SubstackにTwitterに似たNotesという新機能が追加されました。使ってみての感想や機能について話しました。
=== 目次 ===
Twitterに似たSubstack Notesがスタート
使ってみての印象とエピソード
長文投稿&複数画像の添付ができる
今のところNotesの投稿は検索できない
タイムラインは3種類
日本語化したらTwitterやnoteのライバルに
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アシカガキャスト
Substack NotesというTwitterに似たサービスが4月12日にスタートしました。
これは、新たなサービスが新規で始まったというわけではなく、ニュースレターのサービスのSubstackにNotesという新しい機能が追加されたということです。
Substack NotesはブラウザーかSubstackのスマホアプリから見ることができます。
ユーザー登録をしなくても見ることはできるんですが、当然Twitterなどと同じで、誰かをフォローしていかないと面白くはないので、ユーザー登録をすること、アカウントを作ることは必要だと思います。
Substack全体もSubstack Notesも日本語化はされていません。ユーザーインターフェースなどはすべて英語なんですが、日本語で投稿することは問題ありません。
Substack自体については何度かこのアシカガキャストでも取り上げたことがあるんですが、ニュースレターのサービスです。
日本だとメルマガと言った方がピンとくる人が多いと思いますが、従来のメルマガのサービスとはちょっと違って進化しているので、新しいものという意味でSubstackについては日本でもニュースレターと呼ぶことが多いと思います。
ニュースレターと言いつつ書いた記事はウェブ上に残るので、ブログのサービスだと考えることもできると思います。ブログの記事が更新されると、そのブログを公読している人はメールで全文を受け取ることができる。そういうサービスだと考えることもできますね。
Substack NotesはSubstackでニュースレターを発行しているクリエイターが新しく誰かに見つけてもらうそういうきっかけの場として期待されているものだと思います。
ただ見た目とか機能とかはシンプル版のツイッターみたいな感じなので、ツイッターと競合するサービスが始まったぞというようにも見えると思います。
使ってみての印象としては、まず広告がないのは快適ですね。Substackは有料ニュースレターを発行しているクリエイターから手数料を取るという形で収益を得ているので、広告を入れなくても大丈夫だと思いますし、広告が入らないことを売りにしている面もあるので、
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今後広告が入る可能性も低いと思います。あと始まったばかりのサービスならではの治安の良さみたいなものとか人とのつながりやすさが心地いいなと思いました。
サブスタックを日本で使っている人はそんなにいないと思うんですが、ゴリゴキャストのゴリゴさんが以前大推薦していたこともあり、その界隈の人たち、ライフハック系とかポッドキャストをやっている人たちがサブスタックをやっている人がそれなりにいるんですね。
あとポッドキャスト界隈で流れていて、デジタルツールとかにも詳しいポトフさんもサブスタックもやっています。
なのでサブスタック上でそれなりのつながりがあったので、サブスタックノーツにツイッターで投稿した内容と同じ内容を試しに投稿してみたら結構リアクションをもらったんですね。
同じ人とツイッター上でもつながってるんですが、ツイッター上では私の投稿は届いてないのか、あるいはサブスタックノーツが新しいツールなので試しにリアクションしようかと思ったのか、両方あると思うんですが、ともかくツイッター上よりもリアクションが多くて嬉しかったです。
あとざっくりした印象としてはツールとして洗練されているなと。広告がないとか英語だからというのもあると思うんですが、インターフェースとか使い勝手が洗練されていると思いました。
機能としては文字数の制限がないのか、そこまで厳しくないのかで結構長文でも投稿できました。複数枚の画像を添付できるんですが、これもツイッターと違って4枚以上でも画像付きの投稿ができました。
先ほど試しに10枚の画像を問題なく投稿できることを確認しました。
サムネイルとして5個表示されて、最後1個のサムネイルは一応サムネイルも表示されてるんですが、ちょっと暗くなっていて、その上にプラス5とか残りの枚数が表示されました。
画像はタップすると全画面表示されて、手動で動かすスライドショーみたいな感じで複数の画像を見ていくことができます。
動画ファイルをそのままアップして投稿することはできません。YouTubeの動画を埋め込むことはできます。
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なお、今のところ検索機能がないのが残念なところですね。
画面の一番上に検索窓があるので、一見検索できるように見えるんですが、検索できる対象はユーザー名かニュースレターの名前か、投稿された記事かだけで、サブスタックノーツのテキストは検索対象になっていません。
新たな出会いを生んだりする意味でもサブスタックノーツの検索ができるようになってほしいですね。そして日本語もまともに検索できると嬉しいですね。
タイムラインは3種類で、フォーム、サブスクライブド、マイサブスクライバーズの名前がついています。
フォームは多分おすすめ的なものなんだと思います。自分がフォローしていない人の投稿も流れてくるところですね。サブスクライブドは自分が公読しているニュースレターの作者の投稿が流れてくる場所です。
なお、ニュースレターを公読しなくてもそのユーザーのノーツだけをフォローする機能も追加されていました。その人のアカウントのページに行って、右上の点々のメニューから、
see notes from 〇〇のところにそのアカウント名が入るんですが、そこを選ぶとノーツだけをフォローすることができます。
あと最後のマイサブスクライバーズは自分をフォローしてくれている人、自分のニュースレターを公読してくれている人の投稿が見られるタイムラインです。
なお、サブスタックにはチャットという機能もあって、これはニュースレターを出している人が、公読者に対してチャットのような短いメッセージを送れる機能です。
LINE公式アカウントに似た感じかなとも思ったんですが、LINE公式アカウントとは違って、このチャットに対して、公読者の人たちが返信した場合、その内容は誰もが読むことができてしまいます。
日本語化されていないということもあって、日本ではまだあまり知られていないサブスタックですが、海外ではかなり知られた存在だと思います。
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特にアメリカ中心でユーザーが多いんだと思います。
2021年に書かれた記事によると、月間アクセス数は1200万人、6500万ドルの資金調達を受けて、時価総額は7億5000万ドルから10億ドルの間くらいだと評価されていたとのことです。
そんなサブスタックがツイッターのようなサービスを出してきたということで、ツイッター側はかなり意識しているはずです。
実際、ツイッター上でサブスタックで検索したときの検索結果に、サブスタックという言葉は含まれていないのに、ニュースレターという言葉を含んだツイートを検索結果として表示していたということがありました。
サブスタックについてのツイートを探しにくくするツイッターのセコいやり口ですね。
ツイッターは今はツイッターブルーユーザー限定ですが、長文投稿ができるようになりましたよね。
ただ以前はツイッターノーツという機能を開発中と言われていて、ブログのような感じの見出しがあったり、画像が張り込んだりされた記事をツイッター上で作れるようになるという構想があったんですが、
イーロンマスク体制になって開発がストップしてしまいました。
一方でこのサブスタックはもともとブログ的な機能があって、そこにツイッター的な機能もついたので、ある意味ツイッタープラスツイッターノーツを実現したものだとも考えられるなと思いました。
また日本では今ノートがブログ的なサービスの進化系として受け入れられていますが、サブスタックはツイッタープラスノートと両方が一つのプラットフォームで叶えるというように考えることもできそうですね。
なのでサブスタックが日本語化したら、日本での展開に力を入れてくれたら、もしかしてツイッターとかノートとかからユーザーを奪えるポテンシャルがあるんじゃないかなとそんなことを考えたりしました。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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