収容措置の解除
アイテム番号 SCP-1859-JP-EX
オブジェクトクラス Keter 修正され Euclid 修正され Explained
特別収容プロトコル SCP-1859-JP-EXは現在収容されていません。
オナガザル科の動物の映像及び画像規制、展示規制は解除されます。
SCP-1859-JP-EXは現在特別な収容措置を必要としていません。
詳細は保委を参照してください。
アクセス SCP-1859-JP-EX 旧特別収容プロトコル アーカイブ
初犯 SCP-1859-JP-EX個体は、サイト8-1の内部が死人不可能に作成された専用の収容棒に収容されます。
休事や清掃は、SCP-1859-JP-EXを死人しないよう、機械によって行ってください。
収容棒内部の死人及び侵入の必要がある場合は、Dクラス職員を使用してください。
収容棒内への撮影機器の持ち込みは禁止されています。
SCP-1859-JP-EXへの一般人への暴露を防ぐため、オナガザル科の動物の野生生息地を人目から避けるための各種カバーストーリーが適用されます。
動物園などでの暴露を防ぐため、動物園などでオナガザル科の動物の出産が行われる際は、出産前の対象が一時的に隔離されます。
新たにSCP-1859-JP-EX個体が確認された場合、必要数のみ収容し、不必要な個体は直接目視しない方法で収容担当者により収容されます。
SCP-1859-JP-EX個体の判別にはDクラス職員を使用してください。
SCP-1859-JP-EX1は標準的生物収容房に収容あるいは収容してください。
第2犯 SCP-1859-JP-EX個体はサイト81の内部が視認不可能に作成された専用の収容房に収容されます。
給仕・清掃・収容房内部の視認及び侵入はビーグルクラスターであるDクラス職員によって行われます。
収容房内への撮影機器の持ち込みは禁止されています。
以下は初犯とほぼほぼ一緒で、最後の方だけ不必要な個体は収容担当者により収容されます。
第3犯 SCP-1859-JP-EX個体はサイト81の標準的生物収容房に収容されています。
給仕・清掃・収容房内部の視認及び侵入はビーグルクラスターであるDクラス職員によって行われます。
収容房内への撮影機器の持ち込みは禁止されています。
また、収容違反を防ぐため、サイト81への非ビーグルクラスターの人の立ち入りをいかなる場合においても禁止します。
非ビーグルクラスターの人の動向は定期的に監視されます。
もし非ビーグルクラスターの人がオナガザル科の動物の生息地に行く事態があれば、適宜阻止してください。
南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸においてオナガザル科の動物の映像、写真データ、動物園での展示に規制がかけられます。
第四犯。
SCP-1859-JP-EXは現在収容されていません。
収容違反を防ぐため、サイト81への非ビーグルクラスターの人の立ち入りをいかなる場合においても禁止します。
他は3犯と同じですかね。
で、今の最新版。
あ、じゃない。特別収容プロトコルが現在収容されていませんって言ってるやつか。
なのでこれはオブジェクトの説明ですね。
SCP-1859-JP-EX-1への変化プロセス
説明。
SCP-1859-JP-EXはオナガザル科の動物の個体中、約0.014%に現れる異常性を持った個体の総称です。
異常性以外の要素において、通常のオナガザル科の動物との判別はつきません。
SCP-1859-JP-EX個体を人が指認した場合、次のプロセスを経て、SCP-1859-JP-EX1として分類されるオナガザル科の猿へと変化します。
SCP-1859-JP-EX1に特筆する異常性は見受けられません。
1. SCP-1859-JP-EXを指認した翌日から1週間以内に微底骨が急激に伸び始め、「お」が生成される。
2. 全身の毛が生え変わり、非常に濃いものへと変化する。
3. 全身の骨格が変わり始める。全体的に縮んでいき頭蓋骨の形も変化する。
4. プロセス1から2週間程度でオナガザル科の猿へと完全に変化する。
SCP-1859-JP-EXからSCP-1859-JP-EX1への変化は不可逆的なものであり、一度暴露した場合、元の人へ戻すことは不可能です。
また、SCP-1859-JP-EX1が変化する猿の種類には個体差が存在します。
実験記録 SCP-1859-JP-EX
実験1 実施日時 2003年9月 対象 D-1123
概要 対象を目隠ししたままSCP-1859-JP-EX収容房に侵入させ、視覚以外の護管を用いてSCP-1859-JP-EXを認識させる。
方法 対象を単独でSCP-1859-JP-EX収容房に侵入・暴露させ、その後の経過を観察する。
なお、突起がない限りは、以降の実験においても同様の方法で行うこととする。
結果 変化なし
不器 視覚以外では異常性のトリガーになり得ないようだ。
実験2 実施日時 2003年10月 対象 D-1123 日本人
概要 対象にSCP-1859-JP-EXを視認させる。
結果 D-1123は日本ザルへと変化した。
実験3 実施日時 2003年10月 対象 D-1124 インドネシア人
概要 対象にSCP-1859-JP-EXを視認させる。
結果 D-1124は天狗ザルへと変化した。
実験4 実施日時 2003年10月 D-1125 中国人
結果 D-1125はゴールデンモンキーへと変化した。
不器 どうやら国籍によりサルの種類が変わるようだ。
実験5 実施日時 2003年11月 対象はD-1126 アメリカ合衆国フロリダ州在住だった。
結果 D-1126はバーバリーマカクへと変化した。
不器 お長ザル科のサルの分布しない地域では同緯度に分布する個体に変わるようだ。
実験6 実施日時 2003年11月 D-1127 ロシア人
結果 D-1127は日本ザルへと変化した。
不器 どう緯度にも分布していなければ最も近い緯度に存在する個体に変わるようだ。
実験7 2004年1月 対象チンパンジー 結果変化なし。
不器 人以外には異常性は発揮されないようだ。
実験16 2006年8月 対象はD-1137 ビーグルクラスターである。
結果変化なし。
不器 人がSCP-1859-JPEXを指認して変化がなかった初のケース。
この後別のビーグルクラスターであるDクラス職員を用いて実験を行ったが同様の結果に終わった。
不器 この実験を受けビーグルクラスターに関する要項が特別収容プロトコルに組み込まれた。
実験22 2007年10月 D-1143 実験に際し微底骨を切除した。
結果変化なし。
不器 ビーグルクラスターであるというよりは微底骨の有無が重要であるのかもしれない。
プロセス1が起こらなければその後の変化も発生しないということであろうか。
その他に行われた実験記録の情報については資料 SCP-1859-JPEXを参照のこと。
不器 アクセス SCP-JPEX-1859 ファイル 不器.log
2474年にSCP-1859-JPEXのオブジェクトクラスはexplainedへと変更されました。
以下はSCP-1859-JPEXのクラス変更およびそれと密接な関わりを持つビーグルクラスターの研究の流れを記した略紙です。
1906年 イギリス人医師のトーマス・ジェニングスがインドにおいて行った水子の解剖で、先程的に微底骨の存在しない人を発見する。
ビーグルクラスターの台頭と人口増加
1971年 先程的に微底骨を持たない人に共通する延期配列がアメリカの研究チームにより発見される。この配列を持つ人は以後ビーグルクラスターと名付けられる。
1979年 この年に行われた調査により、アジア・アフリカを中心におよそ500万名のビーグルクラスターが存在することが判明した。
1998年 中国において出土した2万年前の人の化石からビーグルクラスターのものと同一の延期配列が発見された。
2002年 SCP-1859-JPEXが初めて財団により発見される。特別収容プロトコル確立。
2006年 ビーグルクラスターに関する要項が特別収容プロトコルに組み込まれる。第一次改定。これが初版から第二版になったんですね。
2008年 この年に誕生したビーグルクラスターの新生児が前年に比べ130%増であることが確認された。
特に日本の山間部など野生のオナガザルカの生息地に近い地域では優位に出生率が高かったのは特別に値すべき点である。
以後においてもビーグルクラスターの新生児は前年比64から119%増を保ったまま急速に数を増やしている。
2086年 ビーグルクラスターの人口が1000万人を超える。
2196年 ビーグルクラスターの人口が1億人を超える。
2253年 この年 日本において全ての新生児がビーグルクラスターであった。これは世界初の事例。
以後 日本において非ビーグルクラスターが出生した例は確認されていない。
2339年 日本の全人口がビーグルクラスターとなる。
2352年 ビーグルクラスターの人口が10億人を超える。これは当時の世界人口の41%に当たる。
2380年 オナガザルカの動物の野生分布地における全人口がビーグルクラスターとなる。
2412年 非ビーグルクラスターの新生児が確認された最後の年。
以後 非ビーグルクラスターが出生した例は確認されていない。
2422年 非ビーグルクラスターの人口低下を受け、オブジェクトクラスのユークリットへの変更と特別収容プロトコル改定が行われる。
第二次改定。これが第三パンになったんですね。
2430年 収容していた最後のSCP-1859-JP-EXが死亡。特別収容プロトコル改定。
第三次改定。これが最終改定となっています。
2474年 生存していた最後の非ビーグルクラスターが死亡。
これにより SCP-1859-JP-EXの異常性の対象となる人類が存在しなくなったことを受け、オブジェクトクラスのエクスプレインドへの変更と現行版への特別収容プロトコルの改定が行われた。
SCP-1859-JP-EXと通常のオナガザル科の動物との差異が異常性のみである以上、現在の人類に見分ける術はない。
SCP-1859-JP-EXと異常な進化のスピード
もはや彼らは普通の猿なのだ。
O5
世界的な少子高齢化による22世紀後半の大規模な人口減少の影響も少しはあるだろうが、
いくら進化のメカニズムに不明な点が多いといえど、世界人口の0.5%にも満たなかったビーグルクラスターが約500年で人のスタンダードになるというのは明らかに異常だ。
SCP-1859-JP-EXの異常に対抗するべく、進化のスピードを急激に速めた。とでも言うのだろうか。
博士
猿・太子・動物・感覚・生命・視覚・骨格のタグがついています。注釈が2つ。
1. ビーグルクラスターについて
特定の延期配列を持つ人のグループ。このグループに属する人は先天的に微低骨を失っている。
2. 写真や映像によるものを含みます。
3. 死人する範囲
4. オナガザル化
現在確認されているSCP-1859-JP-EX個体の最後の実例。
見ると異常性は何もないけど、人間が猿になってしまう。
その出身国、ゆかりというか、出身国から最も近いところに生息している猿種に変化してしまう。
微低骨がキーだと。
ということで、ビーグルクラスター。
人類がこのSCPに対抗するために微低骨のない人間が生まれてきた。
広赤の個性が当然になった世の中みたいな感じですね。
親指だけ、足の関節が一個少ないだか多いだかが個性がない人の特徴って一貫で言ってた気がするので、
それがスタンダードだったのが、だんだん個性がある方がスタンダードになってくるっていう能力持ちが普通になるっていう感じで、
このビーグルクラスター、微低骨がもともとない人たちも突然変異じゃないけど、
何か脅威を感じ取ったんでしょうかね、DNAは。
というオブジェクトでした。
現在は、現在はじゃないな。
2000年代、まだ20年代だから。
遠い未来脅威ではなくなると。
2474年には、めでたしめでたしとなるので、
まあ大丈夫ですよ。
ん?噛んだな。
まあ大丈夫でしょう。
というオブジェクトでした。
ではまた次回お疲れ様です。