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2024-01-17 11:49

無料でも使えるツールの無料の範囲が狭くなってきている(第716回)

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無料で使えるツールの、ここまでは無料ですという範囲が従来より狭くなって機能制限が厳しくなっているケースが増えているように感じます。Bitly、Evernoteなどの例をもとに話しました。

=== 目次 ===
無料でも使えるツールの無料の範囲が狭くなってる
Bitlyでクリック数解析が見れなくなった
Bitlyで作れる短縮URLが無料では月12個までに
Evernoteではノートの数が10万→50に
フリーミアムモデルの理想の形とは
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デジタルのツールは完全に無料で使えるものもありますし、
有料版もあるんだけど無料版もあるよというものも多いですよね。
無料お試し版ではなくて無料でも継続してちゃんと使えて、
でも有料版にはもっと上の高度な機能があったりして、
ここまでは無料で使えるけどそれ以上は有料ですよとなってるツールが結構あって、
フリーミアムモデルと呼ばれているものですね。
で、最近この無料で使えますよというツールの無料で使える範囲、
機能制限が厳しくなってきているなというケースが多く見られます。
これまではフリーミアムモデルだったんだけど、
もう無料お試し版レベルでしか使えないよとなっちゃったようなツールもありますね。
エバーノートなんですけど。
フリーミアムモデルがうまくいっていないケースが増えてきちゃったのかなと思うんですが、
まずはその辺の具体的な事例について話したいと思います。
ビットリーという短縮URLを作成するサービスがあって、
結構長い間無料プランで使っているんですね。
例えばポッドキャストの各エピソードのアップルポッドキャストのリンクとか、
フォームを作成するサービスで作ったフォームのリンクとか、
そういうのは特にURLが長くなりがちなんですが、
リンクをそのままブログとかに載せるとか、
特に印刷物に載せる時にリンクが短い方がスッキリしますし、
印刷物の場合は手で入力するのに長いURLを打たなくて良くなると。
そういうために使うものですね。
印刷物の場合はQRコードを載せるのが今時な感じではありますが、
URLが短い方がQRコードの一個一個のドットが大きい、
シンプルな感じのコードになるんですよね。
この短縮URL作成サービスのビットリーを、
去年の12月くらいに使おうとして、
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クリック数の解析が見れなくなっていることに気づきました。
ビットリーにログインすると、
自分が過去に作った短縮URLのリストが表示されていて、
それぞれ何回クリックされたかが一覧の状態で表示されていたので、
自然に目に入っていたんですね。
それが書きマークがついて、
カーソルを合わせると、
有料プランにアップグレードするように表示されるんですね。
有料プランのユーザーじゃないと、
クリック数の解析が見られないように、
仕様が変更されていたんですね。
その前から結構コロコロユーザーインターフェースが変わっているなと、
開発に力入っているのかなと思っていたら、
LinkedIn BIOというプロフィールページを作成するような機能が付いたりして、
どんどん変わっていってたんですね、ビットリーが。
そのプロフィールページ作成機能を実際に使ってみて、
ポッドキャストで話したりもしたんですが、
プロフィールページのアクセス解析機能が、
従来の短縮URLのクリック数解析よりも高度なものになっているなと気づいたんですが、
まさかその後、短縮URLのクリック数解析が無料版で使えなくなるとは思ってもいませんでした。
そしてその後、そもそもビットリーの無料プランで作れる短縮URLの数に、
月12個までという制限が付いたことに気づきました。
私はこのアシカガキャストで新しいエピソードが配信されたことをXで告知するときに、
余裕があるときは、
Apple Podcasts、Spotify、Google Podcasts、YouTube Musicなどなど、
6個の配信先のそのエピソードのリンクをわざわざビットリーで短縮URLにして投稿してたんですね。
なので、1回のポッドキャストで6つも短縮URLを作るんだったら、
月12個制限だと、月に2回分のポッドキャストのリンクしか作れないということになってしまいます。
そもそも、X、Twitterに投稿するときにURLが文字数にカウントされるので、文字数を節約するために短縮URLを使うというのが、
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元々の短縮URLを使う大きな理由なんですが、
もう結構前にTwitter時代に仕様が変更されて、長いURLでも決まった文字数にしかカウントされなくなったので、
文字数を節約するために短縮URLを使う必要はなくなってるんですね。
ビットリの仕様変更で、クリック数のカウント数も無料プランじゃ見られないとなると、
そもそも短縮しなくていいじゃんということになりますね。
別の短縮URL作成サービスで、無料でもある程度の数の解析が見られるというのもあるみたいですが、
これを機に短縮URLをやめるという手もあるなと私は考えています。
多分それまではビットリで短縮URLを作れる数が制限がなかったのか、
あったとしてもかなり緩いものだったはずなんですが、
いきなり12個というのは少ないよなと思いました。
でもEvernoteの方がインパクトがあって、
去年の11月の末ぐらいにEvernoteが発表した無料プランの仕様変更がかなり衝撃的で、
無料プランで保存できるノートの数が従来の10万から50に変更されたんですね。
もうちょっと細かく言うと、従来は250のノートブックと10万のノートが無料プランでも作成可能だったのが、
一つのノートブックで50個までのノートと制限が変更されたんですね。
これはもうフリーミアムモデル、無料でもある程度継続して使っていけるよと、
ある程度以上の機能が必要だったら有料版にしてねというようなものではもはやなくて、
無料お試し版のレベルになってしまったなと感じています。
あとクリックアップという私が使っているタスク管理のツールで、
タスク管理以外にもいろんな機能があるんですが、
Notionみたいな感じでドキュメントを作る機能があって、
そのドキュメントをウェブ公開する機能が月12ドルのビジネスプラン以上じゃないと使えなくなってしまいました。
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これ私月5ドルの有料プランを使ってるんですが、もう一個上のプランじゃないとダメになったんですね。
多分このドキュメントのウェブ公開は以前は無料プランでも使えていたんじゃないかと思います。
縦続けに自分が使っているサービスの制限が厳しくなって、なかなか嫌な流れが出るように感じています。
で、やっぱりフリーミアムモデルというものを持続させていくのが難しいツールが出てきてしまってるということなんでしょうね。
一方で今調子がいいNotionとかFigmaとかはフリーミアムモデルがうまくいってるということだと思います。
Notionなんかは無料で使える制限がどんどん減っていってるんですね。
無料プランの人でもよりいろんなことができるように制限が少なくなっていっています。
改めてフリーミアムモデルの理想の形をイメージすると、
まず企業などでビジネスでがっつり使っているユーザーは有料で使って、
でもこのツールのおかげで生産性が上がって利益につながってるから喜んでそのツールにお金を払うし、
そのツールのおかげだとありがたいと思っていると。
でその分無料で使えている個人のユーザーとかはそのツールの良さなどをネットとかで紹介することがそのツールのPRにつながると。
なので開発元としてもありがたいと。
でもちろん無料のユーザーも無料で使えてありがとうと。
開発元に感謝していると。
そういうみんながハッピーそういう状況がフリーミアムモデルの理想だと思うんですね。
これがうまくいかなくなってきているツールがなるべく有料ユーザーだけに使ってもらえるようにしていくのはしょうがないことだとも思います。
今回は以上です。
足利浩二がお届けしました。
11:49

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