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2023-07-26 22:33

保留音しかない音楽会#62

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30代男性は問い合わせする機会も多い
00:00
ダブルくんは芸術とかに興味ありますか?
芸術、ありますよ。
例えば?
例えば、小さい頃はゴッホーテンとか、絵を見に行くのが結構好きだったので。
マジ?
そういう大人になってから、漫画とかアニメとかもいいんだけど、芸術の絵とか彫刻とか、あとはクラシック音楽みたいな。
ああいうのをたしなめてる大人っていいなと思ってて。
なるほどね。
クラシック音楽聴きたいなと思った時に、クラシック音楽が趣味っていう入り口で入っちゃうと、ちょっとハードルが高すぎるなと思って。
じゃあ、クラシック音楽の入り口ってどこなのかなって考えたら、電話の保留音なんだよね。
ああ。
うん。電話の保留音ってクラシックかかりがちじゃん。
まあ、一部設定できますね。
だから今日は、電話の保留音を楽しもうっていう回で、ここでねクラシックをバッて流して、ああだこうだ言っても仕方ないんで。
うん。
電話の保留音を流すっていう気持ちで、電話の保留音を聴いてその感想を言い合うってね。
何をこれが表現されてるのかみたいな。
なるほどね。
俺はちょっと調べちゃったんで、どういう曲かっていう先入観がどうしても生まれちゃってるんで、ネタバラシじゃないけど、実はこれはこういう曲でっていう説明係にも当たりたいんだ。
ああ。
ダブルくんは単純にこの曲を聴いてどういう情景が思い浮かぶかみたいな、クラシックを楽しむっていう。
クラシックに陶酔するのを保留音に変えて、結果保留音もクラシックだから楽しみやすいじゃん。保留音っていうねハードル低い、めちゃめちゃ低いところがあるから。
まあまあ確かにね。
ということで、事前にダブルくんの方に保留音として有名な曲を、今回2曲だけ送ったんで、早速愛の挨拶って方からぜひお願いします。
はい、聴きまーす。
どうですか?
さばやかですね。
聴いたこと自体は?
もちろんありますね。
これ、目覚まし時計にしたんですよね。
あ、そうなんだ。珍しいね。
そう。結構目覚まし時計の音って激しい音にする人が多いと思うんだよね。
まあまあまあ、2つ分かれる気はするけど。
結構一定層はいると思うんだよ。
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そうだね。
だって一番メジャーな目覚まし時計の音ってジリリリリンってなるわけでしょ。
はいはいはい。
それくらい激しい音なわけじゃないですか。
なんだけど、なんかね、うるさくて、なんか嫌っていう風になっちゃうんだよね。
それはわかる。
音が大きいと。
わかります、非常に。
早くしたくないみたいな気持ちになっちゃうから、音を誘発してしまうっていう風に思って。
あーなるほど。
やっぱり静かな入りというかスタートがいいなと思って、小鳥のさえずりとかもあったんだけど、
さすがに小鳥のさえずりだと外で鳴いてるのかわからなかったんで、
こういう風にしてた時期がありましたね。
へー、じゃあどうなの?目覚ましとして使った曲って嫌いになるみたいなさ。
全然ならないね。
やっぱりそこはいい曲だから。
普通にちゃんと起きれるし、すごい優しい感じで起きれるんですよ、この曲。
もうなんならそのままつけっぱなしでもいいぐらいな。
そうそうそうそう。
確かにね。
だから、なんか不快感がなく起きれてたから、すごい良かった、目覚まし音っていうイメージでしたね。
これ、エルガーっていう方の愛の挨拶って曲なんだよね。
あーなるほど。
これ結構ストーリーが深くて、この曲実は。
エルガーさんっていうのは貧しい家の出身で、貧しい家ながらも小さい頃から音楽にいろいろ携わってたと。
大人になってから9歳年上のアリスっていう方の音楽教師をね、家庭教師で行ってたんでね。
そこで2人は恋に落ちて、結婚しようってなるんだけど、
アリスの家の位がめちゃめちゃ高いところで。
なかなか身分の差が大きいと結婚できないよっていう時代だったから、
父親にね、陸軍の少々の父親にめちゃめちゃ反対されちゃうんですよ、アリスの父親に。
でも、2人で駆け落ちじゃないけど、飛び出して結婚して、
その結婚式にはエルガー側のいとこ夫婦しか来てなかったっていう。
感動されちゃってね。
で、その結婚した時にアリスは当時作家をやってて、
愛の恵みっていう詩をエルガーにプレゼントして、
エルガーはそのお返しとしてこの愛の挨拶って曲をプレゼントしたっていう、
めちゃめちゃ素敵なエピソードがあるね。
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しかもエルガーの花開くまで当時は無名だったから、
アリスは献身的にいろいろキャンペーンを行ったりとか、
音楽家として成功するようにいろんな活動を行って、
エルガーは最終的に威風堂々って曲でヒットして、
その方ですね。
そう、その方がこのエルガーさんね。
で、二人で本当に最後まで仲睦まじく暮らしたっていうね。
あー良かったですね。
この二人の愛の挨拶っていう曲なんですよ、これ。
まさにね、アリスの父親に結婚を保留されたけど、
それを打ち破ったエルガーの曲ってことですね。
なるほど。
なるほど。
いやいやいや。
ちょっとね、いやいや。
あったんじゃないですかね。
だから今後ね、電話の保留音でこれで待たされた時は、
保留させてる方をアリスの父親だと思って、
こっちはエルガーの気持ちになって、
いつかこの保留を打ち砕くぞっていう気持ちで待ってると、
心安らぐかなと。
これがエルガー愛の挨拶でした。
じゃあ続いて、
もう一個のグリーンスリーブスって方、再生お願いします。
じゃあ再生しますね。
どうですか?
なんか聞いたことはあるのか、
それともこれに感化されて、
これをベースにしてアレンジしたとか、
これを聞いたことあるのかもしれないけど、
完全に初めて聞くメロディーではない。
なんとなく聞いたことがあるようなというか。
曲の印象としてはどうですか?
ちょっとやっぱり冷たい感じありますね。
すごいね。いいかもしれない。鋭いかもしれない。
鋭いというか。
さっきの愛の挨拶に比べるとどこか冷たい感じというか。
でもちょっと、やっぱり序盤に比べると、
中盤からの盛り上がり方っていうのは、
少し溶けてきたのかなって。
少しだけ思わせるような感じですけど。
どういうストーリーが浮かび上がりますか?
ストーリー?
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ストーリーは特に思い浮かばないですけどね。
やっぱりメッセージ性ってあるんで。
ちなみに言うと、クラシック音楽っていう枠組みっていうよりかは、
民謡らしくて。
昔から伝わる。
イングランドに伝わる民謡で、
出自不明というか誰が作ったかわからないんだけど、
いつの間にかずっと伝わってる。
イングランドか。
身を寄せ合う感じもありつつなのかなみたいな。
身を寄せ合う感じ?
途中からね。
村みたいな感じ?
対してみんな身を寄せ合いつつ、
段を取るではないですけども。
ちょっとこの冬を乗り切ろうみたいな。
感じもちょっと付属いただいちゃったんで。
少し団結みたいな。
そういうところもあるみたいな。
まあ、そうですね。
全然違うんですけど。
違うってことはないんだよね。
違うってことはない。そうだね。
感じ方一つずつなんで。
変え替えとかないんで。
それだけ先に言っておきたい。
それは確かにそう。
買いが重そうなんですけど。
買いないんで。
とりあえず田山が調べてくれたことを今から発表します。
それは聞きますけど。
これ先に注釈しておくと、
さっきも言った通り出自不明のイングランドの民謡なんで、
歌詞もついてるんだけどその歌詞は後付け。
歌詞あるんだ。
そう、これ歌詞があって。
イングランドの民謡なんか知らんけど色んなところに知れ渡ってて。
シェイクスピアも多分演劇の中で使ったのかな。
シェイクスピアが質系役で、
さらにグリーンスリーブスが広まってみたいな。
それが王室に広まってとかいろいろあるみたいなんだけど。
その流れの中でヒットしてる曲だから、
これちょっと歌詞つけてもう一回売ろうみたいな感じになって。
グリーンスリーブスっていう曲のタイトルなんだけど、
直訳すると緑の袖って意味で、
ノースリーブのスリーブで。
グリーンスリーブス。
いろんな説があって。
いやもういろんな説あるじゃん。
いやいやいや。
いろんな説がある時点で、
もう不正解っていう発言はどうかと思いますけどね。
失礼しました。その件に関しては大変申し訳ございません。
これしか言われてませんと。
言うのならば、言わなかったのはちょっと不正解かなって。
若干思うけど。
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いろんな説ある時点で、正解ないじゃんっていう。
大変申し訳ございませんでした。
発表してください。
グリーンスリーブスの歌詞としては、
とにかく緑色の袖の女性に対して歌ってる曲で、
かなり非憐の曲なんですね、これは。
どうしてあなたは私のことを一度愛してくれたのに離れていってしまったのか。
どうして私を置いていってしまったのか。
また最後に私のことを愛してくれたらいいのに。
まあそういう曲ですね。
ここで言われてるキーポイントは、
緑色の袖の女性っていうのは何なのかっていう。
説が3つあって、
1つ目が、
イングランドというか、英語では緑色の服っていうか、
緑色っていうものが性的に乱れた女性を指すらしくて、
性的に乱れてるが故に場所を問わず、
そういう性行為に及んだりするから、
服が最初は白いけど、
芝生の色で緑色になっちゃうっていうことから、
緑色の服っていうのは、
少婦みたいなのをイメージさせるっていう説もある。
少婦にいろいろ継ぎ込んで、
入れ込んでた男性が少婦に逃げられた話っていうのが、
まず説の1つ。
で、2つ目が、
緑色の服っていうのは、
さっき少婦って言ったんだけど、
妖精みたいな、
ティンカーベル的な妖精を表現する時にも使われると。
だから、自分が好きだった人が亡くなっちゃって、
この世のものじゃない何かになり変わって、
緑色の袖の女性っていう風に表現されて、
どうして死んでしまったんだとか、
どうして行ってしまったんだっていうのを歌った曲であると。
これが説の2つ目で、
説の3つ目がこれが結構有力で、
中世のヨーロッパというかイギリスの周りでは、
ドレスの袖がアームカバーみたいな感じになってて、
それを気に入った異性同士で交換する習わしがあったと。
中高校の卒業の時に第二ボタンもらうみたいな感じとか、
サッカーの試合の後にユニフォーム交換するみたいな、
ああいう感じで気が合ったら自分らの袖を交換するっていう風習があったんだって。
だからそこで一度は気が合った女性とその袖を交換して、
これから仲良くなっていこうと思ったら、
その女性が家の関係とかで別のところに一ついていったりだとか、
何かしらの理由でいなくなってしまって、
残った緑色の袖をただただ握りしめて男性が悲しむ歌っていう風にも言われてるんだって。
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これが一番有力というか、俺が聞いててしっくりきたあれなんだけど。
だからグリーンスリーブスは聞いてる時は、
これをヒレンの曲として、女性に気持ちを保留された男性を思い描くと、
保留で待ってる時も心安らぐというか、
この男性もきっとこんな気持ちだったんだなっていう共感が、
もっと癒しにつながるんじゃないのかなと思うんですけど、どうですか今聞いて。
ターン終わりました?
あーはい。決めた。
音づけでしょ?
全部。
これ勘違いして欲しくないのが、曲に出す予感ではなく、
そういう説ありますよとか。
いろいろね。
たくさん言ってくれて。
別にそういうのをつけるのは悪いことだとは思ってなくて、
別にいろんな人がそういう風に感じたのであれば、
僕はこの曲、この芸術作品に対してそう感じたんですっていうのは別にいいんですよ。
でもそれはその人が感じただけのことなんで。
一意見でしかないと。
そうそうそう。
有力無数もない。
誰が作ったのかも分かんないのに、作品力はまずいいですよ。
作った人は分かってるし、その曲を書いたストーリー、
というかその情景まではおそらく事実じゃないですか。
ちょっとで持ってるかもしれない。
結構持ってるかもしれないけど、本筋はさすがにね、
それってないと思うんで。
別にね、どう思ったかは知らん。
別にその曲を書いた時に。
作者の気持ちを応えたじゃないですけども。
だけど、情景があるんだったらそれはいいと。
今回のグリーンスリーブス、誰が作ったかも分かんないのに、
この曲にはこういう意味があるって。ないでしょ。
全然。
とりあえず書いてみて、
その時代にどういう楽器があったのか分かんない。
音を弾いてみて、
このメロディすごいいいなみたいな。
ただそれ残しとくかみたいなね。
今だったらちょっと自分のコミュニティで、
新曲書いてみたみたいな感じで、
100再生ぐらいしかされてないようなやつを買ってきて、
これはこういう意図があるんですよってつけてるようなもの。
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なるほど。
墓は一緒ですよ。
確かに。
個人の趣味として、
こういう意味があるよねとか、
僕はこういう意味があると思うんだよね、
私はこう思うんだよね、
これをやれば全然いいと思う。
芸術作品に対して。
これはこうじゃなきゃいけないとか、
これだろうみたいな。
こういうのはね、
縛らなきゃいけないと思ってるんで、
ファンがおるまでずっと聴いてましたけど、
こう言っても覚えてません。
確かにね、
芸術を志したいみたいな、
芸術を趣味にしたいって言ってる人が言ってはいけない言葉だったね、
これしかないっていうのは。
だから、
悪夢を調べるのが好きな人っていうのは別にいると思うから、
それを調べるなとは言わないし、
それなりの歴史があって、
その曲にとりあえずそういう意味を見しとくかみたいな、
ストーリー、その経緯はあるわけじゃん。
一応議論されたわけでしょ?
誰が議論したのか知らないけれども、
それなりに議論はされたはずなんですよ。
こういう意味あるであろう、みたいな。
メロディーはこういう意味だろう、みたいな。
そこのストーリーはあるから、
別にそのバックボーンを知る楽しみを否定はしないんですけども、
それだよねって決めつけないわけじゃないですよね。
確かにその通り。
野生論。
本当にめちゃくちゃ苦しくて、
飯も食えないような状態で書いてるかもわかんないし、
起きてパーって書いて、
これ良さげやな、みたいな。
でもその時代はネットとかないし、公開してないから、
まあでもどこにも公開するところもないしな、みたいな。
で気づいたら数百年後に、
こんな曲あるじゃん、みたいな。
ご民用にしようぜ、みたいな。
それになってるだけかもしれないんで。
いやでも確かに、
曲の本来の意味っていうレイヤーと、
歌詞の意味っていうレイヤーがずれてたのは、
ちょっと反省すべき点ですね。
そうですよ。
すいません、ちょっと。
あたかも後付けでつけられた歌詞が、
この曲の本当の意味を示しているかのように、
ちょっと誘導してしまったのは。
それはないですからね、意味ないですから。
全然違うメッセージを本当は伝えたかったかもしれないし、
別にメッセージを伝える気すらなかったかもしれないんで。
確かに、はい。
ちょっとその点はもう、
申し訳ありませんでした。
ただ、それもやっぱり楽しみ方の一つでは絶対に、
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あるとは思うんで、
押し付けない程度に、
やっぱりちょっとこう思うんだよね、みたいな。
ぐらいのニュアンスで喋るんだったら、
別にありかなと思うんですけどね。
ちょっと楽しみの一つとしてね。
ゲームじゃないけど。
そういう感じでこう、
フランクに楽しむのがやっぱりいいのかもしれないね。
まあまあ、そんなところでね、みなさん。
これを聞いてあの、ホリウオン…
ホリウ…
ホリアー…
ホリアーに…
ホリアーの…
ん?
え、用意してくれるんですか?
ホリアーの一人としてね。
これからのホリウオンを楽しむ仲間として。
ちなみにこれホリウオン2ってこと?
これホリウオン2ですね。
もう一個はメヌエットとかあるんだけど、
ほぼこのグリーンスリーブスと愛の挨拶が、
1位2位と言っても過言じゃない。
まあまあ、今日はそんなところで。
クラシックにせよ、
おすすめのものがあったらぜひ教えてください。
それじゃあ、今日もお聞きくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
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