カナダの夏休みの始まり
ちょっと遠めなお向かいさん、本日も日本とカナダに暮らす緩くてやかましい二人がお届けしております。
子育て、家事、単純作業のお供に、ぜひぜひ、ながらで気軽に聞いてくださいませませ。
はい、7月に入りました。今月もよろしくお願いします。
お願いします。
ね、この時期といえばね、絶対話すのもね、夏休みだねーっていう話だよね。
そうですよ。カナダよりも、長い長い夏休みはもうすでに始まっておりますよ。6月28日で学校は終わっております。
早い!
早いねー。
あ、そう年度代だもんね。
そうでございます。年度末が6月なので、学校のね。
うちの子さ、小学校と中学校になったじゃん。
そうね。
じゃけんさ、日程も全然違うわけ。
どう違うの?具体的に。
まず始まりと、夏休みの始まりと終わりの日がまず違うじゃん。
で、あの人私立行っちゃったからさ、この間予定票もらったんだけど、ほぼ学校行ってる。
夏休み?
夏休み集中授業日って言って1週間くらい。合計2週間くらいで行くんよ、学校。
やばくないっすか?
なんで?
学校行ってるじゃんって思って。
分かんない。
勉強ね、結構ガンガンやる学校じゃけーなんかなーって思ったけど、かわいそうって思ってね。
それで何?1日学校行ってんの?
いや、午前中だけ授業があって、午後はクラブがあるからそのままクラブ。
だからお弁当ね、お弁当時刻が夏休みも続くっていう話なんだけど、
いやーでもあんなに学校行くんじゃーって思ってね。
だからお盆しか休みないよ、お盆しか。
夏休みじゃないじゃん。
そうそう、夏休みなんてないですよって言ってた。
受験勉強と経済的負担
噂には聞いとったけど、やっぱそうなんだーって思って。
そうなんだ、そうそうそうそう。
それ娘ちゃんは知ってたの?夏休みがないという事実。
言っとったよ、夏休みも学校行くらしいよっていうのは言っとったけど、
こんなに行くんじゃっていうのは初めて知ったけー。
でもかわいそう。
でもさ、それってさ、家族も予定が立てれないってことだよね。
うーん、まあでもそのお盆期間、旦那のお盆期間は休みだけ。
まあまあ、休みがかぶっとるっちゃかぶっとるよ。
まあそういう、逆にじゃあ下の子は、小学生の下の子は普通に休みなわけだよね。
そうそう、普通に休み。
何するの?
彼女は受験するって言うから、受験勉強。
あれもう5年生か。
5年生。もう去年の失敗を、失敗ではない、失敗ではない。
あれはしょうがなかったんだけど、どうしても時間が足りんかったんよ。
でも結構、詰め込んでの受験だったけー。
お互いにしんどかったねーっていう話で終わったわけよ、上の子とね。
で、上の子も早く始めたほうがいいよって妹に言うわけよ。
じゃあけー、夏休みやろうかって言っとるみたいな。
あれでも決して私が言わなかった。言い訳するけど、もうね、うちの方針として、中学校までは効率でいいっていう方針だったよ。
勘弁してくれって思ったの。もう私についていくとか、マジ勘弁してくれって思って、
ちょっとさーって言ってたんだけどさ、そんなご利用されたらさ、うんってしか言いようないじゃんね。
まあそうね、もうお姉ちゃん行っちゃったからね。下の子はもう行かせざるを得ないというか、ダメとは言えんよね。
そう、そうなんよ。行くって言っちゃってるしね、マジか。学費二人分か、きついなって思いながらね。
なかなか高いですね、私立って、やばいね、学費。
そうね。
あれ、高校の無償化とかはそういう話はなかったんだっけ?
あったある。
いや、あるよ。まだなってないけど、なるかもっていう話はあるし、でも中学校はそういうのないじゃん。
ああ、なるほどね、中学校は。
丸々払わなかった。
そう、丸々ね。
私、得体制になれるぐらい勉強ができるかって言ったらそうでもないけんさ、もう丸々払っとるわけよ。
ね。
じゃあ、もう家おってもダラダラするけん、学校に。
まあ、そりゃそうだ。家も金払った分だけ勉強してこいだよね。
そうそう、もう塾大ぐらい払ったんだけどさ、もう行って教えてもらってきい。塾行ってないしね。
ああ、そっかそっか。
書き講習とかも申し込んだらさ、10万近くいるじゃん、中学生とか。
そうなんだね。
そうなんですよ。それ考えたらね、学費払って教えてもらうのはそれでいいかなと。
そっか。
いや、ほら、受験というものがないからさ、高校までは基本的にさ、登録すれば入れるからさ。
こんな予定じゃなかったのになーって今も思うけど。
まあでも、本人が行きたくて行ってるところもある意味ね、選択肢を優先させてあげてるってことであるけどね。
私のね、ライフプランがそう崩れですよ。
どんな予定だったのよ。
高校だけでさ、中学校まで公立行って、あわよくば高校も公立がいいなーみたいな感じだったよ。
で、ぬくぬく貯金して、大学で行きたいところに行ってくれたらいいかなーって思ったんだよ。
将来を見据えた教育の重要性
私はそのように動いてたのね。
いやいやいや。
学費の問題は確かにね、ある。
カナダの場合は、基本高校まではそんなにお金かからない。
でも、大学は高い。
そうなの?
大学は、昔はね、本当にすごい安かったらしいのよね。
アメリカほどではないけれども、それでもやっぱりそこそこかかるので。
でも、日本と違って、日本でもね、最近小学金という学生ローンを込む学生さんが増えている。
基本的に、ナイジェルもそうだ、うちのパートナーもそうだったんだけど、
大学に行く学費って、自分でお金を借りて、社会人になってから返済するっていうケースが多いんだよね。
親が持つっていう、そういう考え方があんまりなくて。
でも、ただ学費がすごく値上がってきてるから、カナダ政府もわかってるから、
36歳だったかな、36歳までに、もし高等教育だよね、高校卒業した後の専門学校とか大学とか、海外留学も含めての、そういうための積み立てみたいのがあって、
銀行さんとか、いろんなところがいろんなプランを出してるんだけど、うちはそれで、投資もできるタイプの、そういう積み立てをしていて、
そうなると、何が起こるかっていうと、年間の限度額はあるんだけど、
その年間払うお金があるじゃない、親が積み立てする金額と同じだけの金額を、カナダ政府が補助してくれるんだよね。
例えば、年間50万、親が積み立てました。
でなったら、カナダ政府が50万積み立てしてくれました。
いろんなところに、いろんな保険屋さんとか銀行とか、いろんなところがあるんだけど、そういうところで、そのお金をもとに投資をしてくれて、
で、金額がそれで増えたら、それはそれであなたのものですよっていうタイプの、そういう積み立てを今してて、やってるんだけど。
日本でもそういうのがあるのかどうか、政府が延長してるかどうかは置いておいて、日本でも多分そういうタイプの学習保険みたいなのもあると思うんだけど、
で、カナダのシステムってすごい優れてるなって思うのが、兄弟で積み立てができるんだよね。
だから、どっちかがいかなくても、2人分の保険金が、もしどっちかがすっごい高い大学に行った場合は、使うことができて、
プラス、もし2人とも使わなかった場合は、政府が積み立てたお金は、もちろん政府に返すんだけど、
でも親が積み立てたお金は、親のいわゆる年金に積み立てされていくんだよね。
へー、いいね。
結構いいシステムだなと思って聞いてるけど、どう思ってるかって。
うん、ほんとだ。
そっかー。
だから、それで積み立てていったら、そこそこやっぱり、大学の全部を払うことができないかもしれないけれども、
でも半分ぐらいは助けてあげられるから、
そうしたらね、スチューデントローンって言うんだけどさ、いわゆる小学金、日本で言う小学金みたいな感じのローンの返済は楽にはなるかなと思って、
ずっとちびたくんが生まれた年から、コツコツと積み立てはしてるけどね。
そっかー、いるよね、計画的にね。
そうだね、まあね。
うーん、そうね、うちの場合はさ、結局、でもさ、ほんとにさ、何が起こるかわかんないじゃない。
うちのちびたくんは今年10歳になるけど、順調にいけば8年後に高校卒業するわけじゃない。
8年後なんて読めないよね。
わかんない。
わかんないよ。
ねぇ、就職するって言うかもしれんしね、どっか行くって言うかもしれんし、わからんよね。
でも海外には行ってほしいかな、一人で。
うんうんうん。
なんか、極力応援してあげたいなって思うけどさ、結局さ、お金どうするっていう話になってくるじゃん。
そうだね。
ねえ、ためるか稼ぐかどうにかせんとね、っていうね。
そうだね。
まあ、日本もカナダもね、ワーキングホリデーには加盟してるからね。
なんか、いざとなったら働きながら海外に出るっていうこともできなくはないから、そういう制度もあるんだよっていう話もしたいし、
うちのちびたくんとちび子さんに至ってはさ、私もパートナーもさ、カナダで生まれ育ってるわけじゃないから、
外の国から来てるっていうの知ってるからね、本人たちも。
どうして外の国からここを選んだのかとかっていう話はね、うちのちびたくんは去年かな、
去年、学校のプレゼンテーションで、自分のバックグラウンドを知るみたいな感じで、
誰が、自分の家族の家系の中で、誰が一番最初にカナダに来たのかっていうのを調査するみたいなのがあったんだよね。
面白いね。
面白いでしょ。だから、たぶんちびたくんのクラスの中で半分ぐらいは、自分の親もカナダ生まれじゃないっていう親なんだよね。
未だにそういう親いて、今日もイベントのときに一緒にボランティアのシフトに入ってたお母さんが言ってたんだけど、
私、2022年にもカナダに来たばっかりなんだよねっていうインド系のお母さんが。
そうなんだって話をしてたんだけど、お子さんだからインドで出産して、お子さんと一緒にカナダに移民してきたっていうタイプの人だったので、
そういうケースもあるし、あとは難民で、ちびこちゃんの同級生にいたんだけど、
それこそウクライナの戦争で、ウクライナから難民申請してこっちに来たっていうお母さん、結構家族もいたりとかもするから、
そういう人だったし、そういう意味では、そういうバックグラウンド、自分の親とか、その前の世代だよね。
私たちの子供ぐらいになると、それこそカナダ生まれのおじいちゃんおばあちゃんとかっていうのもいるんだけど、
やっぱりもう少したどっていくと、やっぱり外から移民で入ってきた人ばっかりだからさ、
そういうのを知ると、やっぱり外には目を向けるんだろうなって思う。
日本だと向かうよね。
向かう。
まずそういうのをやろうっていうのがまだないけんで、
そういうのをやりたいなと思って、できるのよね。
いろいろセンシティブな問題が出てくるんでね。
すごい過剰に反応する人がたくさんおるけさ、
反応するほうがさ、なんか変じゃない?
変っていうか反応しすぎじゃない?って思うこともあるけどね。
引き潮が大変じゃけん。
めんどくさいよね。
そう。
夏休みの過ごし方
夏休みはじゃあ、
アシュタさんはお子さんとの受験勉強に付き合い、
娘ちゃんは先生と学校に行くと。
上のほうは。
だから夏休みのお昼ご飯問題は、
私は今年はお弁当で乗り切るよっていう話でしたね。
いいんじゃないのかね。
そう。
夏休みって本当にお金かかってしまうな。
ね。そう。お金かかるんよ。
学校行っててくれよ。これお金かかるな。
なんで夏休みってあるんだろうって思うよね。
まあまあまあまあ、
でもブレイクは必要よ。子供にとっては。
え、なんかこのスタンドに欲しくない?
イギリスはだからそうなんだよ。
あ、イギリス?
イギリスの学校システム
イギリスは6週間学校行って、2週間休んで、
6週間学校行って、2週間休んで、みたいな感じで。
夏休みだから1ヶ月ぐらいはあるみたいだけど、
基本的にはそんな感じで休む。
休みがある。
だからそんなに時間が切ったような感じじゃなくて、
休みが入ってくるっていうシステムらしいけどね。
いいなあ。
それがいい。
どうなんだろうね。
どこ持っとっても一長一短とかあると思う。
システムを変えるのってやっぱりね、労働が必要だから。
私は休みが欲しい。
休みたい!
誰か私に休みよう!って毎日思ってる。
あらくじが当たらない限りみたいな。
そうだね。神様!って感じだよ。
神様が当たらないかなっていうような願いを描いてる人たちがたくさんいるよね。
この間、今、評論文でね、
人はなぜ働かなくてはならないのか?
そういうのを今教えようよ。
人はお金を持っても働くって書いてあって、
働かねえよ!って私は思っています。
生き甲斐とか、少年野球とか、
そういうところでやっぱり仕事っていうのは、
いい材料なんだろうなって私は思う。
頑張ったら頑張っただけ報酬を得られるっていうのは、少年野球みたいですからね。
それを論理的に説明するっていう評論文だって、面白かったよ。
コハマさんだったかな。
それっていろんな考えが出るから、
どうして働くのか、仕事って何なのかっていうのを、
自分の中で答えを見つけるいい代替だなと思う。
でも最終的にね、
最終的な結論がね、社会的なアイデンティティを得るためだっていうのが確かねえ。
それふわっとしてんな。
え?古い?
社会的なアイデンティティって何?
そうじゃろ!
それで、その前まではすごい面白かったよ。
具体例とか、生き甲斐とか、マスメディアの話とかいろいろ出てきて、
その人が仮定を挙げて、それを否定して、仮定を挙げて否定をしてっていう論点界だよ。
ちょっと面白かったのに、最終的な結論はそこかって思って。
すごい。
確かに肩書きって大事よね。
肩書きがなくなった途端に、自分はどう振る舞っていいのかわからなくなるっていう、
そこを多分の事態だと思う。
しかし、ふわっとしすぎてごかつくね。
よく分かんなかったよね。
相手とやりとりをしないってことはありえないから、
自分が社会に存在するアイデンティティがどうだろうじゃんって書いてあって、
そこが今まですごい分かりやすかったのに、急にゴチャゴチャゴチャってなって。
ごまかした感がある。
急に興奮してると思ったり。
そう。
その前もね、原告の先生と話して笑ったんだけど、
笑っちゃいけんけど、文化が違うとはどういうことかっていう評論文だったよ。
最初、歴史的なこととかもいろいろ書いてあって、
なるほどねって思ってたよ。
途中急にね、我々はそれでいいのだ。
それはお前たちとは違うんだみたいな。
急にそんな書き方になるよ。
なんかテンション上がってない?急にテンションおかしくなってない?
ここが一番よく分からんのじゃけどっていうね。
あそこで分かりにくいですよねって言って原告の先生と話しよって。
採点をしなくてはいけないから、そういう答えになっていくんだろうけれども、
それでいいの?って思う答えだね。
めっちゃおもろかった。急に出るんよ本文に。
これどういう意図かね?って聞いても子供にさ、
分からんってなるけど、そうだよねって。
分かりにくいよね。
すごくいいテーマだと思うし、
すごく論じたいし、ディベートしたい内容ではあるのだが、
急展開すぎるし、点数つけなくちゃいけないし、
時間内に書き上げなきゃいけないっていう意味で、
そういう展開に持っていかないといけない気持ちは分からないよね。
それでいいのかっていう、そういう未承過で終わる小論文だね。
私は英語でライティングを受けたことがあるから、
何回も何回も受けたことがあるから、
どこを見てるのかっていうのは、英語のテストの場合は明確で、
要は起承転結をしっかりしている上で、
いわゆる文章がきちんと組み立てられているのか、
エディティとして形になっていて、
最初の序論で出してきたものと、
結論がずれていないかっていうところを見て、
そこで採点するんだよね。
いわゆる英語力を見るための演習とか。
それを日本語の小論文のテストの場合って、
そこを文章の組み立て方を見ているのか、
またまた本人の考え方を聞いているのかっていうところが、
本当に謎だなって思う。
へー、そうか。
そういうところは両方見るけどね。
でもあれは小論文じゃなくて、評論文よ。
説明文よ。
説明文の題材に急に作者の
お前たちとは違うのだとかっていう、
急に作者の言葉が出てきたのが受けて、
一人私は爆笑しとったっていう。
急にテンション上がったのかねって言うとね。
大変、長丁場で喋っちゃったわ。
長丁場で喋っちゃいましたね。
ちょっと皆さん、
語りたいっていう。
夏休みの思い出でもいいです。
これから夏休みは学生を迎えていらっしゃる
親御さんも多いと思いますので、
夏休み何するのかどうか教えてください。
はい。
相変わらずな夏休みを過ごします。
はい。
はい、という感じでございました。
では皆さんごきげんよう。
ごきげんよう。