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2025-06-01 09:56

ハッピーサマーすべきング#48

30代男性B型は夏前に「今年の夏は何かしたい!」とはりきってしまう現象について解決策を考える

サマリー

このエピソードでは、ハッピーサマースべキングという夏に何かをする必要があるという無意識の思い込みについて考察します。宿題として観察日記をつけることで、その焦燥感を和らげ、自分自身の感情や欲望を客観的に見つめる方法を提案しています。

ハッピーサマースべキングの原因
夏になると、なぜか張り切りたくなるじゃないですか。 今年の夏は何かしたいなぁとか言ってみたり、
海に行く予定もないのに筋トレを始めたり、ダイエットをしたり、あまり読まない ギャンルの本を手に取ったり、
バーベキューであれ焼きたい、これ焼きたいっていう漠然とした気持ちが湧き起こったりとかね。 しかし9月になったら、
そんな思いがね、嘘だったかのように、まるで何事もなかったかのように衣替えを始める始末。 このハッピーな夏を過ごすためには何かしなきゃいけないっていう衝動、
何かすべきだっていう思い込み。 ハッピーサマーすべきングはなぜ起こるんだ。
この謎を解き明かす鍵は、夏休みの宿題だと思うんですよね。 僕たちは小学1年生から高校3年生という一番多感な12年間、毎年夏休みの宿題をやってきました。
もちろん冬も宿題はありましたが、宿題と聞いて思い出すのはいつだって夏休みの思い出のはずですよね。
算数の問題集、ラジオ体操、自由研究などが、きらめく太陽とか、塩素の匂いのするプールとか、居心地のいいおばあちゃんの家みたいなものと共に思い出されます。
その長い12年という期間によって、夏の楽しさと宿題の苦労がセットになって、
宿題の苦労をしなければ夏休みを十分に楽しめないっていうすり込みが完了してしまっているんですよね。 それが夏は頑張るべきだっていう脅迫観念を生み出し、
6月の僕たちをなんだかそわそわさせる、義務教育が生んだあだ花、それがハッピーサマースベキングなんですよ。
いわば大人も夏休みの宿題を知らず知らずのうちに求めてしまっているとも言えますよね。 あれだけ苦労していた忌々しい夏休みの宿題に今僕たちは支配されているんです。
だってそうじゃないですか。海に行きたい、バーベキューしたい、資格取りたいっていう夏に思いがちなこんな衝動って、別に9月でも10月でもやろうと思えばできるわけですよ。
しかし夏が終わると途端に熱意を失う。 これはそもそもそれらのアクティビティをやりたいっていう気持ち発信じゃなくて、
夏には何かをしなければならないっていう焦った気持ちが先行して生み出された気持ちだっていうことを意味してるんじゃないでしょうか。
だから夏を終えた時に感じるのは何もしなかったなーっていう虚無感だったり、 やりたいことあったのになーっていう理想を叶えられなかった無力さ。
本来であればね、何にも別にしなくたって夏、夜窓を開けたら少し涼しい風が入ってきたみたいな何気ない一瞬で幸福感って得られるわけですよ。
しかしこのハッピーサマースベッキングに囚われた僕たちはそれだけでは物足りなくなっている。 これはね、解消しなければなりませんよね。
ではこの脅迫観念ハッピーサマースベッキングは一体どうやって解消すればいいのか。 この答え自体はシンプルです。
大人版夏休みの宿題をやればいいんですね。 ただこの夏休みの宿題をやるって大人になってからそういうことやるってなかなかできないじゃないですか。
スクワットを3日坊主でやめてみたり、 グルテンフリーを1日だけ決意したり、
youtube で仕事の動画をね、自分の仕事に役立つ動画を見てみたけど気がついたらショート動画を見ていたりとか、
大人に課される宿題って自分自身で立しなければならないためとても難易度が高いんですよね。 そこで皆さんに今日は一番容易で一番夏休みらしいって感じられる宿題をご紹介します。
これが観察日記ですね。 小学1年生大きな爬虫絵を持って帰ってね、家でつけたあの観察日記、あれですね。
といっても大人の観察日記は朝顔の観察日記ではなくて、 もっと僕らが興味のあるもの、なんなら一番興味のあるものの観察日記をつければいいんじゃないかって思うんです。
僕らが一番興味のあるもの、 それは自分自身ですよね。やっぱり
自分自身の観察日記をつける、特に 夏にそそのかされて変化していっている自分の観察日記をつける。
これがハッピーサマースベキングに効くんですよね。 この自分観察日記には利点が2つあって、
一つは、今年の夏何やったかなーって夏の終わりに呪文した時、 自分の観察日記をつけたっていう確かな実績が残るわけですよね。
これはいわば、 ハッピーサマースベキングに乗っかった形で夏を楽しむってことですね。
宿題をこなしたっていう実感さえあれば、その他の夏の思い出が色濃くなるわけですよ。 夏の夜の匂いを感じたあの日とか、
建物に隠れてて上半分だけが見えた花火の記憶とか、 ソーメンのつゆに残った氷がどんどんどんどんちっちゃくなってったなーっていう、ああいうもの全てが
宿題をこなしたっていうこととセットで色濃く浮かび上がるわけですよ。 これが一つ目の利点で、もう一つ利点があって、それが
夏によって動かされる自分を客観的に見ることができるってことですね。 何かやりたいって衝動的に思ったことが、いやでもこれは夏ってものに反応してできただけの
仮染めのものなんだ。 今自分が本当に過ごしたい過ごし方って何だろうって、そこで一つね選択できるようになるわけですよね。
そのフェーズが挟まることによって自分自身にとって一番いい夏っていうのを 作り上げることができるわけですよね。
観察日記の利点
ここから具体的に僕がつけるとしたらこういう感じになるなーっていう観察日記をちょっとお見せしますので
参考になれば、6月1日 今日は本屋に行った
英語の参考書を手に取ってパラパラとめくった 何度かうなずいてまた本棚に戻した
6月2日 ジンベエをネットで探した
祭りのことを思い浮かべた 祭りの予定は調べなかった
6月3日 同僚と今年こそは海行きたいと話した
水着今ないんだよねーって言った 特に買う予定はない
こんな感じでですね 夏に泳がされるのがいかに衝動的かが日記をつけていくことでわかっていく
自分自身の理解を深めていくことができるんじゃないかなみたいなね こうやって列挙していくことで理解を深めていけば仮にその夏海に行かなかったとしても
あでもそもそも対して行く気なかったんだな これハッピーサマースベッキングだったな腹落ちしますよね
これがハッピーサマースベッキングの 攻略法ですね
はい でも皆さんもねこんなまあ毎日書かなくとも自分の中で夏にそそのかされているって
いう ハッピーサマースベッキングを見つけた時にはそれを記録に残すことでもっといい
夏っていうもののね付き合い方が見つかって素敵かもしれないんでね ちょっと
もし見つけた時はお試しくださいはい ちょっと今日はマイクで撮ってみたんですよね
いつもスマホで撮ってるんですけど 他のポッドキャストのミンチがのツンさんに教えてもらった機材で撮ってみたんでもしかしたら
聞こえ方がいつもと違ったかもしれませんが 変わらず変な話にはお付き合いいただければと思います
はい
そんなところで本日はご静聴ありがとうございました
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