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【甘口恋愛相談室】
リスナーのみなさん、こんばんは。 今夜も甘口恋愛相談室のお時間です。
それでは早速、悩める殿方のお便りをご紹介します。 20代の方からいただきました。
ラジオネーム、日吉野銀玉さん。 こんにちは、日吉野銀玉です。
最近サークルで知り合った年上の女性が気になっています。 彼女は明るくて、声が柔らかくて、一緒にいると安心します。
でも時々、すごく疲れているように見えることがあります。 そんな時、僕はつい、頭をポンポンしてあげたいなと思ってしまいます。
実際にそういったところ、頭は触れられたくないと言われました。 僕としては慰めたいだけでした。
可愛いな、守ってあげたいなという気持ちもありました。 でもそれから少し距離を感じます。
女性は頭を撫でられると嬉しいものだと思っていたのですが、 違うのでしょうか。
どうすれば彼女に安心してもらえるでしょうか。 ありがとうございます。日吉野銀玉さん。
まず、正直なお便りありがとうございます。
いいですね。東横線の風と少しだけパチンコ玉の哀愁がございます。 恋愛相談室にふさわしい頻度ある不穏さです。
女性が疲れている時に何かしてあげたい、慰めたい、笑顔にしたい。 そのお気持ちは決して悪いものではないでしょう。
しかしここで一つ大切な確認がございます。 頭部は神聖領域でございます。
髪、額、頭、顔の近く、 そこは体の中でもかなり主見の濃い場所です。
急所が集まっていますね。 銀玉さんが思うよりもずっと、頭に触れるという行為は距離が近い。
そして時に上からの仕草として受け取れられること、受け取れ、 頭をポンポンしてあげたい。
この言葉の中には少しだけ慰める側の自分、 可愛がる側の自分、上から安心を与える側の自分が見え隠れすることがあります。
もちろん日吉の銀玉さんに悪意はなかったのでしょう。
ただ、悪意がないことと相手が安心することは同じではございません。
女性が弱っている時、殿方がまずすべきことは、 手を伸ばすことではなく確認することです。
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今話を聞いても大丈夫?何かできることはある? 触れない方がいい?隣にいるだけでいい?
このように相手の主見を中央に置いてみてください。
慰めとは、相手を自分の優しさで包むことではなく、 相手が安心できる距離を一緒に探すことです。
そしてもし相手が、頭は触られたくないと言ったなら、 それは拒絶ではなく境界線の共有です。
境界線を示してくれた女性は、あなたを遠ざけたいだけではないのかもしれません。
むしろどう関われば安全なのかを教えてくれているのかもしれません。
健闘を祈ります。
続いてのお便りです。
30代、ラジオネーム中目黒の保護者面さん。
こんばんは、中目黒の保護者面です。
最近、仕事関係で知り合った女性とよく話すようになりました。
彼女はしっかりしているように見えますが、
時々とても寂しそうに見えます。
僕は彼女のそういうところを見ると放っておけません。
僕が守ってあげるよと言いたくなります。
実際、何度かそう伝えたことがあります。
でも彼女は笑って流したり、私は私で大丈夫と言ったりします。
僕としては本気で支えたいし、彼女に頼ってほしいです。
でもなぜか一歩惹かれているような気がします。
女性に守ってあげるというのは重いのでしょうか、
それとも言い方が良くないのでしょうか。
はい、中目黒の保護者面さん、お便りありがとうございます。
まず誰かを大切に思い、支えたいと感じること、
それ自体は尊いお気持ちだと思います。
しかしここでつつましく申し上げます。
守ってあげるは時にかなり危うい言葉でございます。
なぜならその言葉は一見、お相手のためのようでいて、
実は守護がご自身に移りやすいからです。
僕が守る、僕が支える、僕が必要とされる、
僕が彼女にとって特別な存在になる、お気づきでしょうか。
お相手の安全を語っているようで、いつの間にか、
守る自分、頼られる自分、彼女を救う自分、
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その自分が舞台の中央に立っていることがございます。
女性は殿形のヒーローショーに登場するヒロイン役ではございません。
弱っている女性はあなたが何者かになるための舞台装置でもモブキャラでもございません。
ましてや、しっかりした女性ほど守ってあげるという言葉に、
密かな上下関係を感じるところがあります。
守る側、守られる側、与える側、受け取る側、強い側、弱い側、
この構図に固定されることを本能的に避ける女性もいるでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。
守ってあげるの代わりに、何かあったら聞くよ。
必要なときに声をかけて。
今はただ隣にいるだけの方がいいかな、と尋ねてみてはいかがでしょうか。
大切なのは相手の主権を奪わないことです。
本当に安心を与える殿形は、女性を自分の庇護下に置こうとはしません。
女性が自分の足で立っていることを尊重します。
そして疲れたときだけ、隣に椅子を置きます。
椅子です。どうぞメモをお取りください。
玉座ではありません。
僕が守ってあげる、ではなく、あなたがあなたを守れるように必要なときは側にいる。
この違いは非常に大きいものです。
中目黒の保護者面さん。
彼女が笑って流したとき、そこには優しい拒否があったのかもしれません。
あるいはあなたとの関係を壊さないための、つつましい境界線だったのかもしれません。
どうぞ彼女を守る前に、彼女の境界線を守ってください。
それができる殿方は、静かに、そして確実に信頼されます。
こわだかに守ると言わなくても、安心は伝わります。
健闘を祈ります。
今宵、最後のお便りです。
40代。
ラジオネーム、自由が丘のヒーロー予備軍さん。
こんにちは、自由が丘のヒーロー予備軍です。
最近ある女性と親しくなりました。
彼女はとても魅力的で、声が柔らかく話していると自然と惹かれてしまいます。
彼女が弱っているとき、僕は強く求められたいと思ってしまいます。
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彼女に頼られたい、特別な存在になりたい、抱きしめて安心させたい。
でも同時に、自分の気持ちが強すぎるのではないかとも思います。
彼女を大切にしたいのか、それとも彼女を通して自分が満たされたいのか、わからなくなるときがあります。
女性を強く求めることは、いけないことなのでしょうか。
どうすれば相手を傷つけずに、好意を伝えられるでしょうか。
自由が丘のヒーロー予備軍さん、大変誠実なお便りをありがとうございます。
まず、申し上げたいことがあります。
人を強く求めること自体は、悪いことではございません。
誰かに焦がれる、会いたいと思う、声を聞きたいと思う、抱きしめたいと思う、特別な存在になりたいと思う。
それは人間の自然な心の動きではないでしょうか。
ただし、エロスには敬意が必要です。
敬意のないエロスはすぐに所有へ近づきます。
尊重のない欲望は、相手を見ているようで、実は自分の空白を見ていることがあります。
彼女を求めているのか、それとも彼女に求められる自分を求めているのか。
彼女を抱きしめたいのか、それとも彼女を抱きしめることで自分が必要とされると感じたいのか。
彼女を安心させたいのか、それとも彼女の不安を使って自分がヒーローになりたいのか。
この問いは少々痛いものでございます。
しかし殿方が大人の恋をするためには、避けて通れない問いでもございます。
女性が弱っているとき、そこには隙があります。
しかしその隙は、殿方が何者かになるための入り口ではございません。
弱さは同意ではありません。
涙は招待状ではありません。
寂しさは、あなたの欲望を満たすための生理犬ではございません。
強く求められることに安心する女性もいるでしょう。
必要とされている、見捨てられていない、女として見られている、
そう感じて心が解けることもあります。
けれどそこに敬意、総合性、境界線、そして責任がなければ、
その安心は少し良く効く、麻酔のようなものです。
確かに聞きますが、治療ではございません。
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本当に相手を大切にするエロスには尊敬があります。
相手を自分のものにしようとしない、
相手の弱さを使って自分を大きく見せようとしない、
そういう欲望は美しいものです。
自由が丘のヒーロー予備軍さん、
好意を伝えるならまずはこう問いかけてみてください。
僕はあなたを自分の不安の浮き皿にしていないだろうか。
僕はあなたの弱さを見て自分が救う側に立とうとしていないだろうか。
僕はあなたを尊敬しているだろうか。
その上で言葉にするならこんな感じではないでしょうか。
あなたのことを大切に思っています。
でもあなたのペースを尊重したいです。
負担にならない形で少しずつ近づけたら嬉しいです。
強い思いほど丁寧に置く必要があります。
花束も投げつければ鈍器です。
どうぞお手元にご注意ください。
娘には敬意が必要です。
尊敬のない欲望は愛ではなく少々よく聞く麻酔でございます。
健闘を祈ります。
今夜の甘口恋愛相談室、いかがでしたでしょうか。
甘口ではございますが糖度の奥にほろ苦さがございます。
虫歯と恋愛にはどちらも早めの検診が必要です。
それでは皆様、素敵な恋愛を。
Have a wonderful lovers.
お相手はソフィーでした。