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2023-07-05 06:21

#270 amplifi mediaにてAcast幹部のインタビュー記事掲載「上位番組だけに広告費が集中するのは業界にとって問題」

amplifi mediaにて、スウェーデンのポッドキャスト配信プラットフォーム「Acast」の米国セールスおよびブランド・パートナーシップ責任者、クリスティアナ・ブレントン氏のインタビュー記事が掲載されました。ポッドキャスト広告についてのさまざまな知見が語られており、いくつか興味深いポイントを抜粋して紹介しつつ、僕たちの視点で補足したいと思います。

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サマリー

Acastの米国セールス及びブランドパートナーシップ責任者、クリスティアナ・ブレントン氏によるインタビュー記事がアンプリファイメディアに掲載されました。広告が上位の番組に集中することが業界の問題であり、ポッドキャスト広告の配信を制御する際にはクッキーのない世界で対応する必要があると述べています。

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Audiostart Newsへようこそ。
この番組は、ロボットスタートによる音声広告やポッドキャストなど、音声業界の最新情報をお伝えする番組です。
Acastの米国セールス及びブランドパートナーシップ責任者、クリスティアナ・ブレントン氏のインタビュー記事の紹介
アンプリファイメディアにて、スウェーデンのポッドキャスト配信プラットフォームAcastの米国セールス及びブランドパートナーシップ責任者、クリスティアナ・ブレントン氏のインタビュー記事が掲載されました。
ポッドキャスト広告についての様々な知見が語られており、いくつか興味深いポイントを抜粋して紹介しつつ、僕たちの視点で補足したいと思います。
2023年現在、米国で聞かれている英語圏のポッドキャストは230万を超えるそうです。
米国の広告投資の44%が上位500番組だけに集中しているという統計がありますが、これは月間視聴数の12%に過ぎないため、広告主はアドレス可能なポッドキャスト視聴者の88%にエンゲージする機会を逃していることになります。
エジソンリサーチの米国ポッドキャスト最新レポートでは、上位25のポッドキャストに広告を出せばリスナーの45%にリーチという話でしたが、まあ、多かれ少なかれ上位番組に集中している状況は間違いないでしょう。
上位番組に広告が集中することの問題は、最終的には広告キャンペーンの効果を低下させることになることです。
これにはいくつかの理由があります。
第一に、需要の集中によって業界全体のCPMが高騰することです。
また、このままではポッドキャスト産業は一部の番組でしか成立しなくなるでしょう。
そうなれば広告主やコンテンツクリエイターにとっても良い結果をもたらさないでしょう。
ロングテールのテール部分も束ねれば大きなボリュームになるにもかかわらず、そこにお金が流れず、上位番組だけに広告費が流れる世界となってしまっては、
ポッドキャスト業界自体がシュリンクしてしまうと僕たちも課題として捉えていましたので、全く同感です。
ポッドキャスト広告の魅力は文脈上の関連性です。
消費者は他のコンテンツも幅広く聞いています。
ですから、同じ視聴者に別の番組やポッドキャストでより効率的に、より低いCPMでアプローチすることができるのです。
私たちが行ったテストでは、ニッチなコミュニティでそれぞれ2万回聞かれる5つの番組の累積効果が、
1つの大きなポッドキャスト番組に広告を出すよりも効果的であることが示されています。
よく言われることですが、コンテクスチュアルターゲティングの重要性ですね。
広告主は効率を求めて大きく著名なポッドキャスト番組を指名する傾向があるかと思いますが、
この辺りは僕らも広告代理店もうまくフォローして最適な配信のお手伝いをしていきたいと思っています。
3年前はホストリードが主流でしたが、現在ではホストリードとプログラマティック広告が50対50の割合になっています。
ホストリード広告は強力ですが、テクノロジーが進歩し、より正確なオーディエンスベースのターゲティングを保証できるようになったので、
録音されたプログラマティック広告も同様に効果的なものになっています。
ホストリードが良い場合とプログラマティック広告が良い場合があるので一概にどっちが良いというものではないですね。
広告配信までの手間や価格などもかなり違う性質の広告サービスなので、組み合わせて使ったり使い分けていくものかと考えています。
上位番組に広告が集中し、ポッドキャスト広告の配信がクッキーのない世界で行われること
傾向としては国内でもプログラマティック広告が増えるとは思います。
ロングテールのポッドキャストを束ねて広告を配信することは重要ですし、
多くの番組にホストリードを同時配信してもらうのは費用や手間の面で現実的ではないので、
どうしてもプログラマティックに広告を配信する手法が重要になると思っています。
事前に録音されたプログラマティック広告はロングテールをマネタイズするのに役立つものなのです。
私たちはみなプログラマティックポッドキャストバイイングを導入する必要があります。
それは業界にとって非常に大きな解決策となります。
業界全体の両端を支えることになるのです。
プログラマティックは公平で公正なクリエイター経済とキャンペーンのパフォーマンスをサポートします。
なぜなら広告費を分散させることができるので、
CPMのインフレや需要の集中が起こらないからです。
はい、ロングテールのマネタイズ重要です。
これこそがコンテンツを生み出す力だと思います。
広告主が納得する効果を出しながら、
最大限多くのポッドキャスターのマネタイズの支援をするのが僕たちのミッションです。
クッキーの終焉はポッドキャスティングに恩恵をもたらすでしょう。
私たちは常にクッキーのない世界で活動してきました。
なぜならほとんどの配信はRSSフィードを経由してサードパーティーのプラットフォームで起こるからです。
ライブランプのようなデータパートナーを通じて、
私たちはデータシグナルとリスニンググラフを称号しています。
ポッドキャスト広告の配信の制御についてはクッキーのない世界でやらざるを得ませんでしたので影響は受けず、
ある意味追い風だと思います。
一方、広告主サイトへの効果測定タグなどではクッキーを活用していることが一般的だと思うので、
そこで影響が皆無とは言えないところはありますね。
ここは継続検討していく箇所だと思っています。
ということで、興味のある方はぜひ全文をお読みいただければと思います。
アンプリファイメディアからどうぞ。ではまた。
今回のニュースは以上です。
もっと詳しい情報を知りたい場合、オーディオスタートニュースで検索してみてください。
ではまたお会いしましょう。
06:21

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