【テーマ】
どうすれば自分たちの製品・サービスを選んでもらえるのか?
自分達のライバルは誰なのか?
革新的で魅力ある製品はどのような組織から生み出されるのか?
リスナーさんからいただいたおたよりをもとに考えます。
【内容】
・私たちは、新しさを感じられないと買い物をしなくなっている。
安くて良い品が行き渡り、廉価版で満足できる場合も。
→買ってもらうために、どのように魅力を生み出すか。
・人がどうしてそう思うか、どうすれば納得・理解ができるか…メカニズムを明らかにして実践するのが経営学。
・モノよりもサービスのほうが差別化しやすい??
・サービスを通じて提供するものは何か?付加価値とは?
→提供したいサービスの本質は何かを考え、研ぎ澄ませる。
→そのうえで、ライバルが誰かを考える。
・商品の本質を見極めるには、商品の形にとらわれないことが重要。
・出店場所、棲み分けについて。ライバルとがっちり勝負をするという方法も。
・何の対策も練らずに出店するのは危険。本質を見抜いておかなければ出店後の対策もとれない。
・プロダクトアウト型(革新的な製品。自分達が売りたいものを理解してもらう。顧客がいないところに顧客を作る。)
・マーケットイン型(市場に存在しているニーズに応える。)
・私たちがお金を使うときは2つのパターンがある(意味と価値)。
価値があるから買う=安くて良い物。他と比較して程度のいい物を選ぶ。
意味があるから買う=他と比較して高価・粗悪だとしても、自分にとって意味があるものを選ぶ。
・現代は「意味」を考えて買い物をしている人が多い。生活必需品は最低限の価値の担保が必要。
→製品・サービスを提供する側は、意味と価値のどちらを狙う戦略なのか明確にする。
・新しい物を生み出す=創造性はどのように実現できるのか?
・アイデアは「組織」からは出ない。個人の頭から出てくるもの。
→創造的な組織であるために、個人を生かすことが重要。
→既存の組織観、経営観、私たちの認識を大きく転換する必要がある。
【関連エピソード】
・使える経営学シリーズ #16・17・18・19・20
・#28 自分たちが売っているものは何かー価値と意味ー
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【出演】
佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)
いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)