いや、すごかった。
及川光洋さんの、俳優さんとしてのお仕事は、やっぱり追いかけているというか、追いかけなくても見るじゃない。
半澤直樹に出てたなとか、グランメゾン東京にいたなとか、もっと前だったら相棒でカンベさんやってたなとかさ。
でも、きっと音楽ずっと好きだよなというのも何だろうね、この謎の信頼。
今回ライブに行くにあたって最新アルバムを予習して、過去のアルバムとか聴いたりして、実際に行ってみたんですけど。
いや、すごかったんですよ。音楽への造形がやっぱり深いなっていうことがちゃんと伝わる。
で、そこが土台になっているんだけど、ド派手で緻密な演出とエンターテインメントにバーンって振り切ってる。
のに、のにっていうのもおかしいな。歌が上手い、ダンスもめちゃめちゃ踊るし、キレが良い。
くるんくるん回って体感がどうなってるかよく分からない。MCもドッカンドッカン笑って面白いという。
なんだこれはと思いましたね。
30周年のデビュー記念日が5月29日ですかね。
96年の5月29日に、シングルモラリティという曲でアーティスト活動が始まったそうなんですけど、ちょうど30周年だったと。
で、ライブはその翌日にあったんです。その大事なタイミングじゃないですか。デビュー日翌日だし、30周年の全国ツアーだし。
それでソールドアウトになって、すごいと思って、初心者としては思うんですけど。
どうやらその背景として、初心者の方が、ミッチーさんご本人が言ってる、MCで言ってる感じですけど、1000人くらいいたと。
かつ、なんでこの会場にしたかっていうと、これまでやった国際フォーラムのホールAより人が入って、武道館ほど多すぎない。
ちょうどいい会場を探して、ミッチーのお祝いをしようと思った人が、誰も抽選とかに外れずにみんな来られるような会場でやろうと思ったんですって。
その話を聞いてグッときてしまって。いつもどのくらいの規模でライブしてるのか全然わからずに私もいたので、
全員入らなくても嬉しいよ、みんな来てくれてありがとう、来られなかったとか、抽選漏れちゃったっていう方がいないことが大事っていう選び方で会場を選んだミッチーと、
すごい大きな会場だ、みんなで行こう、初めての方にも来てもらおうって言って、Xをバズらせたファンの皆さんという、そのやりとりがあったらしくて、すごいことだなと思って。
ご本人もそれを受けてね、満席の会場を見ながらもめちゃめちゃ嬉しそうだし、もうなんか一言みたいで、笑っちゃうねみたいな感じだったんですけど。
とは言いつつ、初めてミッチーのライブ世界に入る人たちを誰も置いていかないんです。踊りはもう適当でいいやとか、コール&レスポンスこう聞いたらこう返してねとか、
あと注釈付きのベイベーたちって言ってちゃんといじってくれてね、注釈付きの席の皆さんと最高列の皆さんとって言って、初ライブ勢も誰も置いていかない。
だって30周年ってことは、30年前から追いかけてらっしゃるファンの方々、および30年前からじゃなくても、これまでずっとミッチーのことが大好きだった方々の祝祭、お祭りですよね。
でも、なのにそこに初めてミッチーのライブ行ってみたいなっていう好奇心とか興味とか、初めてこれで行けるっていう念願叶った方もいたかもしれない。そういった初めてのお客さんもちゃんと巻き込んで、ちゃんとエンタメを見せてもらえるっていうところに、私は感動しました。
ファンとご本人の懐かしさだけで盛り上がってもいいところだと思うんです。30年も経つとね。しかもその記念日だったりとか、大事な節目なわけだから、ずっと追いかけてくれてありがとうっていうので、もう全然場は成立するし。
そこに例えば、私が初めて見に行ってお邪魔しても、すごいなぁ、もう一回三浦さんのファンの皆さんはベイベー男子って呼ばれるんですけど、ベイベーの皆さんと男子の皆さんがミッチーと作り上げてきたこれまでの歴史を横で見せてもらう。
で、ライブを体感する。だけでももう十分ありがたい経験だなと思ってたんですけど、前編、初めて来てもちゃんとケアしてくれるというか、忘れられてないというか、その目配りに沿ってやられましたね。
エンターテインメントとしてのクオリティの高さとかすごいとか、ご本人30年経って年齢の話されてたりとかね、する局面もあったんだけど、歴史の重みとかご本人の歩みみたいなものを感じる以上に、ここにいていいよって言われている。