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2022-04-24 16:54

卯月の回「コトバノコト2」4

ガチャを回して出てきたことについて語る「文ガチャ」
今月のお題は「コトバノコト」。今月はらい堂さんが気になったことばの疑問について、朔夜が答えています。
今回は言葉の「暗黙の了解」から朔夜が思う言葉や文化のお話です。朔夜が学生時代から大切にしている本の序文について短く語っています。
お時間がありましたら、お聴きくださいね。
00:25
はい。では、最後です。
はい。あと何でした?質問何してました?
えっとね、こっからは、ちょっと私の、
あ、違うんですね。はいはい。
ちょっと語りなんですけれど。
はい。
この話、暗黙の了解の話を考えていた時に、
でも、私は今、教師ですから、評価する人なんですね。
ACL側なんですけど、それは、できてるかできてないかを評価しなければいけないんです。
そうすると、やっぱり基準とか、正しい正しくないの世界で生きています。
子どもたちも、それで判断評価されて、正しい正しくないって覚えていくんですけど、
でも、それって正しくなかったらダメなのかとか、
人とイメージが違ったらダメなのか?
はい。
っていう話にもつながってくるんですよね。
うん、そうですね。はい。
で、文化の違いってやっぱりあって、
捉え方が違ったり、
っていうことをツラツラと考えていた時に、
自分の宝物のことを思い出したんですけど。
はい。
私は学校の教師である以前は、
言語の研究をする人でしたので、大学でね。
やっぱり大事にしているスタースっていうものがあったんです、その時に。
で、
日本最初の方言辞典、
物類証拠という本があります。
今日はこの話をご紹介したいなと思います。
なるほど。
はい。
なんで私がこの方言辞典を宝物にしているかというとですね、
物の考え方とか、文化の違いの捉え方を私に教えてくれた本だからなんですね。
なるほど。
はい。
方言辞典なんですけど、序文がついています。
はい。で、なんとなく和訳するとですね、
言葉は移り変わって、昔の言葉が失われつつありますと。
で、都会では新しい言葉がどんどんできていくんだけど、
03:00
田舎にはそれが昔の言葉が残っている。
で、さっきクワの話。
ああ、はい。
洋語の時にクワとかの話をしたんですけど、
それって消えてったものなんですが、方言として残っているってちらっと言いましたね。
そういうものとかっていうのも、この物類証拠、1700年代の本なんですが書いてあるんです。
でも、そういうものであって、褒めたりけなしたりするものじゃないよねっていうことが書いてあるんですね。
じゃあ、どうして自分が、この越谷五山さんという方が作ったんですが、
どうして自分がこの本を作ったかというと、
よその国を知らない子供に、家を出なくても、
ほぼいろんなものにいろんな名前がある異名があることを教えて、
遠くから来た友の言葉を笑うという罪を犯させないために編んだんだという言葉で閉じています。
これって、人の言葉とか、自分と違う文化を笑うことは罪だって言ってるんですよね。
そして、知れば、知識があれば、その罪を犯さなくて済むよって言ってる。
これ読んだ瞬間に感動して、私。
そうだよねってなって、その日のうちに、物類証拠を買えないかって大騒ぎしたんですね、大学生。
先生に、「いや、無理です。」って言われて。
でも、文庫で出てたんですよ。
いわなごが文庫で。
それこそ、昭和一桁台。
へー、そういう意味でか。
出たことがあったって感じですね。
はい。
で、割と最近、ここ何年かでやっとゲットして。
あ、そうなんだ。
手に入れて大事に持ってます。
いいっすね。
いやー、でも本当にそこは大事で、なんだろう。
自分と違うことを笑うとか、それは笑うに限らず、攻撃するっていう場合もあるし、
それがもちろん良くないことっていうのもあるし、
知識があれば防げるっていうのもすごい肝で、
昨日か。
久しぶりに外食しながら知人と喋っていて、
たまたま話の流れで差別とかそういう問題の話になったときに、
知らないから許されるかどうかっていうのはまた別の問題で、
知らない人を責めるのは違うけど、
でも知ることで防げるから知る努力とかが必要だよね、みたいな意味では、
06:03
反論の余地はなかったかなって思います。
そういう意味で、
知らないから許されるかどうかっていうのはまた別の問題だけど、
知っていれば知らないで済む差別だけど、
知らないと知っちゃう差別ってあるねっていうような話になって。
で、なんだろうな。
っていうような話だったんですけど、
まさにそういう話をした直後、
そのした日の翌日なので今日が。
まさにっていう感じで今感じに言ってましたね。
その辺も面白いですよね、その方言のありよう。
だからよく今はね、
それこそインターネットもあればテレビもあればで、
基本的に標準語っていうものが少なくともある程度の人には通じる。
厳密に喋れるかどうかはともかく、
聞いてわかることはできるじゃないですか。
日本人で、日本語話者であれば。
でも江戸時代とかはそうもいかなかったので、
ツールがなかったので、
方言の差は埋まらなかったですよね、基本的には。
そうでしょうね。
結果的にそれでも、
離れた地域の人が交流することが多かった武士は、
必要に迫られて侍言葉みたいなのを作っていったわけですもんね。
なんとかで僧侶とかっていう、
どこの方言でもないあれですよね。
そうですね。
あれができたのは、
やっぱりそういう意味で言えば優しさと便利さと両方あったと思うんですよね。
これで喋れば、
鉛とか方言を使って、
からかわれたりすることもないよみたいなものを作ったんだと思うし、
意思の卒ができないのが困るからこの和法は覚えてくださいみたいなこともあったんだと思うんですけど。
あとあれもそうですよね。確かオイラン言葉も。
アリエンスとか。
あれも地方から出てきている人とかがいたりするので、
いわゆる江戸弁とか教言葉とかが喋れないっていうのがあるから、
こういう言い方をしなさいみたいな。
アリエンスはありますの変化だし、
よく素直のままでおなじみのザマス言葉もオイラン言葉だし、
ゴザイマスの変化だから、
不思議なキャラクター説。
お金持ちの人が言いがちだよね、ザマスって漫画的に言うと。
09:03
そうですね、確かに。
でも丁寧語なんですよね。ゴザイマスの略だから、
丁寧な言葉ではあるんでしょうけどね。
というわけで、その辺のオイラン言葉とかサムライ言葉みたいな
テーマの雰囲気も見えてきましたねっていう話になっちゃいましたね。
そこはさすがに専門外。
そこはどっちかというとこっちの専門に近いのかな。
その話をいろいろ聞いていただきましたが、
その話をいろいろ探していたときに、
面白い4コマ漫画があったんです。
ハンバーグの下のスパゲッティ。
よく敷いてあるじゃないですか。
あれを、
ただのかさましじゃんって消費者なめてるわって言っている人と、
これはガロニーって言って、
時間が経つと出る油を吸ってベタベタになるのを防いでくれるんだよ。
揚げ物の場合は揚げたてが熱すぎて、
容器パックとかが溶けちゃうことがあるから、
それを防ぐためにもあるよって説明してくれる人が次に出てくるんです。
最後に、
知識や教養があったらいろいろなことの理由がわかって不満が減るんだ。
勉強って大事なんだなっていう最後のコマがありまして、
これは引用なんでTwitterにあげておこうかなと思うんですけど。
これも物理証拠の姿勢につながる話で、
知ってると知らないとで、やっぱり快適さ、
生きていくための快適さっていうのは。
そうですね。
今の4コマ漫画の例えでいうと、
最初に出てきた人は、
知らなかったことを責めることはもちろん必要ないことだと思うんだけど、
かわいそうなのは本人がストレスになってるんですよね。
そうですよね。
だからそういうことがないほうがいいんだから、
やっぱり物は知ってたほうがいいっていうことにはなるかなとは思いますね。
そうですね。
そういうのの一助にこれもなってればなおいいんですけれども。
そうですね。
こういう流れで言葉ができてきて、日本語が流れて出てきていますとか、
正しい言い方と揺れてる言い方があるけれども、
気をつけたほうがいいですよねっていう話題が今までにも出てきたと思うんですけど、
否定しているわけではなく、
12:03
言葉は移り変わるものだから、もしかしたら次変わっていくかもしれない
っていう捉えの中で、聞いてほしいなと思ってこの話をしました。
そうですね。その通りだと思います。
変わるものはしょうがないんですけど、
変わる前の状態のものを大切にはしたほうがいいかなって気はしますよね。
そうですね。それもそうですね。
4回にわたって言葉のこと、
来堂の質問に答えるよスペシャルみたいな感じでしたけれども、
以上でよろしかったですかね。
ありがとうございます。提問いただきました。
では以上にしたいと思います。
ではガチャですかね。
そうかそうか。ガチャがありましたね。
じゃあガチャ回します。
出ました。
開けます。
昭和語りです。
昭和語り来ました。
昭和語りはね、一応前々から昭和語り出たらって考えてたことはあるので、
僕なりに進行はもちろんしますが、
咲夜さんにもいっぱい口を挟んでもらおうかなとは思います。
わかりました。
これで種類が5個だよね。
はい、そうです。
なのでこの昭和語りで、
全部2回ずつ出たという状態になっていて、
昭和語りが配信で言うと、
札幌の回だから、
10ヶ月分ですね。
そうですね。
みなつきふみずきがどうするかって話ですよね。
3週目に回っちゃっていいのか、2年目に向けてどうするかっていうところと絡んでくるかなとは思うんですけど。
そうですね。
ちょっといろいろ考えてみましょう。
ひとまずは昭和語りですね。
一応私メインで。
テーマは決めてます。
お楽しみに。
わかりました。
それでは番組の方も締めていきましょうか。
新年度を迎えて約1ヶ月。
新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか。
疲れが出てくる頃ですので、皆様ご自愛くださいね。
それでは皆様、ごきげんよう。
ごきげんよう。
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