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SkypeがLINEに負けてZoomにも負けた理由というタイトルを今回つけたんですが、
負けたという言い方はちょっときつい言い方になってしまってますが、
タイトルなので、キャッチに完結にと思って、ちょっときつい言い方になってしまっています。
負けたからダメとかそういう話ではないんですが、
その分野で先行している存在だったのに、シェアで抜かれてしまったということを負けたと表現しているだけです。
まずテキストチャットの分野でLINEにSkypeが抜かれた理由ですが、
一番大きいのはやっぱり始める時のハードルの低さの違いですね。
LINEはID、パスワードという概念がなく使えて、使い始めるのが簡単だったんですね。
スマホ専用のサービスだったので、電話番号と紐付けて認証するということで、
ID、パスワードなしで使い始めることができるんですね。
電話帳をアップするのが標準になっていて、それで友達同士がつながれるというのは、
セキュリティ的な面での批判もありましたが、
簡単に友達同士がつながることができるハードルの低さが普及した理由の一つだと思います。
一方でSkypeは当時パソコンでの既存のユーザーにモバイルアプリも提供するくらいの発想だったみたいです。
最初の頃のモバイルアプリはスマホで新規ユーザー登録はできなかったらしいです。
アプリを立ち上げてもID、パスワードを入れないと次に進めないですし、
新規ユーザー登録もスマホからできないということであれば、
必要に迫られている人以外は使おうとは思わないですよね。
あとSkypeはアプリのサイズが大きくて、
Wi-Fi環境じゃないとダウンロードできなかったというのもLINEに負けた理由の一つだと言われていました。
LINEはモバイル回線でもダウンロードできたんですね。
次にビデオ会議でZoomにSkypeが抜かれた理由ですが、
これもテキストチャットでLINEに抜かれたのと同じで、始めるときのハードルの低さの違いだと思います。
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Zoomはホストとなる人以外はユーザー登録も不要で、
すぐにビデオ会議に参加できるハードルの低さが特徴なんですね。
SkypeはIDを持っていることが前提なので、相手にユーザー登録してもらう必要があるんですが、
Zoomの場合は会議室のURLを教えるだけなんですね。
ワンクリックでつながると表現している人がいましたが、
Zoomミーティング用の個別のURLをクリックするだけで会議に参加できます。
実際は初めて使うときはアプリをインストールする必要があるんですが、
その辺も自然な流れで自動的にインストーラーがダウンロードされて、
クリックすると自動的につながるような感じで、
アプリをインストールしていることをあまり意識させない感じで使い始められます。
あるいはアプリのインストールを無視してブラウザから参加することもできるようになっています。
ただ逆にアプリをインストールせずにブラウザから使うことの方が知識を持っていないと分かりにくいかもしれないですね。
なおSkypeもMeetNowという機能でユーザー登録なしでウェブ上で会議することができるようになったようです。
ただ若干通常のSkypeとは機能が違ったりするらしいです。
ネットでSkypeとZoomの比較をしている記事をいくつか見たんですが、
Zoomの方が接続が安定している、Skypeは人数が増えると不安定になると書いてる人が多かったです。
そういうのを含め機能面でもZoomの方がいいみたいなんですが、
やっぱり最初のとっかかりの部分のビデオ会議をやりますという時に参加してもらいやすさ、
ハードルの低さがやっぱりZoomが選ばれている一番大きな理由なんだろうなと思います。
ということでSkypeがテキストチャットの分野でLINEに抜かれ、
ビデオ会議の分野ではZoomに抜かれた理由はどちらも始めるときのハードルの低さの違いじゃないかという話でした。