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2022-10-12 18:39

#101 SCP-748-JP - 手前ミツコシ文化ミソ

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紹介SCP

Author: Kigoremon
Title: SCP-748-JP - 手前ミツコシ文化ミソ
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-748-jp
Year of creation:2017
CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/

#SCP #オカルト #朗読
00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-748-JP
オブジェクトクラス Euclid 特別収容プロトコル
SCP-748-JPはSite-81の中型収容ロッカーに
SCP-748-JP-1は冷蔵状態の小型バイオ収容ケースにそれぞれ収容されています。
SCP-748-JPおよびSCP-748-JP-1の重量は常時計測課に置かれます。
スピーカー 2
担当研究員は重量変化が確認された際に出現した SCP-748-JP-1の位相と成分解析を行ってください。
スピーカー 1
説明 SCP-748-JPは高さ110cm
スピーカー 2
最大計55cmのミソダルであり、素材にはヒノキとマダケが用いられています。
SCP-748-JP-1は米味噌と人由来組織の混合物です。
スピーカー 1
SCP-748-JP-1に含まれている米味噌は
スピーカー 2
SCP-748-JP内で熟成が行われたものですが、生成過程と原材料に得意な点は存在しないと考えられています。
SCP-748-JP-1の風味や外見は一般的な米味噌とおおむね一致します。
SCP-748-JP-1は消費された際に同量がSCP-748-JP内に再出現します。
スピーカー 1
接触されたSCP-748-JP-1の0.5から3.0%は接触者の大脳の無作為な部位と痴漢されます。
頭蓋内へと転移したSCP-748-JP-1は基本的に腐敗の兆候を示しません。
この痴漢により接触者の生体機能が直ちに脅かされることはありませんが、
多量の接触は自己認識機能の低下、他の接触者との限定的な感覚共有、不定期的な多幸感を引き起こします。
これらの兆候が確認された接触者はSCP-748-JPから7km離れた時点で意識の混濁を示し、
再接近を行わなかった場合は数日で脳活動が停止します。
スピーカー 2
実験記録を開く。
スピーカー 1
実験内容。
SCP-748-JPを用いて一般的な手段で米味噌を熟成させ、D-1457に接触させる。
実験結果。
スピーカー 2
米味噌は再出現しませんでした。
03:00
スピーカー 1
実験内容。
D-252、SCP-748-JP-1を接触させ、消化前に摘出したものをD-1457に接触させる。
実験結果。
スピーカー 2
再出現したSCP-748-JP-1にはD-1457の体組織が含まれていました。
スピーカー 1
実験内容。
スピーカー 2
D-252、SCP-748-JP-1のみを接触させ、排泄物をD-433に接触させる。
スピーカー 1
実験結果。
スピーカー 2
再出現したSCP-748-JP-1にはD-252の体組織が含まれていました。
スピーカー 1
実験内容。
D-252の大脳を摘出し、適量のSCP-748-JP-1と外科的に治管を行う。
実験結果。
スピーカー 2
D-252オブジェクト由来の異常性は発現せず、各種数値の確認後に修了・修了措置が行われました。
スピーカー 1
実験内容。
スピーカー 2
大脳の約30%がSCP-748-JP-1に治管されているとみられるD-1457をSCP-748-JPから隔離し、状態変化を確認する。
実験結果。
スピーカー 1
SCP-748-JPとの距離。
2km以内。
症状。
スピーカー 2
接触実験以前と比較して共感性の増大、知能テストの微細な成績低下がみられるものの、平常業務を問題なくこなしている。
スピーカー 1
5km。
上言。
スピーカー 2
不意に糖水の表情を浮かべて行動を停止する。
他の接触被験者との同時行動といった症状がみられる。
スピーカー 1
7km。
スピーカー 2
自己認識機能の大幅な低下、意識障害、賛同、視力滅裂な言動などが確認され、3日目には昏睡状態に陥った。
スピーカー 1
15km。
呼吸の停止、鼻口からの褐色液、漏出といった症状を示し、5時間後には脳機能の完全停止が確認された。
スピーカー 2
終了後の解剖調査では、頭蓋内のSCP-748-JP-1に大幅な劣化が確認されている。
スピーカー 1
実験内容。
スピーカー 2
D-433の大脳ほぼ全量をSCP-748-JP-1に置換し、長期的な観察を行う。
スピーカー 1
実験結果。
D-433の行動様式は著しく統一感を欠き、インタビューや精神鑑定では実施の度に全く異なった結果を示しました。
一方で短期的な記憶に障害はなく、研究チームからの指示や質問に混乱を示すことはありませんでした。
スピーカー 2
各種検査から推定される人物像は多くの場合が大正・昭和時代をバックボーンとしており、インタビューには高い頻度で引きつるような笑い声の混入が記録されています。
06:13
スピーカー 2
D-433は1900年の第4回実験の際に誤走中の警備スタッフから突如逃走し、SCP-748-JPから約100m地点で転倒、全身の穴より赤褐色の粘液を流出させて死亡しました。
逃走の直前にD-433はサイト内通路の一点を凝視していたことが報告されていますが、逃走の要因となった対象は判明していません。
スピーカー 1
SCP-748-JP-1接触実験はオブジェクトの実質的な増加を招きます。さらなる実験の申請にはサイト81管理官の承認を得てください。
SCP-748-JPは1910年に発生した宗教団体・会における神道の不信心を契機として収集員に回収され、後に財団へと管理が引き継がれました。
スピーカー 2
回収当時の会では共同生活を営む神道40名全員が日常的にSCP-748-JP-1を接触しており、終了後の解剖調査では大脳のほぼ全量がSCP-748-JP-1へと置換されていたケースも確認されています。
スピーカー 1
現在のSCP-748-JP-1には、会の総主であった隅野さん・隅野氏をはじめとする70人分の人由来組織が含まれています。
ほい。収集員が行っていたSCP-748-JPの異常性に関する調査資料は大部分が関東大震災後の混乱を機に失われており、隅野氏個人についての残存資料は以下の聴取記録のみです。
隅野に対する初期聴取記録
スピーカー 2
10:49
スピーカー 1
製品らしく、生物の真似事でもしてみようかって。
お偉い傾いてか。
体の一部分。
分けたりしたら、膈突くかなっとね。
で、指やら爪はいてぇし、種じゃきたね。
で、家にみそだるあるし、みそでね。
へぇへぇ。
へぇ。
多量のSCP-748-JP-1が持ち出された可能性が指摘されています
出現したSCP-748-JP-1は同一人物由来の組織が多く含まれており
何者かによる多量の接触が行われたものと推測されました
現在個別に収容されている当該SCP-748-JP-1には
同一人物の脳組織3600グラムが含まれています
この再出現は1900年以降確認されていませんが
接触者の捜索及び収容違反の経緯調査は現在も継続中です
交換容器木製収集員植物のタグが付いています
12:03
スピーカー 1
注釈が5つ
消化・燃焼・腐敗など接触が不可能になる変化が該当すると思われますが
詳細な条件は解明されていません
注釈1
消費された際に同量が樽に出てきます
スピーカー 2
消費の概念・定義が詳細にはわかっていません
スピーカー 1
2つ目
すなわち接触後に再出現したSCP-748-JP-1には
接触者の大脳組織が含まれることになります
3
痴漢量・痴漢部位で誤差あり
これらの兆候が確認された接触者は
SCP-748-JPから7km離れた時点で意識の混濁を示し
接触量によっておかしくなる距離が変わります
4つ目
糞尿
5つ目
平均的な成人男性の大脳量3.倍に相当
スピーカー 2
注釈5
スピーカー 1
あー一番最後の追記のところですね
現在個別に収容されている当該SCP-748-JP-1には
同一人物の脳組織3600gが含まれています
平均的な成人男性の大脳量3.倍に相当
でも同一人物なんでしょう
というタグじゃないというSCPでした
ちょっとグロい写真が
D1457の図外内より摘出されたSCP-748-JP-1
一部に劣化が確認できる
D1457って書いてる奥に
細か
スピーカー 2
みそだるがSCP-748-JPで
スピーカー 1
SCP-748-JP-1が常に生まれていると
どこかで食べられると再び出てくると
その時出てくるのは
食べた人の脳の組織を少し取り入れてるみそだと
食べると以前に食べた人との感覚が共有されたり
不定期的な多好感・幸せな気持ちになったり
ちょっと麻薬っぽいですね
自己認識機能の低下
元々はSCP財団ではなく収集員が管理していた
15:06
スピーカー 1
1910年代に発生した宗教団体
スピーカー 2
とある宗教団体における神徒の不信心
スピーカー 1
改修当時この宗教団体では
共同生活を営む神徒40数名全員が
日常的にこのみそを接触していた
終了後の解剖調査では
大脳のほぼ全量がSCP-748-JP-1へと
スピーカー 2
置換されていた神徒も数人いたと
スピーカー 1
現在のSCP-748-JP-1みそ2は
この階の総主であった墨野氏をはじめとする
スピーカー 2
70数人分の人由来組織が含まれています
スピーカー 1
ん?
同一人物…
追記とこの説明はちょっとまた違うのか
ほい、収集員が行っていたこの異常性の調査は
震災後失われていましたが
この当主、教会の教祖についての
インタビュー記録があったと
ふだやらのりとやらって
スピーカー 2
収集員に対してあんたら本物ですかって言ってたんですね
この人は偽物であることを自覚してるんですね
みそだるのみそを食べたら
スピーカー 1
なんかすげー気持ちよくなって
スピーカー 2
悟りを開いたんじゃないかと
これで一生金稼ごうってことですね
スピーカー 1
収集員からの引き継ぎ以降
財団の認知する実験と連動しない
財団の認知する実験と連動しない
みその再出現が数回発生しました
スピーカー 2
管理できていない部分で
スピーカー 1
売りに出されていたりしたってことか
みそだけ取って財団が収容した後
そのみそを食べた人がいた外に
混入している人由来組織の比較調査により
収集員収容化の比較的早い段階において
多量のSCP-748-JP-1みそが
持ち出された可能性が指摘されています
出現したみそは
同一人物由来の組織が多く
スピーカー 2
同一人物由来の組織が多く含まれており
スピーカー 1
あーはいはい
同一人物由来の組織が多く含まれておりか
別にその人オンリーというわけじゃないから
スピーカー 2
多量接触した人が一人はいたと
スピーカー 1
現在個別に収容されている当該SCP-748-JP-1には
18:01
スピーカー 2
同一人物の脳組織3600グラムが含まれています
スピーカー 1
にしてもこれおかしいな脳組織3600
成人男性の約3倍
接触者の送食及び収容違反の経緯調査を
スピーカー 2
現在も継続中です
まだみそは出回っている可能性は十分にあると
スピーカー 1
というSCPでした
ではまた次回お疲れ様です
18:39

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