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Traveling Beyond Covers | 1時間ごとの打刻『Time Clock Piece』#149
2026-09-10 05:45

Traveling Beyond Covers | 1時間ごとの打刻『Time Clock Piece』#149

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Traveling Beyond Covers | 1時間ごとの打刻『Time Clock Piece』#149

「生きることは終身刑。

生とは、時間が過ぎること。

生とは、自由に考えること」



1980年4月11日。



パフォーマンス・アーティスト、テーチン・シェは、一年間にわたる作品を開始しました。



昼も、夜も、眠っているはずの時刻にも、一時間ごとにタイムレコーダーへ打刻する。



打刻するたびに自分の姿を撮影し、8,760時間を記録する。



一時間以上続けて眠ることも、タイムレコーダーから遠く離れることもできません。



一年後、撮影された写真は、およそ七分の映像になりました。



今朝は、《One Year Performance 1980–1981》、通称《Time Clock Piece》から、身体を通り過ぎていく時間をたどります。



【今回の引用】



“Life is a life sentence;

life is passing time;

life is freethinking.”



— Tehching Hsieh



〈番組による訳〉



「生きることは終身刑。

生とは、時間が過ぎること。

生とは、自由に考えること」



【引用出典】



Tehching Hsieh

“Life is a life sentence; life is passing time; life is freethinking.”



Tehching Hsieh公式サイト

“Doing Time”

https://www.tehchinghsieh.net/doing-time



本人音声・トランスクリプト:



M+

Audio Guide — Tehching Hsieh

“One Year Performance 1978–1979”

https://www.mplus.org.hk/en/audio-guide/8024-english/



※日本語訳は、本番組による独自訳です。



【人物・作品に関する参考資料】



Tehching Hsieh公式サイト

One Year Performance 1980–1981

https://www.tehchinghsieh.net/oneyearperformance1980-1981



M+

One Year Performance 1980–1981

https://www.mplus.org.hk/en/collection/objects/one-year-performance-19801981-2013463/



The Museum of Modern Art

Tehching Hsieh’s “One Year Performance”

https://post.moma.org/tehching-hsiehs-one-year-performance/



Taipei Fine Arts Museum

Tehching Hsieh: Doing Time

https://www.tfam.museum/File/files/02exhibition/170414_57VB/57VB_DT_Leaflet_En.pdf



最終閲覧日:2026年9月5日

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Traveling Beyond Covers



月曜から木曜、朝5時58分配信。

ひとつの言葉とその向こう側にある人生をたどる5分間です。

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ソフィ(MC・ラジオDJ・ナレーター)

BGM・Jingle制作:SOPHIE

Music : Generated with AI (Pro Plan) 

Creative Direction & Concept: SOPHIE 

Production Supervision: SOPHIE 

This work was created using generative tools and prompt-based sound design.  

The prompts used in sound generation were crafted to reflect personal memory, silence, and tactile intimacy.

No license specified. Please contact the artist directly for any licensing or usage inquiries.  



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00:04
Traveling Beyond Covers
案内役のソフィです。
本が言葉以上の世界になり、ページをめくるたび、旅はさらに深まっていきます。
う、各本が言葉以上の世界になり、ページをめくるたび、旅はさらに深まっていきます。
Traveling Beyond Covers
時刻は5時58分を回りました。おはようございます、ソフィです。
今朝も、言葉の向こう側へお供します。
生きることは終身刑。生徒は時間が過ぎること。生徒は自由に考えること。
台湾に生まれ、ニューヨークで時間と生活そのものを作品にしたパフォーマンスアーティスト。
テイチン・シェの言葉です。
1980年4月11日、ニューヨーク。シェは1枚の宣言書を発表しました。
これから1年間、1時間ごとにタイムレコーダーへ打刻する。
午前1時、午前2時、午前3時。
昼も夜も1日24回。
仕事の始まりと終わりを記録するための機械を、1年間、自分の生活すべてを記録する機械に変えました。
作品のタイトルは、ワンイヤーパフォーマンス1980-1981、通称タイムクロックピース。
シェは初めに頭を反りました。
タイムレコーダーの前には16ミリカメラを設置します。
カードを打刻するたびに、カメラのシャッターを切り、自分の姿を1枚だけ残す。
次の打刻まで1時間。
食事をしても、人と話しても、何かに集中していても、時間がくれば機械の前へ戻らなければなりません。
遠くへ出かけることもできない。
眠りも1時間以上は続けられない。
打刻を終えた瞬間から、次の1時間が始まります。
1日は24枚のカードではなく、24回の中断によって形作られていきました。
時刻は違っても行為は同じ。
機械がその瞬間を数字として刻みます。
03:01
1年間に訪れる時刻は8760回。
死が打刻できなかったのはそのうち133回でした。
その多くは眠り過ごしてしまったそうです。
失敗も隠さず、打刻できなかった時刻と理由を記録として残しました。
完全に成し遂げたという物語にするのではなく、できなかった時間も同じ作品の中に置いたのです。
1年が過ぎました。
反り上げられていた髪は伸び、顔つきは少しずつ変わっていきました。
1時間ごとに撮影された写真は1本のフィルムにつなげられます。
1年間、8760時間。
上映時間、およそ7分。
同じ人、同じ時計、同じ壁。
それでも1枚として同じ時間はありません。
ペンの中で背の髪だけが急速に伸びていきます。
その隣ではタイムレコーダーの針が回り続ける。
1年という時間が数分の映像になって通り過ぎていきました。
タイムカードに刻まれたのは彼がそこにいた時刻です。
次の時刻まで何を考えていたのかは機会には残りません。
生きることは終身刑、生徒は時間が過ぎること、生徒は自由に考えること。
逃れることのできない時間を通りながら、その内側に誰にも打刻できない思考を打っていたのかもしれません。
05:45

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