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アイテム番号 SCP-045-FR 脅威レベル 緑 オブジェクトクラス セーフ
特別収容プロトコル SCP-045-FRは10×10×10メートルのコンクリートブロックをくり抜いて作られた収容セルに収容してください。
収容セルは幅・高さ6メートル・厚さ30センチメートルの鋼鉄製ドアから入出できます。
SCP-045-FRには乾燥肉およびドライフルーツを週に一度の周期で給仕してください。 セル内の液体要素はいかなる形態であってもできる限り早く報告をしてください。
SCP-045-FRが液体を摂取した場合は職員は全員収容セルの外側に留まらなければなりません。
セル内に存在するおよそ5立方メートルよりも体積の小さい物体もすべて同様にしてください。
SCP-045-FRは1.6メートルの強化プレキシガラスを通じて観察を行ってください。
説明 SCP-045-FRはヤシガニの青色および黄色の亜種であり、物理的な面における異常性は存在しません。
SCP-045-FRは周囲に存在する液体要素をその量や位置に関わらず摂取することを第一の目的としているものと見られます。
この目的の意図は判明していません。 また、この目的は基本的欲求に優越するものと見られています。
液体を摂取した後、SCP-045-FRは同じ種族の分泌する唾液とは化学素性が異なる唾液を分泌します。
実際、SCP-045-FRの唾液に含まれる分子が同じ種族の別個体が分泌する唾液に見られるものと異なります。
生成物を合成する試みは全て成功していますが、その液体は異常性を保持することはありません。
SCP-045-FRは常に摂取した液体の量と比較して同量あるいはそれ以上の量の唾液を生成します。
この異常性は液体でないものを摂取した場合あるいは液体を含まないものを摂取した場合は発現しません。
SCP-045-FRは液体を摂取する必要なく生存することが可能とみられ、またどんな液体であろうともその液体の作用に影響されずに摂取することが可能です。
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SCP-045-FRは液体の選択に関して優先するものを持っていないとみられています。
SCP-045-FRが対象を液体とみなす粘度の限界値は判明していませんが、差し当たって可変であるとみられています。
SCP-045-FRは近くにいる生物の血液並びに様々な体液に引き付けられるため、結果として敵対的であるとみなされます。
SCP-045-FRによって分泌された唾液は異常性を持っており、5㎤未満の物体と接触すると、対象をすべて覆うように唾液に含まれる細胞の分裂が非常に激しく促進されます。
年・月・日に行われた最初の実験で判明したことによると、対象がおよそ5㎤を超える場合は、対象を覆おうとする化学反応は対象の20%から90%の間を超えて作用することはありません。
8秒後、唾液に覆われた対象は脆くなり、消失します。液体の観測あるいは感知によって効果が発生することはありません。
現在のところ、財団はSCP-045-FRが消失後に破壊されているのか、あるいは移動しているのかを把握していません。
実験記録-045-FR-01 実験の目的、SCP-045-FRの唾液を様々な種類の物体と接触させ、それに伴いSCP-045-FRの異常性を阻害するかどうかを推測する。
アイテム1 鋼鉄のインゴット1個 結果、全て吸収された。残死はなかった。
アイテム2 牛の頸骨2本 結果、全て吸収された。残死はなかった。
アイテム3 合成繊維のコート1着 結果、全て吸収された。残死はなかった。
アイテム4 手榴弾1個 結果、全て吸収された。残死はなかった。
記載、手榴弾の爆発も同様に吸収された。
アイテム5 10×10×1cmのポロニウム板1枚 結果、全て吸収された。残死はなかった。
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記録、放射線はSCP-045-FRの異常性や健康状態に影響しなかった。
アイテム6 ウランペレット1本 結果、全て吸収された。残死はなかった。
記録、放射線はSCP-045-FRの異常性や健康状態に影響しなかった。
アイテム7 SCPの皮膚の標本サンプル1枚 結果、SCPが破壊不能であることに反して吸収された。残死はなかった。
動物・液体・生命・生物学・拙速動物・緑のタグがついています。
フランスですかね、FR。
ヤシガニの青色及び黄色の亜種。物理的な面における異常性は存在しません。
色が違うヤシガニ。周囲に存在する液体要素を量や位置に関わらず摂取することを第一としている。
どこまでを液体ととるかはまだ調査中。
液体を摂取した後、同じ種族が同じ種族、つまりヤシガニですね。
本来ヤシガニが分泌する唾液とは異なる成分の唾液を出す。
その唾液は吸収した液体と同じ、あるいはそれ以上の量をそのまま出す。
そのままって言い方おかしいですね。それ以上って言ってるんだから。
この異常性は液体でないものを摂取した場合、あるいは液体を含まないものを摂取した場合は発現しません。
液体を摂取する必要なく生存することが可能である。
可能であるけど液体第一で生きてるんだ。
近くにいる生物の血液並びに様々な唾液に引き付けられるため、結果として敵対的であるとみなされます。
見えてなくても近くに液体というものを感知したらそれを吸収するために、例えば人間だったら血を流させるために攻撃してくるとかそういうことですかね。
結果として敵対的である。
こいつが出したよだれ、分泌した唾液は異常性を持っており、5㎤未満の物体と接触すると対象すべて多い。
細胞分裂が始まり、唾液に覆われた対象は脆くなり消失します。
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消失したものはどこに行ったのかがまだわからない。
いろいろ実験したけど全部吸収されたし、吸収したものが本来毒物、放射線が出ていたり爆弾だったり、あるいは不死、破壊不可能のSCPの皮膚片だったりしてもすべて吸収され、後方もなくなっている。どうなっているんだろうというのを調査中ですかね。
脅威レベル緑とオブジェクトクラス政府っていうのは同じ意味なのかな。脅威レベルっていうのがちょいちょい日本支部以外の支部で見られますが、おそらく政府と似たような意味なんでしょうね。
ということで、SCP-045-FR、フランス支部のオブジェクトでした。
ではまた次回お疲れ様です。