AppleのKeynoteを使うと、経験や知識がなくてもそれなりにいい感じのアニメーションが作れるという話です。文字や図形を移動/拡大・縮小などするモーショングラフィックスを手軽に作るにはKeynoteがおすすめです。
=== 目次 ===
セルアニメとモーショングラフィックス
アニメーション制作の定番After Effects
動きのセオリー、ルールの知識が必要
Keynoteでのアニメーション作成お手軽
iPad版KeynoteにはMac版にはない機能が
GIFアニメを配置してKeynoteで動かす
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アシカガキャスト。 アニメーションの話をしたいんですが、アニメーションというと複数枚の絵を描いてパラパラ漫画の要領で動かす、いわゆるセルアニメーションを連想する人が多いと思います。
今回話したいのはそのアニメーションではなく、モーショングラフィックスと呼ばれる文字や図形などを移動させたり拡大縮小させたりの動きをつけるアニメーションです。コンピューターが得意な処理ですよね。
手描きで少しずつ大きくなっていく絵を描くとか、少しずつ薄くなっていって消えるとか、アナログで描くのは大変ですが、デジタルなら自動でやってくれます。この大きさからこの大きさに拡大されると。指示すれば間のコマは自動的に生成できるんですね。
ボーカロイド曲とか歌い手の曲のミュージックビデオでもモーショングラフィックスはよく使われている印象です。 イラストは静止画のままで歌詞がモーショングラフィックスでかっこよく出てくるというパターンが多いようです。
ボカロピー的な人と個人の映像クリエイターが組むというケースも多いようで、時間と手間がかかってしまうセルアニメーション的な動きのシーンはポイントポイントで使いつつ、モーショングラフィックス的な動きでかっこよく上手いこと見せているミュージックビデオも多いように感じます。
と言いつつそんなにたくさん見たことがあるわけではないんですけどね。 モーショングラフィックスを作るには定番のアプリケーションがあって
Adobe After Effectsというのが定番だと思います。 プロも使うツールでお値段的なコストもかなりかかるのでこれからアニメーション作り
モーショングラフィックスをやっていこうという人は別なツールを使ってたりするのかもしれませんが 私はアドビークリエイティブクラウドのコンプリートプランのユーザーなので
アフターエフェクツを使うことができます。 ちなみにこのアフターエフェクツは元々はアドビが開発したわけではなくて
Corsaという会社が開発したCorsa After Effectsだったんですが Corsaがアルダスに買収されアルダスがアドビに買収されたことで
アドビーアフターエフェクツになりました 私はアドビーアフターエフェクツをかなり初期のバージョンから触ったことはあるんですが
簡単なデモンストレーションをするとか 機能の検証をするとかそういう程度にしか使っていなくて
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がっつり作品を作ったりしたことはありません というか挫折したと言ってもいいかもしれないです
モーショングラフィックスを作るにおいて考えられることはだいたい何でもできて 細かくコントロールできるんですが映像制作
アニメーション制作のプロではない人が使うには敷居が高いと思います 機能が豊富すぎて使いづらいという面ももちろんあるんですがそれ以前に
ものを動かすことにおけるセンス的なもの センスという言葉はあまり使いたくないんですがわかりやすいんで一旦使いますが
動きのセンス的なものそれを身につけるにはかなりの時間をかけて勉強しなきゃいけ ないだろうなということでアフターエフェクツは使いこなせないなと思ったんですね
例えば何かの文字や図形を a 地点から b 地点に移動させるとします
最初と最後の位置を決めればアフターエフェクツは自動的に間の動きをつけてくれるので アニメーションそのものは簡単に作れるんですがただ普通に一定速度でワーッと動いても単調で今一つな感じになりがちです
実は移動させる場合最初徐々に動き出して途中は同じ速度で動き 最後また徐々に減速していくという変化をつけるのがセオリーなんですね
最初徐々に動くのをイーズインだんだん減速するのをイーズアウトという用語があります このイーズインイーズアウトをつけてあげると動きがいい感じになるんですね
とはいえじゃあどれぐらいの速さでどれぐらいの時間で a 地点から b 地点に移動させたら気持ちがいいかなど考えることが多くて
アニメーション作成は大変ですね after effects はイーズインイーズアウトをさせるときにどれぐらいの加速をするかとか
グラフを出して細かくコントロールしたりできるんですが自分の本来持ってる 勉強してない段階でのセンスに任せて作っていてもなかなかうまくいかないので
セオリー的なものルール的なもの先人の経験に裏付けされている 教科書的なものが欲しくなるところですよね
なのでちょっとした動きを作るにもそれなりに時間をかけて勉強して経験を積んでいって 引き出しを増やしていく必要があると思います
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そしてやっと本題なんですがそこまでやらないでそこそこいい感じのモーショングラフィックス アニメーションを作りたいよねというニーズには
アップルのキーノートが向いていると思います 例えば先ほど言ったイーズインイーズアウト
徐々に加速して最後徐々に減速する動きですが キーノートで移動のアニメーションを作ったときには
デフォルトで最初からイーズインイーズアウトが設定されています これは設定でイーズインだけイーズアウトだけ
どっちもなしも選べるんですが とにかく最初に移動のアニメーションを設定した時にこっちの方がいい感じだよと
イーズインイーズアウトが最初から設定されているところがキーノートの良いところ 優しいところだと思います
もちろんアフターエフェクツほど細かくいろんなところをコントロールはできません できることは限られているんですが
あらかじめ用意されているアニメーション効果を選ぶだけで そこそこいい感じのアニメーションを作れるというのがキーノートの良いところですね
くるっと立体的に平面なんですが回転するとか落ちてきてちょっとバウンドするとか それっぽい動きが細かい設定をしないでも最初のデフォルトの設定のままで
いい感じにある程度緩急ついた感じで動いてくれます バウンドする効果にはバウンドする時にちょっと1回そのオブジェクト自体が潰れて戻ってみたいな動きをしたりもするんですが
これアフターエフェクトで作ろうとしたらすごく手間のかかる作業になると思います mac 版のキーノートより
ipad 版の方がアニメーションを作る上では便利だと思います ipad 版にしかない機能があるんですね
まず手書きでイラストとか文字を書いた時にその書いている様子 線が引かれている様子をアニメーションにできるんですね
文字が書かれていくアニメーションとか結構需要があると思います あと移動のアニメーションを作る時に
オブジェクトを指かアップルペンシルで抑えて好きなように動かしていくとその通りに オブジェクトが動くアニメーションを作れます
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オブジェクトが動くアニメーションを作るときにはこの線に沿って動きますよという パスと呼ばれる線が作られるんですがこのパスはいわゆるベジェ曲線になっていて
ipad 版でも mac 版でも後からこのパスを補正することもできます ipad 版だとオブジェクトを移動させると自動的にその移動に合わせて
パスが作られるということです キーノートのアニメーションは一つのオブジェクトに対して同時に複数の動きができないんですね
回転しながら移動するみたいなことです そこで例えば人が歩いているような動きを
procreate などでセルアニメーション的なものを作ってそれをキーノート上で移動して 歩いているみたいに見せられないかなと考えました
で結論から言うとそれは可能です mp4 とか mov とかの動画ファイルあるいはアニメーションジフをキーノートに貼り付けて
それをキーノートのアニメーション機能で動かすことはできました アニメーションジフなら背景を透過させることができるので背景と合わせてさらに
複雑なアニメーションとか作れそうですね 今回は以上です
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