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おはようございます。アツの夫婦関係学ラジオショーとなります。今日は、ファミリーコードが夫婦の絆を作るという話をしたいなと思います。
ファミリーコードって何?って思うと思うんですけど、これは僕が勝手に作った言葉なので、実際にある言葉ではありません。
夫婦にしか通じない、家族の中でも特に夫婦の間でしか通じない暗号を作ることによって、夫婦の絆が強まっていくんじゃないかなって僕は思っていて、
実際僕らがやっているファミリーコードっていうのがいくつかあるんですけど、それらを紹介しながら、なぜこれが、このファミリーコードが夫婦の絆を作るのかということについて話をしようと思います。
アツの夫婦関係学ラジオは、月曜日の朝5時から本編をお送りしていて、火曜日から金曜日がショートということで、10分間ほどの簡単なお話をしています。
ということで、ファミリーコードなんですけど、例えば最初にどういう言葉なのかっていうのを言っちゃうと、うちの場合だと、
とんじるかれっていう言葉と、やってやりましたよっていう言葉があるんですね。
これ聞いた方は多分何のことかさっぱりわからなくて、何言ってんのって多分思うと思うんですよ。なぜならこれ僕と妻しか通じない単語なんで。
だけど、この言葉が僕らの絆を強くしてくれる、構築してくれるし、距離を縮めてくれてるんですね、実際に。
多分どんな夫婦にもこういった言葉があると思うんですよ。
もしかしたら使ってないかもしれないけど、だけど存在自体は多分してるはずなんですよ。
それを日常生活の中で使っていくことによって、絆が強まっていくんじゃないかなと思ってて。
まずね、とんじるかれって何なのって思ってると思うので、説明すると、これはうちの妻が作る料理の三段変化の料理なんですけど、
最初の日の夜にとんじるを作りますと。で、結構大量に作るんですよ。
ホットクックで大量にドカーンと作って、うち3人子供いるんでね、めっちゃ食うので。
ホットクックでドカーンととんじる作って、で、次の日にそのとんじるが3分の1ぐらいは余るわけですよ。
もしかしたら半分ぐらい余ってる時もあるけど、3分の1か半分ぐらい余るので、それをカレーにするんですね。
で、2日目はカレーライスになるわけですよ。
だからすごい手間が減って、夕飯作るのが楽になるんですよね。
なのでこの二段変化を妻がよくやってて、とんじるからカレーライスになると。
なのでとんじるの具がそのまま入ってるんで、ごぼうとかあと大根とかが入ってるんですよ。
他の家庭だと多分出てこない料理だと思うんですけど、
うちの家族は当たり前になってて、子供たちも疑わなくて食べてるんですけど、それがカレーだと思ってるんで。
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で、ちなみにね、このとんじるカレーが次の日になると、まだ余ってたら次の日はカレーうどんになるんですよ。
で、卵とかを入れたりとかして、つき身カレーうどんみたいな感じで、ネギとかを小麦粉切って散らしたりとかして、めっちゃうまいんですよ。
これがとんじるカレーって我が家で呼んでて、
で、ここだけ聞くとね、他の人たちにとっては、ふーんみたいな感じだと思うんだけど、
だけど、これが家族の中で使われると、なんかすごい別な意味持つんですよ。
その、とんじるからカレーだいす、そしてカレーうどんへと、
すごいアイディアで料理を進化させたっていう話になったりとか、
日常の中の家事がすごく楽になったっていう話としてのキーワードとして使われたりとか、
あとはすごくおいしいご飯のキーワードとして使われたりとかするんですよね。
インターネットのmemeみたいなもんで、家族内memeみたいな感じですよね、ファミリーコードって。
で、自分たちしかそうやって伝わらないから、一体感とか共同体感覚とかが生まれるんですよ。
あと家族アイデンティティの確立っていうのが多分あるんじゃないかなと思ってて、
自分たちにしか使わない言葉を使うことは、民族とかもそうだと思うんです。少数民族とかもそうだし、
少数のコミュニティとか、あと宗教団体とか、自分たちにしか通じない言葉を普通に使うじゃないですか。
当たり前のように使って何の違和感も持ってないと思うんだけど、
それがコミュニティ内の結束を高めたりとかしますよね。アイデンティティを構築したりとか。
それがこのトンジルカネっていう言葉によってももたらされてるなって思うんですよ。
僕らの家族の中に、夫婦の間に共同体感覚とか、一体感、熟成とか、家族アイデンティティの効率とかっていうのを起こしてくれてる。
あと単純にコミュニケーションが増えるし楽しくなりますよね。
そういった言葉遊びみたいなことを夫婦の中に取り入れることで、
何か話すの楽しいなーみたいな。会話って楽しいなーみたいな風になるし、
話をしようという時にトンジルカネっていう単語を使うだけで、僕らは楽しい気持ちになるから、
その言葉、日常生活の中で意識的に入れていったりとかできるわけですよね。
物語の再構築っていう意味合いでも使われるかなと思ってて、
コンパッションの回で話したかもしれないですけど、辛い出来事とかがあった時とか、
嫌なことがあった時とか、普通に辛いじゃないですか。辛いんだけど、
視点を変えてみるとすごく楽しかったりとかしますよね。楽しいってことはないかもしれないけど、
視点を変えてみると、それは成長の物語であったりとか、
自分らしさに気づいた発見であったりとか、アイデンティティの発見であったりとか、
っていうのがあったりすると思うんですよ。
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多くは成長の物語として捉えられるのかなと思うんですよね。
辛い出来事っていうのは逆に視点で見ると。
で、料理っていうのも毎日毎日作らなきゃいけないじゃないですか。
作らなきゃいけない、苦行だって思うと辛いんだけど、
だから豚汁カレーみたいに楽しい記憶と結びつけること、
そしてそれを語り直すことによって、料理というのが夫婦のコミュニケーションを活発にしてくれて、
一緒にいることが楽しいと思わせてくれる言葉へと変わっていくんですね。
そういった日常生活とかルーティンとか苦行としての料理みたいなものが、
楽しい家族みたいな、家族でいることが楽しい、家族をやっていくことが楽しいっていう物語へと語り直されていくっていう感覚をすごく感じてるんですよね。
そういった効果があるんじゃないかなと思ってて。
もう一個あった、やってやりましたよっていうね、ファミリーコードが僕らにあるって話をしましたけど、
これは昔詐欺師に騙されたことがあったんですよ、僕ら夫婦が。
まだ子供が生まれてない頃だったんですけど、結構その頃は僕らにも辛い出来事があって落ち込んでいる時に、
たまたまね、スタバで友達夫婦と一緒にお茶してたら、やたらみなりの良い50代のおっさんが取り掛かったんですよ。
チワワだからなんだか高級な犬を散歩させてて、おんみたいな感じで君たちみたいな感じで話しかけてきたんですよね。
なんだこの人と思ったんですけど。
そしたらなんかね、手品とか採取したりとか、肩こりを直すとか言い出して、
なんか直ったような気になるんですよ。詐欺師だから上手いんですよね。
そしたら京都の神社とかお寺とかに、お参りに行くから君たちの辛い出来事が消えるはずだ。
そのお参りに行くための費用として5万円をくれとか言い出したんですよ。
ここまで聞いたらアホらしくて、どっか行ってくれよとなると思うんだけど、僕は精神的に参ってたんですっかり騙されちゃって、
お金は払わなかったんだけど、次の日に会う約束したんですよね。
次の日に会って、やっぱりお断りしますって話をしたんですよ。
一晩考えたらやっぱり詐欺だったって気がついたんで、お断りしたんですよ。
その時に、詐欺師がよく言ってたセリフが、「やってやりましたよ。」だったんですよ。
私ね、あそこの本屋の店長がね、社長が気に入らないんでね、祈りを捧げてやったんですよ。
そしたらね、「潰れたんですよ。」みたいな。
やってやりましたよ。みたいなことをしょっちゅう言ってて。
それ以降、僕らが何かを達成した時とか、何だろうなという時に、
あとね、例えばすごく美味しい料理を妻が作った時とか、
僕が何かを遂げた時とかに、「やってやりましたよ。」って夫婦で使うんですよ。
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すると、その当時の、詐欺師に騙されたらなんか嫌な思い出だけど、
僕らにとってはもうジョークになってるんで、
その時の、ちょっとあれ面白かったよね、みたいな気持ちが蘇ってきて、
その楽しさっていう感情が想起されるんですよ。
で、僕らしか通じない言葉だから、共同体感覚が強まったりとか、
夫婦としてのアイデンティティーが構築されたりとか、
コミュニケーションが楽しくなってもっと増えたりとか、
っていうポジティブなループがぐるぐる回るんですよ。
このファミリーコードを使うことによって。
っていうのがあったりしてます。
多分ね、他の方でもね、結構あったりすると思うんですよね。
夫婦間にしか使ってない言葉っていうのは。
で、なんかこんなことあったな、みたいな感じで。
普通の人だとね、あえて使わないと思うんだけど、
だけどこういうトンジルカレーとか、やったりましたよとか、
自分たちが使わないミーム的な言葉、ジョーク的な言葉を、
あえて意識的に取り入れることによって、コミュニケーションが活発化されて、
ちょっと嫌な出来事とかも楽しい記憶として語り直すことによって、
心理的にも楽になるし楽しくなるし、
共同体感覚がどんどん増していくんじゃないかなって、僕は思っています。
少しでも参考になれば幸いです。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。
えーと、そうですね、はい。
厚生婦感覚ラジオは毎週月曜、これ朝もさっきも言いましたね。
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はい、ということで、また明日。お会いしましょう。さようなら。