携帯電話会社=キャリアを乗り換えても、メールアドレスはそのまま使えるキャリアメール持ち運びサービスについて話しました。
=== 目次 ===
キャリアメール持ち運びが始まった
そもそもキャリアメールとは
持ち運びはリアルタイム受信完全対応じゃない
キャリアメール持ち運びは終わりの始まり
キャリアメールをなぜ嫌うのか
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アシカガキャスト。 キャリアメール持ち運びサービスが始まりました。
これは、携帯電話会社を乗り換えてもメールアドレスを使い続けられるというサービスです。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのような携帯電話会社のことをキャリアというんですが、
このキャリアを乗り換えても、ドコモNEJPとかAU.com、ソフトバンク.NEJPのようなキャリアのドメインのついたメール、キャリアメールのメールアドレスを使い続けられる。
それをキャリアメール持ち運びと呼んでいます。
ドコモはドコモメール持ち運び、KDDIはAUメール持ち運び、ソフトバンクワインモバイルはメールアドレス持ち運びサービスと呼んでいます。
どのサービスも月額300円程度です。
例えば携帯電話会社をドコモからソフトバンクに乗り換えても、ドコモに毎月300円払い続ければ、あっとまくドコモNEJPのメールアドレスを引き続き使い続けられると。そういうサービスなんですね。
キャリアメールというのは、いわゆる柄系の時代に生まれたもので、電子メール、eメールとは仕組みがちょっと違うんですね。難しい話や歴史は置いておいて、一番の違いはプッシュかプルかだと思います。
プッシュとプルという言葉、最近あまり使わなくなりましたが、こちらから見に行って引き出すプルか、向こうからやってくるプッシュかの違いということです。
キャリアメールはメールが届くとリアルタイムに通知がすぐ来て、自動で受信しますよね。これプッシュ型だからで、通常の電子メールの場合はツールアプリケーションがサーバーにメールを取得しに行ったときに読み込まれるんですね。
昔はGメールを使っていてあまり意識していない人も多いと思うんですが、昔はメールソフトを立ち上げるとメールを見に行って、あ、メール来てる来てると言ってチェックするのが一般的でした。
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電子メールはFAXをデジタルに置き換えたようなもので、キャリアメールは電話を置き換えたようなものだとも言えるかなと私は思っています。
そしてこのキャリアメールの即時性があって短いテキストをやり取りするというのはLINEに置き換えられていったと。スマホ時代になってLINEが普及してきたらこっちの方が便利だと多分多くの人が思ったはずです。
電子メールは電子メールとして必要なケースはみんなあるはずですが、リアルタイムなやり取りはLINEであったり別なチャットツールで事足りると。なのでキャリアメールはいらないよねとなってきているのが現状だと思います。
それでもキャリアメールのメールアドレスを使っていろんなメルマガを購読していたりウェブのサービス、ECサイトであったりチケット購入サービスであったりに登録している人も多いので、それらを全部Gメールであったり違うメールアドレスに変更する作業はさすがに面倒だと。
そういう人にはキャリアメールの持ち運びサービスは便利だと思います。あとは知り合いとか家族にキャリアメールでしかやり取りしていない人がまだいるとかそういうケースもあると思いますし、ガラケーからスマホに変えるけどキャリアメールをメインの連絡手段としてずっと使い続けるという人も当然いると思います。
キャリアメール持ち運びのサービスなんですが、基本的には電子メールの仕組みで対応しているんですね。
キャリアメール持ち運びサービスの使い方の説明をしているページとかを見ると、基本iMap対応のメールアプリで送受信すると書いてあります。
で、その上でiPhoneのメールアプリでも使えますとかAndroidのAUメールアプリでも使えますと、でも非対応の機種もありますみたいに書いてあるんですね。
で、Android端末でAUメールアプリを利用する場合、リアルタイムの受信通知に対応しない。通知は約15分間隔で行われると書いてある記事がありました。
なので、キャリアメールの特徴であるプッシュ、リアルタイム受信に完全対応しているわけじゃないと。
06:11
キャリアメール持ち運びはメールアドレスをそのまま使い続けられるけれど、それは電子メールの仕組みの中で使い続けられるのであって、キャリアメールの特徴であったリアルタイム受信をずっと使い続けられるということではないと理解した方がいいと思います。
そして、iMap対応のメールアプリで持ち運びしたキャリアメールを使うには、iMapの設定とかSMTPの設定とか設定を自分でしないといけないので、
ガラケーからスマホに乗り換えてキャリアメールを使い続けたいという年配の人とかには到底自力で設定できないだろうなと思います。
そもそもこの持ち運びサービスは携帯電話会社を解約した後、ウェブで申し込まないといけないんですね。
この辺の設定の難しさとかリアルタイム受信にも100%対応してるわけじゃないとかいう点からも、今後もキャリアメールをメインでガンガン使ってねという意味合いのサービスではなく、キャリアメールのメールアドレスで送受信できるように一応とっておきたい。
いずれ使わなくはなるだろうけど、移行期間として携帯電話会社を乗り換えた後もすぐにスパッと使えなくなると困るかもという人のニーズに応えるサービスなんだろうなと考えています。
そういう意味ではキャリアメール持ち運びサービスというものでキャリアメールの存在そのものにスポットが当たることはキャリアメールの終わりの始まりなんじゃないかと、すでにどんどん衰退してきているものではありましたが、より終わりが見えてきたなと思います。
さすがに最近はあまりもうないとは思いますが、飲食店のクーポンとか順番待ちの仕組みとかでキャリアメールのメールアドレスじゃないと登録できない使えないみたいなサービスもこれを機にさすがにゼロになっていくんじゃないかと思います。
私はキャリアメールが早くなくなってほしいと思っているんですが、これはwebに関わっている人、ネットでビジネスをやっている多くの人はそう思っているはずだと考えています。
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その理由としては迷惑メール対策が結構行き過ぎているというか手厚いので、初めましての相手とはやりとりがしにくいんですね。しにくいというかできないケースが多々あると。
キャリアメールの場合、特定のメールアドレスしか受け取らないように受信許可の設定であったり、このドメインから来たメールしか受け取らないというドメイン指定の設定とかありますよね。
なので入会フォームとか作るときに何々というドメインからのメールを受信できるように設定をお願いいたしますとか、正しがきを入れないといけなかったりします。
スマホが普及しだした当時はスマホでECサイトデビューみたいな人が多くて、でもユーザー登録の時にキャリアメールを使うのでユーザー登録の返信メールがドメイン指定などの迷惑メール対策のせいで届かないというトラブルが多かったそうです。
なのでみんな普通に電子メールを使えよとサービスを提供する側からするとそう思っていました。
そもそもキャリアメールは日本独自のものでガラパゴスの生き残りの動物みたいな存在ですね。
スマホ以前の日本の携帯電話をガラケーと言いますがガラパゴス携帯電話の略ですよね。これはなんとなくバカにしてるようなニュアンスもありますがガラパゴスは褒め言葉でもあります。
日本だけで独自に高度に進化したものなのでガラパゴスと言われるんですね。キャリアメールも日本で独自に進化したものなのでまさにガラパゴスなものなんですが残念ながら電子メールっぽいけど電子メールじゃないキャリアメールという存在はもういらないかなと思います。
今回は以上です。
11:34
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