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こんばんは、ゆうこです。
このチャンネルでは、私の読書録や日々の学びを音声配信しています。
今日は、大原千鶴さんの、
『旨し、うるわし、京都ぐらし』という本について話してみようと思います。
大原千鶴さんっていうのは女性なんですけど、
料理研究家の方で、京都花瀬の料理旅館、宮麻生で生まれた人で、
小さい頃から自然に親しんで料理の心得を学ばれ、
結婚後、京都市内に移り住んで子育ちしながら料理研究家として活動を始められた方です。
NHKの今日の料理とか出演されていて、
あとはレシピ集も結構たくさん出されていて、
大原千鶴のササッとレシピ、
具材の作り置きで絶品おかずとか、家族が好きな和のおかず、
大原千鶴の酒の魚になる大人鍋、
大原千鶴の新豆腐、
なんて読むんやろ?
ちょっとわかんないですけど、なんかそういうレシピ本が出されています。
私がこの大原千鶴さんを知ったのは、
NHKのドラマで、京都人の密かな楽しみというドラマがあるんですけど、
このドラマの中の料理監修と、
あとは一部料理コーナーみたいなのがあるんですけど、
そこに出られてた方で、めちゃくちゃ面白い人だなと思って、
この大原千鶴さんのエッセイを手に取ってみました。
そう、この旨しい麗しい京都暮らしっていうのは、
この大原千鶴さんの初めてのエッセイですね。
しなやかな歓声で大原千鶴さんが綴る
日常を愛おしむ術、家族への思い、料理への愛、京都暮らし、四季折々の料理の心術など。
私は京都府出身なんですよね。
京都府出身ですって言うと、
京都いいですねとかよく言われるんですけど、厳密に言うと、
京都市内でもなくて、もう京都の中の京都っていうところにも全然なくて、
結構田舎の京都なので、ちゃんと語弊がないように京都府出身ですっていうようにしてます。
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で、この大原千鶴さんが料理監修されている
京都人の密かな楽しみっていうドラマの中にも、
日本には2種類の人間がいる。
日本人と京都人だっていうフレーズが出てくるぐらい、
京都人っていうのはもうなんかそこにすごい誇りを持ってるというか、
日本人か京都人かみたいな、
もはや京都人かそうじゃないかぐらいの感じでいると思うんですよね。
で、このエッセイにもそんな話があるので、ちょっと読んでみようかなと思うんですけど、
番組の中で日本には2種類の人間がいる。
日本人と京都人だというフレーズが出てきます。
なるほど、そうですね、そうかもしれない。
私たち京都人はちょっと違うのかも。
いや京都人というか、京都人みたいな人は他の場所にもいらっしゃると思うんです。
でも京都にはそういう人間が多いのかもしれません。
よく京都の人はイケズと言われますが、そんなことはありません。
私にしてみたら京都の人ほど愛情深くて親切な人はいないと思います。
こういうこと言っちゃうのが京都人だと思うんですよね。
続きがあって、京都の女性はとっても芯が強くてしっかりしていて、
でも家を守るために辛抱して生きてます。
自分一人のことではなく家族だけでもない、
働いてくれている人、業界の人、ひいては京都全体のことを考えていき行動しています。
京都の人はあかんことはあかんと言ってくださるのです。
愛がないとできません。
こういう京都の人、京都の女の人がもう何千年と大事にしてきた文化で出来上がっているのが京都っていう街だと思うんですよね。
外から見ると文化的で、そこに住む人の暮らしもすっと姿勢がただされるようなきっちりとしていて、
お互いの距離感をしっかりわきまえて立ち入らないし、開け広げにもしないというような、
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そういうイメージが京都の人とか、京都の人の暮らしみたいなのに持っている人が多いんじゃないかなと思うんですけど、
でも、私は京都の田舎の方の出身なんですけど、
やっぱり母とか祖母とかは、京都のこういう女性の特有の、
真が強くてしっかりしてて、家を守るために辛抱して生きるみたいなのをやっぱり地で行く人だったので、
そこに反発して都内の会社に就職したっていうのはあったかもしれないですね。
よくね、半歩下がってとかね、
と言いつつ、旦那のことを手のひらでコロコロ転がすみたいな、
そういうのを楽しんでるというかね、そういう自分が好きな人が多いのかもしれないなと思います。
ちょっと偏見が入っているかもしれませんが。
でも外から見ると、そうやって作られている生活とか文化っていうのはすごく美しいと思うし、
憧れるし、ちょっとこう、お邪魔してみたいなっていうふうに思う気持ちはよくわかります。
このエッセイにもうちょっと続きがあって、
京都人は嫉妬か無理をする人、お金で解決しようとする人、
土足で人の領域にズカズカと踏み込んでくるような人、偉そうな人を嫌います。
気持ちよく過ごしたいから何よりも信用第一。
だから一言三言割りの文化があるんです。
そんな京都人の私から見たら、他府県の人はあっさりしてあるなと思います。
他の人から見たら、京都人は尊託しずぎに見えるんでしょうけど、私たちはこれが快適なんです。
面白いですね。
ということで、大原千鶴さんが話して、実際料理作ってされてる姿を見ると、
すごい男前な感じの人なんですよね。
すごい色って、何でもチャキチャキっとしてあるし、
なんかすごいかっこいい女性なんですけど、
おこゆかしさもあるし、懐が深い部分もあるし、
何よりも京都の女の人って感じですね。
なので料理番組見てても楽しいですし、エッセイ見てもすごい楽しいなと思います。
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ちょっと外から覗き込むのが今日ちょうどいいぐらいかなと思いますよね、京都ってね。
もうすぐ桜の咲く季節になるので、京都もたくさんの観光客の人が今年は増えるのかなと思います。
旅行に行くことを考えている人で、行き先を京都に考えられる人結構多いんじゃないかなと思うんですが、
そういう人にもこのエッセイおすすめかなと思います。
そうですね、私の祖母も母も和裁をする人たちだったんですけど、
私がすごい小さい頃から言われていて、これは京都の女の人の口癖なんかなと思ってたことがあるんですけど、
それは段取り八分っていう言葉ですね。
和裁でよく使うらしいんですけど、
道具を準備して布を立てて、肩通りにしつけをして、やっと縫い始めようかっていうところまでが全体の80%で、
そこまでの準備がしっかりできてたら完成は間近と。
でも逆にそこの段取りがちゃんとできてなかったら、どんなに上手に縫ってもいい着物は作れない。
段取りが8割で一番重要なんだよ。そこまでやれば80%完了って言ってもいいんだよみたいな、そういう意味らしいんですけど、
すごい段取りになんかうるさく言われた記憶がありますね。
段取りが悪いと、どん草って言われるんですよね。
本当に、今となってはいい思い出なんですけどね。
なので、京都に旅行に行かれる場合は、ふらーっと行くんじゃなくて、
いろいろ調べて、すごい渋滞も起きるし、タクシーが捕まらないとか、
車が全然動かなくて観光全然できなかったとか、
もう寒い暑いも、やっぱり激しいのが京都なんで、
羽織物持っていかないと寒かったとかあると思うんですよね。
なので、京都に行かれる際は段取り8分がいいんじゃないかなと思います。
ちょっとうまいこと言ってみました。
ということで、今日は大原千鶴さんの
うましうるわし京都暮らしという方について話してみました。
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励みになります。
今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。