現代の働き方の変化
はい、バーニング応援のアウトプット読書術、本日の一冊は
私たちはどう働くべきか、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は池上彰、1950年長野県生まれ、1973年にNHK入局、
94年に乗り、11年間週刊子どもニュースのお父さん役として活躍、
2005年にNHKを退社後、フリージャーナリストとして多方面で活躍されている方でございます。
あなたはどんな働き方をしたいですか?
こういったことを問う一冊になっているんですけれども、
2020年発刊されたこの本ですね、働き方ってどんどん変わっていきますよね。
この時代背景もあるんですけども、コロナが直撃してまして、失業者もたくさん増えた一方でリモートワーク、
これが板についてきてと言いますかね、今までだったら飲み会とか接待ばっかりだったのにそういったことが一切なくなって、
夜は家族と食事する時間が増えたとか、家でもこういうふうに働けるんだなっていうことが分かって、
生き方がガラッと変わった人がたくさんおられたと。
こういった悪い面もある一方でいい生き方を見出せた方もいらっしゃるっていう事例もあると。
他にもギグワーカーと呼ばれる人たちが増えてきました。
非正規労働者の方で、単発で働く方々ですね。
Uber Eatsの配達員の方なんかも如実に増えてますよね。
働きやすさっていうのはすごく魅力的なんですよ。
ただ、障害賃金と見た時にご結婚されて家族を持ち、子供が増える。
将来的に大学になってお金がかかる時期になった時に今の働き方はそのままでいいんですか?
ということを問いてみましょう。
日本の労働文化の問題点
AIにとって変わられるんじゃないかな?
銀行に勤めることができたけど、よっしゃと思っていたら今の事務作業は大体AIに代替されている。
大体と今大体が被っちゃいましたね。言葉選びに失っちゃったな。
こういうところもAIやったらうまくスパッとやってくるんでしょうけども。
仕事って変わっていきますよねっていうことなんですよ。問題提起の一つです。
こういったことを捉えつつですね、本当に僕たちが考えなきゃいけないことについていくつか触れていこうと思っているんですけれども。
まず一つ目、日本人はなぜ残業が多いのかということですね。
勤勉な国民性があるからじゃない?
そういう考えもあるでしょう。
だったらです。ドイツの人も勤勉なんですよ。
ちゃんと客観的なデータもあるわけですよね。
労働生産性という指標がありまして、これは労働者一人当たり、もしくは1時間当たりでどれくらいの成果を生んだのかを示す指標なんですが、
これは経済協力開発機構というところに加盟している36カ国中、日本は21位、でもドイツは13位。
そうなんです。ドイツの方の方が生産性高いんです。
でもそのドイツ人ってほとんど残業しないんです。
しかも夏休みも1ヶ月ぐらい通るんですよね。
日本の企業じゃほぼ考えられなくないですか?
その代わり、働く時間はものすごい集中されるんです。
休憩時間も取らずに猛烈に集中して成果を出す。
残業しないから、日本人を見たらめちゃくちゃ残業してるやん。
あれは仕事が遅いのかな?能力が低いのかな?
こういうふうに評価されちゃうってことなんですよね。
決められた時間で生産性を上げる努力っていうのを僕たち考えていかなきゃいけないし、
そういった会社の作りっていうのを構築していかなきゃいけないんじゃないかななんて考えさせられる事例でございます。
個人のブランディングの重要性
続いて、崩れた就寝雇用。
令和の時代は早期退職の制度が導入されたりとか、
かたたたき、聞きたくないワード。
こんな話があります。
ある会社で部長職をされていて、定年退職された方。
この後ね、ハローワークに行かれて仕事をちょっと探したっていう話なんですけども、
そこで聞かれたらしいんですよ。
あなたは何ができますか?
うーん、私は部長ならできます。
部長って言われてもじゃないですか。
でも事実なんです。
その方は一つの会社にずっと働き続けた結果、
社内の人脈は豊富だと精通していたんです。
だから何か企画を通すとき、はい、私が判子を付いたときは通るよ。
これに関しては、あの部署のどの担当者を通せばいいよ。
私が寝回ししておいたからね。
それで回ったんですよね。
その自負があったんです。
それが誇りだったんです。
でも、一歩外の世界に出たときに、
それって何者でもないよねっていうことなんですよね。
あなたは何ができるんですか?
今一度自分に問うてみましょう。
この考え方ってめちゃくちゃ大事だなって思います。
はい、さらに続いてね、この考え方。
池上明さんが個人事業主として自分をブランディングされているというお話なんですけども、
NHKを辞められてフリーランスになられたんですが、
今はいろんなテレビでもコメンテーターとして出られてますよね。
テレビ好きな池上さんが喋ってるなんてこともあるんですけど、
CMのオファー、こういったコマーシャルのオファーって全て断っておられるらしいんですよ。
確かにコマーシャルで池上明さんを見かけるっていうイメージ全くわからないですよね。
意図的に断られるんです。
なんでか。
ジャーナリストはCMに出てはいけない。
その理由ね。
もしもCMで起用された企業で何か不祥事が起きたとき、
公平にコメントできますか?
こういうことなんですよね。
その先を見据えてのあえてのオファーを断っているんだ。
他にもあるんですって。
金融取引もやっちゃいけない。
とある番組でじゃあ日本企業が成長しますよっていうことで、
株が上がりましたってなって、その株実は自分が買ってました。
なんて言ったらね、もう利益が全部懐に入るじゃないですか。
これからは円安が振興しますよっていう裏で、
ドルを自分が買っていたら、
みんな私の言葉信じますか?
なっちゃいますよね。
だから私普通預金しかしてません。
政治家さんからね、講演会でお話ししてくださいって、
そんなオファーもたくさんあるんですよ。
確かに生神さんクラスになったらそんなのありそうですよね。
でも全部断っているんです。
なぜなら、
選挙特番で政治家に厳しい質問できなくなるでしょ。
そういうことなんですよ。
だから桜を見る会とかにも絶対誘われませんしね。
そういった公平性を常に意識している。
どれだけ高いギャランティーを提示されたとて、
自分が本当にやりたいことのためならば、
他のことに手を出さない我慢、そして覚悟。
これは必要ですよっていうふうにおっしゃってるんですよね。
響きます。
そして最後の事例なんですけども、
有名なお話。
これを例えば大学とか学校でお話されるときに必ずされるらしいんです。
1956年、熊本県水俣市で起こった水俣病のお話。
皆さんもご存知でしょう。
学校で習いますもんね。
窒素水俣という会社が排水していた。
その排水に有機水銀が含まれていまして、
それがプランクトンを経て魚に摂取されて、
それを食べた人たちが重粋神経を犯されたという有名な公害病ですよね。
実はその工場で働いていた従業員の方々は、
これが世に明るみに出る前に分かっていたんじゃないかと言われてますね。
実際そうだったんでしょうと言えないですよね。
だってこれを言うことによって会社が傾けば、
関連企業もたくさんあるわけですよ。
大きな会社だったから。
そこが法人材を支払っていることは、
県の財政を傾けるにも値するような大きな出来事になるわけなんですよ。
大打撃を与えるのか。
自分の発言一つで左右されてしまったら大事だ。
いやとはいえ、これだけ大きな世の中の問題になるようなことを
もっと早く言えなかったのかって思うでしょう。
じゃあ仮にです。
もしもあなたが大きな企業に勤めることができましたと。
やった!転職決まった!
そこでまた結婚も決まりました。
お子さんも生まれました。
マイフォンも買いました。
人生もこれからだ!上向きだぜ!
って言う時にですよ。
その企業のこれからさらに大きく踏み出していくんだ!
東南アジアとかで新しい工場を建てました。
そこの責任者として君は赴任してくれ!
2年間限定だけど行ってくるわ!
行ってそこで頑張って働いていたらですよ。
そこの工場からの排水で地域の方々、町の人々が
健康を害している。
これがわかった時に
あなただったらどうしますか?
人生かかってるんですよ。
この企業が傾くかもしれないんですよ。
これから家計を支えていかなきゃいけないんですよ。
潤風満帆のこの一歩を踏み出した時に
あなたはどう動くんですか?
いまいちだ。
自分事として考えてみましょう。
っていう風に提示されてるんですね。
学生時代にこれ聞いたら響いてたろうなぁ。
いや、いまでも響くんですけどね。
人間としてどう生きるのか
いい人生だったって思えるかな?
いまのこの決断っていうのは
その先を見据えた時に
いまは傾くかもしれないけれども
ここから立て直していくというチャンスにも
恵まれるという風に
前向きに捉えることができるのか
それはあなたがどう生きたいかそこによるんですよ。
人としての誇りを失わない
働き方をしていきましょう。
最後にもう一言これ問います。
あなたはどんな働き方をしたいですか?
ということで本日は
私たちはどう働くべきか
こんな問題提起の生け神あきらさんの著者
紹介させていただきました。
ということで明日もわくわくと
楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。