音声チャットを軸にリニューアルしたClubhouseを使ってみての感想などを話しました。特定の人と音声チャットでやり取りする方法は2種類あります。
=== 目次 ===
音声チャット中心にリニューアルしたClubhouse
音声チャットというより非同期音声メッセージSNS
マイクボタンを押して円形メニューが表示
特定の人と音声チャットでやり取りする機能
Houseを作って特定の人と音声でやり取り
使いやすさはないけど可能性は感じる
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Clubhouseが音声チャットを中心としたサービスに生まれ変わりました。
Clubhouseといえば、コロナ禍の2020年に大ブームになったんですが、その後、急激に飽きられていったイメージがあると思います。
私も知人と定期的にやっていたルームを辞めてから利用しなくなっていきました。
Twitterのスペースで同じようなことができるようになったので、そっちに人が移っていったというのもあるでしょうね。
Clubhouseは最初招待制で、リアルな人間関係のつながりがベースになっていて、
Facebookでつながっている人たちがClubhouse上でもつながっているという風になっていた人が多いと思います。
そういったリアルな人間関係でのつながりよりも、趣味の集まりみたいなTwitter上での交流関係の方が音声配信に向いていたということなのかもしれません。
Clubhouseが音声チャットを中心としたサービスにリニューアルしたということ自体、ほとんど話題になっていないと思います。
話題にしている人の声も否定的なものが多いですね。
音声チャットなら別にClubhouseを使わなくてもいいとか、そういう意見が出ています。
でも私はちょっと期待しました。
使いやすいUI、UX、ユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンスで音声チャットができるのなら、
LINEと電話ズームの間のコミュニケーションツールとしてありじゃないかと思ったんですね。
小さい文字が読みにくいとか文字入力するのが面倒だというような高齢者の方とかに音声チャットツールがいいんじゃないかと考えているということもあります。
LINEでも音声でメッセージ送れるじゃないかという声もあると思いますが、
やっぱり両方できるというよりも音声でのやり取りに特化しているツールというものが使いやすいものがあれば、そっちの方がいい、わかりやすいと思います。
で、リニューアルしたClubhouseのスマホのアプリですが、下に3つアイコンが並んでいて、一番左が家のマーク、ホームで真ん中が虫眼鏡の検索。
一番右が吹き出しのマークのメッセージです。
で、これを見て私は一番左のホームのところが従来通りのClubhouseのルームが並んでいるところで、一番右の吹き出しのメッセージのところで音声チャットをするんだと思ったんですが、違いました。
03:19
ホーム画面に表示されていたのはルームではなく、私がフォローしている人の音声メッセージだったんですね。
要するにTwitterとかInstagramみたいにホームがタイムラインになっていて、そこにみんなが音声メッセージを投稿していくという音声メッセージSNSになっていたんですね。
なので、音声チャットツールというよりも非同期音声メッセージSNSと言った方がいいんじゃないかと思いました。
リアルタイムの音声トークルームのSNSだったClubhouseが、リアルタイムじゃなく好きなときに聞ける非同期の音声チャットツールに舵を切ったということです。
ライブ配信できる機能もなくなったわけではないんですが、位置付け的にライブ配信はメインの機能ではなくなっています。
従来のようにオープンな誰でも聞ける音声生配信をするルームを作ることはできなくなっているらしいです。
あくまでもつながっている人、友達同士で音声でやり取りをするツールなんですね。
フォロー、フォロワー的な部分に関しても相手が承認することによって友達になるというFacebook方式になったみたいです。
リニューアルしたClubhouseのアプリでは、ホーム画面の下に大きくマイクボタン、マイクアイコンが表示されています。
このマイクボタンを押すと、最初ボタンを押しながらAsk me anythingと言ってみようみたいなことが英語で表示されるんですね。
これの意味がわからなくて、何か知り的な音声アシスタント的なものかしらと思ったんですが、そうじゃなかったです。
単に最初の音声メッセージの投稿を促すために出てたんですね。
それで騙されてマイクボタンを押しながら何か言うと、それが即音声メッセージとして投稿されます。
私がClubhouseで繋がっている人にもこのトラップに引っかかった人がいて、2、3人の人の無言のメッセージがタイムラインに並んでいました。
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訳もわからずとりあえず押してそのまま投稿されて消さずに残っていたんでしょうね。
投稿した自分の音声メッセージはそれを開いた後、右上の点々の3点リーダーのメニューからDelete Chatというのを選ぶと削除できます。
ただこの1回何かしら音声メッセージを投稿するという儀式を経ないと、マイクボタンを押した時に出てくる本来の円形のメニューが出てこないんですね。
円形で円弧に沿ってくるくる回せるメニューで、円といっても円弧の一部が表示されているだけなんですが、
そのメニューで投稿先を切り替えるようになっています。
最初の段階ではFriend of FriendとFriends Onlyが切り替えられるようになっています。
これは投稿する音声メッセージを友達の友達まで見れるようにするか、友達限定にするかの切り替えですね。
じゃあ特定の人とだけ音声メッセージをやり取りするにはどうしたらいいかというと、2種類の方法があることがわかりました。
まず一つ目の方法が下に並んでいるアイコンの一番右の吹き出しマークのメッセージを選ぶ方法です。
メッセージ図と書かれている画面が開くので、クラブハウス上でつながっている友達を選んでチャットグループを作ることができます。
もちろん1対1でも3人以上でも大丈夫です。
TwitterやInstagramのダイレクトメッセージと同じような感じですね。
で、このメッセージでの音声チャットを妻とテストしてみたんですが、あまり期待に応えてくれる感じではありませんでした。
まず音声メッセージが1回しか聞けないんですね。
これ実は後で遡って聞けることがわかったんですが、ユーザーインターフェースがわかりづらくてかなりいろんなところをポチポチ押したり試してみたんですが、
聞き返す方法がわかりませんでした。
音声は自動で文字起こしされるんですが、音声が再生されているときにリアルタイムに表示されるだけなんですね。
音声チャットというから、タイムライン上に過去のメッセージが並んで、押したら音声再生するとか、そういうのを想像したんですが、タイムラインにも並んでくれません。
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マイクボタンを押しながら録音するんですが、手を離した瞬間に投稿されるので、送る前に聞き直したり、やっぱり送らないという選択肢はないんですね。
確かに機能としてはシンプルなんですが、シンプルすぎて表紙抜けでわかりにくい、使いにくいという印象を持ちました。
実は音声再生をコントロールする方法が画面の左端をタップするか右端をタップするかで、左端をタップすると過去のメッセージに遡っていけて、右端をタップしていくと新しい方のメッセージに切り替わるということで、過去のメッセージを遡って聞くことができることはわかりました。
Instagramのストーリーと同じ操作感ですね。
ただせっかく文字起こしされているのに、それを一覧で見ることはできません。
これはなかなかわかりにくいなと思っていたんですが、特定のメンバー同士で音声チャットをやるもう一つの方法として、ハウスを作るということを知りました。
ルームじゃなくてハウスという特定のメンバー同士のグループというのは、以前からClubhouseに機能としてはあったんですね。
このハウスを作ってメンバーを招待すればグループでの音声チャットができます。
ハウスを作ってやる方法と先ほど話したメッセージでやり取りする方法との違いなんですが、
ハウスの場合は発言がホーム画面のタイムラインに並びます。
音声から文字起こしされた文字と発言者の名前、アイコンが表示されるので、一応時系列で新しいもの順に視覚的に発言を遡っていくことができるんですね。
もちろんそこをタップすれば音声を聞くことができます。
あとホーム画面でマイクボタンを押した時に出てくる遠景メニューに自分が参加しているハウスが表示されるので、
マイクボタンを押してハウスを選んでそのハウス、そのチャットグループに向けて音声メッセージを投稿するという流れができるので、
メッセージでやり取りするよりハウスでやり取りする方がいいんじゃないかと私は思いました。
ハウスは招待された人だけが参加できるものにできますし、承認された人が入れるもの、あるいは誰でも参加できるオープンなものと3種類の参加の仕方を選ぶことができます。
その辺はちょっとFacebookグループに似た感じかもしれません。
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で、結局私が期待した使いやすいUI UXで音声チャットができるんだったら文字入力が面倒という高齢な人などにもいいんじゃないかという考えは今のところのクラブハウスには当てはまらないと思いました。
ユーザーインターフェースがまあよく言えば新しすぎて普通の人にはちょっとわかりにくいと思います。
その辺使い方がわかった上で利用する分には可能性はあるんじゃないかと感じています。
ただ音声ならではの楽しみ方みたいなものを見つけていかないといけないのかなと思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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