00:05
アイテム番号 SCP-2331 オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
SCP-2331は現在、起動部隊カッパ・シータ・ゲットラッキー及び研究チームシータ・シータ・アフターパーティーの両方により追跡されています。
SCP-2331-Pの発生が確認された場合、起動部隊カッパ・シータが、SCP-2331の捕獲を試みるために、SCP-2331-Pへ潜入します。
研究チームシータ・シータは現在、SCP-2331-Pの発生を予想する方法を調査しています。
SCP-2331-Pの全参加者には記憶処置が施されます。
説明
SCP-2331は一般的にカカシとして知られている牧草地に置かれるマネキンの外観をしているヒューマノイドです。
SCP-2331はその彫刻を施されたカボチャの頭により特定することが可能であり、それは暗いところで内部が蛍光ブルーに光ります。
SCP-2331はSCP-2331-Pを発生させる能力があり、それを発生させるためだけに出現すると考えられています。
SCP-2331は10月の間、最も活動的になります。
SCP-2331-PはSCP-2331が出現するエリアで発生する現象です。
SCP-2331-Pは中規模のレイズと呼ばれる、典型的にはライトセットやエレクトロミュージックを含むフェスティバルのための機材の生成と構成が自発的に発生することを指します。
SCP-2331はディスクジョッキーの役を引き受けます。
SCP-2331はSCP-2331-Pが起こる空間を制御する能力があり、しばしば空気中の湿度を変化させて、自然に無害な色付き煙を作り出し、壁のテクスチャーや大きさを変えたりします。
それはまた、ペンライトやキャンディーといった物体を作り出します。
SCP-2331-Pは通常18歳から30歳の間の人間を引き寄せますが、最も若くて13歳、最も高齢で73歳の人間が参加したことがあります。
参加者はインタビューを受けるとソーシャルメディアや口コミのことをよく言及しますが、ソーシャルメディアへの情報が少ない時であっても大勢の参加者が集まってきます。
SCP-2331-Pの参加者は特定の精神影響下にあると考えられていますが、潜在的効果の詳細については依然として調査が進行中です。
03:09
それぞれのSCP-2331-Pは5時間から24時間程度続き、これはレイブの規模や財団あるいは地元警察による中断に依存します。
SCP-2331-Pが終了すると、SCP-2331は消失し、72時間以内に多くの場合はアメリカ大陸において新たなSCP-2331-Pを引き起こします。
SCP-2331自体を除いて、SCP-2331-Pの参加者に異常な活動や振る舞いは見られません。
SCP-2331はレイブのために十分な空間のあるエリアならば、どこでもSCP-2331-Pを引き起こすことができますが、室内の場所を好みます。
それは高い人口密度のエリアに出現する可能性が高く、特に商業学校や大学といった高等教育機関の周囲に現れます。
事件 2331-01 2014年10月9日
事件記録 中期 これはMTFカッパ・シータとSCP-2331-Pの初めての接触である。
関係する職員 Agent Asia Agent Michalski 研究員Vicke
記録の開始 21時19分
Agent Asia Agent Michalski 研究員Vickeが大学の学生会館で行われていたSCP-2331-Pに到着する。
21時20分 研究員Vickeはガスマスク、ペンライトのネックレス、ピンクのウィッグをつける。
Agent Asia Agent Michalskiは武器の中にペンライトと蛍光紐を加え、それらがまだ機能することを確認する。
21時30分 約10分の探索の後、Agent MichalskiはバルコニーにSCP-2331を発見する。
研究員Vickeは参加者にインタビューを行う。
SCP-2331はその頭を外すと群衆に向かってそれを投げる。
それは群衆に到達する前に蛍光グリーンの煙へと爆発したが、カボチャの破片は見られない。
次にSCP-2331はテーブルから新しいカボチャの頭を作り出し、肩に乗せる。
SCP-2331はカボチャの頭の下には頭や首がないようである。
21時31分 Agent MichalskiとAgent AsiaはSCP-2331へ近づこうとする。
06:00
SCP-2331はテーブルの上で音声機器の音量の調節を行っている。
21時32分 Agent Michalskiは2名の大学生に妨害されダンスへ引っ張られる。
Agent Asiaは誤って他の学生を強く押してしまい口論となる。
SCP-2331はこの騒ぎに気づきマイクを調節する。
21時33分 Agent Michalski 私は興味がないんだ。わかったか?
Agent Michalskiは周りの人を押しのけようとする。周囲の人、いいから黙って踊れ。
21時34分 SCP-2331はAgent Asiaに頭を向ける。
それは別の曲を流しながら指を指し振る。
次にSCP-2331は左手を壁を越えて振り、その手は元の場所に戻る前に斜めに伸びたように見える。
21時35分 複数名の大学生がDJに近づきすぎた。DJを驚かした。混乱行動をした。
などといった理由を述べながら、Agentをエリアの外へ押しやる。
研究員ビッケは残った。
21時40分 研究員ビッケはインタビューを終え、SCP-2331-Pより離れる。
SCP-2331は両手を使って下向きの動きをしている。
天井から自然に蛍光色の葉っぱが出現して離れていき、これらは床へ到着する前に消える。
21時45分 MTFカッパ・シータがSCP-2331-Pの観察を継続する。
SCP-2331-Pはその後、事件なく10時間後に終了した。
記録の終了 インタビュー 2331-02
インタビューは研究員ビッケ。
インタビュー対象、後にスーザン・ケラーと特定された民間人。
記録の開始 研究員ビッケ
ハロー、ちょっとお話ししませんか?
何と呼べばいいでしょう?
スーズ
スーズって呼んで?
クスクス笑い
ええ、いいわ。
研究員ビッケ
DJについて教えてもらえない?
とってもいい音楽センスをしているわね。
スーズ
ええ、本当にそう。私たちは彼をDJカカシと呼んでるわ。
だって彼があの素敵な衣装を着ているから。
実は私は彼について知らないの。
友達がレイブが起こっているって教えてくれて、それを見過ごすわけにはいかなかったの。
研究員ビッケ
衣装?
スーズ
これはびっくりね。
あなたは本当にこれが初めてみたいね。
ダフトパンクとかデッドモウ5みたいにああする人たちがいるわ。
09:01
研究員ビッケ
わかったわ。
彼はえっと、ツイッターとかフェイスブックとか何かやってるかしら?
スーズ
わからない。でも大した問題じゃないわ。
後でググって
あら、向こうにいる男性が私たちを見てるわ。
何か彼の気温を引くためにやってみない?
研究員ビッケ
いいえ、遠慮しとくわ。
スーズ
そう、とにかくあなたにキスするほどには酔ってないわ。
笑い
もう少し飲んでくる。じゃあね。
記録の終了
事件 233104 2014年10月13日
事件記録
中期
地元警察は介入することのないように明示的な指示を受けた。
関係する職員
エージェントルー
エージェントハンセン
研究員ビッケ
記録の開始
11時02分
エージェントルー
エージェントハンセン
研究員ビッケは
にある倉庫で発生した
SCP-2331-Pに潜入する。
全員注目を防ぐために適切な服装をしている。
11時4分
研究員ビッケは倉庫の遠くのそばに
SCP-2331を特定する。
彼女はSCP-2331へ近づこうとする。
SCP-2331はテーブルの上でオートの動きをして
口からペンライトを作り出し、それを群衆へ配る。
11時10分
エージェントルーとハンセンはコーラスに合わせてペンライトを振る。
研究員ビッケは彼女に電話番号を尋ねる民間人と
続いて彼女に飲み物を買おうと申し出る別の民間人によって妨害される。
11時25分
研究員ビッケは最終的にSCP-2331へ到着する。
エージェントルーとハンセンもまたSCP-2331へ近づこうとするが
ダンスを要求する3名の民間人に妨害される。
11時30分
研究員ビッケはSCP-2331に話しかけようとする。
SCP-2331は彼女に青いインクで電話番号の書かれた名刺に見えるものを渡すが
それ以外は彼女に反応せず、その代わりにDJを続ける。
11時31分
地元警察が現場に到着する。
警察を見ることが不可能であるにもかかわらず
SCP-2331は彼らを見つけ出したようである。
それは曲を変えると顔にマイクを押し付ける。
SCP-2331の周囲の影のサイズが増し、濃い霧が室内を満たす。
11時32分
若い英国人男性の声がSCP-2331の口から聞こえる。
SCP-2331
本当か?
ちくしょう。
12:01
実は少年少女や。
これを信じることは私にとってとっても辛い。
そう、だから、だから、ブーイングしたり混乱して行動したりしないでくれ。
しかし実は警察がパーティーを終わらせようとしている。
11時33分
警察官が車から出てSCP-2331-Pへ近づく。
SCP-2331-Pの参加者はダンスを止める。
SCP-2331は頭を描いているようである。
SCP-2331
いや、私は知っている。奇妙に聞こえるだろう。
しかし、君たちは警察が何かをやめさせるときどうするか知っている。
もし私たちが整然と落ち着いて行動しなければ、
彼らは全てのチンピラに再累ガスを噴射して連行し、
一部の人々は牢屋で一晩過ごすことになるだろう。
11時35分
地元警察官はSCP-2331-Pの入り口を開け、
彼らがレイブを停止させることを宣言する。
エージェントルート・ハンセンが警察官に近づき、
おそらくそれ以上彼らがSCP-2331-Pを乱さないようにする。
室内の霧は待機中で合体し始め、
出口を指し示す蛍光ピンク色の矢印を作り出す。
11時36分
SCP-2331、審死祝助の皆さん、
私にはあなた方が何をすべきか分かりません。
私はきっと人々は、
SCP-2331の声は機械的な口調へ切り替わる。
アフターパーティーへ行かなければならないと思います。
中期、その後の調査により、
全てのSCP-2331の会話はボイスサンプルであることが判明した。
11時37分
SCP-2331は、
SCP-2331-Pの参加者に向かって空中で手を振る。
SCP-2331が音声機器、アルコール、
ドラッグ、電灯機器と共に消えると、
全てのライトが消える。
参加者は静然と落ち着いて離れる。
研究員ビッケは、
もらった番号に電話をかけようと試みる。
11時57分
機動部隊カッパ・シータは、
そこから約10km離れた地点で、
新たなSCP-2331-Pが発生したことの報告を受け取る。
直前のSCP-2331-Pに参加したほとんどの参加者が、
新たなSCP-2331-Pにも参加したことが報告される。
12時2分
エージェントルー、エージェントハンセン、研究員ビッケは、
新たなSCP-2331-Pへ入場しようと試みる。
彼らは入口付近の数名の参加者によって、
プライベートパーティーであるから、として入場を拒否される。
15:04
この新たなSCP-2331-Pは、
それ以上の異常活動なくおよそ8時間続いた。
記録の終了
インタビュー2331-04
インタビュアー、研究員ビッケ
インタビュー対象、特定されていない民間人。
電話の追跡は最終的に公衆電話へたどり着いた。
記録の開始
民間人
もしもし?
研究員ビッケ
あら、もしもし?
この番号はSC…えっと…しかめ声で。
DJカカシ?という人から聞いたのだけれど。
民間人
笑い
ああ、そいつは知ってるよ。
私は彼ではないがね。
ただの古い友人さ。
彼は忙しい奴だからね。
私がいつも彼の代わりに電話を受けているんだ。
何が必要なんだい?
研究員ビッケ
彼についてもっと教えてもらえますか?
どうやってあなたは彼に会いましたか?
私は地元の新聞の職員で、彼にインタビューをしたいんです。
民間人
なるほど。私は彼についていっぱい話すことがあるけれど、きっとあなたは信じないだろうな。
彼はかつてジャックと呼ばれていた。
知ってるだろう?ランタンの奴さ。
たくさんの仕事をして葉っぱの色を変えて、暗い夜には物を霧で覆った。
もしあなたが私の言っていることがわかるなら、彼は少し季節労働者だったな。
研究員ビッケ
なぜ彼は最近DJカカシとして知られているのですか?
民間人
時は変わる。
1年でこの時期のお祝いは
ため息
自分が何より大事にしていたものが、そのかつての残骸へなるのを見るのは辛い。
ジャックは疲れたのだ。
彼は悲しんだ。
彼はリタイアし、かつて物事がどうの…ん?
彼はリタイアし、かつて物事がどのようであったのかを思い出させてくれるものに移ったのだ。
研究員ビッケ
よくわから…
では、あなたと彼の関係は何ですか?
民間人
小さな笑い
一度だけ彼にとても親切なことをしたことがあってね。
それからこういう関係が続いているのさ。
どちらにしろ、あなたが記者であるという話を私は信じないよ、お嬢さん。
研究員ビッケ
あら、名前か何か必要ですか?
私の勤め先の番号を。
民間人
あなたが本当は何であるかは知らないが、
あなたが何を代表していようとも、
彼が何のトラブルも望んでいないことは、
ぜひ伝えてもらいたい。
彼は誰も傷つけず、
18:00
彼のパーティーは決して暴力的にならない。
彼は昔に消えてしまった感覚を探し求めている。
ただの老いた男なのだ。
電話は切れる。
記録の終了。
人間型、外部エントロピー、未収容、瞬間移動、知性、精神影響、自立、自我のタグが付いています。
ユークリッドです。
注釈が2つ。
1つ目は、
グロウスティック、ネックレス。
和状の首にかけるライトのことか。
1、1、どこだ。
注釈1、ペンライトのネックレス。
2、役中、ジャック・オー・ランタンのこと。
はい、男性が言ってたやつですね。
ジャックと呼ばれていた。知ってるだろう?ランタンのやつだ。
まあ想定はできてましたね。
ダフトパンク出てきたのはびっくりしたけど。
もう1個のバンドの名前は何なんだろうな。知らんな。
ダフトパンクとかデッドMAU5。
デッドムー、デッドモーかな。
後で調べてみよう。
10月に活動が活発化するっていうところですでに想定してましたけど。
ジャック・オー・ランタンですね。
カボチャ頭の死者の魂を運ぶ案内人とされるハロウィンの回ですね。
が、もうハロウィンのパーティーが忘れ去られてきたっていうことかな。
1年でこの時期のお祝いは自分が何より大事にしていたものが
そのかつての残骸へとなるのを見るのは辛い。
彼はリタイアし、かつて物事がどのようであったのかを思い出させてくれるものに移った。
よくわからんな。
彼は誰も傷つけず、彼のパーティーは決して暴力的にならない。
死者を案内するのをやめて、もう聖者との交流主流になったってことかな。
レイブと呼ばれる、典型的にはライトセットや
エレクトロミュージックを含むフェスティバルのための機材の生成・構成が自発的に発生する。
中断させられる、または終了するとまた別のところで。
ライブイベントみたいなことかな。ディスコ的な。
21:01
最も若くて13歳、最も高齢で73歳。
これもなんかありそうだな。
潜在的効果の詳細については依然として調査中です。
現状、特に死者が出たりとか、異常現象が起こって、
いやまあこれが異常現象なんだけど、これに関連するというか、
連動した異常現象はなさそうって感じですかね。
元記事のSCP名はスクレイブクロー。
これはスケアクロー、カカシとレイブを合わせたものらしいです。
ディスカッションに書いてた。
レイブっていうのが結構有名というか、
あっちではメジャーなのかな、海外では。
っていうSCPでした。
特別巡洋プロトコルの初めの機動部隊カッパシーター、
ゲットラッキーっていうのがダフトパンクの、
多分一番有名じゃないかな。
ダフトパンクの曲で一番有名な曲名だったので、
もしやと思ったんですが。
ってことは研究チームシータシータのアフターパーティーは、
デッドマウ5の代表曲とかなのかな。
かもしれないですね。
というSCPでした。
ではまた次回お疲れ様です。