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どうも、うにかわです。寒くなってまいりましたけれども、皆様、お元気でしょうか。
私は、おかげさまで元気に暮らしています。
さて、皆さんは、節約家ですか、それとも浪費家ですか。
私はというと、節約家と浪費家、ハイブリッドのメリハリタイプなのかなというふうに自分で思っています。
普段はできるだけ無駄遣いしないように、朝ごはんも納豆とか卵とかでいいし、
そんな質素な暮らしをしているんですけれども、その代わり、どうしても必要なものがあるときには、できるだけいいものを買おうということで、そこにドンと課金するという壁があります。
今回はですね、あのつい昨日、ドーンと散財しましたので、その時のうにかわの思想をね、メタうにかわに観察してもらっていたので、その報告をしていきたいなと思います。
それでは参りましょう。ひそつよ放送局、本編では取り上げるほどではないことを一人で好き勝手に喋り倒す、8回目のうに思想。
うにかわは自宅に椅子を買いました。
この椅子というのはパソコンモニターの前に置く、自宅の作業用の椅子ですね。パソコン作業用の椅子です。
その作業環境を整えよう大作戦を少しずつ今始めていまして、第1弾のモニターに続いて第2弾は椅子ということで購入しました。
このオフィスチェアっていうんですかね、ワークチェアっていうんですかね、この椅子選びというのは結構大変でしたね。
ピン切りなんですよ。1万円以下で買えるものもあれば、2、3万円くらい出すとちょっといいのになるよというのがあって、
さらにそこからですね、6万円くらいとか10万円くらいみたいなのもあって、
さらに言うと20万円みたいな椅子もあったりするわけですよ。
それは高ければ高いほどね、結構いいものだったりするんだけど、果たしてどこまでの機能いるかとかもわかんないし、
ただ高いものを見た後に安いものを見ると、あれちょっとなんか見た目ときめかないなぁみたいな現象が起こってしまって、
皆さんもないですか、こんな現象。そんなこんなでね、結構長い間悩んだんですよね。
ただ椅子なので、こればっかりは実際の座り心地がわかんないと買えないと、特に高額な出費する時には
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試さずに買うのは結構危険だなということで、ちょっとお目当ての椅子が置いてある店を探して、
試座、試しに座ってきたんですよね。 最初に目をつけていた椅子っていうのが、ハーマンミラーのセイルチェアっていう椅子なんですけれども、
これお値段約10万円くらいするんですよ。 どう思います?めちゃくちゃ高くないですか?椅子ですよ、椅子。
椅子に10万って。 実際にお店に行って、まず見ると、やっぱいいんですよね。
デザインがおしゃれ、おしゃおしゃ。 で、実際に座ってみると、またまあ座り心地もいいんですよ。
うわ、これが10万円の椅子かっていう感じ。 本当にいい感じの椅子でした。
ただ、せっかくお店に来たんで、いろんなものを座っていってくださいよって、お店の人も言うわけですよね。
で、座ってるうちについに出会ってしまうんです。 コズムチェアというね。
めっちゃいい椅子に。 これお値段約20万円くらいするんですよ。
うわ、この椅子すごいなと思いました、座って。 もうね、無重力状態とはちょっと言い過ぎかな。
でもすごい座り心地が良くて、しばらく座ってても全然疲れないと。
椅子ってね、いろいろあるので、自分に合った椅子を見つけるのが一番なんですけれども、このコズムチェアっていうのが自分に本当によく合っていたんです。
ただ、やっぱり20万円という値段はとてもとてもネックになるので、 2、3ヶ月くらい買わずに迷ってたかなと思います。
かなり一般市民にとってはね、大きな買い物なので、 他の椅子じゃダメなのかとかって自分でも思うわけですよ。
ただ、悩んで悩んで、ついに昨日ね、このコズムチェアを購入してきました。
今回は、この数ヶ月悩みに悩んだ時の思考をね、皆さんに紹介したいなというふうに思っています。
人が散財する時には何を考えて自分の散財を正当化しようとするのかということを、いろいろなパターンで持ってきましたので、
この場でご紹介していきたいと思います。 まず一つ目はギフト理論ですね。
これスタンダードだと思います。 ギフト理論っていうのは何かというと、自分へのギフトだと。
これは自分へのクリスマスプレゼントだとかね。もうすぐクリスマスだし、ちょっと早いけど自分にプレゼントしちゃおうかな。
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キリスト教でもないけどっていうのがギフト理論。 あとはまあ誕生日とかでもいいですし、
ボーナス降りたからとかそういうのでもいいかもしれないですね。 ポイントは特に自分は何もしていないんだけど、時期がそういう時期だと。
特別な出費をしていい時期なんだと自分に言い聞かせることで散財を正当化する。
これが理論その1、ギフト理論です。 どうですか?心当たりないですか?皆さん。
次に紹介する理論も、大体皆さん心当たりあると思うんですけれども、報酬理論と私は名付けています。
報酬理論というのは何かというと、何か大きな仕事が区切りを迎えたりだとか、
あと何か資格試験に受かったとか、そういう 自分が何かを達成した時のお祝いだと
いうことで出費をするのが報酬理論です。お祝いですね。 これはさっきのギフト理論と違って時期は関係ないんですけれども、自分が成し遂げた行為が
良かったということで、それに対して自分でご褒美みたいなことをするのが報酬理論です。
これ何か 成し遂げた時とは言いましたけれども、毎日頑張っているからとか、そういうのでもいいかもしれないですね。
これが報酬理論です。 次の理論は割り勘理論って言うんですけれども、
これは長い時間、かなり長い時間、 下手すれば一生付き合っていくものだと考えると、1年あたり
いくらになるかっていうのを計算するのが割り勘理論です。 なんか高い服を買う時に、これ買えば5年は着れるなとか、
10年は着るなこのデザインはみたいなのがあると、その5年とか10年とかで割り算するわけですよね。
仮に10万円のものだとしても、10年使うなら、毎年1万円かならいけるか、みたいなことを考えるのが割り勘理論です。
時間に割り勘をさせて、金額を小さく見せると。 なんだらむしろ得とさえ思わせる。
毎年1万円でこれが着れるんですか?みたいなね。 これが割り勘理論。
やったことある人もいるんじゃないでしょうか。
お店のセールスの人とかも結構この手法を使ってくることもありますからね。
長く使えますよと、一生ものですよってやつですね。 次に考えるのはですね、プライスレス理論っていうもので、
これはそれを持つことで、時間の価値、これから過ごす時間がより価値の高いものになるというものです。
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具体的に今回私が買った椅子の例でいきますと、今までの家にあった椅子に座っているよりも、
この椅子に座っていた方が満足感が高くて、時間的価値が高まるなとか、そういったことですね。
これに座っているだけでもう幸せ、みたいなのがプライスレス理論です。
決して物質的なものじゃなくても、すごい美味しい高いご飯を食べる時とか、
あとは最近ディズニーランドも値上がりしているという話がありますけれども、そういった一瞬の経験にもこの理論というのは応用できますね。
この経験をすること、そしてその思い出を作ることが何よりも価値のあるものだというふうに捉えることで、
賛罪を正当化する、プライスレス理論です。
あとは最近結構考えるようになったのは、墓場理論というのがありまして、これ何かというと、
墓場にお金は持っていけないぞと、だったら使っちゃった方がいいんじゃないか、
自分の限られている生きている時間をより良く過ごせるんじゃないかということで、
この前に話したプライスレス理論と組み合わせて使うことができるのが墓場理論です。
この20万円を貯金したまま死ぬぐらいだったら、この20万円で生きている時間をより良いものにする、
そっちにお金を使った方がいいんじゃないかっていうのは墓場理論の本質ですね。
ただね、これやりすぎると結局貯金なくて自利品になっちゃうこともあるんで、ちょっとそこは冷静にならないといかんかもしれないですね。
次に紹介するのは価値認定理論、価値認定理論というものです。
これは自分が購入するものがそれだけの価値があると、本物だと、
この設計、デザイン、品質、そしてそれを形にするこの技術、
一体何人の人がこの椅子を作るのに関わったんだろうと、その人たち一人一人の苦労を考えると、
むしろ安いんじゃないかというふうに自分を納得させていくのが価値認定理論です。
この価値認定理論というのは、より高額な商品には結構有効で、
例えば今回の椅子だけじゃなくても、パソコン買うときとか、iPhone買うときとかね、
Apple全員結構高かったりするんですけど、それを買うときには、このプロダクトはすごい価値のあるものなんだと、
自分に言い聞かせて購入するわけですね。
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そのものの価値を最大限に認めることで、金額を妥当なものだというふうに自分に言い聞かせる。
これが価値認定理論です。
あとは、もっとだんだんぶっ飛んだ思想になってくると、経済歯車理論というものがありまして、
これは、自分はこの買い物をすることで経済を回しているんだと、日本の、そして世界の経済を回しているんだと、
つまり、広く社会のためになっているんだということで、自分の賛罪を正当化するロジックです。
これは、ただ自分が浪費しただけなのに、資本主義社会の歯車として、自分が機能したことをもって、正当化するわけですね。
これはね、金額が高ければ高いほど偉いということになります。
あとはね、置換理論というのもありますね。置換というのは置き換えと書いて置換理論です。
どういうことかというと、この20万円の椅子は、最近ラーメン1000円ぐらいしますよね、いっぱい。
1杯1000円のラーメンが200杯分だなと、ただラーメン200杯も食べたら健康を買いしますから、
それよりだったら、この20万円の座り心地の良い椅子で腰や背中が痛くならないようにした方が健康に良いよねっていう理論ですね。
これは昔のうまい棒何本分の派生ですね。皆さん子供の頃から実はやってるんじゃないですか。
ちなみに余談ですけれども、この10月からうまい棒15円に値上がりしたらしいですね。
しかも面白いのが、普通値上がりすると消費者からの反発っていうのが一般的には起きるらしいんですけれども、
SNS上では、むしろ今までこんな10円で美味しいお菓子を販売してくれてありがとう、これからも買い続けますなんてね感謝の声で溢れたんだとか。
これはガリガリ君でも同じ現象がちょっと前に起きてて、やっぱりこの
子供相手のお菓子でね、もともとすごい安く値段を抑えていたっていうところがちゃんと消費者に伝わっていたんでしょうね。
やっぱり大事なのは消費者を思う気持ちなんでしょうかね。話は戻って、他にどんな理論があるかというと
浪費相対性理論というのがありますね。 浪費相対性理論です。
これは自分が買うものよりももっと高いものを見て、比較的安いなというふうに自分を洗脳することですね。
今回買った椅子だと色が選べるんですけれども、ちょっと高い色とかあるんですよ。
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車とかでもこの色は高いですみたいなのがあるのと同じで、これ全部頭の上から足の先まで全部同じ色で統一されてるんでちょっと高いんですよ
っていう仕様があるんですけれども、僕はそれを選ばなかったので、あの色より安いなこの椅子はっていうふうに思って買いました。
あとは今回買ったコズムチェアっていうのはハイバックといって
大体頭ぐらいまでの高さまであるやつとミドルバックといって肩甲骨ぐらいまでの高さまであるやつ
そしてローバックといって肩甲骨のちょっと下ぐらいまであるのがあって
私ローバックでこれ十分だなというふうに全種類しざして結論を出したので一番安く買えたんですよね。
あとはハーマンミラーの椅子でいうとアーロンチェアっていうすごい有名なお高い椅子があるんですけど、それよりは若干安いなとかあったりね。
この時、浪費相対性理論を使うポイントとしてはその椅子よりももっと安いものがあるということは一切無視することですね。
それ見ちゃうと辛くなるんで。
あとは相対性なんで他のものを考えていくわけです。
同じ値段のブランドバックより安いなとか
あとそのブランドバック別に自分いらないし椅子の方がいいしっていうことでまだマシだと思わせる。
ここまで来るともう何でもありで車1台買うより安いなとか
家1軒買うより安いなというふうに思うと、じゃあなんか椅子1個買うぐらいまあいけるかというふうに自分の脳をどんどんおかしくしていくのが浪費相対性理論です。
あとはそうだが最後に紹介するのは最悪比較理論というものです。
最悪比較理論です。
これは何をするかというと
もしこの20万円、この20万円というお金をポトッと落としていたら、ただ20万円失っていただけだけど現実は違う。
僕の手元には今椅子があると、得したって思うのが最悪比較理論です。
20万円をなくしたんじゃなくてちゃんと物に変わってるぞというふうに自分に言い聞かせることで
賛罪を正当化させるのが最悪比較理論です。
さあここまでおよそ10個ぐらいかなの理論を紹介してきましたけれどもいかがでしたでしょうか。
これが私がここ2、3ヶ月の間、椅子を購入するまでにうにょうにょと考え続けていたことです。
ここまでやれば正常な思考がかなり鈍って20万円の椅子いつ買うの?今でしょっていうふうになっています。
今回はこれらの理論を総動員して何とか悩んで悩んで買いました。
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最後の最後にダメ押しになったのはセール期間に入って20%オフで買えたんですよね。
実際今まで20万円の椅子って言ってましたけれども16万円ぐらいで買いました。
なんだかんだいろいろ考えましたけどやっぱりセールの魔力ってすごいですね。
ずっと悩み続けていただけに今なら20%オフだよ、今だけだよって言われちゃうと、いやもう買うしかなかったですね。
結局セール最強かもしれないです。いかがでしたでしょうか。
賛罪正当化理論群。皆さん共感していただける部分もあったのではないでしょうか。
基本的にはね、全部卑弁なんですけれども、見方によっては納得できるものもあったのではないでしょうか。
少し前にDIE WITH ZEROという本が話題になりましたけれども、その中では富の最大化ではなく人生の喜びの最大化をするための方法を探すことの大切さが言われていましたね。
今回紹介したいろいろな理論の中で墓場理論とかプライスレス理論あたり、
価値のあるものに生きているうちにお金を使うということになるんですけれども、そのあたりは通ずる部分があるのかなというふうに考えています。
皆さんも勇気を出して一緒に賛罪してみませんか。
資卒与放送局では番組への感想やお便りをお待ちしています。お便りは概要欄から。
感想はハッシュタグ資卒与またはハッシュタグうにひそでお願いします。
皆さんの賛罪経験、そして皆さんの賛罪正当化理論についてもぜひぜひ聞かせてください。
その他ウニ川に語ってほしいテーマもお待ちしています。
それでは8回目のうにひそここまで聞いていただいてありがとうございました。
今回はこの辺で失礼します。