資能は第4回ですけれども、書き言葉よりも話し言葉を優先すべしという現代言語学の大前提は本当に正しいのか。
ここで文字であるとか書き言葉の役割みたいなことをお話ししました。
そして昨日ですね、745回日本人を文字論に目覚めよというタイトルで聞いていただいた方はわかるかと思いますが、文字、これ我々がですね非常に得意とする分野なんですね。
文字に注目しましょうということを受けて、今日はですね、英語でこの文字のことをレターと言うんですね。
この語源を探ってみたいと思います。
レターという英単語を聞くとまず皆さんは手紙を想起すると思うんですね。
これが一番よく使うレターではないかということなんですけれども、もう一つ今日注目している語義ですね、文字っていう意味もあります。
それからですね、文学という意味もあります。
これは例えばですね私も所属しています文学部っていうのはファカルティオブレターズというんですね。
通常複数形で使うわけなんですがファカルティオブレターズこのように言うとこれ文学部なんですよね。
ファカルティオブリテラチャーというよりもファカルティオブレターズというこっちの言い方を多くの大学で採用してるんですね。
そこからさらにですね学問という意味にもなります。
大元はご想像の通りでやはり文字という意味が先なんですね。
文字が組み合わさって何らかの大きな単位になりますよね。つまり文章ですよ。
結局のところ文章とか文書の意味になってこれは手紙も文章ですよね確かに。
そして文学作品というのも確かに文字列ですよね文字の組み合わせです。
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それから文献資料なんていう意味もまたあるんですけれどもこれも結局文字がたくさん集まって資料になったものっていうことです。
文学とか文学研究という意味からさらに派生して一般的に学問という意味にもなります。
例えばa man of lettersという言い方があります。
これ白学な人白色のある人つまり学問を収めた人ということなんですね。
レターズで学問全体の意味になるんです。
最後のa man of lettersについてはこれはアノームドレッドというフランス語の言い方をなぞったものということで
生み出されたのは英語でではない句なんですけれどもフレーズなんですけれども
お隣フランスでもやはりレッドというレターですねこれを同じように捉えてきたということです。
さてフランス語でもレッドという形ですのでこれが英語に入ったっていうことなんですね。
つまりレターそのものは本来の英語ではなくて釈用語フランス語からの釈用語ということになります。
12世紀あたりかなり早い段階ですね中英語期の前半です。
早い段階でフランス語から英語に入ってきた単語ということになります。
そして釈用されたかなり早い段階1200年くらいにはですね今につながる意味っていうのはですねだいたい出そろってるんです。
つまりフランス語側にもその意味が出来上がっていてたくさんの語彙もろとも英語がレターを借りてきたということで
文学学問文字手紙文書文面の意味のように早くから英語でも様々な意味がすでにあってつまり多義語としてほぼ始まったと言っていいと思うんですね。
さてこのフランス語レッドなんですがさらに遡るとラテン語のリッテランという単語に行き着きます。
これはやはり文字なんですね手書きの文字という意味です。
そしてこれが複数形になるとやはり手紙とか文書とか文学という意味があるのでもう大元のラテン語からですね大体の意味は出そろっていたということにはなります。
そしてここからなんですけれどもではラテン語リッテランに遡るというところまではわかったんですがこれ自体はどこから来たんだろうかあるいは語源は何なんだろうか
説が複数あるようなんですけれども比較的有力とされているものはギリシア語から借りたという説です。
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ではギリシア語ではどの単語から借りたのかと言いますとその説によりますとディプテラーという単語だって言うんですね。
ディプテラーです。最初のシーンがDです。Lではないんですね。
そうするとこれちょっとおかしくないかということになります。DがLに化けたりするもんだろうかということなんですね。
この説を唱える論者はこういうことを言っています。
ギリシア語のDに対してラテン語ではLが対応するつまりDとLっていうのが対応関係にあると考えられるような例がですねいくつかあるって言うんですね。
例えばですね人名でギリシア語のオデュセウス例のオデュセウスですよね。ギリシア語の名前オデュセウスのようにDが出ます。
対応するラテン語での名前はウリクセスとなるんですね。
ウリクセスLが出るんです。これが英語に入ってきて英語読みするとユリシーズになりますね。
他にはですねギリシア語で涙を意味するダクリマという単語がありますDで始まりますね。
これが古いラテン語ではラクルマあるいは古典ラテン語ではラクリマというようにLで始まるんですね。
このようにギリシア語のDに対してラテン語Lという例は他にもあるということで今回のリプテラのDもですねラテン語ではLに対応する。
そうするとそのままだとリプテラになりますがこのプとトゥの部分が同化を起こしまして
要するに前のPが後ろのTに飲み込まれてTTとなるっていうことですね。
それによってリテランに近い形になってきますよね確かに。
このような考え方で言うとギリシア語のリプテラが語源の候補になってくるわけですね。
釈要をもとの語だということになるわけです。
そしてこのギリシア語リプテラはじゃあどういう意味かっていうと文字ではないんですよ。
ここがまた面白いところで文字を書くその表面のことですね。
つまり素材のことです。
典型的には溶皮紙なんで革っていうことなんですがこれを意味したって言うんです。
そしてこの説を受け入れますとさらにですね遡って比較言語学の話になりますが
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インドヨーロッパ祖母のデプという語根に行き着く。
これは何かと言いますと印をつけるスタンプを押すというぐらいの意味だと再現されています。
これがレターの究極的な語根というのがとある説比較的有力な説ということなんですね。
ちなみにこれは中英語期になってフランス語から入ってきた単語だという言い方をしました。
それ以前の古英語でも文字はありました。
なので文字を意味する単語名詞もあったんですね。
ただもちろんレターではありません。
何だったかと言いますとスタッフと言ったんです。
今のstaff杖魔法の杖なんかのあの杖スタッフって言いますけれども
かつてのルーン文字が棒のような文字だったことに由来します。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますようにほったり打ちがお届けしました。
また明日あるいは今日の午後6時からの生放送で。
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