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Traveling Beyond Covers | 清掃員との握手『Touch Sanitation』#146
2026-09-07 05:45

Traveling Beyond Covers | 清掃員との握手『Touch Sanitation』#146

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Traveling Beyond Covers|

ミエレル・レーダーマン・ユケレス

「革命の後、月曜の朝に、誰がごみを拾いに行くのか」



家事、育児、清掃、修理。



何かを新しく生み出す仕事の陰には、それを保ち、翌日へつなぐ仕事があります。



今回取り上げるのは、社会を維持するための見えにくい労働を作品にした、アメリカのコンセプチュアル/パフォーマンス・アーティスト、ミエレル・レーダーマン・ユケレス。



1979年から約11か月をかけて、ニューヨーク市衛生局の59管轄区を回り、8,500人の職員と握手をした《タッチ・サニテーション》をたどります。



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【今回の引用】



“The sourball of every revolution: after the revolution, who’s going to pick up the garbage on Monday morning?”



— Mierle Laderman Ukeles



〈番組による訳〉



「あらゆる革命が抱える、苦い現実。革命の後、月曜の朝に、誰がごみを拾いに行くのか」



【引用出典】



Mierle Laderman Ukeles, “Manifesto for Maintenance Art 1969! Proposal for an Exhibition: ‘CARE,’” written in Philadelphia, October 1969.



Queens Museum公式資料

https://queensmuseum.org/wp-content/uploads/2016/04/Ukeles-Manifesto-for-Maintenance-Art-1969_5-pages.pdf



※日本語訳は本番組による独自訳です。



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【人物・作品に関する参考資料】



Queens Museum

“Mierle Laderman Ukeles: Maintenance Art”

https://queensmuseum.org/exhibition/mierle-laderman-ukeles-maintenance-art/



Sanitation Foundation

“Portrait of an Artist: Mierle Laderman Ukeles”

https://www.sanitationfoundation.org/blog/portrait-of-an-artist-mierle-laderman-ukeles



大地の芸術祭

「ミエレル・レーダーマン・ユケレス」

https://www.echigo-tsumari.jp/art/artist/mierle-laderman-ukeles/



最終閲覧日:2026年9月5日



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Traveling Beyond Covers

月曜日から木曜日、朝5時58分配信。

ひとつの言葉と、その向こう側にある人生をたどる5分間です。

【Navigator】

ソフィ(MC・ラジオDJ・ナレーター)

BGM・Jingle制作:SOPHIE

Music : Generated with AI (Pro Plan) 

Creative Direction & Concept: SOPHIE 

Production Supervision: SOPHIE 

This work was created using generative tools and prompt-based sound design.  

The prompts used in sound generation were crafted to reflect personal memory, silence, and tactile intimacy.

No license specified. Please contact the artist directly for any licensing or usage inquiries.  



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00:05
Traveling Beyond Covers
案内役のソフィです。
本が言葉以上の世界になり、ページをめくるたび、旅はさらに深まっていきます。
う、しかくりうんはでびゃんぷりすくでいもう、
いしかくぱじむうのうぞんめんぷるわるのうぞんぼやし。
Traveling Beyond Covers
時刻は朝5時58分をまわりました。
おはようございます。
ソフィーです。
今朝も言葉の向こう側へお供します。
あらゆる革命がかかえる苦い現実。
革命の後月曜の朝に誰がゴミを拾いに行くのか。
この言葉を書いたのは家事や育児、清掃など社会を維持する仕事そのものを作品にした
アメリカのコンセプチュアルアーティストです。
その名はミエール・レーダーマン・ユケレス。
彼女は日常の行為や人と人との関係を作品の中心に置きました。
1979年7月24日
ニューヨーク市衛生局で一つの作品が始まります。
ユケレスは早朝6時の店舗から職員たちの仕事に同行しました。
一人一人の顔を見て手を差し出します。
ニューヨークを生かし続けてくれてありがとう。
作品の名前はタッチサニテーション。
この作品に至るまでに11年の時間がありました。
1968年ユケレスに第一子が生まれます。
娘を育てる日々は大きな喜びとともに絶え間なく続く仕事の始まりでもありました。
おむつを変える。洗濯をする。料理をする。散らかったものを元に戻す。
一つを終えても翌日にはまた同じ仕事が現れます。
当時ユケレスにとって芸術は自由を表すものでした。
新しいものを作る。まだ存在しない世界を示す。
それが芸術家の仕事でした。
03:01
一方生活を維持する仕事は同じことを繰り返し既にあるものを保ち続けます。
ユケレスは自由な芸術家と生活を維持する人間とが一つの体の中で別れてしまったように感じました。
1969年10月
彼女は4ページの宣言を一気に書き上げます。
メンテナンスアート宣言です。
掃除・洗濯・料理・修理・子育て
それまでの作品の外側に置かれてきた日々の仕事を芸術として人々の前に示すと宣言しました。
それからユケレスは家庭の中に留まらず、美術家や都市を支える仕事にも目を向けていきます。
1977年、ニューヨーク市衛生局の公式なアーティストインレジデンスになりました。
報酬はありませんでした。
そこで彼女が聞いたのは、自分たちはゴミと同じように見られている。
目の前で仕事をしていても人からは見えていない。
そんな職員たちの声でした。
ユケレスは約11ヶ月をかけて市内59の管轄区を回りました。
そして8500人の職員一人一人と握手をしました。
ある職員は17年前、仕事中に投げつけられた侮辱の言葉がずっと喉につかえていたと話しました。
そしてその日の握手が長く残っていた記憶を拭い去ってくれたとユケレスに伝えました。
05:45

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