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Traveling Beyond Covers
案内役のソフィです。
本が言葉以上の世界になり、ページをめくるたび、旅はさらに深まっていきます。
う、各本が言葉以上の世界になり、ページをめくるたび、旅はさらに深まっていきます。
Traveling Beyond Covers
時刻は5時58分を回りました。おはようございます、ソフィです。
今朝も、言葉の向こう側へお供します。
生きることは終身刑。生徒は時間が過ぎること。生徒は自由に考えること。
台湾に生まれ、ニューヨークで時間と生活そのものを作品にしたパフォーマンスアーティスト。
テイチン・シェの言葉です。
1980年4月11日、ニューヨーク。シェは1枚の宣言書を発表しました。
これから1年間、1時間ごとにタイムレコーダーへ打刻する。
午前1時、午前2時、午前3時。
昼も夜も1日24回。
仕事の始まりと終わりを記録するための機械を、1年間、自分の生活すべてを記録する機械に変えました。
作品のタイトルは、ワンイヤーパフォーマンス1980-1981、通称タイムクロックピース。
シェは初めに頭を反りました。
タイムレコーダーの前には16ミリカメラを設置します。
カードを打刻するたびに、カメラのシャッターを切り、自分の姿を1枚だけ残す。
次の打刻まで1時間。
食事をしても、人と話しても、何かに集中していても、時間がくれば機械の前へ戻らなければなりません。
遠くへ出かけることもできない。
眠りも1時間以上は続けられない。
打刻を終えた瞬間から、次の1時間が始まります。
1日は24枚のカードではなく、24回の中断によって形作られていきました。
時刻は違っても行為は同じ。
機械がその瞬間を数字として刻みます。
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1年間に訪れる時刻は8760回。
死が打刻できなかったのはそのうち133回でした。
その多くは眠り過ごしてしまったそうです。
失敗も隠さず、打刻できなかった時刻と理由を記録として残しました。
完全に成し遂げたという物語にするのではなく、できなかった時間も同じ作品の中に置いたのです。
1年が過ぎました。
反り上げられていた髪は伸び、顔つきは少しずつ変わっていきました。
1時間ごとに撮影された写真は1本のフィルムにつなげられます。
1年間、8760時間。
上映時間、およそ7分。
同じ人、同じ時計、同じ壁。
それでも1枚として同じ時間はありません。
ペンの中で背の髪だけが急速に伸びていきます。
その隣ではタイムレコーダーの針が回り続ける。
1年という時間が数分の映像になって通り過ぎていきました。
タイムカードに刻まれたのは彼がそこにいた時刻です。
次の時刻まで何を考えていたのかは機会には残りません。
生きることは終身刑、生徒は時間が過ぎること、生徒は自由に考えること。
逃れることのできない時間を通りながら、その内側に誰にも打刻できない思考を打っていたのかもしれません。