こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今日は、すぐ妻に怒ってしまうあなたへということで、妻から何か呼ばれたときにすぐにカッとなってしまうと、気づいたら言い過ぎていた。
またやってしまった。なんでこうなるのか。といったときに、その原因と対策を今日はお話ししようと思います。
これを知ると、妻に対してカッとなるということも減っていきますし、無駄な喧嘩が減ってきますよね。夫婦喧嘩が減ってきますし、
妻ももっと夫に対して心を開きやすくなって、話したいと思ってもらえるようになっていくと思います。
では、すぐに妻に怒ってしまう場合にどうすればいいのかということなんですけど、2つの段階があって、
1つは、まず、なぜ自分がカッとなってしまうのかという仕組みを知ることですね。本当にこれを知ることがまずは大事だなと思っていて、
それが、なぜカッとなってしまうのかというと、これは男女問わずみんな同じなんですけど、以前の放送でもお話しした変動体の話ですね。
人間の脳にあるアーモンド型の部位、変動体というのがあるんですけど、ここが脅威を感じると、
例えば何か攻撃されるかもしれないとか、傷つけられるかもしれないとかというふうに脅威を感じると警報を鳴らすようになっているんですね。
危ない危ない危ないと、気をつけろというふうに。これは学習していくので、何か自分がストレスを感じたりトラウマを負ったときに、
その体験を学習して、それを避けようとして警報を鳴らすんですよ。やめろと、近づくなというふうに。
例えば、夫婦喧嘩がよく起こっていて、嫌なことを言われているという体験が重なっていくと、これは夫も妻も同じですけど、
何かちょっと嫌味っぽいことを言われたりとか、ちょっと怒っているとか、相手が怒っているとかというときに、
無駄に返答体の警報が鳴ってしまうんですよ。自分の無意識で鳴ってしまうので。
その結果、戦うか逃げるか固まるかという反応のいずれかをとるということになるわけですね。
妻に対してカットになってしまう、すぐ起こってしまうという場合は、闘争ですね。戦う、ファイトというのを選んでいるということになります。
人によってバラバラで戦ったり逃げたり固まるという反応のいずれかをとるんですけど、
カットになってしまうという場合は、戦うを選んでいるということになるんですね。
何で自分が戦う反応を選んでしまうのかというと、別途いろんな話があるんですけど、
今日は一旦戦うを選んでいるという話で進めていきます。
その結果、カットになってしまうんですけど、もう1個話があって、人間には3つのシステムがあるというふうに言われているんですね。
反応のシステムなんですけど、人間が何か脅威を感じると、脅威を感じて、この場合でいうと、
妻に対してついカットになってしまうと、言い返してしまったりとか、
何なんだよみたいな、俺だってやることやってるんだよって言ったりとか、ふざけんなよって言ったりとか、
もしくはモロハガ気味な人だと机をバーン叩いたりとか、ということをやってしまうということがあると思うんですけど、
これって脅威を感じて、それに対して反応してるっていうアクションですよね。
簡単に言うと、脅威を感じて行動しているっていうこと。
これを分かりやすく説明するのが、3つのシステムっていうのがあって、
これで僕がトレーニングを受けていって、これから構造化していくコンパッションの話なんですけど、
スレッドシステム、ドライブシステム、スージングシステム、3つのシステムが人間にはあるんですね。
これ何かって言うと、脅威を感じたとき、やられるかもしれないとか、自分攻撃されるかもとかって感じたとき、
怖いなとかって思うときあるじゃないですか。風景化とかでもね。
っていうときにアドレナリンが出ますよね。ブワーって出ますよね。
自分を守るために出るんですよね。そこから戦ったり逃げたりとかして、
その脅威から逃げようと怖いとやられるときにアドレナリンがブワーって出ますと。
で、ブワーって出て、これが今赤の状態ですね。スレッドシステム、脅威システムですね。
脅威って英語でスレッドって言うんですけど、このスレッドシステムが作動している。
怖い、やられるって思うときにアドレナリンが発動して、自分を守ろうとする。
そして、何だこの野郎っていう風に攻撃する場合、戦う場合は、
ドーパミンが出て自分をドライブさせるわけですね。自分を動かしていく。
ドライブさせる。なのでこれはドライブシステムと呼ばれてます。
達成感とかそういうのを感じられるシステムですね。
実際に自分を動かしていく。ドライブさせていくということです。
ドーパミンによって動かすということですね。
これが色で言うと青のシステムと呼ばれてます。
色で覚えると分かりやすくて、スレッドシステムが赤。
脅威を感じたアドレナリンが出て、備える状態が赤。
それに応えて自分を動かしていく。実際に行動する。
攻撃したりとか逃げたりとか固まったりとか。
この場合で言うとカットになるということですね。
カットになってガーッと言い返してしまうという青のシステムにパッといっちゃうと。
夫婦喧嘩の多くの場合は、このスレッドシステムから
ドライブシステムの一直線だけなんですよ。
これしか道がない状態なんですよ、夫婦喧嘩っていうのは。
赤から青へ一直線。脅威を感じたアドレナリンがバーッと出て、
ドーパミンによってこにゃろうって言い返したりとかする。
赤から青に一直線が夫婦喧嘩です。
ほとんどこれです、夫婦喧嘩の背景にある理論的なものっていうのは。
じゃあどうすればいいのかというと、もう1個のシステムがあるんですね。
それがスージングシステムと呼ばれるシステムです。