2026年8月に経済産業省の研究会がまとめた「エンタメ・クリエイティブ産業戦略2026」を手がかりに、国はクリエイターをどう支えられるのかを考えます。
制作資金、海外流通、権利・契約、海賊版対策をめぐる政策の狙いと、従来のクールジャパン政策への批判を整理。さらに韓国、アイルランド、ブラジルの事例を比べながら、売上やヒット数だけでは測れない、作り手の所得・労働環境・活動継続という評価軸を探ります。
後半は、政府が「面白い作品」を選ぶことの難しさ、オタク文化やグレーゾーン、自立した流通、創作を育てる「シーン」と場所の重要性まで話が広がります。
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【バグキャストについて】
『バグキャスト』は、音楽家・鈴木とプログラマー・伊藤が、音楽、プログラミング、カルチャー、映画、最近読んだ本などについて話すポッドキャストです。
さまざまな話題がゆるやかにつながっていく、総合誌のような番組を目指しています。
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伊藤:
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00:00
はい、こんにちは。バグキャストです。この番組は音楽家の鈴木とプログラマーの伊藤が社会や文化について気になったことを調べたり面白がったりしながら話すポッドキャストです。今回は第27回です。いやいや伊藤さん。
何ですか、タイガー君。
はい、今日はですね、時事問題についてちょっと話す回をやりたいなと思うんですけども、
あのね、2026年8月に経済産業省の研究会がまとめたエンタメ・クリエイティブ産業戦略2026を取り上げてみたい。
ついこの間だ。
そうですね。あのー、副題はね、「ものがたり大国5カ年計画」っていう副題がついてるんですけど、この戦略には。
アニメ、ゲーム、漫画、映画、音楽などの海外売上を2024年の6.1兆円から2033年に20兆円へ伸ばす構想がこの戦略の中でなされていると。
僕自身音楽作ってるので、音楽やクリエイターがこの戦略でどう扱われているのかみたいなものがすごく気になったなっていうことですね。
なので資料を読んでみた。
はい。でね、政府のエンタメ支援と聞くと、従来のクールジャパン政策を思い出しますよね。
ありましたね。
海外向けのイベントや事業にお金を出した一方、何が成果だったのかが分かりにくいっていう形でクールジャパン政策は批判されてきたと。
今回の戦略はその反省をどこまで踏まえているのかなみたいなのをちょっと見てみたっていう感じですね。
で、調べてみるとね、今回の中心は宣伝だけではなくて、日本作品はすでに海外で人気なのに、そこで生まれた利益や利用データが日本側に十分に戻らず、制作現場まで届いてないよねと。
そこで制作資金、海外流通、権利、契約、報酬まで含めて、どう仕組みを変えようとしていくのかっていうのが、この戦略の中で考えられていることですね。
今回は戦略の内容と背景、従来のクールジャパンへの批判、海外の文化政策を整理してみたいなと。
その上で海外の売上だけでなく、作る人が活動を続けられるようになっているのかみたいな、この政策の評価軸を考えてみたいという回になっていますね。
なるほど。
そんなこんなで今回のテーマは、国はクリエイターをどう支えるのか、エンタメ・クリエイティブ産業戦略2026をみるという形の回になっております。
はい。
はい。ここから先詳しい内容を掘り下げていきたいんですけども、上に挙げた同戦略はコンテンツ産業の課題を3つの市場の失敗として整理していました。
ヒットするかわからないため、制作投資が不足しやすい。海外の巨大プラットフォームへの依存によって収益や顧客データを確保しにくい。
03:07
海賊版や偽造品が正規市場を損なっている。
以上3つの市場の失敗という形で整理しているということですね。
なかなかお金を突っ込めないという話と、顧客データを確保しにくいというのがあるんだ。
みたいですね。
プラットフォームの依存、そういうことか。
これ顧客データが確保しづらいと予測も立てづらいよね、ヒットするかどうかのね。
確かに今ね、データ大事だもんね。
みたいなね。
海賊版ね。
そう、海賊版。
海賊版と偽キャラクターグッズの被害は合わせて10.4兆円と推計されている。
これを丸々回収したらさ、今時点でもう16兆ってことでしょ。
そうだね。でも丸々回収というのはさすがに無理だと思うけど、
せめてね、10%でも20%でも回収できたら相当大きいですよね。
でね、以上挙げられている課題を理解するための前提として、
まず区別したいのはね、海外売上と日本側が受け取る金額の違いなんですよ。
つまり海外の消費者が日本作品に支払った金額のすべてが、
制作会社、出版社に入るわけではない。
配信サービス、現地の配給会社や販売店などの取り分に加えて、
翻訳、字幕、吹き替え、宣伝、法務、物流にも費用がかかってしまっていると。
なので契約によっては日本側の受け取り額が固定されていて、
作品がヒットしても追加の収入が得られないことがある。
海外での売上や視聴データを確認できない場合すらあると。
さらに制作会社やクリエイターが著作権などを持っていなければ、
ヒット後の利益には参加できなくなってしまう。
だから経済産業省の戦略では、
映像や出版の一部で日本側が回収できる金額が、
海外売上の1割から2割程度に留まっているという例が示されていました。
つまり作品の人気、日本側の収入、クリエイターの報酬は、
それぞれ別の問題だということでもあるんですけども、
本来回収できる金額が1割から2割に留まっている。
これどうにかしなきゃいけないよねっていう論点なんだよね、大枠は。
それは確かにある程度国が介入できることなんだろうなというふうにして思いましたね。
なるほど。
上記の課題に対するエンタメクリエイティブ産業戦略2026の対策は、
作る、流す、叩くの三本柱として掲げられていました。
作るっていうのは、制作資金を増やすということで、
コンテンツは土地や工場のような担保がないため、銀行融資を受けにくいと。
なるほどね。
そこで作品の価値評価や完成保証を整えて、
補助金だけでなく融資や民間投資も呼び込もうとしているということですね。
流すは、作品を海外へ届け、収益を回収する仕組みを強くしようということみたいですね。
06:06
字幕や宣伝への支援に加え、
日本側が流通経路や販売データを持てる状態を目指していく。
うーん。
みたいな。
叩くは、海賊版や偽造品への対策。
摘発や削除だけでなく、正規版を早く適正な価格で、
現地の言語に対応させて提供することも含まれている。
なるほど。
みたいな。
はいはい。
これと並行して、人材育成、就業環境、資金調達、AIと権利保護、成果に応じた報酬、
異分野へのIP展開も改革対象となっている。
一つの作品をアニメ、ゲーム、音楽、グッズなどへ広げ、
利益を次の制作へ戻す考え方は、
IP360度展開と呼ばれています。
IP360度展開、なんか面白いですよね。
要するに、メディアミックスってことだと思いますけどね。
それを全部丸っとやっていこうってことなんですね。
っていうことなんですね。
なぜ今、政府がエンタメ産業に力を入れているのか。
この背景には、国内市場の縮小と海外市場の拡大があります。
人口減少で国内の大幅な成長はもう期待しにくい一方で、
配信サービスやSNSによって、
日本作品が海外へ届く入り口は増えていると。
通商白書2025によると、
日本コンテンツの海外売上は、
2022年の4.7兆円から、
2023年には5.8兆円へ増えている。
これはすごいね。
政府が一から人気を作ろうとしているというより、
市場とファンが先に国境を越えていて、
政策が後から追いつこうとしている面が、
強いってことですね。
そのため、今の課題は、
作品を知ってもらうことだけではなく、
海外で生まれた利益を、
次の制作にいかにつなげるか、
ということになっている。
政府はコンテンツを外交資源としても見ていますね。
2024年の新たなクールジャパン戦略では、
日本への共感を広げることが、
外交や安全保障にも貢献する、
というようなことが書いてありました。
コンテンツは輸出産業であると同時に、
日本への好意を生む、
ソフトパワーとしても位置づけられている。
そんなことが、
2026年の戦略の概要と背景なんですけども、
従来のクールジャパン政策って、
結構批判されてきたわけですよね。
なんかイマイチだっていう印象だけはあるけど、
ちゃんと知らないっていうのもありますが。
そう。
なので、
じゃあ今までのクールジャパン政策って、
どういうふうにして批判されてきたのか、
どういう問題点があったのかも、
ちょっと整理しておきたいな、
というふうにして思います。
クールジャパン政策は、
2010年頃から本格化し、
2013年には、
官民ファンドのクールジャパン機構が、
設立されていますね。
対象はアニメやゲームだけでなく、
音楽、映画、ファッション、
食、観光、伝統工芸、
地域産品などの、
広い範囲に及んでいる。
なお、
09:00
政策全体と、
投資機関であるクールジャパン機構は、
分けて考える必要があるんですけども、
政策全体への第一の批判は、
対象が広すぎて、
どの分野や市場に集中するのかが、
見えにくかった。
何がクールかは、
海外の人が決めるとしながら、
日本の行政が支援対象を選ぶ、
矛盾もあった。
ということみたいですね。
第二には、
文化を紹介することに比べ、
現地の流通や、
消費者への理解が弱かった。
イベントや店舗が、
一時的に注目されても、
その後に商品を買える場所や、
ファンとの関係が残らなければ、
事業は続かないですよね。
だから、
政府も2024年の新戦略で、
海外市場の調査機能と、
独自の流通基盤が不足していた、
というのを認めてますね。
いっぱい紹介はするけど、
それが続かないっていうことなんです。
そうそう。
第三は、
効果を検証しにくかったこと。
イベント数や来場者数は数えられても、
売上が続いたのか、
日本へいくら戻ったのか、
クリエイターの所得が増えたのかまでは、
十分に追跡されていなかった。
海外市場の成長が、
制作、民間企業、配信サービス、
SNS、ファン活動、
為替のどれによるかを、
切り分けることが、
すごく困難なんですよね。
なので、
象徴的なのが、
クールジャパン機構の投資実績で、
会計検査院の報告によると、
2023年度末までに、
投資を終えた17件は、
約261億円の支援に対して、
回収額が157億円。
2025年度末の累計損失は、
540億。
計画上の426億円を、
上回っていると。
ただし、
これは2026年、
3月末時点での会計上の数字なので、
現在、
全ての回収が終わったとは、
確定しているわけではないので、
どうなるか、
もうちょっと動いてくる。
まだ続いているってことだね。
そうそう。
だから、
赤字がありますよってことだよね。
投資した分の回収ができていないっていう意味では。
官民ファンドは、
民間資金が集まりにくい、
高リスクの事業を支える一方で、
投資機関としての収益も求められる。
だから、
政策効果と、
投資収益のどちらを基準に成功判断するのかが、
曖昧だったことに、
制度上の難しさがあるってことですね。
つまりさ、
資金が集まりにくいところに、
あえて投入して、
多少赤字だとしても、
政策としては効果があるんだっていう、
評価の仕方もできるわけだよね。
だから、
ここでは、
これだけ赤字だったとは言っているものの、
違う見方もあり得るんだろうけど、
いずれにせよ、
評価の軸がないから、
どうだったのかっていうのは、
現状赤字だったということでしか、
見えてないって感じですよね。
赤字だけど、
これができたんだよ、
みたいなところが見えてこなかった。
そうだね。
そうだね。
これ400億円の赤字は、
一応想定してたけど、
それ以上の赤字だったから、
っていう話をしてるんだ。
まあそうだね。
そういう話なんですけど、
こんな感じで、
クールジャパンは批判されてきましたよと。
12:02
その上でね、
論点提示、
ここでちょっとしてみたい。
はい。
あのね、
そもそも国家って、
面白い作品を評価したり、
というか、
あるいは選んで海外に伝えたりできるのか、
っていう問題があると思うんですよ。
国が選んだ、
いい作品ですって言われて、
本当にそんなことできるのかと。
いや、
国自体はさ、
これが面白いんだ、
いいんだっていうことはできると思うんだよ。
でも、
それが本当に面白いかどうかっていうのが、
かなり謎なわけじゃない。
実際には。
みたいなさ、
制作費が足りない作品への直接支援には、
まあ意味がありますよね。
市場では資金が集まりにくい実験的な作品とか、
少数者の表現がなされているものとか、
地域文化を守るみたいな、
そういう文化政策っていうのはあり得る。
ただし、
行政が作品の価値を事前に判断すると、
説明しやすい企画、
実績のある大企業、
大型IPへの支援が、
集まりやすくなっちゃう。
作品内容に直接口を出さなくても、
海外に展開しやすいか、
商品化しやすいか、
短期間で成果を数字にできるか、
という採択基準が、
政策の方向を変える可能性がある。
だからといって、
直接支援をやめて、
産業基盤だけを整えれば、
良いわけでもない。
個別作品を支えるなら、
行政から距離を置いた審査と、
商業的な成功だけに偏らない、
評価が必要になってくると。
重要なのは、
支援が直接か間接かではなくて、
誰がどんな基準で対象を選び、
誰が活動を続けられるようになったのか、
ということなんだと思うんですよね。
この違いを海外の3つの事例から、
見ていきたいんですけど、
ちょっと補足したいのは、
つまり、
面白い作品ができているかどうか、
ということで、
評価はできないんだと思うんですよ。
面白いかどうかっていうのは、
かなり文脈依存じゃん。
ヒットしたけど、
後から振り返ってみれば、
無のような作品っていっぱいあるじゃない。
そうだね。
つまり、
面白い作品が生まれたから、
成功だったっていうことは、
言えないんだと思うんですよ。
事実上は。
じゃなくて、
結局、
産業の基盤として、
クリエイターが、
制作を続けられる環境が、
できているかどうかってことでしか、
本当はないはずなんだと思うんだよね。
個別の作品が、
どうこうじゃなくて、
環境が変わったか、
っていうところを、
評価するべきかなって。
そう。
そこでしかない気がする。
この、
2026年8月、
お値段できたやつは、
目標は、
金額でやってるんだよね。
そうそう。
実現可能かどうかっていうのは、
僕は評価できないんだけど、
言ってることは、
よくわかるなって気がするんですよね。
これだけの、
なんていうか、
本来回収できる資金が、
回収できなくて、
それがクリエイター、
制作側に、
十分に、
戻ってきてないよね。
だから、
これは、
ある程度、
国が介入した方がいいよね、
っていうのは、
すごくわかるとは、
思いましたね。
なるほど。
はい。
で、
えーとね、
えーと、
これが、
15:00
今見てきたのが、
日本における、
この文化政策の、
大枠なんですけども、
海外の文化政策のね、
事例をね、
ちょっとね、
調べてみたんですよ。
うん。
そこから、
何かヒントがあるかな、
っていう風な気がした。
韓国ではね、
1990年代末以降、
映画、
ドラマ、
音楽、
ゲームを成長産業と位置づけていて、
制作資金、
人材育成、
翻訳や字幕、
海外市場の調査、
著作権保護などを、
組み合わせてきている。
個々のヒットを、
政府が企画したのではなくて、
民間が作品を作り、
政府が制作から、
海外流通までの環境を、
整えた点が、
注目されている。
環境を、
確かにこれは、
国じゃなきゃできないような、
海外との、
そういうあれですね、
著作権とか、
そういうのを、
整えた。
ただし、
成功のすべてを、
政策だけで、
説明することができなくて、
民間投資や競争、
インターネット環境、
クリエイター、
海外ファンも、
大きな役割を果たしていると。
また、
輸出が伸びても、
制作現場の、
雇用や報酬が、
改善するとは、
限らなかった。
パククネ政権では、
政府に批判的とされた、
文化人を公的支援から、
排除する、
ブラックリスト問題も、
起きている。
韓国は、
産業としての成功が、
労働環境や、
表現の自由まで、
保障するわけではないことが、
示されているな、
というふうにして、
思いますね。
フォローするわけじゃないんだけど、
やっぱり、
僕がね、
2000年代後半くらい、
の映画、
韓国映画の、
なんかすごい、
面白いものが、
バーッとたくさん出てきた、
っていうのの、
ある種、
やっぱり、
基盤になっているのは、
こういう文化政策だったんだろうな、
ってことが、
ありますね。
実際、
そういうような議論が、
なされてますね。
次ね、
別の方法を取ったのがね、
アイルランドの、
芸術家向け、
基礎所得っていうやつ。
これ、
2022年から、
2025年まで、
芸術家や、
クリエイター約2000人へ、
週、
325ユーロを、
3年間支給する。
受給しない、
約1000人と、
比較調査もされている。
面白いね。
そうそう。
作品の内容や、
市場性を審査するのではなく、
要件を満たした応募者から、
無作為に、
受給者が選ばれた。
で、
制作時間そのものを保証した、
っていうのが特徴ですね。
で、
アイルランド政府の検証では、
受給者の創作時間は、
週11時間多くなった。
新作を完成させた割合も、
14%高くなっている。
おお。
これ、
対象者が限られるっていう、
制約はあるんだけど、
ヒット数の数ではなく、
制作時間と活動の継続を、
測った事例ですね。
だから、
実際、
325ユーロ、
3年間支給したら、
これぐらいの割合で、
新しい作品が出てきたし、
実際に、
制作時間も伸びてた、
っていうことですね。
面白いね。
これも、
これも、
これも、
かなり直接的に、
給付をしていく、
っていうタイプのやり方なんですけども、
分かりやすいね。
うん。
で、
一方ね、
ブラジルのルアネー法、
っていう文化政策があって、
政府の認定した文化事業へ、
企業や個人が資金を出すと、
18:02
その額を、
所得税から控除できる。
おお、
なるほど。
実際の支援先を、
民間スポンサーが選ぶため、
知名度や、
広告効果の高い企業、
企画へ資金が集まり、
2018年には、
77%以上が、
企業と大都市の集中する、
南東部へ配分されていった。
つまり、
行政が選ばなくても、
選別がなくなるわけではない。
企業の市場性による、
選別へ置き換わったり、
地方、
新人、
小規模団体、
実験的な表現が、
不利になった、
ってことですね。
このブラジルのルアネー法では。
3つの事例から分かるのは、
政策の成否を、
支援方法だけでは、
決められない、
ってことですね。
選定基準による、
隔たりを、
抑えられているのか、
所得、
制作時間、
権利、
活動の継続が、
実際に改善したかを、
見ていく必要があるよね、
ってことですね。
だから、
これ、
支援しました、
はい、
よかったですね、
じゃなくて、
ある程度、
その後の、
効果測定をしていかないと、
やっぱり良くないですよね。
当たり前だけどね。
みたいなね。
で、
なんか、
これ、
調べてみると、
アイルランドの、
芸術家向け、
基礎所得って、
結構成功の事例として、
見て、
いけるんだけど、
これが果たして、
成功なのかどうか、
っていうのは、
分かんないよね。
つまり、
クリエイターが、
作品を、
たくさん作るようになりました。
だから、
ってことでもあるわけじゃん。
それが、
社会にとって、
何の意味があるの?
って言われたら、
難しい。
別の問題、
になってきちゃうから。
これも、
文化政策自体にも、
言えるんだけど。
これを、
だから、
成果として、
評価するかどうか、
ってことだね。
より多く、
制作時間が取れて、
いっぱい、
新作が出ました。
で、
それで、
この、
やった意味があるのか、
みたいなのが、
かかったお金との、
費用対効果が、
ちょっと難しいってことか、
測るのが。
そうだね。
だから、
これ、
だから、
この後、
ずっとね、
あの、
色、
政府が、
クリエイターと認めた人に、
直接、
給付していくっていう、
スキームが、
維持できるなら、
いいのかもしれないけど、
産業構造として、
しっかり定着してなかったら、
持続可能性が、
果たしてあるの?
みたいな問題でもあるよね。
っていう。
そういうと、
ブラジルの方は、
うん。
もう、
その、
市場経済に任せて、
うん。
やっちゃうから、
小規模なものとかは、
支援されないけど、
お金の巡りって意味では、
そうそう、
意味があるっていう。
っていう風な、
見方もできるよね。
で、
このブラジルのルアネー法の方はね、
結構失敗事例みたいな形で、
挙げられるんだけど、
でも、
果たしてこれが失敗かどうかっていうのも、
分からないよね。
と思うのでね。
まあね、
みたいな風にして、
文化政策って、
結構さ、
成功なのか失敗なのかの、
効果測定がすごく難しいから、
だから、
上でね、
ちょっとさっき言った、
政府とか国って、
そもそも面白い作品を作るっていうことを、
目標にしちゃいけないんじゃないの。
産業をどれくらい生み出せているか。
そこに関わっている人、
21:00
そこで働いている人の、
なんていうか、
労働環境とか、
どれくらい改善しているのかってことでしか、
やっぱり結局のところは、
文化政策の評価ってできなくない?
っていう風にして、
ちょっと思うんですよね。
なるほど。
気が、
僕はしますね。
でね、
国がね、
整えるべき3つの条件みたいなこと、
もう一度整理しておくと、
第一は海外へ届けられる流通網を作ることだよね、
っていうことですね。
これは個別の企業とか、
クリエイターには確かに難しいことですよね。
そうだね。
翻訳、字幕、宣伝、法務、
現地企業との交渉を、
小規模な制作会社や個人も、
利用できるような流通網を作ると。
特定企業への依存を減らして、
複数の流通経路、
市場情報、
販売データへアクセスできる環境を作ると。
第二は、
権利と契約を整備すること。
書面契約みたいなものを、
ちゃんと普及させて、
権利関係を明確にし、
作品の利用実績と、
売上データを確認できるようにする。
さらに、
成果に応じた追加報酬や、
契約内容を検証できる仕組みも、
必要になってくると。
企業が持つ知的財産の価値だけが上がって、
作り手が固定報酬のままでは、
制作環境は変わらないよね、
ということですね。
結局、
作った人に権利がなくて、
企業に権利があるということが、
往々にしてあるわけだよね。
あと、
第三は、
活動を続けられる労働環境、
報酬、
労働時間、
支払いの遅れ、
ハラスメント、
多重下請け、
社会保障など、
輸出額には現れない問題というのがある。
育成とは、
一部の才能を表彰することだけではなくて、
多様な人が参入して、
経験を積み、
失敗しても再挑戦できる状態を作る、
ということが大事だと思うんですよね。
そのためには、
ここら辺、
労働環境というものの整備って、
大事ですよね、
ということですね。
そうだね。
多分、
これってどのジャンルの仕事でも、
大事なんだけど、
クリエイターって、
すごくこれが問題になっているイメージがある。
そうだね。
この戦略で、
何を評価するのか、
ちょっと繰り返しになっちゃう部分もあるんだけど、
海外売上げ20兆円を、
増やしましょう、
ということを掲げているんだけど、
その数字だけでは、
国内の制作基盤が強くなったのか、
わからないと思うんですよ。
日本企業の利益が増えても、
個々のクリエイターへ分配されなければ、
制作環境は改善されていないからですね。
だから、
また、
面白い作品が生まれたのかを、
政府の評価指標にするのも、
適切ではないと思う。
何が面白いかと感じるのは、
受け手や時代によって変わり、
政府が文化的価値を決めることに、
つながっちゃうから。
それは文化的価値、
政府には決められないよねって思う。
だから、
見るべきなのは、
次のような変化。
海外売上げのうち、
日本側が受け取る割合は増えているのか。
利益が制作会社や、
個々のクリエイターへ分配されているか。
書面契約、
売上データの開示、
成果に応じた報酬が広がっているか。
所得や労働時間は改善したか。
小規模な事業者や個人も、
24:01
海外流通を利用できるようになっているか。
支援後も活動を続けられているか。
支援が大企業や大型IPへ、
偏っていないかってことですね。
この戦略は、
政府がヒット作を作れたかどうかではなくて、
まだ評価の定まらない作品も、
作り続けられる条件を、
どれだけ整えたかって評価されるべきだと思う。
ここら辺ね、
大枠議論を閉じているとか、
終わっているんですけども、
文化を国の宣伝に使うことの問題点についても、
一応言及しとかなきゃいけないな、
というふうにして思いますね。
従来のクールジャパンには、
国家が文化を日本の魅力として選び、
国益のために使うことへの批判もあった。
アニメや音楽は、
海外の文化や技術から影響を受け、
海外のファンにも解釈されながら広がっていっている。
それを一つの日本らしさとしてまとめると、
海外へ見せやすく、
商品化しやすい日本像ばかりが選ばれ、
国内にある多様性や対立が見えにくくなる恐れがあるんじゃないか。
日本文化を見せ、
商品を買ってもらうだけなら、
それは文化交流というより、
国家ブランドの広告になっちゃうよね。
交流というなら、
日本側も相手の文化から影響を受け、
変化する双方向の関係まで含める必要があるだろうと。
また、日本のアニメや音楽を好きになることと、
日本政府を支持することは別ですよね。
当たり前だけどね。
だからファンの自発的な行為をそのまま外交上の支持として数えるっておかしいよね。
みたいな。
普通の常識的な批判ですけどね。
やっぱり文化を国の宣伝に使うことっていうのは、
やっぱりある程度問題があるなというふうにしては、
言及しとかなきゃいけない。
そんな感じで、どうですかね。
こんなことがあったわけですけども、
伊藤に問いかけてみたいのは、
日本の音楽やアニメが海外で人気だと感じたことってあったりするか。
もう一つ大事な論点として、
今日は言ってないんだけど、
そもそも税金で文化を支援することについてどう思うか。
この2点はちょっと聞いてみたいところですね。
どうですかね。
そうだね。
いや、税金を使うっていうのがね、
つまりこの文化を外に発信するっていいことなイメージあるけど、
それをみんなが応援して、
海外の人が日本の文化を好きになってくれるって素敵なことだよねっていうふうに、
みんなで一丸となって思えるのかっていうのは、
僕はアニメ好きなんで、
漫画も好きだし映画も好きだから、
そういう環境整備が整って、
どんどん海外に行って、
海外の人が日本のアニメいいねとか言ってくれて、
嬉しいみたいな。
で、海外のアニメも影響を受けて、
いいアニメあるじゃんとか、
いうのをやるのはすごく嬉しいんだが、
それを誰もが嬉しく思うかっていうのは、
ちょっと感じるところなんだよね。
アニメを見ない人もいるからね、
みたいな普通の話になっちゃうけど。
全然アニメとか漫画とかさ、
そんなの全然興味ないよっていう人は、
27:02
どう見てるんだろうって思う。
だからクールジャパンって、
なんかそれがすごくピンとこない感があったなって思うんだよね。
日本ってクールじゃんっていうさ、
言い方。
そのクールな日本をお届けしようぜみたいな、
それがなんかピンとこない感じがして、
今回みたいに、
ちゃんと回収するのは金を。
20兆しっかり稼ぐぜ。
そのお金を使って、
国内のいろんな経済が回れば、
それはいいことだよね。
っていう言い方は、
納得しやすいかな。
単純になんかこのオタク文化ってことだけじゃないと思うんだよね。
これはもっといろんな広い意味での文化だと思うんだけど、
オタク文化的に言うとさ、
大人とかさ、
政府とかがさ、
関わってくるとさ、
ちょっとうざったいイメージもあるんだよね。
余計なことすんなよ、
みたいな。
そういう気持ちにもなった。
そうだね。
だから、
それは、
面白い作品ができたかどうかでは判断できないよねってことに、
つながってくるんだと思うんだよね。
つまり、
オタク文化がいいと思ってるのは、
オタク文化の作品が面白いからなわけじゃん。
オタク文化を、
そういう、
オタク文化を国が支援した結果ができたとして、
それがいいものになってないってことなわけじゃん。
伊藤が言ってることっておそらく、
いいものにならないんじゃないかって。
ならないかもっていう不安ね。
ということだよね。
海外で日本のアニメとか人気だと感じたことありますかっていうので言うと、
絡むと思うけど、
僕結構、
YouTubeとかで、
日本のアニメを海外の人が見て、
それを、
うわーとか言って喜んでるのを、
切り抜いた映像ってあるんですよ。
海外の反応っていう、
ジャンルがあって、
割と結構好きなんだよね。
ただ、
それは、
めちゃくちゃ日本を好きな人は、
日本語で、
海外字幕で見たりしてるんだけど、
基本はさ、
海外の声優さんが、
吹き替えとかして、
それをみんなが見てるわけだよね。
だから、
そういうのを、
もっといっぱいやりやすく、
すれば、
ネットフリックスとか、
そういうので大体見てて、
有名なアニメとかは、
翻訳とかされてるんだけど、
普通にさ、
国内で、
今期、
無名だったけど、
めっちゃおもろいアニメあったね、
みたいな。
これが海外に届くとは思わないんだよね。
やっぱり有名な、
ジャンプ作品とか、
すごい話題になった作品とかは、
大きくなって海外に行くけど、
なんかその、
普通にオタクとか、
アニメ好きでは、
今期めっちゃ、
このアニメ良かったねとか、
この漫画知られてないけど、
めっちゃおもろいよね、
みたいのが、
スッと届く。
日本国内だったら、
当たり前に届くよね。
友達に教えてもらったら、
じゃあちょっと、
検索して見てみるわ、
って言えるんだけど、
言語の壁とか、
そういうのを、
スッと取り払えるような、
30:01
ものっていうのは、
ぜひあってほしいなと思って、
なるほど。
そういうのは、
国とかが、
なんていうの、
それって面白いか面白くない、
関係ないじゃん。
作品を、
海外でも視聴できるように、
変換する。
でもさ、
それって現状はさ、
やっぱりあれでしょ、
巨大プラットフォームの、
システムに依存してるってことでしょ。
そうそうそう。
つまり、
自由、
自動翻訳とか、
ってことじゃん。
言ってみるなら。
だね。
例えば。
でもそれを提供してくれるのは、
現状ネットフリックスとか、
YouTubeなわけじゃん。
そうそうそう。
だよね。
だからそれ、
巨大プラットフォーム問題だよね。
そうだね。
翻訳のための、
多分、
コスト、
みたいなものを、
支援するとか、
そういう、
なんか、
日本のアニメとか、
文化に、
アクセスしやすくなる、
みたいなものは、
あっていいなと思うんだよね。
で、
それは、
その、
国とか、
大企業とかでもいいんだけど、
なんか、
巨大な力がないとさ、
できないことで、
なんか、
その、
税金を使って、
日本の文化を、
海外に届ける環境だよね。
環境の方の整備、
みたいなものは、
めっちゃ、
してほしいな。
それがされると、
個人的には、
あ、
お金がうまく使われてるよ、
って気になるんだよね。
個人的には、
VTuberが好きなんで、
これは逆だけど、
海外の人が、
日本でVTuberをやる、
っていうことを、
よくやってるんですよ。
特に、
英語圏の人たちが、
海外にいながら、
日本語で配信してる。
日本人向けに配信してる。
みたいなことを、
結構やってて、
で、
基本的に、
日本国内向けにやってたり、
するから、
で、
基盤が日本にあるから、
日本に移住したり、
日本に来て、
定住しながら、
活動したい、
っていう人もいるんだけど、
ビザの問題で、
できないっていうのは、
結構あるんだよね。
このエンタメ界隈は、
結構ビザの問題があるっぽくて、
それって本当に仕事なの?
みたいな。
就労ビザおりません。
なるほど。
みたいなこと結構あるらしくて、
そういうのはまさに、
行政とか、
確かにね。
関与してほしい部分だな。
そうすると海外の人が、
日本に来て、
じゃあその海外が気になるから、
日本の人は海外に行くっていう、
交流は、
すごく生まれるような、
イメージ。
確かにね。
ビザの問題は、
普通に大きいかもね。
ライブやってもらうとかもね、
ビザの問題、
かなりずつ生じるからね。
だから、
オタク文化って、
ちょっと話を展開すると、
そもそも、
そういうようなものから、
関与されてない、
もの、
だったから、
強かったんだよね。
つまり、
オタク的な魂ってさ、
俺に関わるな、
とかってことなわけじゃん。
俺に関わってくれるな、
みたいな。
ほっといてくれ、
っていう感性が、
本当はオタクなんだよね。
33:02
それこそが、
まさにその魂こそが、
カウンターカルチャー、
じゃなくて、
サブカルチャーを生み出すんだよね。
っていうのがあるし、
オタク文化って、
かなりイリーガルなものが、
相当あるので、
それとの兼ね合いが、
どうなるのか、
ってことがあると思うんですよね。
本当はね。
つまり、
ヨーロッパ的な、
今の政治的正しさの文脈からすると、
90年代とか、
それ以前のオタク文化って、
受け入れられないもののはずだよ。
本当は。
それがかなり、
ナーフされるのは、
間違いないと思うんだよね。
新しい表現とか、
コンテンツが生まれるときって、
必ずものすごく、
イリーガルなもの。
例えば、
ヒップホップとかが、
わかりやすいけど、
あれって既存のレコードをかけてさ、
その上にラップとかするわけじゃん。
それってもう、
完全に盗用なわけじゃん。
なるほど。
みたいな。
で、
あとは、
それ、
似たようなの、
二次創作って、
それだよね。
二次創作作って、
売ってるって、
かなり、
権利的にはグレーなわけじゃん。
それ、
海賊版とかっていうのを、
摘発してったときにさ、
じゃあ、
二次創作って、
どうなのって問題あるよね。
うん。
あると思う。
本当はね。
だから、
そこってすごくあって、
だから、
結局のところ、
俺は、
そこら辺は、
イリーガルなもの、
ちょっと怪しいもの、
グレーゾーンのもの、
っていうものは、
ある程度、
ほっとくしかなくて、
結局のところ、
こういう文化政策で、
推進されていくのは、
ポケモンとか、
マリオなのであって、
みたいな。
で、
そういうのが、
バーッと進ん、
なんていうか、
ある種市場とか、
流通経路みたいなのを、
開拓してくれて、
で、
後からその流通経路とか、
基盤を、
個人の、
クリエイターが利用できる、
っていうことでしか、
ないと思うんだよね。
うーん。
っていう風なのは、
思ってるね、
俺。
なるほど。
だからつまり、
さっきさ、
面白いかどうか、
面白いものが生まれてるかどうか、
では判断できないんだ、
っていうのは、
言い換えるなら、
政府が推進する文化政策から、
出てきたコンテンツなんて、
面白いわけないじゃん、
って俺思ってるのよ。
なるほど。
っていうのがあるね。
うん。
実は。
どう思う?
この観点について。
うーん、
いや、
うーん、
なんか、
イメージ、
面白くないよな、
って気はするの。
その、
やっぱりオタク文化が、
大人に見つかって、
で、
大企業が、
お金を投じて、
ガンガンアニメとか作って、
グッズ展開しようぜ、
みたいな。
なんだかな、
っていう気持ち。
なんだかな、
って気持ちでしかないよね。
でも、
その、
結局、
その、
自分の中にあるオタクの気持ちと、
そういうものを、
海外の資本とかが、
食ってくる、
食い散らかしてくる、
みたいなことが、
起き始めてるんだろうな、
っていう感じもあって、
それはやっぱり、
でっかい経済、
市場、
グローバルな世界では、
なんか、
オタクなんで、
みたいな風には、
36:00
やってられないんだな、
っていう、
そういう恐ろしさも感じるんだよね。
確かにね。
だから、
そこ、
本当は確かに、
いいバランスで、
そういうのを、
守ってくれ、
だけど、
俺たちには、
口出さないでくれ、
っていうのが、
一番、
なんか、
イメージとしてはいいんだけど。
そうだね。
だから、
僕ね、
やっぱりね、
個別のクリエイターに、
直接給付するっていう、
タイプの支援は、
あんま良くないと思ってる。
実は。
だから、
例えば、
同人即売会をやれるような、
箱を作ってくれるとか、
みたいな。
あるいは、
権利関係の整備を、
やっといてくれるとか、
あと、
労働基準法とかを、
ちゃんと定めてもらうとか、
そういうことだよね。
残業代、
ちゃんと支払ってもらえるとか、
そういうこと。
あと、
書面契約っていうのを、
徹底しろよ、
みたいなことを、
発注側に、
ちゃんと促しておくみたいな。
だから、
そういうことは、
やってもらうっていうので、
しかないよね。
で、
海外資本みたいなものが、
確かに、
バーッと入ってきてる時に、
いや、
俺らのことは、
ほっといてくれよ、
とかって言ってるクリエイターが、
一掃されるみたいな。
それは確かにあるよね。
だから、
僕のね、
観点だと、
やっぱりね、
シーン。
シーンっていうのが、
大事だと思うんですよ。
シーン。
シーン。
シーン。
あの、
今のシーン。
そうそう、
シーン。
シーン。
あの、
あんまり、
ちゃんと考えられてないから、
シーンって言葉を、
連呼するしかないんだけど、
いや、
なんかさ、
シーンができたかどうかっていうのが、
なるほど。
大きいと思う。
つまり、
あの、
やっぱりさ、
コミケってやっぱり、
すごいシーンだと思うわけ。
はい、
はい、
はい。
みたいな。
シーンがどれ、
いろんなシーンがあるっていうのが、
その国の文化の豊かさだと思うわけ。
なるほど。
だから、
文学シーンとか、
音楽シーン、
ライブハウスシーンだよね。
はい、
はい。
とか、
まあ、
とにかく、
あれ、
わからない、
落語とかさ、
とにかくいろんなものが、
いろんなシーンが、
あるみたいなさ。
それがどれくらいあるかっていうのが、
大事だと思うんですよね。
だから、
それ、
これ供給側の、
環境整備ってことで言ってるけど、
需要するときに、
需要側の環境って、
やっぱり考えなきゃいけなくて、
それは、
具体的に、
俺、
場所だと思うんですよ。
つまり、
ライブハウスが、
あるとか、
あと、
即売会場の、
箱になる場所。
土地ね。
土地。
そう、
マジで土地。
土地、
そういう文化が、
起こるというか、
文化活動が、
できる場所、
が、
どれだけ持ってるか、
っていうことに、
もう、
本当に、
尽きると思うんだよね、
シーンって。
結局、
やっぱりね、
その、
なんかこう、
思うのは、
その、
ネットを介した、
交換?
では、
シーンは、
俺、
できないと思うんだよ。
ほうほう。
っていう。
みんなで集まって。
集まって、
わちゃわちゃ。
で、
やっぱり、
コミケとかが、
すごいのは、
集まってるじゃん、
39:00
あいつら。
すごいよね。
すごい気合じゃん。
全国から来るから。
うん。
あれは、
本当に、
なんかこう、
社会の中に、
居場所を作ってると思うんですよ。
うん。
つまり、
別にさ、
即売会なんて、
必要ないじゃん、
本当。
だって、
お金、
ネットでさ、
売れればいいんだから。
まあ、
そうだね。
売買って意味で。
そう、
売買って意味では。
なのにも関わらず、
行って、
とにかく買いたいんだよ。
つまり、
これ、
居場所を作ってるってことなんだよ。
そこが大きいんだよ。
だから、
シーンっていうのは、
そういうことだと思うんだよね。
居場所を作る。
なんか、
訳の分からない奴らに、
居場所が。
訳の分からない奴らが、
居場所を持ってるってこと。
で、
それがめっちゃある。
いろんなジャンルに。
っていうのが、
豊かさだと思うんだよね。
っていう気がする。
だから、
シーンっていうのが、
本当は重要だから、
俺はやっぱり、
場所を、
で、
これはね、
場所をね、
国がね、
じゃあ、
公民館とか使ってください。
みたいな。
で、
これはね、
微妙なんだよね。
はっきり言って。
だから、
これは、
やっぱり、
なんかこう、
考えなきゃいけないんだけど、
あり方を。
そうね。
で、
例えばさ、
さっきさ、
本当はネットとかで、
介して、
作品の売買って、
できるはずだよねって言ったけど、
例えばすごくさ、
表現上、
イリーガルなものって、
えー、
ありますよね。
そうそうそう。
その場でしか出せない。
そうそうそう。
今、
クレジットカードで決済することが、
規制されてきてるじゃん。
だから、
そういうのがあるから、
本当は直接売買できる場所って、
大きいんだよ。
現金って。
そうだね。
かなりアングラな意味でのね。
そうそうそうそう。
そういうさ、
なんか、
ある意味は変なポルノコンテンツみたいなものが、
あった方がいいって、
僕が言ってるわけじゃないんですよ。
本当はそういうのは、
しょうがないと思うよ。
規制の対象になったとしても。
でも、
やっぱりクリエイティブ的なことを考えると、
まあ、
直接売買っていうような手段で、
作品の流通の経路を、
残しとくっていうのは、
やっぱりね、
どこかでやらないといけないと思うんですよね。
みたいな。
そういうものから生まれるものがね。
そうそうそうそう。
エログロってやつで。
そう、エログロ。
そう、でもエログロとさ、
そのオタク文化って切り離せないじゃん。
そうだね。
みたいなことがあるから。
だから場所、
だからね、
俺ね、
本当に夢、
俺の夢、
いくつかある夢。
いくつか思ってますね。
そろそろ俺叫び出してるんだけど、
やっぱりね、
場所が俺本当大事だと思ってて、
例えば、
この、
バグキャストも、
これ、
今ここで家で撮ってるじゃん。
じゃなくて、
やっぱりなんか、
ガレージみたいな場所が欲しいんですよね。
あー、
自分たちの撮る場所みたいな。
そう、
撮る場所。
で、
そこに来て、
例えばなんか、
ポッドキャスターの人のさ、
勉強会とかができるとか、
あとファン、
ライブ配信とかの機材が揃ってて、
とりあえず行けばすぐできるみたいな。
場所だね、
まさに。
そう、場所。
そういう場所こそが、
文化とかシーンを作るんだと思いますよ。
あー、
ここで生まれたんだって、
あるよね。
そうそうそうそう。
歴史的な場所とか。
小さいライブハウスでもいいから、
そこでライブができるとか、
音楽家だったらね。
で、
ライブと同時に配信ができますみたいな。
42:02
なるほど。
そういう俺はね、
場所が欲しいんですよね。
確かにね。
うん。
部屋の生活の文脈の中じゃなくて、
切り離された、
うん。
秘密基地みたいな場所とかね。
でね、
俺はね、
もうここからもう完全に当てかんになってくるけど、
あのね、
吉祥寺よりこっち側なんじゃないかって気がするんだよね。
北側?
えっとね、
中央線でいう、
うん。
えっと、
西側。
西側ね。
うん。
っていう。
つまりなんかね、
その、
吉祥寺よりも向こう側?
つまり東側?
はいはい。
っていうのは、
もうね、
もうちょっと違うと思うんだよな。
もうちょっと違う。
えっとね、
単純にね、
あのー、
家賃が高すぎてそういう場所を持てないじゃん。
はいはいはい。
単純に。
で、
吉祥寺よりこっち側、
例えば国分寺あたりとかになると、
家賃が結構安いんですよ。
うん。
だからガレージとかを借りようってなった時に、
まあ多少、
10分、15分くらい駅から歩いてよければ、
10万とか12万くらいで、
まあ借りれるわけ。
うん。
駐車場プラス、
小さいガレージみたいな。
はいはいはい。
で、
そういう場所が持てれば、
いいんだと思うんだよね。
うん。
みたいな。
なるほどね、
それ夢だ。
夢。
うん。
でも、
そんなに無理な夢じゃないじゃん。
絶対無理じゃないよね。
うん。
つまりランニングさせて、
家賃払っていくってことだった。
うん。
みたいな。
はいはいはい。
うん。
で、
つまりさ、
ライブとかをやるとかっていうので、
結局のところ、
文化政策、
政府の公民館とかに頼ってたら、
うん。
できなくなるじゃん。
つまりお前ら何?
お前らの番組の内容、
マジで意味不明だから、
やめてって言われたら終わりじゃん。
なんかね、
社会的にあまり良くないですって言われたら、
そうそうそう。
そう、
公共のシステムは使えなくなっちゃうからね。
使えない。
使えないと思うんですよ。
うん。
でもやっぱり、
普通に、
そういう場所を借りてたら、
できるじゃん。
うん。
そうだね。
俺らが勝手にやってる。
そうそうそうそう。
俺らが勝手にやってるって言うだけ。
だからそういうことなわけ。
だから俺が自立とか言うときにはさ。
つまり勝手に俺らがサーバーを買ってきて、
それをネットに繋げてれば、
ずっとYouTubeとかSpotifyに依存しなくても、
配信できるじゃんみたいな。
それこそがやっぱり、
なんかクリエイティブを生むんだよね。
で、
その同人即売会とかみたいな、
あの、
インディーズ文化みたいなもの、
オタク文化って、
そういう魂なんだよね。
そういう奴らこそが、
本当にクリエイティブを作ってきてるので、
俺はね、
その、
そっちが大事だと思うんだよね。
で、
伊藤はさ、
なんかほら、
すぐなんか頼ろうとしたりするじゃん。
あの、
大きなプラットフォームに。
今はもう、
そんなのじゃなくて、
プラットフォームだよ、
みたいなこと言うじゃん。
俺は。
そんな人だったっけ、俺。
いや、
そういうこと言ったりする。
いや、
ほら、
あんまりさ、
サーバーを自分たちでやるとかには、
乗ってこないじゃん。
そんな面倒くさいじゃん、
っていう。
それはそうだと思うけど、
でもまさにそれこそが、
インディーズオタク文化の、
45:01
要なわけじゃん。
なんか、
情熱があればね、
そうするべきだよね。
そう、
だから、
つまりさ、
サーバー自分たちで運営してたらさ、
政府とか関係ないじゃん。
まあ、
つまり、
それ政府が入ってきたら、
もう本当になんか、
表現の自由とかさ、
思想心情の自由とかっていう、
根本的な部分にかかってきちゃうから、
無理だと思うんだよ。
でも、
公民館でやるなって言われたら、
逆らえないよね。
まあ、
それはそうだね。
まあ、
そうであっていいと思うし。
そうであって、
しょうがないと思うんだよね。
うん。
だから、
そういうなんかこう、
魂が、
俺は、
欲しい。
うーん。
魂の、
はいはい。
場所。
で、
そういう奴らが集まる。
叫ぶ場所。
叫ぶ場所。
そこで叫んでても、
うちで俺が叫んでても、
誰からも止められないじゃん。
とりあえず、
近所迷惑とかにならない限りは、
みたいなさ。
一旦、
まあ、
ここはだから、
俺とタイガが話す分には、
この場所で、
うん。
このポッドキャストで、
場所になってるけど、
いや、
そう、
それでいいんだけど。
それをもっとこう、
もっと切り離してね、
うん。
すぐ人呼ぶみたいなね。
そう、
例えば、
ゲスト呼ぶってなった時に、
ゲスト呼ぶのに、
うちのさ、
この部屋に呼ぶの、
ちょっと忍びない感じもあるわけじゃない?
あと、
別にさ、
仕事するのも、
大変じゃん。
うん。
仕事場があったら、
仕事場があった方がいいと思わない?
そんなことない?
伊藤は家でやるの?
あー、
まあ、
そうですね。
僕は、
ベッドの上が、
プライベート空間で、
それ以外は、
パブリックなんで、
そうなんだ。
そういうイメージあります。
あ、
そう。
まあ、
でもさ、
でも大事だよね。
うん、
大事だ。
仕事場所がある。
とりあえず、
そこに行って、
仕事するみたいな。
みたいなさ。
だから、
まあ、
でも、
例えば、
例えば、
このポッドキャスト収録も、
夜中とか、
例えば、
できないわけじゃん。
さすがに、
このテンションで、
喋ってたら、
苦情とか、
来そうなわけじゃない?
まあ、
そうだね。
もしかしたらさ。
みたいな。
で、
あとさ、
あんまり、
改造とかできないわけじゃん、
この部屋を。
あー、
そうですよね。
壁に穴開けたり。
そう。
壁に穴開けて、
防音とかにしたりさ、
していいわけじゃない?
例えば、
ガレージだったら。
そうだね。
改造できるガレージだったらね。
そういう、
小さなストレスっていうか、
あるよね。
うん。
なんでもできる方がいいもんね。
そうそう。
基本的には。
だから、
こういうさ、
マイクとかも別にさ、
仕事場にはずっと立てっぱなしでいいじゃん。
うん。
で、
スイッチを押したらすぐ録音できるみたいな環境にしてたら楽じゃん、
気持ちとしては。
とかとか、
場所があったらいいことってあると思うんですよ。
あと、
交流会とかできたりとかさ。
そういうものが、
生まれやすい環境が、
いい環境なのかな。
うん。
それで、
そこでやってる俺らのポッドキャストが面白いかどうかは。
うん。
もちろん。
で、
それは、
全然さ、
あまりにも俺らが作るものがつまらなすぎて、
誰からも聞かれなくなったら終わっていくしかない。
淘汰されていく。
それは大事だと思う。
そういう淘汰。
うん。
でも、
もうめっちゃ大事なんだと思って、
私財を投げ打ってやってるってこともさ、
もう、
あっていいわけじゃない。
みたいなさ。
48:00
みたいな。
だから、
これ、結局場所。
だから、
シーン、
俺はやっぱりシーンだと思うんですよね。
シーンが大事で、
シーンとは抽象的なものではなく、
具体的に場所を持ってるってことだと思う。
ってことですね。
そういう意味では、
俺はやっぱりライブハウスで結構働いてたっていう時間が長かったので、
そういう風な発想になりやすいのかもしれない。
ちょっとね、
最後の方、
ダラダラと僕たち喋ってしまいましたけど、
どうですかね。
今回の話を見て、
どんな感触ですか。
そうですね。
そうですね。
注目されて、
エンタメ、
クリエイティブ、
注目されることは嬉しいことで、
そこにお金を使われるなら、
よく使われてほしいなっていう感じ。
で、
今話してて思ったけど、
やっぱ、
クリエイティブとかエンタメを、
よくしようってことは、
結構むずいよなっていう。
うん。
だから、
結構渋い仕事になるだろうと思うわけ。
で、
クールジャパンがピンとこなかったのは、
なんか、
その、
クールな日本を打ち出して、
すげーぜみたいな、
輝こうとしてた感じ。
そうじゃなくて、
もっとこう、
縁の下の力持ちみたいなことを、
いっぱいやってほしいから、
だから、
今回、
その、
えーと、
物語大国5カ年計画。
これがだから、
なんかこう、
すごい目標があって、
キラキラな、
達成しましたみたいな、
風にならないでほしいなって、
思ったね。
確かに。
もっと渋く、
振り返ってみれば、
確かにいい環境になったね。
そんなに輝かしい、
何々はないけど、
みたいな風な、
方向性に、
言ってくれたら、
嬉しいなー、
って思いつつ、
やっぱ、
基本的には、
オタク心としては、
余計なことしないでほしいよ、
って思いながら、
見てるっていう感じなので、
オタクマインドとしては、
どうしてもそれは、
残っちゃいますよね。
うん、うん、うん、
まあでも、
あの、
なんていうの、
何もしないでいるよりは、
何かして、
失敗したら、
反省して、
の方がいいと思うんで、
ぜひ、
よりね、
まあ、
ポッドキャスト聞いてる人は、
どうなんだろうね、
オタク、
心持ってる人が、
いっぱいいるんじゃないかな、
って勝手に、
思ってはいるけども、
まあ、
そんな感じですかね、
じゃあ、
締めを、
お願いします。
えーと、
今回は、
えーと、
エンタメクリエイティブに、
どうも国が、
すごいお金を使うらしい、
ちょっと見てみよう、
っていう感じの回でしたね。
やっぱり、
エンタメとかは、
もっと掘り下げようとするとね、
もう、
いくらでも、
話広がっちゃうんで、
今回は、
この辺で、
ということです。
感想とお便りは、
概要欄のフォームから、
お願いします。
また、
番組のフォローもお願いします。
それではまた、
次回。
はい、
また次回。
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