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こんばんは、ゆうこです。
このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、来月になればクリスマスということで、
私の、私が小さい頃にとても好きだった絵本の話をしてみようと思います。
サンタクロースと小人たち。
マウリ・クンナス作・稲垣みはる役のものです。
北欧の村で大勢の小人たちと一緒に生活し、プレゼント作りに励むサンタの一年間を楽しく描写。
フィンランドの人気作家の絵本ということで、
マウリ・クンナスさんは、1950年フィンランドのバンマラ生まれ。
ヘルシンキ工芸大学でグラフィックアートを専攻。
代表作にサンタクロースと小人たち、サンタクロースと魔法の太鼓、サンタさんへ12のプレゼントなどがあります。
2013年、アールト大学より名誉博士号を授与されるということ。
この本はですね、サンタさんも1年間が描かれた絵本になります。
大きさは結構大きくて、A4よりちょっと大きいぐらいなのかな。
まず表紙をめくると、サンタクロースと小人たちという中拍子があって、
フィンランドらしくオーロラをね、サンタと小人が見ている絵から始まるんですよ。
この本はとても絵が素敵なんですよね。
最初はオーロラの見える国フィンランドの遠い北のはずれに、コルバトントリという山がそびえています。
ということで、いわゆるサンタが住んでいる村の紹介から始まります。
この村は人沢と遠く離れているので、昔迷子になって近くまで来たおじさんの他には誰も見たことがありません。
一体ここに誰が住んでいるんでしょう。
次のページをめくると、ここには子供たちの大好きな白いひげのおじいさんサンタクロースが、
何百人もの小人やトナカイに囲まれて暮らしているのです。
と書いてあります。
まずサンタクロースというおじいさんがいるんですよね。
皆さんご存知のお腹の大きくて、ダンゴッパナがどーんとあって、その下からも白いひげがわーっと出ているサンタのおじいさんと、
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小さな小人のおじいさんたち。
白雪姫の小人のおじいさんがたくさんいるっていうイメージですかね。
小人たちには奥さんもいるし、小人の子供たちもいます。
みんなは共同生活をしていて、朝の生活、みんなはお粥の匂いで目を覚まします。
大きなテーブルに小人たちとサンタのおじいさん、サンタの奥さん、小人の奥さんたちが作るお粥を食べて一日が始まります。
森の動物たちもこの村が大好きで居心地がいいので、サンタクロースを慕って冬を過ごしにやってきます。
忙しい一日が終わると、みんな二段ベッドに入って眠ります。
ここで小人のおじいさんたちはいろんな生活スタイルがあるんですよね。
遅くまで夜更かしして本を読んでいる人やトランプをしている小人もいるし、夜なのにテレビを見ながらホットドッグを食べようとしている小人のおじいさんもいる。
小人たちの子供はちゃんと学校に行きます。小人の小学校に通います。
大人になったらサンタクロースのお手伝いをする仕事をするので、チルの時間が特に大切。
オーストラリア、アイスランド、日本、メキシコがどこにあるか、小人の子供たちはちゃんと詳しく勉強しておく必要があります。
トナカイたちの生活も描かれています。
トナカイたちは丘に生える苔を食べながらのんびりと過ごします。
中でもサンタクロースのトナカイには他のトナカイと区別がつくように耳に小さな鈴がつけて、ちゃんとわかるようになっています。
大工さんの工場もあります。
大工さんたちは子供たちのプレゼントを1年間かけてたくさんたくさん作るんですよね。
ひげの長い小人は頭の上でひげをくくったりして巻き込まれないように注意しています。
そして本やゲーム、紙でできているものは印刷工場で印刷します。
大きなインクの機械があって、ここで絵本や紙ゲームを印刷するんですよね。
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全部小人のおじさんたちが作っている。
楽器も作るし、プラモデルの車も作るし、人形のお洋服も作ります。
ペンキだって塗ります。
総動員で世界中の子供たちへのプレゼントを作り、その工場で作ったものは大きな倉庫に並んでいます。
仕事をしているばかりじゃなくて、小人たちは夏休みを楽しく過ごします。
演劇をしたり、3頭のおじさんは釣りに出かけます。
あとはブラスバンド部がいたり。
冬がやってくると小人たちは調査に出かけます。
良い子はいるかなという調査ですね。
ある時はカバンの中から良い子の子供がいるかなと見ていたりするし、
排気口の中から子供たちの様子を見ている。
そういった調査の結果をサンタクロースが報告を受けて、
今年もたくさん良い子がいるんだなと嬉しくなります。
そして世界中の子供たちからサンタさんに手紙が届くので、
郵便局の特別便でどっさり届けてもらって、
全ての手紙をちゃんと読んで大きな台帳に登録していきます。
サンタクロースと小人たちもクリスマスはちゃんと楽しみます。
飾り付けの用意をしたり、ご馳走の準備をしたり、
当日はお忙しそんな準備をしながら、
世界中の子供たちに配るプレゼントのパッキングをします。
飛行機だったり、トナカイだったり、
そして小人たちはサンタクロースと同じ赤い服を用意してもらいます。
クリスマスイブの日は朝5時に起きて、
たくさんお粥を食べてあったかくして、
みんな世界中に配達に行きます。
そして配達が終わって帰ってきたら、
小人たちは暖かいサウナに入って長い旅の疲れを取ります。
そしてクリスマスイブがうまくいったら、
クリスマスの朝、みんなで全員で集まってクリスマスのお祝いをします。
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お粥の中には幸せなアーモンドが一個だけ入っていて、
誰に当たるのか楽しみにしています。
そしてクリスマスの後、サンタクロースと小人たちはぐっすり寝て、
また次の年のクリスマスの準備を始める。
そんな絵本です。
なぜ私がこの絵本大好きだったかというとですね、
子供ってもしかしたらサンタクロースっていないんじゃないかって気づき始める時があるんですよね。
で、その気づいた後、なんかすごくがっかりするんですけど、
私はなんかそのタイミングでこの絵本があったので、
なんとなくサンタさんやっぱどっかにいるんじゃないかなとか、
もしいたとしたらこんな生活をしてるんじゃないかみたいな、
子供の時信じていたトナカイ、空のトナカイに乗ってやってくるサンタさんが、
もしかしたらいないかもしれないって思った時に、
でもフィンランドのこの辺にはいるのかもしれない、みたいな意向期間があることで、
割とすんなり受け入れられたというか、
なんか大人になっていけたような気がするんですよね。
それぐらいこのサンタクロースと小人たちっていう絵本の中の、
サンタクロースと小人たちの生活っていうのは、
すごい細かいところまで書いてあって、
本当にありそうな気がする。
そしてちゃんと1年間の生活が書かれているので、
本当にそれがリアルに感じられる。
夏は何してるのかなとか普通に思うんですけど、
あ、夏は夏休みがあるんだ。
私と一緒だな、みたいに思える。
そんな夢と現実を橋渡ししてくれるような、
そんな絵本だったのかなと思います。
子供の頃の絵本はもうほとんど手放してしまっていて、
この1冊しか残ってないんですよね。
私の子供たちが絵本を読むぐらいの年になった時に、
お母さんこれ好きだったんだよって言って、
この絵本を渡してみたんですけど、
私の子供たちはあんまりハマらなかった。
ウォーリーを探せとか、
もう絵本の隅から隅まで眺めてですね、
いろんな面白いところを見つけたりするのが好きなお子さんたちは、
このサンタクロースと小人たちの絵本、
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とっても気に入るんじゃないかな。
ページごとに小人たちやサンタクロースの暮らしが書いてあるんですけど、
ちょいちょい面白い仕掛けというかですね、
面白い行動をしている小人がいたり、
カバンの中からキョロッと見ている目玉だけがあったりとかして、
ペラペラめくるんじゃなくて、
1ページ1ページをじっくり見て楽しめる。
毎回見るたびに新しい発見がある。
そんな楽しさもある絵本なのかなと思います。
この配信を聞いてくれている人の中に、
絵本が好きな人とか、
お子さんにプレゼントする絵本を探しているという方がいたら、
この時期ぴったりの本かなと思います。
ということで今日は、
サンタクロースと小人たちという絵本について話してみました。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。