1. 音声広告実験隊
  2. EP.40 ポッドキャストにおける..
2024-05-06 12:18

EP.40 ポッドキャストにおける広告主目標1位の「第一想起」と「サウンドロゴ」

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
デジタル音声広告に関わるご質問やご依頼、番組へのご意見・ご簡素についてお気軽にご連絡ください。

HP:https://audiostart.jp/contact
Mail:info@robotstart.co.jp


【参考記事・リンク】
Audiostart News / 米国以外でのGoogle Podcastsアプリサービス終了時期は20224年6月中旬〜下旬
https://audiostart.info/2024/04/25/google-podcast-support/

Audiostart News / Android Police「YouTube Musicはポッドキャストには向かない」
https://audiostart.info/2024/04/26/youtube-music-sucks-for-podcasts/

Audiostart News / YouTubeの最高製品責任者が語る「YouTubeでのポッドキャストの将来」
https://audiostart.info/2024/05/01/youtube-podcast/

Audiostart News / Sounds Profitable調査「ポッドキャスト広告はコネクテッドTVやYouTubeの広告よりも優れている」
https://audiostart.info/2024/04/16/sounds-profitable-ad-bargain/

Audiostart News / CoHostが「ポッドキャストエージェンシーの現状レポート2024年」を発表、83%の代理店が成果をダウンロード数で評価
https://audiostart.info/2024/04/26/cohost-podcast-agencies-2024-report/

サマリー

EP.40では、Googleポッドキャストのサービス終了とYouTubeインチェックへの移行についての意見や、ポッドキャスト広告の効果に関するデータなどが取り上げられます。ポッドキャストエージェンシーの評価手法では、ダウンロード数と接触回数が重要であり、第一想起とサウンドロゴも広告主の目標に影響を与える重要なテーマとなっています。

Googleポッドキャストのサービス終了とYouTubeインチェックへの移行
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
よろしくお願いします。
前回は4月の業界ニュースを取り上げましたけれども、特にGoogleポッドキャストのサービス終了とYouTubeインチェックへの本格移行、ここについて今後も注視していきたいですよね。
米国以外も6月を目処にサービスを終了するってことなので、一つの時代が終わって新しい時代が始まるって感じですかね。
この動きに対して批判的な意見があったってことも印象的でしたね。
ありましたね。前回の内容だけでなくて、例えばAndroid関連のニュースを扱っているAndroid PoliceっていうところもGoogleの方針にネガティブな意見っていうのが発表されてましたよ。
その他にもあられるんですね。
そちらもちなみに過激な内容でしたか?
今回はGoogle社に対してではなくて、あくまでYouTubeミュージックっていうサービスに関する意見なので、前回ほど過激ではないでしょうかなと思います。
ちなみにどんな感じの内容だったんでしょうか。
まずYouTubeミュージックは、そもそもポッドキャストには向かないっていうふうに総論を述べた上で、
YouTubeミュージックっていうのは、ちょっとビデオポッドキャストを過度に優先しすぎていておかしいと。
動画見たいならそもそもユーザーってYouTubeに行くよねというふうに言ってるわけですよ。
それはそうですよね。
また、ポッドキャストの専用のアプリのほうが、そもそもリスナーが必要とする機能っての全て備わっていて、最適じゃないかってことを言ってるわけです。
それも確かに意見としては分かりますね。
その上で、YouTubeミュージックはポッドキャストには来るべきで、理想的ではないよねと言いつつも、
Googleがこれを修正するためのリソースもどこも持ってるんじゃないかってことを言ってるわけです。
ある意味Googleさんもっとできるってでしょうと。
なぜならば、Googleポッドキャストというアプリは実際にかなり優れたアプリ。
専用のポッドキャストアプリだったからってことを言ってるわけです。
ポッドキャスト広告の効果に関するデータ
なるほど。これは批判しているようで褒めてるようで、結果批判してるようにも感じますけど、結局どっちなんですかね。
多分やや批判気味だとは思うんですけど、記事を書いた方の気遣いとか苦労とか感じますと。
いろんな意見がある中で、YouTubeの最高製品責任者の方もこの話し出してきて、
YouTubeでもポッドキャストの将来に題したGoogleブログの記事を公開してましたよ。
確かにGoogle側の意見も聞きたいとこですよね。
そうですよね。ただ全体感としては、皆さんの予測の範囲を超えないというレベルだったので詳細は下さいしますけど、
1点だけ、他のプラットフォームとの違いっていうのは明確に強調されてる部分があったんですよ。
違いですか。
YouTubeは他と違ってってことだと思うんですけど、秘密としてレコメンデーションの仕組みっていうのがすごい売りになってるんだと。
なるほど。
それをポッドキャストの世界にも取り入れることによって、人々が新しいものを発見したり、好きなものをさらに深く知る手助けをすることができたり。
あと、ポッドキャスターが新しいリスナーを獲得することも手助けにもつながるってことを言ってるんですよね。
つまり、レコメンド重視のポッドキャストプラットフォームっていう選択肢があってもいいじゃないかってことですね。
そういうことですね。
しかし、広告の観点で言うと、直接検索をして意思を持って聞いているリスナーへのアクセスっていうのが、現状のポッドキャスト広告の強みになってるかと思うので、
ちょっと量は増えるけど質の観点をどう捉えるかっていうのは論点になりそうな気もしますよね。
確かに。
私が知る限りのデータですと、YouTubeよりもポッドキャスト広告の重要性っていうのは一時的に高いので、
ポッドキャスト広告の良さが失われないかっていうのはちょっと気になるところではありますよね。
ちょうど最近、この辺りのデータはサウンドクラフトウェルさんが出されてましたよね。
コネクテッドTVとYouTube広告とポッドキャスト広告の比較調査を行っていたかと思います。
はい、よくご存知で。
Amazonですとかゴルマートですとかハローフィッシュ、いわゆる大手の広告のパネル別、広告の種類別のブランド指標の向上率、
この辺を取っていたデータかと思うんですけども、結果としてはあれ、いずれもポッドキャスト広告が最も効果が高いっていう結果でしたよね。
そうですよね。認知の段階では2.5倍、興味の段階では4.0倍、
検討の段階では2.5倍、報道の段階では3.0倍っていう全てが上回ってるっていう素晴らしい結果でしたよね。
やっぱりこの広告効果ですとか、この需要性の高さっていうのが、ポッドキャスト広告を選ぶ方が選ぶ理由になってるかと思いますけども、
YouTubeと同じ仕組みに落としてしまうと、その価値が維持されるかっていうのは、なかなか難しさもありそうですよね。
やっぱり別物と捉えた方が良いって考えてまして、これ若干主観も入りますけど、再生単価が同じであればポッドキャスト広告を選んだ方がいいかなって気もしますし、
価格差があるのであれば、その点を考慮した上での判断が必要になるかなっていうふうに思います。
そうですよね。価格差も踏まえてっていうのは当然になるかと思いますけども、
ポッドキャスト広告ってコンバージョンですとか、そういう部分の正確な効果測定が難しいかと思うので、
まさに単純な横比較っていうのもなかなか難しさがありそうですよね。
そうですね。ポッドキャストの効果測定に関しては、コーホスト社というところがポッドキャストエージェンシー、
これ日本で言うとポッドキャスト広告代理店とか製作会社みたいなところですけど、そこに関わる現状のレポート、
2024年版というのが発表されてたんですけど、この資料がよくまとまってるんですよね。
この資料ですね。ちなみにどのあたりのデータに注目されてますか?
まずはこれまでの話と関連する部分というところでは、報告主にとってのポッドキャストの成功における最大の制約はという質問がありますと。
これ一番になった質問の回答は何だったと思いますか?
突然のクイズですね。最大の制約は今までの流れからすると効果測定ですかね。
はい、正解ですね。これ費用対効果の測定が困難な点というのが最大の制約として挙げたのが36番。
2番目に選ばれてたのがプロジェクト予算の確保ってなってましたね。
ポッドキャストエージェンシーの評価手法
2位がプロジェクト予算ですか。これ予算が大きければ、費用対効果を測定する座組も組めるでしょうから、
そういう意味で1位と2位って関連している気もしますね。
確かにそうかもしれないですね。
第2問目のクイズになりますけど。
クイズ大会になってます。なるほど。
このような背景の中で、アメリカで1位になっているポッドキャストエージェンシーの評価手法は何でしょうか。
評価手法。これは以前も似たようなクイズがあったかと思いますけど、
その時は確か再生数とかダウンロード数だったと記憶してます。
記憶力は素晴らしいですね。
今回の統計も同様の結果で、83%のエージェンシーの方がダウンロード数というのを評価しようとしてます。
先ほどのパネル別とか広告書別のブランド使用向上率というのもそうですけど、
背景にはポッドキャスト広告の効果が高いというデータがたまってきたことがあるんです。
そのため、あとはユーザーとの接触がしっかりと計画通りに行われているかをカウントすることが重要という考え方に至っているんだというふうに思ってます。
なるほど。この記憶力は?というのはちょっと気になってますけど。
効果があるというデータがかなり取れてきたんで、
あとはちゃんと接触しているかというところを。
何回ちゃんと行ったのかというそうですかね。
特にブランディングを重視する場合は、そういう評価手法になるでしょうね。
第一想起とサウンドロゴの重要性
広告主の目標の1位は第一早期で41%。
2位はブランドに1位で33%となってますので、
まさにこの辺りも目的と効果測定手法もリンクしてくるということかと思いますね。
第一早期って何でしたっけ?
第一早期ってソートリーダーシップとも呼ばれるやつですけど、
ある分野のサービスを使おうとしたときに、
消費者が真っ先に思い浮かべるブランドになることということで、
わかりやすく言えば、マルガナならばこれっていうイメージを作ることです。
これを第一早期ってこの世界では言ってるんですよね。
オートバックスとか言うと思うんですね。
そういう意味では最近サウンドロゴの重要性について、
耳にする機会が増えた気がしますけども、ここも関連してくるわけですね。
この手の話ってちょっと前までだと海外の話っていうふうに捉えた部分はあったんですけど、
最近では日本の企業さんとの話の中でも出てくる話が増えてきてるかなって思いますね。
確かに擦り込み的な要素も強いかと思うので、
ポッドキャスト広告ですとか音声広告と相性が良さそうですね。
サウンドロゴに関わる話が増えてるってことは、
マーケティング部門の方ですとか広告部門の方の中でも意識し始める方が増えてるってことですかね。
ここは一概には言えないですけど、
サウンドロゴっていうのは経営のブランディングとも深く関連してきますから、
肌感覚的には経営に近い方と接するときにはよく出てくる話題なのかなっていう感じがしてますね。
担当者が決める話ではないよね。
確かに一部門で勝手に作っちゃいますかっていう部分ではないのかもしれないですね。
そうですね。一方、先ほどの広告主の目標にもあったように、
1位の第1層キーであったり、第2のブランド認知を目指す上で、
サウンドロゴっていうのはやっぱり大きな影響を与えますので、
本格的にこういったポッドキャスト広告とか音声広告に取り込まれる場合には、
事前に検討しておくべきテーマになるかなというふうに思いますね。
確かに言われてみると、ちょっと考えただけでもいくつか浮かんできますね。
これ、脳に刷り込まれてるってことだと思うんですけど、今何が思い浮かびました?
最初に浮かんだのはスキアの牛丼ですかね。
なんかお腹空いてきますよね、そういうこと言われると。
確かにそうですね。空腹感も感じましたし、
ここから立て直すのはちょっと難しそうなので、今日はこの辺りにしましょうか。
そうですね。
それでは本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな現象をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた。
12:18

コメント

スクロール