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2023-04-11 10:06

IT系のサポートは難しい(第646回)

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IT系のサポートは、どこまで面倒を見るのか。いつまで面倒を見るのかが難しいという話です。自立を支援したいけど、なかなかそうもいかない面もありますね。
=== 目次 ===
Googleドライブの容量がメールに影響
infoのメールアドレスの容量
応用が効く教え方をしたい
Googleフォトの容量無制限が変わった
乗り換えやすい/にくいツール
ツールの提案時に時価総額で説得
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00:01
IT系のサポートは難しいなという話です。
どこまで面倒を見るのか、いつまで面倒を見るのかということです。
先日、Googleのドライブの容量がなくなって、メールが受け取れなくなったというSOSのラインが来ました。
その方、一人で会社をやっているんですが、ドメインを取ってホームページを作ってという部分をお手伝いしたんですが、
その最初の会社立ち上げの時に、新しく取ったドメインでメールを送受信できるようにというサポートもしたんですね。
その時に、ドメインはGoogleドメインで取って、メールは当時のG Suite、今のGoogleワークスペースで環境を構築しました。
今となっては、あんまりそういうデジタル系、IT系詳しくない人に、この構築の仕方は良くなかったんじゃないかと思っていて、
やり直せるなら違うやり方すると思うんですが、ともかく当時はそれがいろんな意味でいいと思ってやったんですね。
それが4年とか経って、ドライブの容量不足になってしまったと。
そこの会社とは、今サポート契約とかしてないので、サポートの分のお金をもらってるわけではないんですが、
じゃあこのサポート有料ですと。なかなか言いにくいですよね。
私がそのインフラの部分を構築してるんで、向こうサイドとしては足利さんに設定してもらった通りに使ってるわけだし、
自分デジタルには詳しくないので何もわかりませんと。
そういうスタンスで来られて頼られたら、無償でサポートするしかないですよね。
というのが私の感覚です。
で、これその会社の人も何もやってみなかったわけではなくて、容量を増やす契約をしようとしてみたり、
古いメールを消したりしたらしいんですね。
ただ古いメールを消したアカウントは個人で使っているGmailで、その会社のドメインのGoogleワークスペースの方のアカウントじゃなかったんですね。
で、なおかつわからない人にはややこしいことに、そのドメインでメールアドレスを複数作っているのでアカウントが複数あるんですね。
で、その人とズームで繋いで画面を見ながら、こちらで遠隔操作しながらサポートしたんですが、
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info at mark何とかのアカウントがやたらに容量を食ってることがわかりました。
info at mark何々というメールアドレスは、よく使われる企業の窓口とかでよく使われるアドレスなので、
ドメインの頭にinfoと付けたメールアドレスは迷惑メールが来やすいんですよね。
これは私の推測なんですが、多分infoのメールアドレスは迷惑メールがいっぱい来たことで容量を多く消費してしまってたんじゃないかなと思います。
で、今回の話はちょっとイレギュラーなんですが、infoのメールアドレスはもう使ってないということだったので、アカウントごと削除することで対応しました。
これ遠隔操作してGoogleワークスペースの管理画面に入って確認してみてすぐにそこに行き着いたんですが、
やっぱりこういうのに慣れてない人にとっては自分で解決するのはやっぱり難しいですよね。
基本的には私が何かデジタルについてツールの使い方だったりなんだったりを教えるときには、
自立を支援したい。自分でできるようになってほしい。
こういう手順でやりますよという手順とかルールを何も頭を使わずにそれに沿ってやったらうまくいくというようなものの方が教わる側にとっては楽な部分も多いと思うんですが、
そうではなく自分で考えてできるような根本的な部分を教えたいと思ってるんですね。
応用が効くような教え方ができればということです。ただ現実問題はなかなかそうもいかないなということも感じることが多いです。
他の例ですが、iPhoneでどんどん撮影してたまっていく写真の管理に困っているという人にGoogleフォトを勧めたことがありました。
iCloudに追加でお金は払いたくないということだったので無料で使える。しかも当時実質的に容量無制限だったGoogleフォトを勧めたんですね。
ところがご存知の人も多いと思いますが、2021年の5月末で実質無料というのが終わってしまったんですね。
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もう終わっちゃったことですが、一応もうちょっと細かく説明しておくと、
Googleフォトにアップロードする画像と動画がこのサイズ以下の場合、いくらアップロードしても容量にはカウントされませんよという特別ルールみたいなのがあったんですね。
写真は元のものからは圧縮されますと。で最大1600万ピクセルなんだけど十分な画質と解像度で容量にカウントされずにアップロードできましたし、
動画も最大1080pというHDサイズですね。1920x1080ピクセル。4Kよりは半分のサイズだけど十分綺麗な画質ですよね。そのサイズまではアップし放題だったわけですね。
でこのアップし放題、無料の特別枠みたいなのが終了したので、その後はiPhoneから自動でGoogleフォトに写真をアップロードしていったときにどんどんストレージ容量を使っていくので、
あるときいっぱいになって結局お金を払って容量を増やすか、いらないものを消すなどして容量を上げるか、別なものに乗り換えるかということになるわけですよね。ただこれもGoogleフォトを使ったらいいんじゃないと。
進めた以上、アフターフォローをしなきゃいけないなと思っています。まあこの実質無料みたいな特別措置みたいなのはいずれ終わるということは想定しておく必要があったんでしょうね。
一時的に使うツール、乗り換えが楽な用途のツール、例えばビデオ会議のツールとかはそうじゃないですかね。データがそこに溜まっちゃってるし、連絡先情報とか他の人とのつながりもそのツールの中で行われてるとか、ビデオ会議ツールはそういう感じではないので乗り換えはしやすいですよね。
一方でメールのサービスとか写真をクラウド上に貯めておくサービスなんかは乗り換えが大変ですよね。そういうサービスを人に勧める場合、使いやすさ便利さと同時に5年後10年後ちゃんと続いていくサービスなのかとかそういうことも考えないといけないですね。
ちなみにNotionであったりMiroであったりのようなまだまだ日本ではそこまで知名度がないツールを提案するときには実はこんなに大きい会社なんですよと。
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自家総額とかユーザー数とかを数字で伝えるのは結構効きます。経験上それで納得してもらえることが多いです。導入に至るかどうかはともかくとしてちゃんとしたサービスなんだと理解してもらいやすいですね。
ちなみにNotionは自家総額100億ドルユーザー数は2000万人以上だそうです。100億はすごいですよね。日本円にすると1兆3000億円ということですかね。そう聞いたら簡単に潰れたりサービス終了したりしないだろうなと思いますよね。
ちなみにCanvaはもっとすごくて自家総額400億ドルです。ということで今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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