不登校からの進路選択
みなさん、こんにちは。ちょっと変わった造形教室あそびやさんをやっています、ばばさくらです。
今日はですね、不登校からの進路っていうテーマでお話ししてみたいと思います。
中学3年生は夏休み明けて、いよいよ高校選び、進路選びの話が目の前まで迫ってきましたよね。
どういう風にしようかなって思っている方もいると思うので、
それ知らなかったっていうことがあって、選択肢が増えたらいいなって思います。
私が住んでいるここが神奈川県の逗子市なので、この辺のエリアの話になります。
それでは始めたいと思います。
まず、神奈川県立の学校について話していきたいと思うんですけども、
一つ目、クリエイティブスクール。
二つ目、フレキシブルスクール。
三つ目、フロンティアスクール。
四つ目、インクルーシブ教育実践校。
五つ目、通信制高校。
この五つについて話していきたいと思います。
まず一つ目、クリエイティブスクール。
神奈川県立のクリエイティブスクールっていうのをご存知でしょうか。
クリエイティブスクールは、一人一人が持っている力を必ずしも十分に発揮できなかった生徒に対して、
これまで以上に学習意欲を高める取り組みを行う学校、全日制、普通化って説明にあります。
要はですね、不登校で勉強がすごい遅れてたりとか、
外国にいて日本語が全然できていない状態で戻ってきた子だったりとか、
いろんな理由で学習が遅れている子に対して学び直しだったりとか、そういうことをしていきますよっていう学校です。
神奈川県には5校くらいあって、
逗子から通えるのは横浜にある釜利谷高校っていうのがこの辺だとターゲットになってくると思います。
何年か前に文化祭に行ったことがあるんですけども、
本当に外国語もいっぱい聞こえてきたし、すごく素朴なお子さんもいれば、すごい活発なお子さんもいるし、
いろんなお子さんがいて、でもどの子も少数派ではないっていう感じがして、
どの子にも居場所があるような感じがして、私はすごいなって思いました。
ただ、やっぱり大きな学校なので、1クラス40人とか、1学年6クラスとか8クラスとかそれぐらいだと思うんですけども、
普通の一般的な全日制の学校と人数的には変わらない大状態の学校なので、
うちは大人数は苦手ということでターゲットには入らなかったんですけども、そんな学校がまずあります。
次、2番目。フレキシブルスクール。
これはこの辺だと川崎高校だったかな。それが一番近いので、
と言っても遠いので、なかなか図書からここに行く子は聞いたことがないんですけども、
どういうものかというと、普通科の時間帯から定時制の時間帯まで1日12時間授業の枠があって、
その中から時間帯を選べる学校、普通科単位制って書いてあって、
要は1時間目から12時間目まで授業があって、その中から自由に自分が選択して時間割を組めるっていう学校ですね。
ちょっと遠いので見学も行ったことないので様子はわかりませんけども、そういうのがあります。
次にフロンティアスクール。神奈川県立のフロンティアスクールっていうのがあって、
これが結構進路としてターゲットに入ってくると思います。
図書からも心を選択している子はたくさんいます。
まずフロンティアスクールっていうのは、定時制とは1日4時間授業で4年間かけて卒業します。
定時制というと夜のイメージがありますが、フロンティアスクールは午前の部や午後の部がある昼の定時制です。
授業を多く取れば3年で卒業することもできます。
多部制・定時制・単位制の学校ですって書いてあって、この辺だと横浜明朋高校っていうのが港南台にあります。
うちも見学に行きました。
要は1日4時間授業、4時間しか授業を受けない代わりに4年間かけて卒業するんですけども、
例えば横浜明朋高校だと午前部っていうのがあって、午前部は1、2、3、4時間目に4コマ授業を受けて帰る。
午後部っていうのは3時間目から来て、3、4、お昼挟んで5、6時間目、この4コマを受けて帰るっていう形です。
この同じスタイルをやっている学校としては横浜一律の横浜総合高校っていうのが京急の宮城にあるんですけども、そこも同じスタイル、昼の定時制です。
1部っていうのは1、2、3、4時間目、この4コマを受けて帰る。
2部っていうのは5、6、7、8時間目、この4つを受けて帰る。
3部っていうのは夜の定時制になりますけども、9、10、11、12時間目、この4つを受けて帰るっていう風に3部制になっていて、
なのでこの横浜総合高校はそれぞれの部が重なることはないんですけども、
県立横浜明朋高校はその3時間目、4時間目は午前部の子と午後部の子が重なるような時間帯があります。
だけどどちらも1日4時間で帰らないで、例えば週に2回ぐらいはプラスアルファの1コマ、2コマ、プラスアルファ授業をとってたりすると、3年間で卒業することができます。
要は高校って74単位取得すれば卒業できるということになっていて、74単位取れば卒業できます。
これがまざっくり言うとフロンティアスクールです。
横浜総合なんかは制服もなくて、もう本当に大学みたいな雰囲気でした。
おしゃれしている子もいれば、なんちゃって制服を着ている子もいたりとか、もう全然ジャイジみたいな格好の子もいたり、
本当に大学みたいに髪型なんかも自由だし、本当に自由な感じで。
横浜明朋高校の方はきっちり制服があって、割と校則もちゃんとあったりとかして、
雰囲気は全然違いますけれども、両方昼の定時制です。
通信性高校の特徴
一つ言うならば、横浜総合高校の方は、横浜市の市民の方が優先なので、県外から入れる枠というのが限りがあるので、
そういう意味では少し狭き門だったりして、毎年その倍率なんかも一倍に満たない時もあるけれども、
結構最近人気で一倍超えていく年も結構あるので、そういう意味では、
県立名法の方が安かったりするのかな。もちろん年によって違うので一概には言えませんけど、そんなことです。
次にこれも神奈川県立のインクルーシブ教育実践推進校というのがあるんですけれども、
これは私はあまり詳しく知らなくて、行っているお子さんも知らないんですけれども、
説明としては、知的障害のある生徒が高校教育を受ける機会を広げながら、
全ての生徒が共に学び、相互に理解を深める教育に取り組む学校。
要するに特別支援学級のお子さんの進路としてあるんじゃないかなと思います。
中学校の中でも特別支援を利用する目的というのが多様化していて、
不登校のお子さんで例えば自分のペースで勉強したいとか、個別に対応してほしいとか、
そういう理由で特別支援級に席を置かれる方もいたりして、
そういう意味ではこのインクルーシブ教育実践推進校のこの枠が、
そういう子たちの進路にもなってきているのかなと思います。
これは一般的な全日制の学校の中にこのインクルーシブの枠があるというものだと思います。
そして最後になりますけれども、神奈川県立の通信性高校についてお話ししたいと思います。
通信性高校は自宅学習を中心に報告課題(レポート)と面接指導(スクーリング)により学習を進めます。
卒業時に与えられる資格は全日制・定時制と同じです。
って書いてあるんですけれども、神奈川県の通信性高校は多分、
県立のは2つあったと思うんですけれども、
この図志市から通えるのは県立横浜修悠館高校になります。
逗子から行っているお子さんは結構いらっしゃると思います。
定員もとても多いし、ここは定員いっぱいになるということはないので、
他の学校から転学してくるお子さんも結構いるんじゃないかなと思います。
私は見学に行ったことはないんですけれども、通っているお子さん、通っていたお子さんからお話を聞くと、
1クラス15人ぐらいなんじゃないかなって言っている方がいたけれども、
ある合同説明会で直接学校の先生にお話を聞いたら、
15人ってことはなくて1クラスもっともっといますよって言ってました。
実際何人なのかは教えてくださらなかったんですけれども、
1クラスの中身というのは1年生から3年生、もっと言うと4年目の方、5年目の方もいると思うんですけれども、
学年関係なくそのクラスの中にいろんな年齢の子がいて、
学年生じゃないのでみんな混ざっていて、
その中で高校卒業の条件の74単位を修得した子から卒業していくという形です。
なのでその春に74単位を修得した子が卒業していった、
例えば5人卒業していったらそのクラスに新しく1年生が5人入ってくるみたいな感じで、
そのクラスの中でぐるぐるぐるぐる回っているというかそういうもので、
そのクラスの単位で何か行事をしたりということは全然なくて、
クラスの中で話をして友達になりたければなればいいし、話したくなければ全然話さなくても済むし、
それを本当に自由な雰囲気でやっていると言っています。
単位の取り方というのは先ほどあったようにレポートとスクーリングでやっていくんですけれども、
レポートというのはいわゆる問題集みたいなものです。
数学なら数学の問題がバーッと載っているし、国語だったら国語の問題がバーッと載っていて、
その提出枚数というのが決まっていて、国語だったら例えば10枚レポート提出って、
あらかじめ用意されているものなんですけれども、それを全部決められた枚数提出をして、
かつ例えば国語だったら1年間に5回は授業に出ましょうとか10回は出ましょうとか、
科目ごとに決まっているんですけれども、その必要最低限の出席を満たすと単位が取れるという形になっています。
通信性高校は私立も公立もそこは基本的に一緒です。
この周遊館高校に関しては、その学校に行けば毎日授業をやっていて、
週に4日間だったかな、間違っていたらごめんなさいなんですけれども、行けば授業をやっていて、
その授業をずっと出ていればレポートと呼ばれる課題に関して全ての解説が受けられるんだけれども、
でもそれは行かなきゃいけないものでは全然なくて、自力でできるのであれば一人で家でやっておくって、
要するにそのレポートが提出されればOKというものです。
ちょっと説明が分かりにくかったらすいません。また何かあったら質問してください。
ということで、神奈川県立の選択肢はそんな感じで、次に私立の話に行きたいと思います。
私立はやっぱり通信ですね。通信になるんですけども、まずどの通信性高校も通信性高校の本体とサポート校があるということを分かっておくことがとても大事です。
基本的に通信制高校というのは毎日学校に行く必要がなくて、学習は自力でするというものです。
サポート校とその違い
で、科目ごとにレポートの提出回数とスクーリングの回数が決まっていて、それをクリアして単位を取ります。
だけど、自分で学習したり、自分で全部学習を進めていくってとても大変なことなので、サポート校というのは基本的には自分でやる学習の部分をサポートしてくれる学校のことを言います。
だけどそのサポート校の形って学校によって本当に様々で違うので、そこがじっくり見学するべき理由でもあります。
例えばうちの息子も途中から言ってた、飛鳥未来高校なんかは毎日行けば授業をやっていて、そのレポートと言われる課題をやるために勉強を教えてくれています。
だけど、N高なんかは基本的には勉強は、自力じゃなくてネットの中に塾があって、そこでものすごいこと細かに解説とかしてくれるので、学習の方はあくまで自分でやって、
学校に通学する人たちは何をやっているかというと、自分がやりたいプロジェクトだったりとか、そういう別の活動をやってたりします。
そういう意味で学校によってやっていることが全然違うので、いろんな学校を見てみるといいかなと思います。
どの通信制高校でどんなことをやっているかというのはまた別のところでお話してきたらいいなと思います。
そして次に行きますけども、次、うちの息子も行きました。地域みらい留学というのもあります。
これはですね、人口減少などで生徒数が減ってしまった公立高校、県立とか庁立とかいろんな公立高校がありますけども、そういう公立高校が学区を取り払って全国から生徒を受け入れています。
地域みらい留学をやっている学校は毎年どんどん増えていて、今、今年度で169校あります。
県外から高校生を迎える仕組みはこれ以外にも島根留学とか山形留学とかいろいろあるんですけれども、
どの学校もコーディネーターと呼ばれる存在がいて、地域の人と連携したりしながらその学校その学校の魅力を作っています。
例えばある学校はマリンスポーツだったりとか、ある学校は音楽に特化していたりとか、農業をやっているところもあるし、工業をやっているところもあるし、
情報系のをやっているところもあるし、宇宙に関するところもあるし、本当に学校によっていろんなことをやっているので、見始めたら面白くてやめられなくなります。
今、下の子もこの地域みらい留学で高校を決めようとしているところです。
うちはこの169校の中から山形県裕佐高校と山形県立小国高校と徳島県立城西高校神山校というところを見に行きました。
普通の受験生というと勉強大変で身動き取れないという夏休みになると思うんですけども、うちは逆にこの学校見学で娘と楽しい旅行を3回もして、最高に楽しい夏を過ごしてきました。
学校見学に関しては交通費の補助なんかもあるので、普通の旅行より足を運びやすかったりもするし、本当にいろんな素敵な高校生と出会って感動して、娘もたくさん刺激を受けて帰ってきて、今進路をどうしようかなって決めようとしているところです。
次に、面白いなと思ったのが、まず一つ、高専。高専というのは昔からあって、高等専門学校というやつかな。
そうですね、高等専門学校が昔から言う高専ってやつですけれど、これは何て言うんだろう、もともとは高等専門学校の略称で、技術立国として世界をリードする未来のエンジニアを養成する学校です。
中学校を卒業後5年間の一貫教育で、実験実習を重視した実践的な専門教育を行っています。
もともと理系の学校が多いですよね。この高専はみんな県外からも受け入れているのかな、寮があったりするんですけれども、大体公立なんですけれども、この高専にも私立のものがあって、4校ぐらいあるのかな。
その中に、今2年目、3年目、新しい神山まるごと高専というのがあって、徳島県の神山町にある学校なんですけれども、
これなんかは、テクノロジー×デザイン×起業家精神、ものを作る力でことを起こす人、なんていうキャッチフレーズでやってますけれども、結構ね、面白い先生たちが集まって作っている学校ですね。こんな学校行ってみたかったなぁなんて思ったりします。
で、これが高専、昔から言う高専ってやつで、もう一つ最近の似たやつは、高等専修学校っていうのがあって、この高等専修学校っていうのは、
専門学校で専門的な分野の勉強をしながら、通信性高校で学科の勉強をして、高校卒業の資格を取るものってなっていて、
例えば、この辺だと横須賀調理製菓専門学校、お菓子を作る専門学校があって、専門学校なんだけど、この専門学校に通いながら、通信制の制度を使って学科の方は勉強して卒業するスタイル。
高等専修学校とか、横浜芸術高等専修学校、これは表現、舞台、舞台芸術の学校かな。
あと、湘南ミュージックハイスクールって、これは新堀芸術学院って、ギターの教室ですね。音楽教室がやってる学校で、この学校に通いながら音楽をやるんだけど、ここの学校では学科はやらなくて、やっぱり通信性の制度を使って学科の方は自分でやるっていうスタイル。
デザイン系の学校もあるし、あとあれかな、最近なんだっけ、カワスイって、川崎の水族館がやってるやつもあって、水族館でそういう水族館の生き物の勉強をしながら、学科は通信制高校のシステムを使ってクリアして卒業するみたいな、そういうのもあってね。
そうなってくると、本当に幅が広いなって思います。
ということで、今日はここまでにしたいと思うんですけども、いろんな進路の選択があるというお話でした。
一つ一つのジャンルを広げていくと、まだまだ一つのジャンルで1時間喋れるようなたくさん話があるんですけども、とりあえず今日は形からということで、こういう種類の進路があるよというお話でした。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。バイバイ。