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2025-03-26 10:16

飲食店のスマホ注文は客のインフラにタダ乗り?(第803回)

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飲食店のスマホ注文について、客が自分のスマホを使うことで通信料がかかるし、バッテリーも消費することに対して不満を感じている人がいるとのこと。この意見をもとにスマホ注文について浅く掘り下げてみました。

=== 目次 ===
通信料とバッテリー残量懸念の声について
複数の手段が選べるほうがいい
出前のときお店側が電話代を渡す文化
アプリを入れる/LINEで友達になることへの不満
お店の従業員が外国人でも注文を受けやすい
キャッシュレス化とセルフレジ
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サマリー

飲食店におけるスマホ注文の導入が進む中、通信料やバッテリーの消費に対する懸念が浮上しています。この問題に対して、Wi-Fiや充電設備の提供といった解決策が提案されています。また、ハイブリッド方式による利便性も重要視されています。

飲食店のスマホ注文のメリットとデメリット
飲食店で注文するときに、自分のスマホで注文するスタイルの飲食店が増えています。
モバイルオーダーと言ったりもすると思うんですが、この飲食店のスマホ注文に賛否両論あるというネット記事が話題になっていました。
aera.netの記事で、タイトルが賛否両論ある飲食店のスマホ注文。
通信料とバッテリー残量懸念の声。客にタダ乗り。というものです。
記事のタイトルにもありましたが、客が自分のスマホを使うことで通信料がかかってしまうこと、バッテリーも消費することに対して不満を感じている人がいるということでした。
私は今までそんなことを思ったことはなかったんですが、確かに指摘されるとそういう視点もあるかなと素直に思いました。
家族の中で私だけ通信し放題のプランじゃないので、確かに通信料がかかることは意識した方がいいのでしょう。
ただ、X状で私がこの記事に対する反応を見た中では、そんなセコいことを言ってる人がいるんだくらいの意見が多いようでした。
私もどっちかといえばそっちよりです。
スマホで注文するタイプのお店は、お店側がWi-Fiを用意してそのWi-Fiを使えることが多いので、通信料を気にしている使い放題じゃない私みたいな人には、逆にそういうお店の方がWi-Fiが使えていいというケースもあると思います。
なので、お店側がフリーのWi-Fiを用意することで不満は解消されるし、むしろWi-Fiが使えるから行くという人もいるんじゃないかと思います。
あとはバッテリーの件ですが、これもお店で充電できるようにすればいいじゃないかという声を見かけました。
コンセントの位置の問題とかもあると思いますが、充電ケーブルを用意するくらいはそんなにコストかからずにできるでしょうし、充電に電源を使われてもそこまで電気代に影響しないんじゃないかなと思ったりします。
そこまで充電する人はいないだろうという見たてからですね。どうしてもという人のための救済措置みたいなイメージです。
注文端末として各テーブルにタブレットを用意するよりは、フリーのWi-Fiと充電ケーブルを用意していたという時には充電してもらう方がコスト的にはかからないんだろうなと思います。
あと、メニューが、紙のメニューがあった方がいいのかスマホの画面だけでいいのか問題がありますよね。
これは多くの人が紙のメニューもあった方がいいと言っていますし、私もそう思います。紙のメニューがあってそこに番号が書いてあって、その番号をスマホの注文画面に入力して注文できればいいという意見は結構多くの人が共感すると思います。
サイゼリアのモバイルオーダーの仕組みがまさにそうなっているはずです。
で、結局紙のメニューもあるし、スマホの中でもメニューが見られるというハイブリッドがいいんじゃないかなと思います。
で、これはスマホ注文そのものにも言えて、スマホでの注文ができない、使い方がよくわからないとか、今スマホを使いたくない、バッテリーがないとか、通信量の関係とかそういうものもひっくるめて何かしらの事情で使いたくないあるいは持ってないという人もいると思うので、いざという時には店員にオーダーできるというこれもハイブリッドですね。
やっぱりいざという時には人間が何とかしてくれるというのがいいんじゃないかなと思います。
その記事にはわからないことがあったら何でも聞いてくださいねという一言が店員さんからあるだけでもだいぶ違うと書いてありましたし、そういうホスピタリティ、スマホでの注文方法がわからない人には親切に教えてくれるし、
いざとなったら、例えば店側が用意していた端末で代わりに注文するとか、そういう多少の臨機応変さがあるお店が喜ばれるんだろうなと思います。
スマホでの注文は通信料とかバッテリーの消費とか客のインフラにただ乗りしてるという指摘に対して、昔の電話をしての出前だって客のインフラにただ乗りしてるじゃないかよと、そんなセコいこと言うなよという文脈で書いてる人がいました。
スマホ注文とキャッシュレス化の影響
で、それを見て今もそうかもしれないんですが、昔ながらの出前ってお店の人が商品を届ける時に電話代として10円とかをお客さんに渡すという文化があったことを思い出しました。
で、その人の投稿への返信でもそのことを書いてる人が何人かいました。
ちょっと懐かしく思ったんですが、今でも昔ながらの出前をやってるようなお店はそうしてるんじゃないかと思います。
あと、スマホ注文についてアプリを入れないといけないケースがあって、そのアプリを入れなきゃいけないことへの不満とか、
LINEがベースになっていて、LINEで友達登録をしないと始まらない、注文が始まらないという仕組みへの不満を言ってる人がいました。
これも確かに理解できるなと思います。
あと、スマホ注文だとだいたい最初にQRコードを読み込んでからというやり方が多いですが、
悪意を持った第三者がQRコードを差し替えて変なサイトに誘導するみたいなことができてしまうリスクを指摘してる人もいました。
確かにそれもあるかもしれないですね。
スマホでの注文、モバイルオーダーであったり、タブレット端末での注文であったりにどんどんシフトしていく、増えていく流れは変わらないと思います。
店側のメリットとしては、とにかくオペレーションが楽になるし、注文ミスが減るというのはお店にもお客にもメリットになりますよね。
この話題の記事では、スマホ注文だと翻訳機能を使うなどして外国人客にも対応しやすくなるのがメリットと書いていました。
で、それを見て私は逆もあるなと。お店の従業員が外国人ばっかりでも注文を受けやすくなるというメリットもあると思います。
中華料理のお店とかインド料理のお店とか店員が日本の人じゃない人たちばっかりというケースが結構ありますよね。
そういう人たちにとっても注文のミスが起こりにくいという意味で、スマホでの注文とかタブレット端末での注文というのはメリットが大きいと思います。
ただもちろんそういう店員さんとコミュニケーションしてこの料理はどういうものなのと聞いたりするのも楽しいので、そういう会話でのコミュニケーションをしつつのスマホでの注文というのがいいんでしょうね。
あと最後にセルフレジの話もしたいと思います。私はセルフレジの普及が日本のキャッシュレス化の勢いを鈍化している、勢いをなくしていると思っています。
日本のキャッシュレス化は海外に比べると低い、現金派がまだまだ多いと言われてますよね。
コロナ禍の影響で現金をさらなくていいという点もあってキャッシュレス化が進むかと思ったんですけども、
飲食店とかコンビニでセルフレジ化が進んで、あとスーパーとかもですね。
で、セルフレジで現金使えるじゃんと。日本の技術が優秀だからかどうかはわからないですが、
セルフレジで基本的に現金が使えるので、じゃあわざわざキャッシュレス化しなくても現金でいいやと思っている、特に高齢者の人とか多いんじゃないのかなと思っています。
今回は以上です。あしかがこうじがお届けしました。
次回もお楽しみに!
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