2024-09-04 34:55

#16 ついに2024-25シーズン販売開始!試合観戦の入り口『チケット』の奥深さに迫る(前編)

【今回の内容】

・チケットの席割と値決め

・フレックスプライシング、ダイナミックプライシング

・販売戦略の要のシーズンチケット


【今週のお便りテーマ】

・あなたの好きなスポーツ観戦は?(プレーもOK)

・バルーナーズの営業スタッフに聞いてみたいこと


★お便りフォーム

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番組のご感想や内容のご質問も大歓迎です!


2024-25シーズンのチケット一般販売開始に合わせて、チケットの運営・ビジネス観点での重要性について話します。

試合観戦のために当たり前に使っているチケットも、実は様々な戦略や試行錯誤の元に成り立っていて、その設計について深掘っていきます!


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BリーグB1所属のプロバスケットボールクラブ『佐賀バルーナーズ』のフロントスタッフ2人が、プロスポーツの魅力や面白さを現場のリアルを通じてお届けする番組です。(クラブのマスコット『バルたん』の心の声かも…!?)


佐賀バルーナーズの公式サイトはこちら

⁠⁠https://ballooners.jp/⁠⁠


🏀毎週水曜日配信!

00:02
なんか、まっしーさん顔めっちゃ焼けてないですか?
先週末ぐらい、モルクの世界大会で函館に行ってました。
モルク?この間U4、今度モルクの世界大会ですね。すごいですね。
モルクに関しては、たまたま日本開催がね、初開催が今年だったんですよ。
へー、初めての世界大会?
そうですね、日本開催。
去年がフランス、一昨年フィンランドだった。
で、アジアの初開催、日本だったんですけど。
函館で?
すごいですよ。670日?
すごいですね。世界から?
世界から。
すげー。
やっぱでも日本がかなり多くて、世界から多分、750とかするぐらいなんですけど。
モルクってそもそもどこでしたっけ?北欧でしたっけ?
あ、そうですね。フィンランドの発祥で。
ちょっと聞いてくださいよ。その670日の中からベスト32まで来ました。
すげー。深すぎる。
すごいですね。
え、それトーナメントなんですか?600何チームの。
そうですね。予選グループは7チーム中2チーム勝ち上がりとかからで、あとはもう3チーム中1つ勝ち上がり。勝ち上がり。
函館、モルクで街おくししようとしてた。
いや、すごいですよ。タクシー行列、ほんとに。
すごいなー。
僕もね、モルク山形行った時に試合と絡めてやったりとか。
あと、坂田ベイカーさんだったかな?
うわー、坂田ベイカーさんめっちゃ強豪ですよ。
坂田ベイカーさんがモルク部みたいのがあって、そこで一緒にイベントやったりしてましたね。
ちなみに坂田ベイカーさんの1人が入ったラーテルっていうチームは銅メダルでした。
すごい。山形意外とモルクね。
そうなんですね。
人気というか、結構知られてるんですよ。
ちなみに僕もそこまで知らなかったんですけど、佐賀はもうね、強いんですよ。
トスモルクカーズ、ベスト16に1位入ってて。
すごいですね。
球種も結構盛り上がってるんですよね。
モルク、世界大会お疲れ様でした。
ありがとうございます。
じゃあ始めていきましょう。
バルタンのマイク!
この番組はBリーグB1佐賀バルーナーズのフロントスタッフがプロスポーツの舞台裏面白いところをお話ししていく番組です。
よろしくお願いします。
お願いします。
今日はですね、もう開幕も近づいてきて、まさに今一般販売も始まってるのかな?
チケットが今日から一般販売が、開幕5試合分のチケットが集めになってますね。
いよいよ迫ってきましたね。
あと1ヶ月。僕ら少し遅いんで、1ヶ月半ちょっとありますけど。
早いところはあと1ヶ月ですね。
いいですね。
これもちろんお客さんからしたら販売して、やっと試合見れるっていうところだと思うんですけど、
これって運営とかビジネス側でもやっぱり大事なトップなんですかね?
チケットは大事ですね。
僕がチケットの部署にいるから言うわけではないですけど、
チケットはめちゃくちゃ大事です。
なぜかというと、お客さんもね。
普通の一般のお客さんが試合に来るってなったら、必ずチケットを買わなきゃいけないじゃないですか。
03:00
そうですね。
なので、根幹になるというか、皆さん必ず通らなきゃいけない場所。
そうですね。
なので、まずこのチケットの発売するタイミングっていうこともありますし、
開幕前にですね、皆さんの一番関わるだろう部署というか、ポイントのチケットをお話ししておきたいなと思いました。
そうですね。
僕らが一生懸命準備している試合、選手たちが頑張って披露する、
これはチケットありきでやっとこのサービスが提供できるってことですからね。
そうです。
チケットの価格であるとか、そういったものは我々の工業を楽しんでもらうための対価というか、そこに価値が反映してくるので、
チケット1枚の金額が我々の工業の質みたいなところとイコールになってくるので、そこが大事ですね。
なるほど。
そうですね。まさにその入り口の部分ですからね。
ここはしかもチリチリさんのメイン分野ということで。
久しぶりに僕がチケットの話ができる日が来ましたね。
確かにもう10回くらいしてないかな。
久々です。
最初の5,000人の話とかフランスのところとかではちょっとずつ出してたと思うんですけど、今回はがっちり深掘っていくことをしたいと思います。
はい。
まず前半では、そもそもチケットの構造というか、どうやって席を決めている、どうやって価格を決めているみたいなそういう部分を話して、
後半では実際に今年はどんなチケットがあるのか、どんなプロジェクトをやっているのかみたいな話をしていければと思います。
ちょっとまず最初に4大収益でのチケットという話をさせてもらったと思うんですけど、どれくらいなんですか、割合。
バルナーズで言いますと、去年全体が10億くらいですかね。
そのうちのチケットが3.5億くらいなので、35%くらい。
すごいな。
クラブによってもちろんそこは全然変わると思うんですけど、できれば半分。
なので営業とチケットで半じゃないですけど、その2つで8割くらいとかいけるようにチケットも伸ばしていきたいなと思ってますね。
実際スポンサーのところは半分くらいまでいってるんですよね。
そうですね。去年で言うと営業が、前回長村さんが話してもらった通り5億。
そうですね。5億、6億。
なるほど、じゃあそこの大きなところ。
ちなみに残りはグッズ。
グッズだったりとか、アカデミースクール授業だったりとか、あとは飲食とかですね。
そうですね、そこも今広がっていってると。
その上でも柱のチケットのところを切り込んでいきたいと思うんですけども、チケットのどういう風にそもそも決めてるか。
席名、値段のところとか、その辺ってどんな感じなんですかね。
そこが一番難しいんですよね。悩ましいところで。
ある種一番の肝というか、ポイントになるところですね。
06:02
もちろん会場、バルナで言うとサガアリーナ。
サガアリーナの前はサガプラザという一般的な体育館。
2000人キャパシティーくらいの体育館で試合をやってたんですけど、
そこからサガアリーナになった時に大きく席割りとか価格とかを変えまして、
そもそも会場ごとにスタジアムとアリーナって全然違いますし、
そこのファシリティというんですかね、設備だったり席の構造だったりとか、
そういうところで決めていくようなイメージです。
そもそもの箱によって全然それも変わるわけですね。
もうめちゃめちゃ変わります。
アリーナになるってなってから、ゼロから考えて。
そうです。
実際そこはチリチリやってたってことですかね。
そこがゼロから作るみたいなところが一番難しくて、
やっぱり野球なら野球、サッカーならサッカー、バスケならバスケで、
他のクラブがどういう席割りとかどういう価格帯でやってるってあるじゃないですか。
そういう場合はやりやすいんですけど、新しいアリーナとかで、
今回のバルエナーズみたいに、
あんまりアリーナやってる前例が他のクラブでなかったりすると難しい。
実際そこはどういうステップで決めてきたんですかね。
まず席割りとチケットの価格帯っていうのがある程度セットです。
このエリアは1万円、このエリアは8000円みたいな感じで、
セットで基本的には考えていきます。
バスケの場合はまずお客さんがどこにまず座りたいかなっていう、
一番最初にチケットを買う方がどこにまず座りたいかなっていうのから、
ニーズに合わせて価格が高くなっていくので、
そこがプレミアムシートなのかスペシャルシートなのか、
そういった名前で席割りとして作っていく感じになりますね。
そもそも売上げをこれぐらい立てなきゃいけないからっていうのでチケットを決めるのか、
それともお客さん視点でこの席だと感覚的にこれぐらいだよなと、
真逆じゃないですか。
予算的なところありきでいくか、お客さんのニーズを積み上げていくのか、
そこのバランスを席割りとか価格をある程度決めた後で調整していくっていうイメージですね。
例えば年間10億なら10億、5億なら5億、チケットで作らなきゃいけない。
そのためにこの試合、1試合を全部完売したら、
例えば2千万円ですよとか3千万円ですよとか、
そうなるようにチケットの価格は設定しないと、
そもそも全部売り切っても予算達成しませんでしたって話になったらどうしようもないので、
そこはもちろんやります。
けどそこはどっちかっていうとその後の調整だったりとか全体観見て決めるみたいなイメージですかね。
アリーナにしろスタジアムにしろそもそも席はもうそこにあるんですよね。
09:02
だからもうある席をどう売るかとか、
どういう企画にしたらお客さん喜んでもらえるかとかいうところとセットで考えていくんですけど、
バスケでいうとやっぱり一番価値が高いというか価格が高いのは選手のベンチの横。
テーブルオフィシャルというゲームをコントロールしているテーブル、一番真ん中のところですね。
横が一番高い。
そうですね。一番臨場感ありますもんね。
もう選手も近いですしね。
で、あとそれとその反対側ですね。
いわゆるコートサイドとかって呼ぶことが多いんですけど、
そこの一番コートに近いところの一列目。
本当に目の前すぐコートみたいなところ。
そうですね。イメージするわけでもだいぶワクワクしますね。
で、あとはゴールのすぐ近く。
いわゆるゴールがというか、ゴールのすぐ下の一列目のところ。
ここがいわゆるコート周り。
コートぐるっと一周席を作るイメージの一列目のところ。
ここはやっぱりコートにも近いですし、選手にも近いですし、
臨場感もあるので、ここの人気目のところが一番最初にするところですね。
スポーツチームの場合だとやっぱりコートだったりピッチだったり、
そういうところに近い方が選手の声だったり、
ボールを蹴った時の音とか、ボールを突く音とか。
そういった臨場感が高いし、
単純に座った時のプレミア感というか、
すごいみたいな、近いみたいな。
そこから価格を決めて、そこが一番高いみたいなところから作っていく。
あとはお客さんが選手に近い方がいいのか、
あるいはゴールに近い方がいいのか、
見やすさでコートサイド、正面側の一列目がいいのか、
そこからお客さんが選ぶところになってくるので、ゴール。
そこから決めていって、
そこはバスケの場合は席が数が少ないので、
その後ろですね。
その後ろのいわゆるひな壇の席だったりとか、
ロールバックといって、アリーナについているガーッと引き出してくる席。
そこをどこまで細かく区切るか。
普段はしまわれてるけど、
そうです、出てくると。
設置してないとイメージがわからないかもしれないですけど。
そういうところの席の数が、ボリュームが大きくなってくるので、
そこをどういう価格で作っていくか、席を割っていくか、みたいなところですね。
そこが一番ボリュームゾーンなんですかね。
はい、そこが大きいですね。
アリーナに言ってもそこだけで2000席くらいあるのかな。
8000分の2000くらい。
そこのメキメキ席割りが大事になってきますね。
なるほど。
その時に、サガリーナで今やってるのは、
今ロールバックの席で10列あるんですよね。
1列目から10列目まであるんですけど、
1列目と10列目って価格って距離が違うから変えた方がいいよねと思って。
12:04
なるほど。
前3列だけSS席だったりS席にして価格を上げてるんですよね。
4列目から10列目まで一緒。
あとはバルーナーズ側。
バルーナーズの選手のベンチに近いところと、
安倍側、対戦相手チーム側の後ろだったりとか正面だったりとか。
ところの価格差をつけたりとか。
そういったところで、一緒でもいいけど、
お客さんが買う時に人気になるところ。
まずここから取っていくみたいな。
ところの価格が少し上がってるみたいな。
すごいなあ。
そんな一箇所一箇所と細かく丁寧にやってるってことなんですね。
本当はですね。
なので一席一席違うんですよ。
言ってしまったら通路側と通路の中側って絶対に通路側が人気なんですよ。
なるほど。確かに確かに。
育てやすいし。
立ち上がる時にすいませんって言わないといけないってこと。
確かに確かに。
違うんで。
通路側だけ例えばね。
500円あけるとかやってるところもあったりするんですけど。
そこでも違うので一席一席価格は違うんで。
本当はそうしたいんですよね。
アメリカとかそうしてるところとかもあったりするんですけど。
逆に言うとそれやると分かりにくくなるとか。
お客さん的にたまたま空いてた席が高かったり安かったり。
逆に言うと通路側空いてなかったからもう買わないとか。
あんまりやりすぎてもなっていうところもあるので。
初心者は分かりづらくなりますね。そこまで細かくなると。
そこの部分も考えてやってます。
なるほど。実際あれなんですか?
アリーナ行ってみて座ってみて。
3列目と4列目やっぱりここ違うからここがSSだなとか。
一個一個やってるんですか?
1列の違いは正直そんなないです。
でもやっぱり3列とか4列とか違ってくるとやっぱり距離感は変わってきますよね。
そうですね。
とはいえ全体として差がありのはどこからでも見やすいの見やすいです。
確かに。
それが2階だろうが4階だろうが。
距離感の違いはありますけど見やすさはあるのでそこがチケットの価格のお得感だったりとか割安感だったりとかそういったもの。
この見やすさで人生になったらお得だよなとかあるじゃないですか。
そうですね。
そこのバランスですよね。
なんかこれって相場感って難しいですよね。相場感をこっちから作っていく感じもするじゃないですか。
そうなんですよ。相場感があるのでスポーツだと他のチームはあったりとかするので
例えば沖縄、琉球がやってる価格と佐賀のやってる価格って同じB1で一宿でどっちが価格が安い高いとか
やっぱり比較するじゃないですか。
とはいえでもやっぱり沖縄と佐賀の経済状況というか物価とか違うんでそれによっても価格って変わってくるんですよね。
15:00
佐賀だったらこの価格でいけるけど沖縄だったら違うよねとか東京だったらこれでいけるけど佐賀だったら違うよねとかあるじゃないですか。
だからそこのバランス感覚もめちゃくちゃ大事ですね。
難しいなぁそうですね。これぐらいだとお得だなぁみたいなのはその中でバランス感見ながら形成されていくっていう。
あとは一年中はなかなかそこって難しいと思ってて何年か続けて価格帯というかバリューナーズ見に行くんだったらだいたい例えば3000円だよねとか
ちょっといい席で見るとか5000円だよねとかそこが相場感を作っていくかなと思うんで
やっぱり一年ですぐはできないかなそうですね。
もっと言うと価格ってさっき席の話しましたけど試合ごとに違うんですよね。
例えば今回の開幕戦で千葉ジェッツさんが来ます。渡辺裕太選手、東橋裕樹選手、日本代表選手が来る試合。
やっぱりどう考えても価値高いというか売れそうじゃないですか。
行きたい取ってってとりあえず言われますもんね。
その試合の値段って人気になる分だけ需要に合わせて価格は変わってくるわけですよ。
なのでバリューナーズの場合はフレックスプライスって僕らの業界で呼んでるんですけど
試合ごとに価格帯が違う。千葉ジェッツ戦は星3つみたいな感じで一番チケットの値段が高い試合。
3番から星1、2、3みたいな。
逆に11月11日と12日の試合は平日の夜のゲームで対戦相手は琉球五連キングスなんですけど星1にしてるんですよね。
なるほど相手同行だけじゃなくて平日なのかとかタイミングとかも含めてってことですね。
なので星1で星3に比べると価格が多分7割とか席によってはもう少し割り安になってるのかな。
なのでちょっとお得に見れるというような設定にしてお得だから行ってみようとか。
この試合はいつもは4階席で見てるけど少しお得だから1階席で見てみようとか。
っていうような形になれるようにチケットの価格帯を試合ごとに変えてます。
このフレックスプライスってスポーツだけじゃなくても結構いろんなところでやられてるんですよね。
増えましたね。販売機だけ高いとか。
最近は新幹線とかも値段が変わったり年末だけ全席指定席になったりとか。
時期によって価格が変動するっていうのは旅行業界だと逆に当たり前だったんですよね。
飛行機とかホテルとかで値段変わるじゃないですか。
それがスポーツ業界に来て。
これも最近の話じゃないんで。だいぶ世の中的には前からやってるようになってるんですけど。
需要に合わせて価格を変えていくっていうところはスポーツも広まってますね。
18:06
僕のイメージだとそういうのって裏でビッグデータとか駆使しながらちゃんと統計を取って
このタイミングはこれぐらいの価格にするのが一番お客さんのニーズに回ってて一番出てるとかやってそうな感じなんですけど。
そういうのやってたりするんですか?
やってないですね。
多分これスポーツに限らないんですけど、世の中のAIって結構人的なんですよ。
確かに意外とね。
本当はね、やりたいんですけど、やりたいというかAIに勝手にやってほしいんですけど、そこまでデータがないんですよ。
なるほどなるほど。
やっぱそのお客さんの納得感とかって大事じゃないですか。
フレックスプライスによく似たもので、ダイナミックプライシングってあるんですよ。
ダイナミックプライシングはその日によって価格が変わったりとか、
さっき言った通り、席によって価格が変わったりとか、
より価格がフレキシブルに動いていく。
ダイナミックなフレキシブル。
ちょっとややこしいね。
どんどん日ごとに変わる、時間ごとに変わりますよ。
なるほどなるほど。
これは手動でやるにはなかなかやりきれないので、
ある程度そのビッグデータというかマーケティングデータをごとにシステムで勝手にやっているのがあったりして、
半端機能の中でもダイナミックプライシングをやっているクラブはいくつかあったりするんですけど、
そうなると同じ席でも買うタイミングによって価格が変わってくるということになっています。
じゃあいつも行っている席はいくらだからっていう感じじゃなくて、もう本当に都度都度。
そうです。変わらないということですよね。
一応ベースの価格はあるけど、
発売のタイミングと3日後のタイミング、あるいは試合前日の価格で変わってくる。
なのでホテルにめっちゃ近いと思います。
そういう意味で言うとバルーナーズは今その3段階ぐらいのレックスプライスぐらいをやっているっていう感じ?
そうですね。
なのでダイナミックプライシングにした方がチケット担当的に言うと売り上げは上がりやすいんですよね。
そうですね。より細かく計算されているってことですね。
ありますし、価格が単純に上がるんですよね。チケットの値段が。
なので例えば今回の開幕戦、千葉ジェッツ戦みたいな試合をダイナミックプライシングに入れると、
多分めちゃめちゃ上がると思います。
今回バルーナーズがご案内している価格から倍はいかないかもしれないですけど、
なるほど。
1.5倍とか、ある程度そこはコントロールできますけどクラブで。
クラブでコントロールするんですけど、上がるんで。
いくら高くても買いたいっていう、ちゃんとギリギリのところを設定できたりするっていう。
なのでチケットの戦略としては入れるっていうのはあるんですけど、
バルーナーズはまだそこには挑戦してないというか、やってないっていう状態ですね。
21:04
なんかすごい面白いですね。チケットのところもそうやって時代とかチャレンジの具合とかがあるわけですね。
やっぱり世の中の流れだったりとか、トレンドだったり、技術に影響されてくるので、
いろんなこのダイナミックプライシングの違うパターンみたいなのも出てくるかもしれないですけどね。
なるほど。それこそBプレミアに向けてもそういうことは色々考えているのにしてくってくるんですかね。
Bリーグとしてチケットの仕組みであるとか、売り方であるとか、そういったものは変わってくるんじゃないですかね。
Bリーグともチケット決めみたいなのって関わるというかあるんですか?決まりみたいなのとか。
ないことはないんですけど、Bリーグの場合はチケットシステムを全国で統一でやってるんですよ。
これがプロ野球だと球団ごとになって違いますし、Jリーグは基本はJリーグチケットをやってるんですけど、
一部Jリーグチケットを使ってないクラブがあったり、バスケの場合は全部一緒になってるので、そもそもそのチケットシステムでできることしかできないっていう。
チケットシステムっていうのは買う時に使うやつですか?
そうです。その辺はリーグと色々話してやってることもあります。
Bスマチケットをみんな買うときは必ずそれを使って。
そうです。勝手に自分たちのアプリにチケットを入れることはできないんですよ。
サガパルーナーズアプリを作ってもそこにチケットを入れられないんですよ。
必ずBスマチケットに飛んで買ってやらなきゃいけない。
それってどんな狙いがあるとかってわかります?
やっぱりさっきのビッグデータの話じゃないですけど、マーケティングデータを集めるっていうところと、
あとはやっぱり一つのクラブがチケットのシステムを作りますとか、
自分たちでどこか契約しますよりかは、
全クラブでまとめてやった方が規模の経済効くので、
クラブ的にはより低コストでというか、
システムにアイドルしやすいみたいな感じになるので、
より良いものをより低価格で使えるというメリットがありますね。
それぞれ各クラブが我々にあったら自分たち一致からやらなきゃいけないけど、
それをみんなでやれるとしたらみんなで良いの作れるってことですよね。
クラブが好きなことをやりたいんだったら、
自分たちで作って好きなようにカスタマイズしてやる方が良くて、
プロ野球はそうなんですよね。
でもプロ野球みたいにチケット売り上げが何十億もあればそれもできるんですけど、
なかなかBリーグのクラブだとそこまでいかないので、
みんなで良いものをシェアした方が、
よりお客さんにとっても良いものが提供できるというようなことですね。
特にアメリカのスポーツビジネスとかって、
それをやってからすごく拡大してるじゃないですか。
NBAとかもそうですよね。
それをBリーグでは頑張って取り入れてみようみたいな。
まさにそんな感じですね。
NBAもそうですし、メジャーリーグサッカーとかも結構Bリーグに似てるんですけど、
チケットからセールスまで全部リーグで管理してやったりするので、
24:04
その方が成功事例とかも共有しやすいですし、
お客さんの傾向とかもつかみやすいので、
よりビジネスにはしやすいと思いますね。
こういうのでどう進化していくかとかも楽しみですね。
他に試作みたいなことってあるんですか?
チケットの値段を決めるっていう話をしたじゃないですか。
次に大事になってくるのがシーズンシート、シーズンチケット。
いわゆる年間まとめて買うチケットみたいな。
なるほど。
これがチケット戦略的によってすごく大事になってきまして、
特にアメリカのスポーツだと、
シーズンシートをいかに販売していくかが
クラブのチケット収益、あるいは入場者に大きく影響してくるんですよね。
チケットの構造の話になりますけど、
また販売戦略っていうのがあるってことですね。
そうですね。販売戦略は販売戦略であって、
席割決めてチケットの価格を決めて、
クラブが意図した通り販売できるか売れていくかみたいなところを考えたときに、
一試合一試合売っていくよりも、
年間通して来ていただける方とか、
座っていただける方をどう見つけてくるかというか、
そういう方に販売できるかどうかが、
競技を安定していく上ですごく大事になってくるんですよね。
その中でシーズンシートっていうところが重要になってきますね。
なるほど。シーズンシートってどういう意味?
バスケでいうと、年間30試合あるので、
30試合まとめて買っていただく。
年パスっていうことですね。
USJでもディズニーランドでもありますけど、
年間いつでも来れるみたいな。
それは販売戦略的にも大事で、ディズニーランドとかもやってるっていうことなんですね。
シーズンシートをどれくらい販売していくかっていうところで、
チケットの収益の安定、どこまでしていくかっていうのが変わってくるので、
サガバルナス的にもシーズンシートは頑張っていきたいと思っているところの一つですね。
なるほど。
このシーズンシートの設計ですね。
シーズンシートをいくらで売っていくかとか、
いつ売っていくかとか、
どういうタイミングで販売していくか。
これをシーズン終わりがけぐらいから、
シーズンが始まるまでに考えて販売していくっていうのは流れになってきますね。
シーズンシートで何割分ぐらいになるんですか?
まだですね、バルナスでいうと、
今年が550席ぐらいかな。
全体8500あるうちの550。
これがやっぱり多いクラブだと1000とか2000とか、
もしかしたら3000ぐらいやってるクラブもあるかもしれないですね。
すごいですね。
今バルナスでいうと5%ぐらいなところが、
1割2割いってるところも多いところが出てくる。
27:00
アメリカだと、例えばNBAとかだとですね、
シーズンシートで75%とか。
シーズンシートで75%?4分の3?
多分チケットの売り上げで50億ぐらいあったとしたら、
35億とか40億ぐらいがシーズンシートの売り上げ。
席数でいうと違うかもしれないですけど。
それぐらい最初から埋まってるのは決まってるってことですよね?
そうです。しかもほとんど継続するんで、
開かないんですよね。
Gキャノン代からずっとシーズンシートみたいな感じで開かないんで、
シーズンシートを買う権利とか、
順番待ちの権利が売られてるんです。
すごいな。なるほど。
それが地域に根付いたクラブというか、
ずっと一緒に人生を共にしてますね。
アメリカのスポーツビジネスは日本と比較するのも難しいかもしれないですけど、
それぐらいシーズンシートが重視されていて、
一方で新規のお客さんとか入りづらいとか、
ホテルで近くで見たくても見るチャンスすらないみたいなことになるんで、
良し悪しはあると思うんですけど、
クラブ系仕組みではシーズンシートはとても大事。
なのでBリーグもほとんどのクラブがシーズンシートを
しっかり売っていこうと思ってセールスしてると思いますね。
すごい初めての観点です。
なのでシーズンシートを買っていただく、あるいは継続していただく、
というところにまずは注力していくという感じになりますね。
なるほど、そういうことですね。
いやー面白いな。そんな感じのやつ他にもあるんですか?
今年からバルナーズを始めたんですけど、
パックチケット。今回でいうと開幕の5試合のパックチケットで、
5試合まとめて買うみたいな。
シーズンシートのさらに細かくしたやつ。
前お便り会で紹介しましたね。
あれをやりまして、これも結構スポーツでは多くて、
例えばオリンピックだったりとかワールドカップのチケットで、
日本代表の試合が必ず見れる試合パックとかあるじゃないですか。
あるいはオリンピック競技で、水泳とスケボーと陸上みたいな。
そんなやつあるんですか?
そういうパック。人気のあるもの、ちょっとないものみたいな。
福袋みたいな。
そういうイメージの。
確かにちょっと面白い。
1試合買うんじゃなくて、複数試合まとめて買ってねとか。
なるほど。
それでと今回のバルナージェルと開幕戦すごく注目だけど、
それに乗じてちょっと他のこれも実は見てほしいのあるみたいなのを、
うまくパックにセンスするとかが。
まさにそういうことですね。
できるってことですね。
なるほど。
なのでクラブ的な視点で言うと、
なかなかお客さんが集まりづらい平日の試合。
30:03
さっきの話でフレックスプライスの星3。
高い試合と星1の試合をセットにしてるみたいなチケットですね。
目の前の試合だけじゃなくて長期的なプランでそういうのを設計するっていうことですね。
そうですね。
すごいチケット深いですね。
いろんなやり方がありますし、
クラブによって違うと思うので、
自分の応援するクラブがどういうチケットの売り方だったりとか、
価格があるのかなっていうのも見ていただくと面白いかもしれないですね。
そうですね。
バルグナーズではこうしてないけど、
他にはこういうチケットの売り方あるよみたいなのってあったりするんですか?
競技によっては、
アウェーの席を決めてることもあるんですよね。
この場所にはアウェーのチームしか座れないみたいな。
アウェーのグッズとかユニフォームを身につけてる人は、
ホーム側に座っちゃダメだよみたいな。
なるほど。
あったりするんですよ。
サッカーとか結構あるんですけど、
それと同じようなことをバスケでやってるクラブもありますね。
それをすると、一体感っていうんですかね。
赤で統一されるとか、青で統一されるとか。
アウェーのチームはここって決めてもらえれば、
アウェーの方もそこでひとまとまになって応援できたりとか、
そういうメリットがあったりします。
バルグナーズの場合はそれをやってないので、
ホームのお客さんだろうが、アウェーのお客さんだろうが、
どこに座ってもらっても大丈夫。
この辺はクラブが決めて、
ここに座ってくださいねみたいなのをやってますね。
バルグナーズは戦うっていうよりかは、
みんなで会場を楽しんでねみたいな。
そういう感じですね。
ラグビーとかもめちゃめちゃそれが顕著で、
ラグビーもホームのお客さんだろうが、
アウェーのお客さんだろうが、
いろんなところに座ってるんで、
応援合戦みたいなのはそもそもないんですけど、
お客さんがラグビーを楽しもうみたいなものであるとか、
まさにノーサイド。
ノーサイドの精神がチケットにも反映されてると思いますね。
面白い、そうなんですね。
いいですね、ありがとうございます。
今回そもそもチケットっていうのはどういうものなのかって話をさせてもらったので、
一旦今週はこんなところで、
来週はそれを、
実際バルグナーズではどんな価格だったり、
どんなことやってるかみたいなのをまた詳しくやっていきましょうか。
じゃあ今回まとめるとですね、
チケットの大きな構造、流れとしては、
チケットの席割り、値決め、
こういうのが実際にお客さんがどの場所からだと見やすいかっていうので、
コートサイドの近くがやっぱり一番価値高いところっていうのを基準に、
だんだんその全体のを決めていく、
そんなことをやっていると。
その値決めの仕方も実はいろいろあって、
フレックスプライシングとかダイナミックプライシングっていうので、
ここの席が高いとか、このタイミングだと高いやすいっていうのを、
実は今スポーツ界もいろいろ工夫しながら、
一番適切な価格を決めていくっていうのを取り入れたりするよと。
いうところを話しました。
このチケットの構造に合わせて、
販売戦略みたいなのもあって、
そこでは実はシーズンシートがすごく鍵を握っていて、
33:00
バリューナーズだと5%ぐらい、
だけど海外アメリカだと実は75%ぐらいで、
それがすでに最初から埋まっている状態で始まるみたいな、
そういうことができるとビジネス的には安定するし、
そういうところを目指したりしているみたいな話をさせていただきました。
最後にあれですね、パックチケットっていうような単体じゃなくて、
何試合か勘が見た上でのチケットを販売していたり、
チケットも実は決める側で言うと、
そこでいろいろ考えているという話を今回させていただきましたね。
いやー、ゼロから考えるって思うと難しすぎますね。
でも基本的には継続でね、
クラブはずっと継続してくるので、
去年だったりとかちょっと前のね、
情報を元に作っていくっていうことが多いと思うんですけど、
Bリーグで言うと今度Bプレミアが始まるので、
もしかしたらそのタイミングでまたガラッと変わるかもしれないですし。
確かにその度にチリチリさんはそのチリチリを悩ませて。
そうです。
どうしたら一番お客さんが楽しんでもらえるかなとか、
お得感感じてもらえるかなとか、
たくさん来てもらえるかなっていうのを考えています。
いやー、いいですね。ありがとうございます。
そしたらそうですね、来週は実際にどんな価格帯とか、
シーズンシートとかがどういうものなのかみたいな、
具体的な今年のバルナーズの話と、
あとあれですね、どうやって買うかみたいな話も大事な部分だと思うので、
今もう紙のチケットじゃないですよね。
基本電子ですね。QRだったりとか。
そうですよね。
その辺のところも含めてチケットの手に入れ方、買い方、向かい方、
そんなところの具体的な話をできていければと思います。
合わせて来週はお便り。
宮永さんへの質問とか、営業への質問、
あの後もちょっと増えてくれたので、
その辺のところをお便りする回も合わせてやれたらと思うので、
気になっている方はお楽しみに。
では今週はこんなところですね。
それでは、
ソイイギンター!
34:55

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